クーデターなのか

おっ！これはクーデターか！
けさ起きがけにスマホで朝日新聞を見ながら、私はそう思った。紙面には、第1面にでかでかとこんな見出しが貼られていた。


「米教団元会長も同席か　岸田氏面会時とみられる写真も　旧統一教会」


岸田首相が自民党政調会長だった当時、面会していたのは教団（旧統一教会）の友好団体トップだけではなかった。そこには「米教団元会長」も同席していたというのである。きのうの朝日新聞朝刊よりもさらに衝撃的な事実が、きょうの朝刊にはばらまかれていた。


きのうのスクープ記事は不発だった。そう判断しての、追加の砲弾である。


ではそう判断したのは、だれなのか。それは、岸田首相を追い落とそうとしている自民党・反主流派のだれかだろう。私はそう考えたのである。


たしかにきのうは、この問題は全くといっていいほどセンセーションをまき起こさなかった。きのう夕方のニュース番組を見ていて、いささか拍子抜けしたのを、私も憶えている。

「旧統一教会マター」は、1年前なら大問題として物議を醸したものだが、世論とはなんと「熱しやすく冷めやすい」ことか。

「人の噂も75日」というが、今はだれも こんな問題には取りあおうとしない。目下、世間を騒がせているのは、何といっても「パー券マター」なのである。


それにしても、きょうの朝日新聞の記事は、現代日本におけるクーデターの一つの形を表している。戦車や銃口（剣）ではなく新聞記事（ペン）で、というのが、平和国家日本における、（野蛮ならざる！）政権転覆の企ての形なのである。


では、この企ての黒幕はだれか、ーーそのあたりは、ゴシップ好きなメディアが暴いてくれるだろう。少なくとも本ブログの守備範囲ではない。