ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

ウク・米会談はどうなる

2022-04-25 12:02:16 | 日記


アメリカの高官二人(ブリンケン国務長官と、オースティン国防長官)がきのうウクライナの首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談を行ったという。会談の内容がどういうものだったのか、発表が待たれるが、大体の予想はつく。結論は出ず、ーー大方そういったところだろう。

そもそもこの二人は何のためにゼレンスキー大統領と会談をしたのか。会談の場で、彼らは何と発言したのか。
「市民にも兵士にも、大きな犠牲が出ている。そろそろ矛を収めるときではないか」。
彼らはそう言って、徹底抗戦を叫ぶゼレンスキー大統領に、翻意をうながそうとしたのだろう。

だが、ゼレンスキー大統領は聞く耳を持たなかったに違いない。
「いや、我々は敵の言いなりになって停戦することなど、望んではいない。我々が欲しいのは戦闘機と弾薬だ。もっともっと武器が欲しい。あなたたちはなぜ戦闘機を我々に供与しようとしないのか?」
「大統領、あなたの気持ちは解るが、それは出来ない。我々が戦闘機や武器・弾薬を提供すれば、この戦いはもっともっとエスカレートして、さらに多くの犠牲者が出ることになる。最後には、プーチンが原爆を持ち出す公算が大きい」
「そんなことは問題ではない。我々ウクライナの国民にはウクライナ人としてのプライドがあるのだ。核の脅しにのってロシアに降伏することはできない」

戦闘を停戦に導くには、今のところ、ウクライナがロシア側の要求を飲むしかない。だがゼレンスキーからすれば、ロシア側の要求を飲むことは降伏することと同じであり、それは論外なのである。

こうなれば、ウクライナの戦いを停戦に導くのに残された道は一つ、ロシアのプーチンを説得することである。ロシア側の現在の要求を、ウクライナが飲めるようなものへと引き下げるよう、プーチン大統領を説得することである。要求を引き下げても、NATOは絶対にロシアの脅威にはならない。脅威にならないことを、NATOの実質的盟主たるアメリカが保証すれば良い。

こんなことができるのは、アメリカの、そのトップリーダーたる大統領しかいない。それがバイデンよ、あなたなのだ。

バイデンさんよ、今こそあんたの出番なんだぜ。ここで出て行かなかったら、男がすたる、いや、人間がすたるというものだ。

出て行かなかったら、これがあんたの限界だな。もたもたしていると、次期大統領の座はトランプに奪われてしまうぜ。

コメント
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