「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

「人生は必ず帳尻が合う!」ってどういうい事!

2015年12月15日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

もうすっかり、12月も15日。

いやあ、師走に入ってから、何をしていたんだろう。

光速ドライブに入って、そのまま、突き抜けそうな速さですね。


さて、それはまだ、12月に入る少し前の事。

まだ、忘年会の連続に巻き込まれる前の話でした。


その日は事務所の近所の和風居酒屋で、皆で、のんびりとお酒を飲んでいました。

事務所の社長の御島さん(31)にイケメン貴島くん(29)、辛辣姫ユキちゃん(28)に、若い池澤くん(24)に僕でした。

「わたし、最近、大阪に出張してきたじゃない」

「そこで、わたし、「人生は必ず帳尻が合う」って言う言葉を聞いて・・・なるほどって納得がいったのね」

と、御島さん。

「へー。それって、どういう意味なんですか?」

と、僕。

「シンプルに言うと、①人生の前半で、華やかな人生を送っている人は、人生の後半、パッとしない人生を送る、とか」

「②人生の前半で、すごく苦労した人間は、苦労した分、後半で、華開く・・・そういう話なのね」

と、御島さん。

「②ってわかりやすいじゃない。まあ、普通、人間って、そういうもんでしょ?10代や20代前半なんて」

「人間としての能力が全く鍛えられていないから・・・例えば女性の美しさは若さの美しさよね」

「アイドルはそれを上手く利用しているけど、人間的に言えば、まだまだ、じゃない?」

と、御島さん。

「そうですね。まだ、薄っぺらいって言うか、話をする相手には成長出来ていませんよね」

と、辛辣姫。

「でも、それは当たり前じゃない。ただし、彼女達は、その若い年齢で、社会に出ているから、社会に磨かれている事も確かなのよね」

「わたしから言わせれば、人間って、社会に出て、磨かれて初めて、その女性なり、男性の良さが生まれる」

「その人間の特徴が生まれると言った方がいいかしら」

と、御島さん。

「だから、このアイドル時期に、いい思いだけしちゃうと・・・①パターンになっちゃって、人生の後半パッとしない事に」

「なったりするのよ・・・」

と、御島さん。

「それはやっぱり、若くて美しくて、社会で評価されているうちに、自身も磨いておく必要がある・・・そういう話ですか」

と、池澤くん。

「そう。結局、日本人は、人生のどの時点で、社会に出て・・・自分をどう磨くか・・・ここに自分の成長の力点のすべてが掛かっていると」

「思うのよね。一番大事な事は、「社会に出て、自分を磨く」と言う事をしなかったら、その時点で、人生は終わっていく」

「・・・そこを理解しないといけないわ」

と、御島さん。

「だから、結局、「社会に出て、自分を磨く」と言う事を考えていたら・・・自分はどの時点で、それを実施するかって」

「話にもなるし・・・他人を評価する場合、「社会に出て、自分を磨く」行為を実施して、終了した人間なのか」

「あるいは、まだ、未実施な人間なのか・・・そこが重要な評価ポイントになるはずなのよ・・・」

「それがこの「人生は必ず帳尻が合う」って言う言葉に込められている大事な事ってわたしは、思うのね」

と、御島さん。

「大阪の商人の世界は、人を見る目に厳しい世界でしたからね。それが、この「人生は必ず帳尻が合う」と言う言葉に込められている」

「んでしょうねー」

と、僕。

「ゆるちょくんは、わかりやすい②パターンでしょう?十代や二十代前半・・・まあ、例外的に女性に恋されたりしたけど」

「フラれる事も多かった。それは・・・言ってみれば、練習が足りなくて、水泳で5メートルも泳げなかった・・・そういう事でしょう」

と、御島さん。

「ま、恋される能力は、ほとんどゼロに近かったんでしょうね。だから、どうしたら、女性との恋に上手く行くのか」

「全然わからなかったし・・・その方法なんて、誰も教えてくれませんでしたね」

と、僕。

「でもね。それは当たり前なの。なぜなら、女性と恋が上手く行く方法なんて、それこそ、千差万別あって・・・」

「自分スペシャルな恋の方法を見つけなければいけないんですもの・・・それを見つける為に、七転八倒する事が世の中では」

「求められているのよ」

と、御島さん。

「そういう中でこそ、自分が磨かれるのよ」

と、御島さん。

「わたし、若い頃、ある男性に聞いた事があるんです。そのオトコ、大学時代に彼女を見つけて、結婚して、うそぶいていた」

「オトコでしたけど・・・わたしの大嫌いなタイプのオトコでしたけどね」

と、辛辣姫。

「それって、どういうオトコ?どんな事をうそぶいていたの?」

と、御島さん。

「「学生時代に彼女見つけて、結婚するくらいじゃなきゃ、オトコは使い物にならない」」

「「大事なのは失敗をしない事だ。これは、社会が期待する、出来る男性像そのものだろ」・・・って言ってましたね、そのオトコ」

と、辛辣姫。

「ふ。そのオトコ、要は、自分アゲしたいだけのオトコじゃない」

「いい。皆にも言っておくけど、その人間の言葉を信用するか、否かは、その人間が、どういう目的で、その言葉を」

「吐いているか、を見ればいいのよ」

と、御島さん。

「具体的に言うと、どういう事です?」

と、池澤くん。

「基本、女性にしろ、男性にしろ、言葉を出す目的は2つ」

「自分アゲして、自分をエラく見せたい・・・そういう目的で吐く言葉と」

「真実、自分でそう信じているからこそ、吐く言葉・・・人を騙す言葉と、真実をプレゼンする言葉に分かれているわ」

「だから、言葉を吐いた相手が、何を目的にその言葉を出しているか・・・そこを考えて、相手の人間性も考える事ね」

と、御島さん。

「ま、ユキちゃんの提示してくれた男性の例で言えば・・・要はそのオトコ、自分を褒めたいだけなのよ」

「だから、自分の状況をそこに当てはめて・・・「大事なのは失敗をしない事だ」なんて言葉が出てくる」

「でも、現実は違うわ。「社会に出て、たくさん失敗をする中で、成功する道を見つけられるような強い自分をつくり上げる」」

「そっちの方が大事。むしろ、自分が社会で、のしていける・・・その基礎作りの方が大事よ」

「だって・・・ユキちゃん、そのオトコ、今、どうしてる?」

と、御島さん。

「家庭不和で、離婚が目の前・・・会社でもイマイチ・・・一般に埋もれて、女性からは、忘れられているタイプの人間ですね」

と、ユキちゃん。

「でしょう?結局、現実の世界から逃げて、「逃げ込み者」をやっているから、成長も出来ないし、結果、皆から忘れ去られるのよ・・・」

と、御島さん。

「その男性のパターンって、「人生は必ず帳尻が合う」のパターンでは、どれになりますか?」

と、池澤くん。

「そうね。どっちかって言うと①かしら。人生失敗しちゃうタイプよね。話を戻しましょう」

「だから、一般の人間って、誰でも、②なのよね。最初はすべての事に関して、点数が低い」

「クロールさえ、まともに泳げないし、平泳ぎや、背泳ぎ、バタフライになんて、手もつけられていない」

と、御島さん。

「でも、社会に出て、自分磨きを開始すれば、少しずつ手がつけられていく・・・そういう話ですよね」

と、辛辣姫。

「そういう事。「大器晩成」ってよく言うけど、それってこのパターンよね。じっくりと自分磨きに精を出して」

「日々、進化・成長を志向するからこそ、自分自身が出来上がっていく・・・そういうパターンよね」

と、御島さん。

「だから、そういう意味じゃあ、そういう「大器晩成」志向の人間達って・・・生きていくうちに・・・いや、自分磨きをしていく」

「うちに、話題すら、変わっていくの」

と、御島さん。

「・・・と言いますと?」

と、池澤くん。

「最初は・・・まあ、10代から20代の始め・・・まだ、社会に出ていない頃は、テレビやアニメ、漫画、ゲームなどの」

「「非リアル」な話題が多いでしょう?それはある意味、「現実逃避」なのよね。でも、それは当たり前で」

「だって、まだ、自分をどういう方向で磨けばいいか、わからないんですもの。それにテレビやアニメ以下・・・」

「そういうモノを楽しむ中に、生きるヒントが隠されているモノだし・・・最初はそういう話題がもっぱらになるわよね」

と、御島さん。

「なるほど、それはわかりやすいですね」

と、池澤くん。

「次に来るのが・・・社会人として、自分を一人前にするのに・・・それって最初は大変だから、その愚痴よね」

「愚痴を言い合える友人を作って、傷を舐め合う・・・これは当然、人生のシーンとして、必要な状況だわ」

と、御島さん。

「なるほど・・・じゃあ、それをレベル20としましょうか。テレビやアニメを話題としている時代をレベル10として・・・」

と、貴島くん。

「いいわね。だから、人はレベル10、レベル20と、レベルを上げてくるの。そして、レベル30は、自分の人生を」

「社会で本気で磨くようになったフェーズを言う事になるわね。恋をしてはフラれる。仕事をやっては、失敗する」

「でも、その失敗フェーズこそ、次の成功フェーズの真の土台を作るフェーズなの。だから、避けては通れないの」

と、御島さん。

「なるほど・・・土台を作る為にたくさん失敗するんだから・・・確かに避けては通れませんね」

と、貴島くん。

「そして、レベル40。ここまで、来ると、たくさんの失敗をしてきたから、土台もしっかり作れて・・だからこそ、成功への道が見えてくるの」

「そこからが、本当の自分の道を歩き出した・・・すべての開始の時期と言う事になるかしらね」

「そこからこそが、その人間の本当のオリジナルな道になるのよ・・・」

と、御島さん。

「だから、話題的に言うと・・・レベル30、40になると・・・自分が社会で培ってきた話題になると思うのよね」

「こうやったら、失敗した・・・ああやったら、成功した・・・社会での自分磨きの話よね・・・」

「っていうか・・・こうなって初めて、その人間の社会性が出てくると言うか、本当にその人間のオリジナルな話題が出てきて」

「人間として、面白くなるって・・・そういう感じよね」

と、御島さん。

「それが、「人生は必ず帳尻が合う」の②パターンの人間の話題って、事になりますか」

と、池澤くん。

「そういう事ね。話題からでも、その人間のあり方はわかってしまうって言う事よ」

と、御島さん。

「まあ、でも、このくらい成長してくると、話だって、常にオリジナルだし、自分が経験から作って来た知恵だから、女性からしても話していて楽しいのよ」

「テレビの受け売りとか、自分の趣味の話の押し付けなんて、女性は大嫌いだから・・・」

と、御島さん。

「なるほど・・・男性は、自分を追求して、社会で自分を磨くようになるからこそ、女性に恋される要素を作っていく・・・そういう話なんですね」

と、池澤くん。

「そ。そして、これが、「人生は必ず帳尻が合う」の正体なの。「出来ないからこそ、出来るように頑張る」・・・この思いを持って、自分磨きを始めるからこそ」

「自分自身も、社会で通用するようになるし、女性にも恋されるようになる・・・出来ないからこそ、どんなに失敗しても、たくさんのハードルを超えて」

「出来る自分になれるからこそ「人生は必ず帳尻が合う」って事になるのよ・・・女性にも愛されるようになるのよ・・・」

と、御島さん。

「なるほど・・・すごく、よくわかりました。結局、「出来ないからこそ、出来るように頑張る」の意識で、社会での自分磨きをがんばれば」

「やがて、「人生は必ず帳尻が合う」って事になるんですね」

と、池澤くん。

「それが②のパターン・・・だとしたら、①のパターンも失敗しないようにしなくちゃいけませんね」

と、辛辣姫。

「①のパターンの場合は、奢らない事じゃないかしら。人生は常に真摯に生きていく・・・現実を直視し、自分に足りないものを作り上げ、日々を素敵に生きていけさえすれば」

「先細りの人生には、ならないように思うわ」

と、御島さん。

「いずれにせよ、大事な事は、「社会に出て、自分を磨く」と言う事・・・これが出来て初めて、その女性なり、男性は輝くわ」

「人生とは、「社会に出て、自分を磨く」為にある・・・わたしは、強く、それを思っているの」

と、御島さん。

「だからこそ、「人生は必ず帳尻が合う」・・・そういう話なんですね」

と、辛辣姫。

「これって・・・御島さんに聞きたいんですけど、要は、人生そのものの通信簿を作ってしまえば・・・自分の人生磨きで何が抜けているかどうかがすぐにわかる」

「・・・そういう話ですか?」

と、貴島くん。

「うん。なるほど・・・そうかもしれないわね。そこまで、考えていなかったけど・・・指摘されれば、確かにそういう話になるわね」

と、御島さん。

「だとしたら・・・確かに手段として「社会に出て、自分を磨く」は大事ですけど、そもそもの目的を明確にした方がいいんじゃないですか?」

と、貴島くん。

「なるほど・・・それはそうかもしれないわね・・・人生の目標ね・・・」

と、御島さん。

「それはオトコなら、多くの女性に恋をされ、その女性皆を笑顔に出来るオトコになること」

「女性ならば・・・素敵な男性に恋をし、笑顔になれる女性になること・・・なぜなら、恋こそ、女性の毎日のエネルギー源だし、男性は、そのエネルギー源そのものになることこそ」

「皆をしあわせにする事だから・・・こんなので、どうかしら?」

と、御島さん。

「そういうコミュニティさえ、作れれば、家庭を持ち、子供を育てる環境になっても、周囲から、たくさん支援されるようになるでしょう?」

「皆がお互いを支援しながら、しあわせになって行く、そういう環境の土台づくりになるわ。そういう結婚生活こそ、周囲皆を笑顔に出来るんじゃないかしら」

と、御島さん。

「だって、日本人は、皆で笑顔になってしあわせになっていく所にこそ、価値があるとわたしは思っているから」

と、御島さんは言うと、満足そうに、日本酒を飲み干した。


(おしまい)

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