おはようございます。
昨日はなんとなく、午前は晴れていたのに、午後は曇り。
温度もあがりませんでしたねー。
ま、秋は深まる・・・そういう事でしょうかねー。
「昨日のマッサン」記事ですが、何か新しい事に取り組んで、出来ない事が出来るようになるって素晴らしいですよね。
人間って、2種類だと思うんですよ。そうやって、新しい事、自分を成長させる事に常に取り組んでいく人間と、
そういう新しい事から、逃げている人間と・・・そういう人間って、あっという間に差がでますね。
5年、10年すると、全然違う場所に立っている事に気づく・・・逃げている人間は、どこへも行けないのに対して、
積極的に成長してきた人間は多くの可能性を掴んでいる。そのあたり、人生はシビアですね。
さて、その時、僕は区民コート&区民プールあがりで、スポーツ大好き女性、芦川ユミちゃん(27)とカフェでお茶を飲んでいました。
「しかし、テニスなんて、どれくらいぶりだろう。もう、数年ぶりだけど、楽しかったねー」
と、キャラメルマキアートを飲みながら、僕は言葉にしています。
「でも、ゆるちょさん、足速いし、スタミナも切れないから・・・結構意識して走らせたんですけど余裕でこなされちゃいましたね・・・」
と、ユミちゃんは、ソイ・ラテを楽しんでいます。
「わたし、大学時代にテニス指導者の資格取っちゃって・・・結構いろいろな男性見てきましたけど・・・ゆるちょさん、ナカナカですよ」
と、ユミちゃんが褒めてくれる。
「いやあ、僕は3年前くらいにおばちゃんの車に突っ込まれて、50日近くトイレ以外は寝たきりって怪我をやってから」
「ひたすら、頑健な身体を作ることだけを考えて日々を送ってきたからね・・・それが功を奏してるのかもしれない」
と、僕。
「身体が軽いから、足も速いし、ボールが飛ぶ場所へ最短で行けてるから、的確に返ってくるし」
「あとはバックボレーの強化が必要かな・・・くらいですよ」
と、ユミちゃん。
「いやあ、そうやって褒めてやる気を出させてくれるのは、嬉しいけど、僕的には、全然だったよ」
「球は思ったところへ返ってないし、パッシングショットも打たれまくったし、ぜーんぜんだね」
と、僕。
「まあ、ちょっと本気出しちゃいましたからね。でも、それくらいわたしのチカラを引き出す男性も珍しいんですけどね、わたし的には・・・」
と、ユミちゃん。
「わたし、男性に関して言えば、いつまでも、走れる身体を保っている男性じゃないと評価出来ないんです」
「スポーツの楽しさを知っていて、それを共有することの楽しさって言ったら・・・こんなに素晴らしい時間って無いと思いません?」
と、ユミちゃん。
「うん。それは思う。僕は、それはスポーツでもそうだし、楽器演奏なんかでも、気持ちがシンクロする時間があることは知っているよ」
と、僕。
「それ、理解していない人って結構多い印象なんですよね・・・夫婦って、ある意味、そういう気持ちのシンクロじゃないですか?」
「わたし、日本で不幸になってる人って、こういう気持ちのシンクロ方法を知らずに生きてきた男女かなって思っていて・・・」
と、ユミちゃん。
「それって、なんか本質的な論議って感じがするけどね・・・気持ちのシンクロ方法を知っている人間と知らない人間の差って・・・」
と、僕は言葉にした。
「でも、まあ、楽しかったです。まあ、これから寒くなるから・・・全天候型の施設に行きだす必要が出てきますけどね・・・」
と、ユミちゃん。
「いや、でも、面白かったよ。秋冬のシーズンオフ、テニスでも楽しめる事がわかったのは、大きいな」
と、僕。
「ですね!」
と、笑顔のユミちゃんは、本当にいい笑顔をした。
「わたし、小学生の頃から、父にテニスを教えられたんですよ。父が・・・とにかく、スポーツ大好きな人で」
「週末になると朝早くから、アップして、家族連れて、どこかにスポーツしに行きたがる人なんです。今でも毎日ランニングとかしてるしなー」
と、ユミちゃん。
「だから、わたし、うちの父が週末寝っ転がってテレビを見ているってシーンを見たことないんです」
「うちの父は完全なアウトドア派で、週末になるとテニスの壁打ちとか、トレッキングとかハイキングとか、母とジョギングを楽しんでたり」
「とにかく、身体を動かすのが大好きな人で、毎週末のように、家族でバーベキューとか、楽しんでましたね、ハイシーズンには・・・」
と、ユミちゃん。
「だから、中学生の頃、友達の家に行った時、そこのお父さんがだらし無く寝転んでテレビを見ているシーンを見て、わたし、びっくりしちゃったんです」
「「なんてだらし無い親なんだろう!」って」
と、ユミちゃん。
「へー、そういう風景を自宅で見たことが無いんだ!ユミちゃん」
と、僕。
「ええ・・・父は若い頃に脱サラして経営コンサルティングで食べてきた人ですから、だらし無い格好をするのが、何より嫌いで」
「そんな風景は絶対に他人に見せないって言う、強い信念の持ち主で・・・子供にそんな風景見せたら、一生の恥だ・・・くらいの強い美学の持ち主なんですね」
と、ユミちゃん。
「なるほど・・・ユミちゃんのお父さんって感じだよねー」
と、僕。
「「情報発信の出来ない人間はダメだ。そんな人間に絶対になるなよ」って言うのが口癖で、よく子供の頃に言われました・・・」
と、ユミちゃん。
「へー。でも、それは当たっているような気がするな」
と、僕。
「あと、「会社との行き来しか出来ない、仕事の事しか頭に無いようなオトコは絶対に彼氏にするな。そのタイプの男性が最悪につまらんオトコだから」
「「俺は忌避するだろうからな・・・」とも言ってましたね」
と、ユミちゃん。
「父は要はサラリーマンの男性や女性が嫌いなんですよ。「ありゃあ、会社に魂を売った連中だ。作り笑顔の裏には、会社に言われるがままに動く」」
「「奴隷根性が居座ってる。だから、そんな男女、友達にも、もちろん、恋人にもするなよ」って、わたしが小学校の頃から、言われ続けましたね・・・」
と、ユミちゃん。
「お父さん、サラリーマンに余程、恨みがあるみたいだねー」
と、僕。
「サラリーマンっていう生き方がまず嫌いだったみたいです。それでも、コンサルになる前、2,3年、そういうサラリーマンをやらなければいけなかったのが」
「余程堪えたんじゃないですか?」
と、ユミちゃん。
「でも、2,3年でコンサルになれたんだから、余程優秀なんだろうね、お父さん」
と、僕。
「大学に入る前から・・・高校の頃から、経営コンサルティングを将来の仕事にする目標は持っていたんだそうです」
「だから、大学時代もその勉強一本槍で、出来るなら、就職せずに経営コンサルティングとして、独立しようとしてたみたいです」
「まあ、実際には、無理だったんですけど・・・」
と、ユミちゃん。
「その父は、週末、本当にわたしや家族相手にスポーツで遊ぶのが大好きで・・・父の夢はわたしとテニスの打ち合いが楽しめるようになる事と」
「弟と酒を楽しめるようになる事だったみたいで・・・」
と、ユミちゃん。
「ふーん、弟さんはスポーツ何してるの?」
と、僕。
「空手とか柔道とかですね。球技はあまり得意じゃないみたい・・・でも、やさしいから、たまにわたしのテニスにつきあってくれたり」
「父とプレイしたりしてますけどね。わたしが見て、そこそこ出来るから、本気でやればいいところ迄行ったと思うんですけど」
「本人の興味は専ら格闘技にあるみたいで・・・」
と、ユミちゃん。
「小学生の頃から、父を投げ飛ばしたりしてましたから・・・父も息子の才能は子供の頃から認めていましたから・・・」
と、ユミちゃん。
「へー、弟さんって、今、どんな仕事してるの?」
と、僕。
「あんまり、人には言えない職業・・・って言っても政府系の仕事です。格闘技の才能を見事活かしてるって感じですよ」
と、ユミちゃん。
「ふーん、ま、そこはボカしておこう・・・僕の知り合いにも、そういう人間はいるしね・・・」
と、僕。
「だから、わたしって父の影響をだいぶ受けているんですよね。「筋を通して生きるのが日本じゃあ、しあわせになる手段なんだ」って父に言われて育ったし」
と、ユミちゃん。
「なるほど・・・ユミちゃんのその強烈な性格はお父さん譲りなんだね・・・」
と、僕。
「でも、父に「こうなれ」みたいな事は言われた事は一度もないんです。将来的な事で父が言ってくれたのはたった一言」
「「「人間、好きこそ物の上手なれ」だ。だから、好きな仕事をしてカネを稼げる大人になれ。俺もその手で生きてるからな」って一言・・・それだけでした」
「あとは、「早寝早起き」を矯正されたくらいで・・・基本、放任主義でしたね・・・」
と、ユミちゃん。
「ほら・・・自分の娘や息子に過度の期待をかける親っているじゃないですか?息子を石川遼くんみたいな存在にするんだって息巻いている父親とか」
「娘を有名子役やアイドルに仕立てようとする母親とか・・・うちの父、ああいう人種が嫌いで・・・「あいつらバカだろ」って言ってますね」
と、ユミちゃん。
「自分の夢を子供に押し付けるバカ親か・・・子供は自分のやりたい事をやらせるべきだと僕も思うけどね」
と、僕。
「そうなんですよ。うちの父も同じ考えで「親の夢を子に押し付けたら、子の人生をスポイルする事になる。あんなのバカ親だ」って吐き捨ててますね」
と、ユミちゃん。
「なるほど・・・そのお父さんのDNAがユミちゃんの強い性格を作り上げているのか・・・だんだんわかってきたぞー」
と、僕。
「ねえ、だったら、ユミちゃんのお母さんはどういう女性なの?」
と、僕。
「母はあるブランドのデザイナーをやっています。弟が大学に入学するまでは仕事もセーブしてたし、週末はきっちりと家族で遊ぶ女性でしたから」
「わたしとしては、見習うべき大人の女性って感じでしたね。父が母の料理の勉強の為にいろいろな料理屋さんに連れて行ってくれたんですけど」
「その料理をきっちり再現するのが得意な人ですね。料理が上手いって言うより、なんか、不思議な人です。ちょっと不思議なところがあって」
「父に言わせると「それもオンナの魅力の一つだ」って事になるらしいですけど」
と、ユミちゃん。
「いずれにしても、両親共に、アウトドア派ですよ。それとテレビ全く見ない派・・・家でご飯の時は、父か母がおしゃべりしていて・・・そのおしゃべりに」
「わたしと弟が参加してるうちに食べ終わってる感じで・・・家の父、この間観察してたんですけど、ある意味、ゆるちょさんにそっくりなんですよね?」
と、ユミちゃん。
「え?僕と?」
と、僕。
「とにかく、おしゃべりが楽しい人だし、くるくる知恵の回る人だし・・・母もそういうタイプだから、うちの中が常におしゃべりで彩られている」
「・・・ね、ゆるちょさんといる時の二人の関係性と一緒でしょ?」
と、ユミちゃん。
「なるほど・・・確かに僕がユミちゃんと一緒にいる時は始終しゃべっているものね」
と、僕。
「だから、一緒に居て退屈しない人がいいわよ・・・なんて母に高校生の頃にしれっと言われました。「あんた、彼氏とかいるの?」とか」
「さり気なく聞かれた時・・・もちろん、もうヤンキーデビューしていて、宇賀神とバリバリつきあってる頃でしたけどね・・・」
と、ユミちゃん。
「その・・・ユミちゃんがヤンキーやってる事は家ではどんな感じだったの?」
と、僕。
「わたし、完全にその事、家族に隠してましたから・・・だって、家を出る時は真面目な服装だったし」
「髪も染めずに、ヤンキーになってる時はなんとかウィッグで誤魔化していましたから・・・」
と、ユミちゃん。
「じゃあ、家では真面目なユミちゃんで通し抜いたんだ・・・それもある意味すごいけどね・・・」
と、僕。
「わたし、ヘアダメージは嫌だったし、外見的にハッタリが効けばいいんですよ、ヤンキーの外見なんて」
「相手をビビらせればいいんだから、それは「サル山の女王力」がモノを言うし・・・」
と、ユミちゃん。
「なるほど・・・徹底してるんだなあ、ユミちゃんは」
と、僕。
「そう・・・人生徹底すれば、しあわせになれるって教えてくれたのも、両親でしょうね」
「特に母は・・・弟が大学に入学するまでは、徹底して子育てって感じだったし、もちろん、ブランド・デザインの仕事もちゃんとこなしていたけれど」
「その年代で注力すべき事に徹底して注力してたのが、うちの母って感じでしたね・・・」
と、ユミちゃん。
「なるほどね・・・結局、両親の生き方と言うか、しあわせになる為の哲学が素敵な子供の人生を作っていくんだね」
と、僕。
「それが無い男性も女性も、魅力が無いと思いません?しゃべっていてつまらない男女・・・話していても中身の無い、愚痴ばかりある男女」
「わたしは、そういう男女には、なりたくなかったし・・・」
と、ユミちゃん。
「結論的に言えば、そういう男女こそ、一番なっちゃいけない男女だろうね」
と、僕は言葉にした。
「あー、なんか、わかっちゃったかもしれない・・・ゆるちょさん、いいですか?」
と、ユミちゃんが突然言葉にする。
「ほう、何がわかっちゃったのかな、ユミちゃん」
と、僕。
「男女のシンクロ方法って言うより、男女の気持ちをつなげるって事です。日本人の男女のしあわせは「玉藻成す」だって日頃、ゆるちょさん言ってるじゃないですか!」
と、ユミちゃん。
「うん、そうだね。日本人のしあわせは「玉藻成す」だよ」
と、僕。
「でも、それは外から見た風景に過ぎない・・・その本質は女性が恋する男性と心をつなげる・・・そこにあるんじゃないですか?」
と、ユミちゃん。
「なるほど・・・女性が恋する男性にこころをつなげる・・・うん、それが本質中の本質だ」
と、僕。
「恋する男性に女性がこころをつなげる事が出来たから・・・それを受け止めてくれた人間性の大きな男性・・・だからこそ、エッチも許す、ご褒美として」
「・・・そういう順番なんじゃないですか?だから、ゆるちょさん、今でも多くの既婚の大人の美しい女性に「大人の恋」をされてますけど」
「・・・彼女達はゆるちょさんのこころに自分のこころをつなげてるから・・・それで満足だし、それが恋ゴコロだし、それが恋そのものなんです」
「・・・だから、そういう既婚の女性は嬉しがって、「大人の恋」をしてるんですよ。身体のつながりは二の次、三の次なの」
と、ユミちゃん。
「だから、リアルニュータイプ理論も・・・人間性の大きな男性に女性がこころをつなげにいく・・・その方法って事になるんじゃないですか?」
と、ユミちゃん。
「心をつなぐか・・・心をつなげられている夫婦はしあわせで、心をつなげられなくなった夫婦は不幸・・・そいうくくりか!」
と、僕。
「だから、うちの父は・・・テニスを通して、わたしと心をつなげようとしたし、酒を通して弟と心をつなげようとしたんだわ」
「楽器演奏もテニスもエッチも・・・異性同士、心をつなげる手段であり、方法なのよ・・・」
「だから、心をつなげられなくなった夫婦は、テレビばかり見る事になって、不幸になっているし」
「毎食おしゃべりで心をつなげていた両親と、私達姉弟は、心がつなげられていたから、しあわせだったんだ」
と、ユミちゃん。
「それって、端的に言うと・・・心をつなげられる家族はしあわせであり、心を繋げられなくなった家族は不幸って、そういう事になるね」
と、僕。
「わかりやすい、結論になったでしょ?」
と、笑顔になったユミちゃんは、笑顔のまま、僕の左頬にキスをした。、
二人は笑顔だった。
(おしまい)
さて、最近、少々風邪気味で、喉が痛いです。
まあ、季節の変わり目だから、やられちゃった感じですけど、
ひどくならないよう、見守っていきたい感じですね。
さ、仕事、充実化させましょう!
ではでは。