おはようございます。
楽しい夏が始まりましたねー。
にしても、結局、自分が誰と生きているか・・・それが一番大事になってくるんですね。
誰が自分といてくれるのか・・・そこを大事に出来ているかどうか・・・そこが重要になってきますねー。
ま、夏です!楽しみましょう!
さて、その時、僕は御島さん(31)、ユキちゃん(28)、若いミユウちゃん(25)と、お酒を飲んでいました。
「いやあ、花火大会綺麗だったね・・・海から早めに返って来て、浴衣に着替えて最集合と言うのは、なかなかよかった」
と、僕。
「わたしは、ユキさんのマンションに浴衣を置いておいて貰っていたので、そこで着替えられてよかったです」
と、ミユウちゃん。
「ま、うちのマンションには、ゆるちょさんの浴衣も置いてあったから・・・全然構わなかったの」
と、ユキちゃん。
「ゆるちょさんの浴衣いいですね。ちょっと麻っぽい風合いもありながら・・・これー、さやま縮(ちぢみ)の浴衣?ユキちゃん」
と、御島さんは僕の浴衣をチェック。
「ええ・・・お店の人に男性はこれがいいだろうって薦めてもらって・・・かすれ十字の柄も、ゆるちょさんにお似合いだし・・・」
「角帯もこの濃い藍色の感じがゆるちょさん気に入ったみたいで・・・」
と、ユキちゃん。
「前に、ゆるちょさんがユキちゃんと銀座のお店に浴衣を見に行ったって聞いて・・・わたしも以前、ユキちゃんに紹介を受けた店だったから」
と、御島さん。
「やっぱり、和物は、いいモノを身につけないといけないってわたし思うから・・・ゆるちょさんにも、そうであって欲しいから・・・」
と、ユキちゃん。
「もう、ユキちゃんにいろいろ教わるまで、恥ずかしながら、浴衣や帯の知識、皆無だったから・・・いやあ、ユキちゃんには勉強になるよ、いつもいつも」
と、僕。
「御島さんの浴衣も、大人っぽくて、色っぽいですね。やっぱり、大人の女性は着付けからして違う感じです」
と、ミユウちゃん。
「わたしのは、綿縮(めんちぢみ)の浴衣なの。昼着用の絹紅梅の浴衣も持っているんだけど、花火はちょっとラフに行きたかったから」
と、御島さん。
「御島さんの若草色の帯が大人っぽい色気を放っていますよね・・・まだ、わたしには、手を出せない帯の色です」
と、ユキちゃん。
「ユキちゃんだって、その朱鷺色の帯が相当似合っているわよ。帯留めの赤いアイテムもかわいいし、若さの特権ね、その大胆な色使いは・・・」
と、御島さん。
「いえいえ・・・それに、その御島さんの松葉柄は、やっぱり、大人の女性じゃないと着こなせませんよ」
と、ユキちゃん。
「あら、ユキちゃんだって、赤い金魚柄は、若くてかわいい女性だからこその柄だわ」
と、御島さん。
「はい、はい・・・ユキちゃんと御島さんは・・・ファッションの褒め合いモードに入るとなかなか帰ってこなくなるから・・・それくらいにしておいて」
「俺達完全に取り残されたよね、ミユウちゃん」
と、僕。
「そうですね・・・でも、それくらい、おしゃれの感覚がそっくりなんでしょうね、お二人は」
と、ミユウちゃんは笑っている。
「でも、ゆるちょさん、雪駄姿もお似合いですよ。っていうか、今年の最初の頃に比べると・・・また、痩せてますよね・・・なんか、顔の当たりも以前よりすっきりされて」
と、ミユウちゃん。
「いやあ、もう、体脂肪率は今年度中に5%まで落とすと決めちゃったんだよ・・・」
と、僕。
「具体的にはどういうやり方で、体脂肪率を下げているんですか?朝のウォーキングでしたっけ?」
と、ユキちゃん。
「いや、ウォーキングは辞めた・・・あれだと、負荷が低すぎてね・・・だから、今は超朝で、エアロバイクトレーニングを進めている」
「あれだと、消費カロリーがシビアに表示されるから、計算しやすいんだ」
と、僕。
「それと、タニタの体重計で、毎日、体脂肪率とBMIを確認しながら、体脂肪率を落としているから・・・ま、今後の予測もしやすい」
「もちろん、結果は、毎日エクセル表で管理しているから、ある意味、レコーディング・ダイエットにもなっているから、失敗はしないよね・・・」
と、僕。
「今年度中に5%ですか・・・やりますね、ゆるちょさんは・・・いつも、やるからには、徹底的ですものね」
と、御島さん。
「ま、そんなの、人生で一度やっちゃえば、あとは、維持・管理するだけだから、楽だからね・・・僕と体脂肪との戦いも、ラストラウンドに入ったと言うわけさ」
と、僕。
「ゆるちょさんは、常に目標を持って・・・それを実現していく人生にしていますよね・・・すごいなあ、もう」
と、ユキちゃん。
「ま、来年のシーズンインの頃には、体脂肪率5%で、シーズンイン出来るわけだから・・・すっげー楽!って話さ」
と、僕は笑顔で言った・・・。
「でも、花火キレイでしたね・・・隅田川花火大会は、いつも来てたので・・・今日はゆるちょさんを始め、皆さんと来れて、とても楽しかったです」
と、ミユウちゃん。
「ミユウは、昨年は誰と来てたの?もちろん、オトコの人と一緒でしょ?ミユウは女性のわたしが言うのも、変だけど、かなり綺麗だから」
と、ユキちゃん。
「昨年は、その頃、ちょっといいなって思う男性に誘われて・・・でも、二人きりになると・・・あまり、自分に自信の無い男性だって事がわかっちゃって・・・」
「それで幻滅して・・・その花火大会を境に、こころが離れちゃった・・・って、感じでした・・・」
と、ミユウちゃんは、舌を出す。
「でも、お仕事でゆるちょさんと出会って・・・こうやって普段も一緒にいさせて貰えるようになって・・・なんか、男性にわたしが持っているイメージって」
「間違っていなかったんだなって、思えるようになって・・・正直ありがたいんですよね、ゆるちょさんの存在って・・・」
と、ミユウちゃん。
「ミユウちゃんが男性に持っているイメージって、具体的に言うと、どんななの?」
と、僕。
「強くて逞しくて、自分に自信があって・・・俺について来いって、言える男性・・・それは恋にも仕事にも、自信があるってイメージです」
と、ミユウちゃん。
「そういう男性って、最近、いないわよね・・・ゆるちょさん以外には・・・」
と、御島さん。
「同感・・・だから、わたしや御島さんは、こうして、ゆるちょさんべったりになっちゃうのよね・・・」
と、ユキちゃん。
「なんか、全体的に男性が弱くなっている感じがするわ・・・そう思わない?ミユウちゃん?」
と、御島さん。
「はい・・・っていうか、わたしの世代以下の男性は話になりませんよ・・・だって、デートだって、自分の食事は自費でって・・・わたしずーっと言われてきたから」
と、ミユウちゃん。
「え?それマジ?」
と、僕。
「ええ・・・デートって、わたし達世代の男性にすると・・・お互い自腹で食事して・・・ただ一緒に過ごす事、ですから」
と、ミユウちゃん。
「だから、わたし、ゆるちょさんに食事おごられて、最初びっくりしたんです・・・そういうデートって本当にあるんだって・・・」
と、ミユウちゃん。
「え?俺、ミユウちゃんとデートしたことあったっけ?」
と、僕。
「いつだったか、仕事の合間にお昼、ごちそうしてくれたじゃないですか!それもステーキ!」
と、ミユウちゃん。
「ああ・・・あれは僕がタンパク質が取りたくて・・・肉食いたかったから・・・仕事の合間だったから、ミユウちゃんと一緒に行って食事をおごっただけじゃん」
と、僕。
「ゆるちょさんがそういう意識でも・・・わたしにとってはデート初のおごりだったから・・・びっくりしちゃったんです」
と、ミユウちゃん。
「うわーん、なんか、この子、不憫だよー」
と、ユキちゃんは、ミユウちゃんの頭を撫でています。
「世代間で、デート意識のギャップがあるようね・・・今の若い子は、そういう価値観なんだ・・・」
と、御島さん。
「だいたい、わたし達以下のオトコの子達は・・・まず、女性をデートに誘えませんから・・・」
と、ミユウちゃん。
「それでいて「リア充」な男性を恨む始末ですから・・・自分たちに何の能力も無い癖に・・・他人は羨むんですよ」
「・・・笑っちゃうでしょう・・・それが私達の世代のオトコ達」
と、ミユウちゃん。
「自分に自信を持って、女性を誘えないなんてダメなオトコ達ね・・・そんな世代なの、ミユウ達の世代って」
と、ユキちゃん。
「ええ・・・今まではそういう男性達とばかり、デートしてきたから・・・なんか自信の無いオトコ達で・・・正直やだったな・・・」
と、ミユウちゃん。
「やっぱり、不憫だわ、ミユウは・・・」
と、ユキちゃんは、ミユウちゃんの頭を再度撫でている。
「でも、確かに・・・最近の若い世代の男性って・・・まず、女性を恋に落とす為の大事な恋のマジックアイテム「光るの君の目」を持っている男性が」
「圧倒的に少ないものね・・・代わりに「死んだ魚の目」を持っている男性ばかり・・・それでは女性を恋に落とす事は出来ないわ・・・」
と、御島さん。
「結局、「死んだ魚の目」のオトコ達に、しあわせは永久にやってこない・・・その事にも、気づいていないんじゃないかしら」
と、御島さん。
「えー、多分、そうだと思います・・・ただ、わたし達の世代の男性達って・・・そんなにしあわせになれないって思い込んでいるみたいだし」
「収入が少ないから、結婚も諦めている男性だって、いる始末ですよ・・・」
と、ミユウちゃん。
「うーん、よく言うと悟っているっていうか・・・悪く言うと、目的意識が無さ過ぎる・・・しあわせになりたいって、思わないのかしら・・・」
と、ユキちゃん。
「その点、ゆるちょさんは、常に目標を持って・・・それを達成する人生を楽しんでいるじゃないですか・・・今だって、体脂肪率を5%にする目標を持って」
「毎日それを達成すべく生きている・・・それを楽しんですらいるみたいだから・・・全然違うありかたなんだなって・・・わたし、嬉しくなっちゃって・・・」
と、ミユウちゃん。
「それにわたし気づいたんです。これからは、何も自分の世代の男性を相手にすることないんだって」
と、ミユウちゃん。
「自分に自信のある、上の世代の素敵なオトナの男性を相手にすればいいんだって気づいて、それでなんか、目の前がパーッと明るくなった感じがしているんです」
と、ミユウちゃん。
「御島さん、ユキさん・・・わたしもこのコミュニティに長くいていいですか?わたし、ゆるちょさんをもっと見ていたい」
「そして、いつか・・・素敵なオトナの男性に出会えるように・・・自分も磨いていきたいんです・・・いいですか?このコミュニティに長くいて」
と、ミユウちゃん。
「それはいいんじゃない?わたしだって、ゆるちょさんの人生に関わりたいから、事務所立ち上げてマネージメントしているんだし」
と、御島さん。
「同感・・・わたしも、ゆるちょさんに関わりたいから、毎日のように一緒にいるんだし、仕事だって、一緒にしているんだから・・・」
「ミユウもそうすれば、いいだけの事よ・・・ねえ、ゆるちょさん」
と、ユキちゃん。
「え?ああ・・・それは問題ないんじゃない?僕も胸のカタチの美しい、素敵な女性は大好きだからね・・・」
と、僕。
「どこまでも、おっぱい星人押し・・・そういうところが憎めないんです、ゆるちょさん」
と、ミユウちゃんが笑顔で言った。
「ま、でも、女性はどこまでも、パートナーの男性如何で、自分のしあわせが決まっちゃうからね・・・男性選びがしっかり出来るように、いろいろなオトコを」
「見ておくことは重要だと思うね・・・」
と、僕は少しまともな事を言った。
「そうですね・・・ま、ゆるちょさんを凌ぐようなオトコはそうそういないと思いますけど・・・ゆるちょさんの「光るの君の目」は超強力だし」
「・・・だから、多くの女性を恋に落としている結果につながる・・・今の若い子には、そんな理屈さえ、知らない男性が多いでしょうからね・・・」
と、御島さん。
「そうね。そういう大事な理屈すら、知らなくては・・・大人の女性の相手には、ならないわ・・・」
と、ユキちゃん。
「ま、ミユウは、ゆるちょさんを物差しにして・・・いろいろなオトコを見て、まずは比較していけばいいのよ・・・ま、そのうち、ゆるちょさんが」
「他には絶対にいない・・・特別な存在だって、わかるけどね・・・強いし人間性デカイし、知恵が深いし、面白くって憎めない、本当の大人の男性だもの・・・」
と、ユキちゃん。
「女性として、一番大事な事は、ゆるちょさんのように超強力な「光るの君の目」を持つ男性に恋に落とされなさい!って事よ」
「そして、「死んだ魚の目」を持っている男性は、絶対に相手にしちゃダメって事・・・それが本当の男性の見極め方だわ」
と、ユキちゃん。
「はい・・・わたしもそれが実感出来るよう・・・がんばります」
と、ミユウちゃんは宣言した。
「・・・だ、そうですよ。ゆるちょさん、どうします?」
と、ユキちゃんは笑顔で言ってくる。
「ゆるちょさんの周り・・・女性、ドンドン増えちゃうんじゃないですか?しかも、美人ばかり・・・」
と、ユキちゃん。少々酔っている。
「ゆるちょさんにすれば・・・願ったり叶ったりのシチュエーションでしょうけどね」
と、御島さん。
「ま、いいんじゃない?美しい女性に囲まれるのは、男性として、普通に嬉しいもん・・・」
と、僕は笑顔で言った。
御島さんとユキちゃんは、その一言に、満足そうな笑顔になった。
「ま、ゆるちょさんは、その強力な「光るの君の目」を持った瞬間、多くの女性を恋に落とす大人のオトコになれたってことですね」
「これも、運命ですよ」
と、ユキちゃんが言葉にしてくれた。
その風景をミユウちゃんは笑顔で見ていた。
(おしまい)
ふと、街ナカで見つけたかき氷屋さんで、美味しいかき氷を食べれば、夏を感じられますねー。
キンキンな氷がまた、美味しいですねー。
いやあ、夏の風情ですねー。
季節ごとの美味しい思い、していきましょう!
楽しい月曜日を!
ではでは。