「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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視聴率19.8%(2)

2009年12月10日 | ドラマについての小ネタ
というわけで、今回の「青雲」の視聴率が19.8%だったことをどうとらえたらいいんですかねぇ(笑)。

先週の17.7%から上がっているところを見ると、ボクシングに取られた分が
帰ってきたか、あるいは、クチコミで良作であることが広まった、というあたりかもしれないですねぇ。

さて、このスペシャルドラマですが、視聴の主ターゲットは何といっても大河ファンにぴたりと照準を
合わせています。
それは、このスペシャルドラマにアテンドされた各世代の多くの大河役者をみればわかるはずです。
主役級の大河役者だけでなく、過去の大河で魅力的な役を演じた役者が、ちょこっとでてきたりする
(源さんとかね(笑))。
もう大河ファンを楽しませるためにやっているとしか思えないんですよねぇ
(もう見ながら、ひぃひぃ言ってるし(笑))。

しかも国民的作家と言われた司馬遼太郎の原作。その中でも最大の傑作と言われる
「坂の上の雲」ですからね。
大河ファンに見せて、恥ずかしくない作品を、今こそ残すんだ!、という制作側の迫力が
みなぎっていますよ(笑)。
ドラマ制作者としては、一世一代の大仕事ですよねぇ。そりゃ張り切らない方がうそになる。
NHKがその全力を傾倒したのは無理もない話ですよねぇ。

シナリオについては、脚本諮問委員会を設置するくらい、しっかりと練られたモノだし、つくりも丁寧だし、
なにより映像化に対して熱い気持ちに溢れている、お金もかけられている。

しかも、役者達もいい演技でこれに答えている。もういい意味で、演技のしあいっこになっている。
良作にならない方がおかしいんですよねぇ。

そんなすごい仕事を見せられたら、大河ファンも熱く感じますよ。
もう、ネットをまわったら、大河ファンから絶賛の嵐ですよ。男性からも女性からも。

すでに作品の良否については、良作として確定し、「この男優がいい、この女優のこの演技に泣けた」
なんていう演技論に移りつつありますからねぇ。それこそ良作に対する素直な反応というものでしょう。


さて、そんな良作に対して、19.8%の視聴率。


こんな良作なのに、なんでそれだけなの?って考えるか、
いやいや、今はドラマでは視聴率がとれない時代。今クールだって、ほとんどの作品が13%とれてないんだから、
ひとり勝ちの「JIN」(平均視聴率18.11%)より上なんだから、すごいことなんだよ・・・と考えるのか。

まあ、大河ドラマの視聴率というのは、前作に影響を受けることが多いんですが、
「天地人」で稼いでいた視聴率はどうなったか。

まあ、いろいろな感想ブログを回ってみると、「天地人」を楽しんでいた層については、
「つまらなかった」という感想が多いみたいですね。
まあ、第一回は主役男性3人組メインの話でしたからねぇ。女性視聴者として気持ちを仮託する女性演者が
前半は竹下お母さんとか、菅野りっちゃんくらいでしたからねぇ。まあ、女性がメインで活躍する回でも
ないですから(漢大河だし)ねえ。「天地人」みたいな形の気持ちよさは感じられないでしょうから、
そういう感想になるのも仕方ないでしょうね。

そういうわけで、「天地人」で無理して稼いだ特定女性層の視聴率はかなり低かったと考えられますねぇ。
さらに、戦国大河でもないですから、歴女の参戦も考えにくい。

さらに一般の方々からすれば、作品が軍国主義礼賛のイメージがあるのかもしれない。
しかも大河ドラマというのは、友人に言わせれば敷居が高いというイメージがあるらしいですからねぇ(苦笑)。
さらに、これは大河ファンからも指摘されていますが、毎回の90分。トイレいけないじゃない(笑)。
いやいや、いくら良質なドラマとはいえ、少々条件が厳しすぎる気もしますね(笑)。
いやぁ、笑えてきます(笑)。

それでも、良作をしっかりと見てみたいという熱い情熱のある人々がこの作品を見守っているんです。
それが大河ファンなんです(笑)。

となると、純粋にこの19.8%というのは、良作を愛する大河ファンの割合、
と考えるのが自然なような気がしますねぇ。

しかも前作の影響はほとんどなし。視聴層が全然変わってしまいましたから。
さらに視聴の質については、楽しむための視聴がメインであり、批判めあての視聴は少なくなった、
と言えるでしょうか。

まあ、前回に比べ、今回少し視聴率があがったのは、女性である、お律が活躍したからでしょう。
彼女の演技について、好意的なコメントを多々見ましたし、自分も絶賛しました(笑)。
管ちゃん、すごいねー(笑)。俳優の演技の力で視聴率を獲得したんですよ。

今後もそういう形で、視聴率を獲得していってほしいですねぇ。それこそ、正統な方法です。

ガンバッテ欲しいよねぇ。だって、ほんとに良作なんだもの(笑)。

我々大河ファンは、11ヶ月の修行のあと、やっと、制作側と「しあわせな関係」になったんですねぇ
(結果としてのツンデレ(笑))。

この関係が長く続くことを大河ファンとしては、期待したいです。

そのためにも、もっと多くのひとにこの良作を見てもらいたいなあ(笑)。だって、勿体無いじゃん(笑)。

そういう意味では、19.8%の視聴率というのは、ドラマ不毛の時代でも、熱い志で、

正統なシナリオとお金をしっかりかければ、素晴らしい作品ができる、という評価につながると思いますね。


ちゃんとした、作品ができるという、意味を感じさせましたねぇ(笑)。