「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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日本人だったら、怒って当然だった「天地人」

2009年12月03日 | ドラマについての小ネタ
いまさら「天地人」について書くのもフェアじゃない感じもしますが、
考えて見れば、作品を全て見通してから、始めるのが正当な評価いわゆる、「後世の批判」というものですからね。

「天地人」のことなんて、もうどうでもいいよ!というひとはたくさんいるとは思いますが(自分もそうです(笑))、
まあ、思い立ったが吉日ということで、ちょっと「天地人」について書いてみましょう(笑)。

「天地人」という作品は、ただただ特定女性視聴者をマンセーするだけの作品だったのですが、
これを製作したひと達は、「後世の批判」というものを考えなかったのでしょうかねぇ。

確かに放送中は、他のドラマ群を圧倒的に引き離し、ブっちぎりで視聴率をとっていました。
しかし、人々は賢いものです。放送が終了し、全体像が確定したとき、それがなんだったのか、
簡単に分析してしまう。それがどういう意図でつくられ、どういう目的で、どういうシステムで
視聴率を確保していたのか。細かい内容については、庵主殿の天地人最終回のコメント

http://blog.goo.ne.jp/yujinan/e/309d04470e5b8ffbfd9983bb6c613934

に書きましたが(3回書いている3つめです。書きすぎだ(笑))、
要は視聴している特定女性層を気持ちよくしてあげることで、視聴率を稼いでいただけ、
というわけなんですねぇ。いやはや(苦笑)。

もう、イケメンマッサージ店大河とか、イケメンホスト店大河とか、そんなようなもんなんです。

気持ちよくすることが目的だから、そのために、何でもやったんですよぉ(笑)。
子供店長の使いまわしなんてかわいい例。なかでも、最も悪質なのは、歴史を勝手に捏造しまくったことですねぇ(苦笑)。
どこをどう取材したら、大阪の陣で、直江兼続公が千姫を助け出すなんてことになるんでしょう。
そんな異説がありましたっけ?。もう創作レベルなんてもんではなく、ただの捏造ですよねぇ。

もう、ひどすぎて、思わず大笑いしちゃいます(苦笑)。

まあ、これが捏造の一例に過ぎないんだから、天地人の起こした罪は果てしなく重くて、どうしょうもないんですけどねぇ(苦笑)。

まあ、気持ちよくされている特定女性視聴者は、ウハウハでしょうけど、それ以外はまるっと相手にされてないんですから、
怒りも爆発するってもんです。しかも、特定女性視聴者が見やすいように、内容も薄めて、伏線は張らない。
歴史なんて語る気はさらさらないから、特定女性視聴者が喜ぶように勝手に捏造。

その結果できあがったのが、「天地人」なんですねぇ。ったく、戦国大河っていう見せ掛けだけに釣られちまったぜ(苦笑)。

まあ、普通に見ると歴史ドラマとしても稚拙だし、ストーリーは破綻しているし、主人公がただの厚顔無恥で底の浅い性格破綻者という
だめっぷりなわけで(苦笑)。もともとこんなドラマが「後世の批判」に耐えられるわけはないんですよねぇ、ほんと(苦笑)。

しかし、このドラマの視聴率の示すように、特定女性層には好評だったんですよねぇ(そりゃあたりまえだ(笑))。

この現象をみると、このドラマの構造そのものが、非常に刹那的な印象を受けるのは自分だけですかねぇ?。

「今、このときだけ気持ちよければいい。あとはどうなったっていい」という刹那的な思考方法と比較してみると、

「今、このときだけ視聴率がとれていればいい。「後世の批判」なんてどうだっていい」という天地人の姿勢とほとんど

同じじゃないですか(苦笑)。大笑いですよ。

「天地人」って、刹那的存在だったんですねぇ(苦笑)。


大河が好きで、歴史モノが好きな自分から考えれば、なぜ戦国武将やサムライが好きかといえば、その生き様に
美しさがあるからです。昼行灯と呼ばれながらいざとなったらしっかりと目的を遂げ死地に赴く大石内蔵助。
日本全土の統一まで時間の問題でありながら潔く散った織田信長、薩長に徹底的に抗い続け生き残ることさえ可能であったのに、
最前線で討ち死にした土方歳三、あげればキリがないですよねぇ。

ハラキリという日本独特の自殺方法も、自分の生を飾るための日本人の美学の発露だと思うんです。

それだけ過去の日本人達は自分の生に対する美を重んじたんですよねぇ。生きることそして死ぬことにさえ美を求める。
すごいじゃないですか。これが、日本文化ですよねぇ。ハラキリという言葉は、日本人の野蛮性を表す言葉として有名ですが、
まったくの見当違いも甚だしいってやつです(苦笑)。
過去の偉人達は、人生のアーティストだったと言っても過言ではないでしょうねぇ。

こういうありかた、というのは日本人独特だし、それこそ日本人の根幹をなす考え方だと思うんですよねぇ。

それをふまえれば、「今さえよければ、あとはどうだっていい」っていう刹那的で無責任なあり方というのは、かっこよくないし、

美しくないですよねぇ。なにより日本人の美学に反する。だから、我々は、そういう「天地人」に日本人的な怒りを感じていたんですねぇ。

そりゃ、怒ってとーぜんだったんだ(笑)。大笑いですねぇ。

でも、そういう「天地人」がもてはやされたのは、刹那的に生きるひとが増えたことを物語っているんですかねぇ・・・。

日本人の美学をもつ人が、減ってきているのでしょうか。

あんまり美しくないですねぇ・・・(苦笑)。

なんですか?じゃあ、おまえは美しい生き方をしているのかよ?って。

ははははは。

美しいことなんて、これっぽっちもありませんねぇ。

大学時代に美術部にいたのに、おっかしいですねぇ。

ま、現実は厳しいってことで、ありがちなオチってとこですかね(苦笑)。