「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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視聴率19.8%(1)

2009年12月09日 | ドラマについての小ネタ
スペシャルドラマ「坂の上の雲」第二回「青雲」の視聴率が19.8%だったそうですね。

まあ、昨今のドラマ視聴率を見てみると、10%を超えれば御の字、13%もいかないのが
大半のようですね。今クールでも、民放では、「JIN」のひとり勝ちのようです。
それでも平均18.11%。「坂の上の雲」は初回17.7、19.8と続いて、平均18.65%ですから
まあ、妥当なところかなぁ、とも思えますね。まあ、あまり信じたくない現実として、
「天地人」の、平均視聴率21.10%という数字がありますがねぇ(笑)。

「天地人」の視聴者層は、データがあるわけではないので、想像ですが、
主ターゲットとした、特定女性層にけっこう好評だったらしいことはブログなどを回ると
実感としてわかりますね。まあ、世の中は戦国ブームらしいし、ちょっと見てみようかしら、
と軽い感じで視聴を始めたらやめられなくなった、という感想に多く触れますしね。

まあ、それこそ「天地人」制作側の思惑どおりなんで、それはそれで制作側とそれを楽しむ視聴者との間の
お互いがお互いを助け合うという「しあわせな関係」が築かれたのだと思いますねぇ(笑)。

そしてゲームやアニメから入って戦国キャラ萌えのいわゆる歴女という方々で視聴された方も多かった
のではないでしょうか。そのために登場してきたのが歴女人気第一位伊達政宗さん、第二位真田幸村さん
ですからねぇ。まあ、ドラマ的にはただの客寄せパンダに過ぎませんでしたが、「登場してしゃべってくれる
だけでいい」という向きもいらっしゃるみたいですから、まあ、それはそれで制作側と「しあわせな関係」を
結べたんでしょう。

さて、次の視聴層として考えられるのが、大河ファンということになるのですが、少し乱暴ですが、
これをざっくり二種類に分けると、日曜夜八時は、「なにがなんでも大河を見るという派」と、
基本的に大河ファンだけど、「自分に合わない作品は見ない派」に分かれると思います。
まあ、頑固派と柔軟派とでもいいますか(笑)。

もちろん、頑固派はしっかりと見て視聴率に貢献してくれるわけです。しかし、はっきり言って、
頑固派にとって「天地人」という作品は見てて楽しいとは思えないんですよね。
ストレスたまるというか、なんでこうなってしまうのか、理解できない作品だと思うんですよね。

まあ、自分はそういう状態で、ほとんど脱落しかかっていましたからね。
まあ、その体験がこのブログをやり始めた結果を生むのですから、「人間万事塞翁が馬」というのは、
実感しますねぇ(詳細は、「きっかけと目的」カテゴリーに書いてあります(笑))。

まあ、でもそういう方々には、「一度決めたら最後まで貫徹する」という日本人の美徳を大切にしていっらしゃる
方々だと思うので、それはそれで、美徳との「しあわせな関係」を築いていたという構図があるんですねぇ。
ほとんど修行と捉えていたのかもしれません。修行が厳しければ厳しいほど、精神は鍛えられるモノですからねぇ。

さて、自分が属するのは、最後に残った大河ファン柔軟派なんですが、
普通だったら早速脱落してたんだと思います。
「なんなんだ、これは?。くそおもしろくもないなぁ。戦国大河なのに、なんかおかしいぞ??」
このセリフが嘘偽りない自分の思いでしたからねぇ(笑)。

でも、その結果、庵主殿のブログに辿りつき、大河ドラマ本体がボケを発し、庵主殿のブログが突っ込むという
史上始めての大河漫才というメディアミックスエンターティメントに毎週大爆笑という幸せな生活を
送ることになったのですからねぇ(笑)。ストレスは解消し、毎週末明けが楽しみという生活に変わってしまった(笑)。
まあ、「モノは使いよう」ということも、体験的に学びました(笑)。
そういう意味では、自分は庵主殿のブログと「しあわせな関係」が築かれたと言えると思いますねぇ。

しかし、大河ドラマ本体というより、制作側との関係は、「最悪な関係」で、そのすべてに対して批判を続けました。

批判というものは、続けているとその「物言い」に慣れてしまい、「お前最近文章の物言いが口悪いぞ」と指摘されたこともありました(笑)。
ま、おかげで文章書くときは、少し(笑)慎重になりましたけど。

ただ、そういう悪い関係になりながらも、批判するためには、見続けなければならないというジレンマがあるんですねぇ。
おかげで視聴しながらストレス溜めることになるんですが、このストレスが溜れば溜まるほど、大河漫才がおもしろいという
いやあ、非常にマゾヒスト的な嗜好になっていたのが現実でした。あまりにも突き抜けたダメさ加減だったので、
逆に視聴を続けてしまったんですねぇ。

それに、なにかを批判するというのは、案外気持ちいいんですね。エンターティメントになってるんですよ。
まるで自分が頭がよくなったとか、自分が対象に対して上位に位置しているかのような錯覚を生むんですね。
それで、単純に気持ちがよくなる。まあ、脳内麻薬が分泌されているかどうかはわかりませんが、快楽を求める行為
だったりするわけです。まあ、快楽を伴ないながら、物事を考えていけるわけですから、
一石二鳥なんですね。ある意味新しいエンターティメントなのかもしれない(笑)。
だから、みんないろんなものを批判してるのかな(笑)。快楽のために(笑)。

ま、「他人(ひと)の悪口、蜜の味」という言葉もあるくらいですからねぇ(笑)。

これから、声高になにかを批判しているひとをみたら、快楽を求めているんだ、と考えるようにします(笑)。(自分もそうだろ(笑)。あ、そうか(笑))

だから、批判の場として、2chや、ブログなどが提供されていたため、多くのひとが「天地人」を視聴し、
そのだめさ加減を書いて、快楽を求めたんじゃないですかねぇ。あくまで推測に過ぎませんが。

そのために、大河ファン柔軟派の視聴脱落が抑えられ、いや逆に一般のひとでも、クチコミで「天地人」のひどさを聞き、
視聴をし続けたひとも多かったかもしれません。素晴らしいエンターティメントですからね、構造的に(笑)。

それだけの視聴者がいたわけですからねぇ。そりゃ、視聴率も高くなるわけです。

つまり、「天地人」の視聴率的成功は、戦国ブームという時代性と、大河ファンと、ネット環境の充実が絶妙に影響しあった
おかげということになりますねぇ。それこそ、時代なんですね。

結論的に言えば、今は、「天地人」みたいな作品が、視聴率をとる時代なんだ、と言うことに尽きるんですね。今の時代を象徴している作品なんですね。
(いや、「天地人」みたいなどうしようもない屑作品でも、視聴率がとれてしまう構造がある時代になった、ということでしょう)

そうか、そういうことだったのか、と勝手に自分で納得しました(笑)。

とは言っても作品としては、イケメンマッサージ店大河ですからねぇ。
大河ファンとしては、嘲笑するネタという意外何の意味もない超駄作ですからね。
ドラマ作品の評価には、視聴率と同時に、視聴の質(批判するための視聴までいれないでほしい)というのも、
物差しにしてほしいと感じる契機になりましたねぇ。

書いてて疲れた(笑)。

というわけで、続きは次の投稿で(笑)。