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映画「アルゴ」

2013年01月04日 | 映画
元旦病院からの帰り道、そのまま都内に出て映画観てきました~

昨年10月に公開してから、ずっと観たいと思っていた映画「アルゴ」が
新宿ピカデリーで上映していたのです。
私の住まいの近辺では上映予定が全く無かったので、ほとんど諦めていたのです。

元旦の新宿は若者でにぎわっていました。
伊勢丹も丸井も2日から営業なので、それでも人は少ない方なのだと思いますが、
「ビックロ」の前にはたくさんの人でにぎわっていました。

1日1000円なので、映画館も混んでいました。
「アルゴ」は公開してから時間が経っているので空いてると思っていたら、
なんと満席でした!
先にネットでチケット手配しておいたので何とか観られたようなものです。
この映画、評判が良かったですものね~



この映画は、俳優のベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務め、
イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマです。

評判どおり、最初から最後まで緊張感たっぷりのハラハラドキドキが続きます。
1979年11月4日に、実際に起きた事件ですが、
当時の報道の映像が流れたり、事件背景をきちんと伝えてくれるので、
なるほどと思い、そしてそれが共に緊迫していく状況に入り込むきっかけとなるのです。

確かにそんな事件があったなぁと思いましたが、やはり他国の事件は
なかなか強く印象にありませんでした。
こんなに大変な状況だったのかと、本当にびっくりしました。
そして改めて、中東をめぐる強国とのつながりの複雑さを思いました。

私自身、ベン・アフレックという俳優さんをよくは知りませんでしたし、
最近映画も撮っているのだぐらいの印象でしかありませんでしたが、
主演の彼が、とてもいいと思いました。
どこまでも押さえた演技で、クールで、誠実さがにじみ出ている・・・。

そして圧巻なのが、その時代をよく再現した映像です。
まるで、古い米映画を観るような‘色’とざらついた感じのする‘絵’が、
とてもよくこの映画を表していると思いました。
演じた俳優達も実在の人物とそっくりで、ホントに良くできていると思いました。

観終わるとぐったり疲れましたが、見ごたえたっぷりな映画です。
おすすめしま~す。。