趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

NHK『宮崎駿のすべて ~「ポニョ」密着300日~』

2008年08月08日 | テレビ
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀スペシャル」を観ました。
普段あまり登場しない宮崎駿監督に
密着取材しているので
とてもとても楽しみにしていました。

以前このブログでも
宮崎作品の中で一番好きな
「風の谷のナウシカ」を取り上げましたが
やはり、宮崎駿という名前を
世に送り出したのは
この映画の大ヒットでした。

ナウシカのような娘に
パズーのような少年に
育てたいとずっと思ってきました。
どちらも、純粋で
まっすぐな気持ちが
心に沁みるのです。

番組では監督の少年時代にも迫っていました。
病弱で、運動の苦手な
読書と絵を描くのが大好きだった
子ども時代。
外遊びを好まず、将来を真剣に心配したと
監督の実のお兄様がカメラに向かって
話していました。

そして、病に苦しんだお母様のこと。
映画「ナウシカ」の完成前にお母様は
亡くなられたそうです。

勝気な母は、姿を変え
映画に何度も登場していると言う。
「ポニョ」製作の過程で
母と向き合う姿はなんともいえませんでした。

子どもというのは
親と向き合い
親を乗り越えていかなければ
一生を終えられないのかもしれません。

ひとつ、
とても大きな課題を
教えてもらいました。

ありがとう、宮崎駿監督。。