goo blog サービス終了のお知らせ 

私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ひとまず走れ!

2005-05-13 23:04:27 | ソン・スンホン(宋承憲)
会社帰りに立ち寄ることの出来る映画館@シアターイメージフォーラムでの上映が今日までだというので、何度目かのひとまず走れを観てきた。

HPには上映時間が書いてあるにも関わらず、時間は劇場へご確認云々の文字が。
せっかく行ったのに観られないのは嫌なので、昼休みに劇場へ確認の電話をしてみる。
どういう訳だか分からないが「あの@イルタンティオは・・・」と韓国語のタイトルが口をついてしまった。韓国語が堪能ならそれも格好がいいが、ただ単にいつもイルタンティオと言っているせいで、自然に口から出てきてしまったに過ぎないのだ。大体「イルタンティオ」と言ってしまった本人が一番びっくりしてしまったのだから、始末が悪い。ああ邦題は「イルタン」は一旦だったかと「あっ すいません。いったん走れの最終回の上映開始は・・・」と言い直す。
少しの沈黙の後「ああ ひとまず走れですね?18時10分に上映開始です。」
ああそうだ。イルタンティオは「ひとまず走れ」という邦題が付けられていたんだ。

イルタンは漢字語で「一旦」だ。辞書を引くと@一旦、ひとまずと出ている。
音も似ているし、紛らわしいから「いったん走れ」という邦題でいいのに、などと勝手に考えていたのがいけなかった。非常に恥かしい。

さて何度も観て新しい発見はあっただろうか。
キム・ヨンジュンの特徴の無さ、クォン・サンウの趣味と実益を兼ねたような高校生ホストぶり(年上の女性好きらしいというのもポイントが高い)、そしてその三人がどこまで走っていってしまうか分からないのを止める曲者イ・ボムス。本当にこの4人組の映画なのだ。そしてスクリーンで観るソン・スンホン(宋承憲)の眉毛は本当に立派だということ。何度観てもそんな感想しか語れない自分の語彙力の無さも非常に恥かしい。
ソン・スンホン(宋承憲)映画感想 ひとまず走れ

とろけるチーズのプチパン

2005-05-12 21:43:24 | なんということはない日常
お菓子のおまけ「食玩」ブームなのだという。
確かに同僚の机を見回してみると、誰の机の上にもペットボトル入りお茶のおまけやチョコレート菓子のおまけなど必ず一つ位は転がっている。勿論大人買いしてシリーズ物を揃えPCのディスプレイの上に飾っている人も一人や二人ではない。
私はどちらかというと余り興味が無かったのだが、アルプスの少女ハイジの食玩があると聞き、かなり心が揺れてしまった。
ファミリーマートで「アルプスの少女ハイジファミリーフェア」まで開催されるのだという。フェアと命名するからにはやはりそれなりのブームなのだろう。
コンビニでお弁当以外のフェアが開催されるのもびっくりだし、最近のブームと言えば韓流だけしか連想しなかったが、世の中には色々なブームがあるものだ。

ハイジが都会のクララの屋敷で出される白いパンを、ペータのおばあさんに持って帰るからと箪笥に隠しているのをロッテンマイヤーさんに見つかり怒られる場面も懐かしいし、山小屋でたっぷりのチーズをのせて食べる硬そうなパンも美味しそうだった。
よく考えると素朴な食事だし、山小屋は寝ているベットが雪で隠れる位粗末なつくりで寒そうなのだが、宿題もなくペータと楽しく遊んでいるハイジがかなり羨ましかった。ハイジにだけは怒らないおじいさんも大好きだった。

ジブリ作品を観る時に時々懐かしく思い出す位だったのだが、「ハイジ」「とろけるチーズ」と聞き簡単に昔に戻ってしまっている自分にビックリしてしまった。
アニメのオープニングソングまで口ずさみそうになってしまうが、さすがに自分の歳の事を考えて思いとどまった。お菓子を黙って大人買いするだけにしておこう。

アルプスの少女ハイジ

GABA

2005-05-11 21:11:33 | なんということはない日常
「いつも全然ストレス感じてないみたいですよね」以前一緒に仕事をしていた20歳台前半の女性にこんな風に言われたことがある。
どこでもストレス、誰でもストレスを感じるというこの時代に、誉められているのか、暗に鈍感だと言われているのか判断に迷う。

「美人薄命」という言葉にどこかで憧れているのだろうか。「朝はちょっと血圧が低くて・・・」とか「最近あまり良く眠れなくて」とかいう台詞をいつか口にしてみたいのだが、目覚めもいいし、人様に威張れることのない私にとって、寝つきの良さは唯一自慢出来ることの一つだ。
夜の番組で「この後30秒で次のニュースです」などというナレーションとともにコマーシャルに入ることがあるが、その30秒後のニュースを覚えていないことがしょっちゅうだ。ニュース以前にコマーシャルの内容も覚えていないこともあるから、5秒ぐらいで眠ってしまっているのではないだろうか。

今朝立ち寄ったコンビニで「ストレス社会で闘うあなたに。」とのキャッチフレーズのついたメンタルバランスチョコレートGABAを買ってしまった。
カカオに含まれる成分GABAはリラックスに役立つと言われているアミノ酸の一種なのだという。
こんな商品が発売されているとは・・・何とかしてストレスを解消したいという切実な願いより、何とかして新しい商品を開発したい。というメーカーの商魂のたくましさを感じてしまった。
きっとこの商品開発チームの人こそこのチョコレートが一番必要に違いない。

甘いチョコレートより御煎餅の方が好きで、普段甘いものなど口にしないのだが、こんな風に妙なキャッチフレーズのせいで好きでもないチョコレートを買ってしまった。真面目な人はここで、「ああ食べないものを買ってしまった」と後悔するのだろうが、ここで「面白いもの買ったな~」と思うところがストレスの溜まらない理由だろうか。

しかし周りを見回してみると「ストレスがない」と公言している人が、他人のストレスの基になっていることが多いような気がするのは気のせいだろうか?すると私もその一人?
明日会社にいったら、同僚にこのチョコレートをおすそ分けする必要があるかもしれない。
メンタルバランスチョコレート GABA

ローファーム

2005-05-10 21:30:30 | ソン・スンホン(宋承憲)
明日の仕事のため早く寝ればいいのに、先日購入したローファームのDVDを1話ずつ観るのが寝る前の日課になってしまった。
香港版のVCDを観るのには半年以上かかったのに、こちらはもう12話を観終わったところだ。日本語字幕に感謝である。

VCDと比べて面白いなと思っているのが、使われている音楽が殆ど違うことだ。
ドラマそのものは主役を演じるソン・スンホン(宋承憲)を筆頭に、どちらかというと体育会系の明るいドラマなのだが、何故か挿入歌はオ・ヒョンランの歌うドラマの雰囲気とは全く違った、どちらかというとしっとりとねっとりと歌い上げる雰囲気の歌ばかりなのである。
特にソン・スンホン(宋承憲)演じるヨンウンを愛してやまないユ・ジン(演じるのはあのキム・キドク監督作品@魚と寝た女の演技が印象的なソ・ジョンだ)の登場場面に必ずかかる願 (Want)は願いというより、恨といったほうが合っている雰囲気の歌だ。
「他に夢見ることはない。他に望むものはない。こんな風にあなたのそばにだけいさせて。私をみて。私のそばにいて。」(訳がこれであっているか自信なし。ただ雰囲気はこんな感じの歌なのだ)こんな風に切々と歌い上げる歌が何度も繰り返し流れるのだ。
題名は願だが恨を連想させるような歌なのである。韓国の恨は日本人の考える恨というより、手に入れたくても手に入らないものを望む気持ちに近いという説明を読んだことがあるが、まさにこのユ・ジンがヨンウンを愛してやまない気持ちが恨(願)そのものだと、何度も繰り返されるこの歌を聴くたびに思い出させてくれる重い歌だ。

版権の関係なのだろうが、日本版のDVDではキム・ボムスのハルが使われており、この歌を聴くことが出来ない。VCDを観ていた時はあのちょっとねっとりした歌声を聴くのが怖かったのだが、いざ聴けないと思うとあの歌声が懐かしく思えてくるから不思議だ。

このドラマは法廷物でありながら話の中心は恋愛だし、ドラマの雰囲気は明るいのに使われている音楽はしっとりと、あまり深く考えて作られたとは思えないが、そのおかげで結構暢気に観られる。寝る前に観るにはぴったりのドラマだ。

ローファーム視聴日記

ジャージャー麺

2005-05-09 21:23:28 | なんということはない日常
韓国にも中華料理のお店は沢山あるそうで、中でも真っ黒の味噌ダレがかかっている見た目からは想像できない甘辛の麺 ジャジャンミョン(ジャージャー麺)は子どもから大人まで好きなメニューなのだという。
会社のそばにある韓国系の中華料理屋は何故か何時いっても空いており、確かに味もどうかと思うものが多いのだが、どのお店も混んでいて仕方がない時は、時々食べにいったりしている。
ジャジャンミョンは箸を両手に持ち、これでもかというほどタレと麺を混ぜ合わせ、全部が真っ黒になるくらい混ぜて食べるのが流儀だという。間違えても2,3度混ぜた位で口に運んではいけないのだ。

そんな事を知らずに新大久保でジャジャンミョンを食べた時だ。
「よく混ぜてお召し上がりください」という言葉に耳も傾けず、普段通り殆ど混ぜずに口にしたら、厨房の奥から「混ぜないと駄目です」と厳しい声が飛んできた。
「ええ」と生返事をし、更に混ぜないで食べ続けると、とうとう厨房から店の人が出てきてしまった。「混ぜてからって言ってるじゃないですか」との叱責され、店の主人は私の手から箸をと取り上げ、勝手にどんどん麺を混ぜ始めてしまった。見る見るうちに真っ黒になる麺を呆然と眺める私の横で、「これでいいね」と満面の笑みを浮かべる店の主人。

「郷に入ったら郷に従え」という言葉を思い出したが、ここは日本だ、混ぜないほうが郷に従うことになるのではなどど余計なことを考えながら、ジャジャンミョンを食べることになってしまった。

今でもジャジャンミョンを食べるたびに、混ぜることに戸惑いを覚えるが、最近やっと混ぜれば混ぜるほど美味しいような気がしてきた。
混ぜることに躊躇しなくなるまで、あと少しの辛抱のようだ。

キャラ萌え

2005-05-08 16:53:28 | なんということはない日常
キャラリング→場面次第で顔を変えることなのだという。
キャラクターをキャラと省略し登場人物そのものを指したり、性格そのものを指したりすることは知っているし、実際会話の中でもふざけて「キャラ」という言葉を遣ったりすることはあったが、INGをつけてキャラリングという言葉があるとは知らなかった。
是非@問題な日本語パート2が出版される折には「あの人のキャラリングって・・・」などという言い回しについて書いて欲しいものだ。

昨日の日経新聞にこのキャラリングについて色々書いてあったのだが、その中の@これでまるわかり「キャラ」用語辞典の中に「キャラ萌え」という言葉があった。物語そのものよりキャラクターの魅力に重点を置いてファンを獲得した作品又はそのファンと説明があったが、ちっとも丸わかりにならなかった。
確かに萌えるとは最近良く書き言葉として目にすることはあり、萌えについて特集されている雑誌の記事などには、一緒に説明なども掲載されてはいるが、何度説明を読んでも、秋葉原に集う人などの間で使用頻度が高い形容詞という以上の理解が出来ない。
萌えを使って例文を作れといわれても、一つの例文も作れないだろう。
面倒なので、かわいいとかそういった種類の言葉と同義語と思っていたのだが、これではキャラ萌えの意味とは違うし、いつになったら萌えの正しい意味合いがわかるようになるだろうか。

キャラが立っている(わかりやすい個性をもっている)タレントとして名前の挙がることの多い藤井隆が結婚するのだという。
結婚相手の乙葉ちゃんもかわいいし祝福したいが、「乙葉は妊娠しておらず、結婚後も仕事を続ける予定」と書かれた記事を読んで可哀想になってしまった。
「妊娠したから結婚したに違いない」最近は誰でもそんな風に報道されることが多いが、報道する側はそんな風にキャラを決め付けた方が記事が書きやすいのだろうか。

藤井隆&乙葉7・30披露宴 (スポーツニッポン) - goo ニュース

悲しき恋歌

2005-05-07 19:03:02 | ソン・スンホン(宋承憲)
幼馴染のチュニョンとヘインの恋。そしてヘインを愛するチュニョンの親友コヌ。
悲しき三角関係を描いた韓国ドラマの悲しき恋歌。
今年の1月から3月にかけネットであんなに視聴したにも関わらず、午後4時からの放送を観てしまった。
20cm四方の小さい画面で観るのとは違い、PCの画面ではごみのように見えた雪がまるで綿毛のようにふわふわ浮いている初雪のシーンなどは、やはり綺麗なのでかなり満足だ。

ネットで観ていた時は話の筋を追うのが精一杯で飛ばしていた(しかも飛ばしていたことも忘れていた)ヘインの叔母オードリーとチュニョンの母親とのやり取り、そして悪魔のような意地悪をするハジョンの両親のどうしようもないやり取りも、吹き替え故改めて確認することが出来る。

白い手袋が乱闘の末まるで軍手のようになってしまう様、ヘイン演じるキム・ヒソンの殆どノーメークのように見える化粧、とても20代後半の男性の肌と思えないクォン・サンウの肌のきめ細かさ、チュニョンをかわいがるチャーリーの女言葉(韓国語では男女の言葉遣いにあまり差がないのであそこまで露骨ではなかったような気がする)など物語とは何にも関係ないことにいちいち感心しつつ1時間ほどのドラマを楽しんだ。

ソン・スンホン(宋承憲)が歌ったクォン・サンウの心情を語った@10年が経ってもは使われないようだが、ユンゴンが歌う@サラハンダミョン(愛するなら)と@ヘオジジャゴ(別れても)はたっぷりと聴けるようだ。

サラハンダミョン(愛するなら)は「愛するならだまって一人で愛してください。僕に責任はないから・・・愛さないでください。」と愛されることを拒否するかのように歌いながら、実際は愛してください。と歌っているとしか思えない切々としたメロディが印象的な歌だ。
愛さないでといいながら、本当は愛して欲しい複雑な男心を伝えるユンゴンの声がまたいい。
愛する心が複雑に揺れ動くのは女性だけ、とは決まっていないようだ。

ネットで観た自分の視聴日記への駄目だしの意味もあり、来週もチャンネルを合わせてしまいそうだ。

悲しき恋歌視聴日記

内臓料理に決めた

2005-05-06 22:33:15 | なんということはない日常
居酒屋でのつまみはもずくとモツの煮込み、焼き鳥屋では砂肝と皮と決めているのだが、最近はそれに牛の足の骨、スネ、スジ、テール、腸、胃などをじっくり煮込んだ韓国料理のコムタンが加わり、誰がみても内臓好きなことが分かるメニューばかりだ。

食べ物の好みは育った環境に負うところが大きいというが、両親は内臓物が好きではなく、父親は娘の居酒屋定番メニューが「モツ煮込み」と知った時は小さくため息をついていたし、母親はレバーが嫌いで一度も夕飯のメニューにニラレバ炒めなど並んだことがない。
どういう訳か分からないが突然変異だとしか思えない。

GW中の暴飲暴食を反省し、昼食にビビンバを頼んだ後一人でぼーっと店内を見回してみると、横の壁に「内臓料理に決めた」という文字が大きく目立つ黄色のポスターが貼られていた。
随分唐突なポスターでびっくりしたのだが、内臓料理が健康にいいかが書いてあり、いかにも韓国料理店らしい。
内臓料理は栄養価も高く健康にもいいらしい。やっぱり週に1度位はこれからもコムタンを食べようと思う。
普段「内臓好き」などと人に言う機会は余り無いが、機会があったら食べず嫌いの人にも内臓料理を薦めたい。さしあたってお勧めのメニューは、やっぱり白いスープが思ったよりもあっさりしているコムタンだろうか?

イルマーレ

2005-05-05 13:51:32 | 韓国ドラマ・映画
明日は出勤故GW気分は実質今日で終了だ。
特に旅行の予定もなく、ちょっと映画を観た以外は殆どは部屋の掃除だの洗濯だの身の回りの事で終わってしまった。休みに入る前はやる気満々だったのに非常に残念だ。
しかし休みもあまり全力で遊んでしまうと、出勤するのが非常に辛くなる。正しい会社員としてはまとまった時間に自己啓発に力を傾け、日常の疲れを癒すことに力を注ぐ必要があるかもしれないが、正しい会社員からはかなり離れた場所にいるため、いつも遊ぶのに非常に忙しかったりして休み明けの出勤電車の中は非常に辛いのだ。身体が休みに慣れてしまっているせいだろう。今回は社会復帰がキチンと出来るのかと少し不安もあり、結局中途半端な遊び方をしてしまった。まだ明日まで半日ほど間があるが今からかなり後悔の嵐である。

観たいビデオもまだまだ沢山あったのに、香港映画の旺角黒夜(呉彦祖とセシリア・チャン主演)も昨日リモコンを握ったまま眠ってしまったようでそのままだし、チャン・ドンゴンが出演するというホリディ・イン・ソウルも一昨日同じように途中で眠ってしまったため、悲しき恋歌ではキム・ヒソン演じるヘインの叔母役を演じるチン・ヒギョンが、綺麗な脚の持ち主だということだけしか分かっておらず、チャン・ドンゴンが出演するパートまで辿りついていないという体たらくだ。
この映画は恋する惑星のソウルバージョンというつくりらしいので、気分を出して夜見ようなどと思ったのがいけなかったかもしれない。同じことが旺角黒夜もいえる。明るい太陽の下ではどちらもあまり雰囲気がでないような気がするのだ。

更に休み前から楽しみにしていたイルマーレ THE PERFECT COLLECTIONも、休み前に思わずローファームを購入してしまったので、結局見送ってしまった。
イ・ジョンジェが住む海の家も素敵だし、猟奇的なチョン・ジヒョンもこの映画の中では大人しく可憐な感じだ。たまにはキムチの匂いのしない韓国映画も楽しみたいと思っていたのに、自業自得とはいえこれもかなり残念だ。

このgooのブログには、おすすめ投稿というシステムがありアマゾンで取り扱っている商品を紹介できる。ためしに登録してはみたものの、自分ではまだキチンと購入していないという有様だ。
人に紹介するより自分がここをクリックして購入してしまいそうだ。

イルマーレ THE PERFECT COLLECTION

松竹

このアイテムの詳細を見る

マルチュク青春通り

2005-05-03 19:17:36 | 韓国ドラマ・映画
本編は勿論だが、劇場で映画を観る時の楽しみの一つは予告編だ。
この映画にこの予告編でいいのだろうかと思う時もあれば、配給会社の思惑が手に取るように分かる時もある。
今日はテアトルタイムズスクエアで@バッドエデュケーションを見たのだが、夏に同劇場で限定3週間ロードショーをやることが決まっているクォン・サンウ主演の韓国映画「マルチュク青春通り」の韓国版オリジナル予告編をやっていた。
原題(マルチュク通り残酷史)が青春通りと爽やかな題になっていることにも びっくりだが、
@バッド・エデュケーションの観客と全然共通性がないのもびっくりだ。更に「オリジナル予告編」と銘打って事前に宣伝していることも知らなかったので、日本語字幕が一つも入っていないことにもびっくりした。
韓流ブームの昨今はこの予告編を見たさに足を運ぶ観客もいるかもしれないが(そうだとしたらかなり商売上手といえるだろう。)@バッド・エデュケーションを見るために足を運んだ観客にアピールしてこそ、本来の宣伝といえるのではないのか。
ブームはいつか終わるからブームなのだ。バッド・エデュケーションの観客が、韓国映画に興味を持ってこそ、一過性のブームに終わらず観客の層が広がってくるのだと思うのだが。
オリジナル予告が売り物でも、せめて名前位はハングル表記でなくカタカナ表記で小さくでもつけてあげればよかったのにと思う。名前だけでも分かればガエルファンも興味を持つかもしれないではないか。

それともクォン・サンウのファンが@バッド・エデュケーションの主演ガエル・ガルシア・ベルナルのラテン花美男のファンになることが目的なのか。そちらが目的だとするなら、その目的は達成されたのだろうか。是非誰かに聞いてみたいものだ。
バッド・エデュケーションはいわゆる同性愛を描いた映画だ。同じ同性愛を描いた香港映画@ブエノスアイレスが韓国で公開されなかったことを考えると、この映画も韓国では公開されなかったのではないだろうか。
そんなことをつらつらと考えているうちに、ラテンの熱い嵐が吹き荒れる本編が始まってしまった。

マルチュク青春通り
バッド・エデュケーション

大人失格

2005-05-02 22:07:38 | なんということはない日常
何の前置きもなく「イン・ザ・プールって映画知ってますか?」と同僚から聞かれ「ミステリーのフランス映画でしょ?シャーロット・ランブリングが主演の・・」とトンチンカンな答えをしてしまった。
フランソワ・オゾン脚本、監督の映画@スイミング・プールとすっかり勘違いしてしまったのだ。普通なら話はそこで終わるのだが、同僚は辛抱強く「いえ そうじゃなくてこれから公開される松尾スズキ主演の映画です」と更に説明してくれた。

私は残念ながら松尾スズキと聞いてもすぐ思いつくのは、あのそっくりと称されるペ・ヨンジュンの顔だけなのだが、同僚は更にエッセイがとても面白いことなどを熱く語り、「凄く頭のいい人だと思います。本を貸しますから、是非一度読んでみてください。」と言ってくれた。
何の脈絡もなく松尾スズキの名前を出し、そこまで熱く語るには何かあるに違いない。映画@恋の門で、監督の役得としか思えない酒井若菜との意味の無いラブシーンを撮影した人とは思えない、なにかがあるに違いない。
そう思い借りた「大人計画」を帰りの電車の中で読んでみたのだが、頭のいい人がしょうもない出来事、なんとなく間抜けな出来事を淡々と面白く書くとこうなるのだ、という世界が広がっていた。頭のいい人なのだから、もっと真面目に人生について語れるはずなのに、(思い切って世界情勢についてでも語って欲しい)どうしてこんなしょうもないことについて長々と語るのか。「同僚が頭のいい人です」と断言していたのに今更ながら深く頷いてしまった。
こんな風に熱く語る時点で、松尾スズキのいうところの「ちょっとまぬけ」な感じなのかも知れないが、妙な面白さにはまってしまったのだから仕方ない。
「絶対笑ってしまうので、間違っても電車の中で読まないように」と硬く釘をさされたのだが、大人失格の私は、そんな忠告を無視し(子どもは駄目だと注意されればされるほどやってみたくなるものではないか)電車の中で笑いながら読んでしまった。

連休の狭間の平日、大型連休の人も沢山いる中で残業までしたのだ。がら空きの午後8時過ぎの電車の中、ちょっと笑いながら文庫本を読むという子どもっぽい行動でも、大目にみてもらえるはずだ。
イン・ザ・プール

氷雨パート2

2005-05-01 16:03:18 | 映画鑑賞
昨日氷雨を一緒に見たNさんは主演イ・ソンジェの落ち着いた雰囲気(ある意味無表情ともとれる)を観、「ソン・スンホン(宋承憲)の若さに負けている・・・」と評していたが、逆にいうとそれこそこの映画の描きたかったことだともいえるのではないだろうか。

イ・ソンジェ演じるジョンヒョンに大人の魅力を感じひかれる女子大生(キム・ハヌル演じるキョンミン)。キョンミンの幼馴染で大学の野球部に所属するウソン。
三人の間に横たわる大きな時間の壁。
キョンミンもジョンヒョンも「もっと前に出会っていたら・・・」などという言葉で自分たちの仲を語ったりしなかったはずだ。
だからこそ、どうすることも出来ないジョンヒョンの胸の内を見透かすかのように「あなたは帰るところがあるからいい・・・別れましょう」と冷たく言い放つキョンミンに、ジョンヒョンが思わず手を上げたような気がする。「もっと前に出会っていたら・・・」「あなたは帰るところがあるからいい・・・別れましょう」そんな陳腐な言葉で自分たちの関係を語りたくなかったからだろう。
もっと前に出会っていたウソンにも、幼馴染という形で時間の壁が立ちはだかる。いつまでも男性として見てもらえない時間の壁。

イ・ソンジェの持つ落ち着いた雰囲気、そしてソン・スンホン(宋承憲)の持つ若さ、そして二人の男性と異なる時間を過ごしたキム・ハヌル。
キョンミンを中心に回る三人の時間は、時計とともにウソンと歩むかに見えるのに、また遠くへ行ってしまう。結局誰の時間も交わることなく、時間と思いは雪山の中へ消えていってしまうのだ。

こんな風に頑張って感想を書いてみるものの、本当は「雪山で十分寒いのに、この冷房は効きすぎだ」とか、「寒い中、眉をひそめるソン・スンホン(宋承憲)は男前だ・・・」などと思っていたのはここだけの話にしたい。

氷雨(韓国版DVD鑑賞時感想)

あいち国際女性映画祭 2004 氷雨上映時感想