私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ベスト・キッド

2010-08-22 15:37:55 | 映画鑑賞
母の転勤でやってきた北京。
慣れない中国の地で、悪がきたちに目を付けられ、あっという間にいじめられることになる12歳の少年。
いじめられないためには、相手から一目置かれること。戦うために学ぶのでなく、自分を守るために学ぶということを約束させられて管理人であるハンからカンフーを教えてもらう少年ドレ。


映画好きとして昔から見てきたジャッキーの映画。
ジャッキーに感じるのはいつも明るさのみ。
ジャッキーが画面でも見せる苦悩も、結局は彼の若さゆえの考えの甘さ・・なんていう展開がお決まり。
数年前見た新宿物語では、日本に不法に滞在し、生きるために犯罪に手を染めていく役を演じていたが、見ている私にはまだ戸惑いがあった。
「無理して演じているのではないだろうか?」
勝手な思い込みとは分っていても、そんな思いを捨て切れなかったのだが・・・

ジャッキーに老いを見、ジャッキーが師匠を演じる姿を見ることになろうとは。。。
技や技術や精神はこんな風に伝えられていくんだなと、50台のジャッキーの顔の中に時間の流れを感じて、感動してしまった。ジャッキーに渋いという形容詞を使う日が来るなんて。。。

ジェイデン・スミスは非常に素直な感じで好感のもてる12歳の少年だった。
ジャッキーからカンフーを教えてもらい、カンフーが大好きになったことだろう。

言葉も分らない異国の地で、武術を習い、だんだんとたくましくなっていくというストーリーは非常に面白かった。しかしこれを見てカンフーには憧れても、中国という国に憧れるアメリカ人の少年はいないのではないかと思う。悪役の面白さが映画を面白くしているのだろうが、そこまで悪役になってしまっていいのかと、やや心配になってしまう。

無意識にNGシーンを待ってしまったが、勿論NGシーンはない。変わりに見ることが出来るのは撮影時のスナップ写真の数々。
ジャッキーのポートレートはやっぱり年齢を感じさせる渋い写真だ。

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