私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

当てずっぽうの解答について

2024-09-09 21:52:25 | なんということはない日常

マークシート、勘で記入してはダメ?  試験の「不自然な回答」「一律0点」が波紋、早大「問題があった」と教授を厳重注意

勘で解答することを良しとせず、不正が行われたと判断されたのだという。

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マークシート云々に関係なく、「勘で解答するのはいいのか悪いのか?」という問題は古くて新しい問題だ。

小学校の高学年、テストの際に「テストは最後まで諦めてはいけない。何も書かずに出すな。とにかく何でもいいから書いて提出すること」と先生が熱く語った事で教室がザワザワしたことを覚えている。

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教職1年目の家庭科の女性の先生は雑談もなかなかパワフルだった。
「大学時代の夏休み、リュック一つで旅に出た。無人駅のベンチで寝ようとしていたら近所のおばあさんに「危ないから家に泊まれ」と言われ、一宿一飯の恩義に預かった。皆は危ないからやってはいけないが、でも色々な経験をすることはいいことだ」と、真似していいのか悪いのか良く分からない武勇伝を聴かせてくれた。

その先生が、家庭科の試験の際、選択式の問題の解答を選ばす、白紙のままだそうとしている生徒がいる事をに気づき試験中にも関わらず「皆!ちょっと待った」と言い、「テストは最後まで諦めてはいけない。何も書かずに出すな。とにかく何でもいいから書いて提出すること」と明るく大声で生徒に指示したのだ。

生徒たちはテスト中もざわざわしていたが、その後もざわざわし続け、担任の先生に事の顛末を話し、突然そんな話を聞かされた担任の先生は大変戸惑っていた。

翌日の朝「家庭科の先生の意図は『試験は最後まで諦めてはいけない』ということ。なんでもいいから書け!というのはまぁ、言葉の綾だ」という苦しい説明を担任の先生から聞く事になった。きっと、職員会議で話題になったのだろう。

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今考えると「テストは最後まで諦めてはいけない。何も書かずに出すな。とにかく何でもいいから書いて提出すること」という言葉は、突っ込みどころ満載なのだが、「勘で埋めてある解答は不正とみなす」という対応にはない、妙に温かいパワフルさがあった。

 



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