日々の気温差が激しく、なかなか身体がついて行きません。
そんな先日土曜日、久しぶりにクラシックコンサートに行って参りました。
第121回N響オーチャード定期2022/2023シリーズ。計4回の1回目です。
「コンサートホールで世界旅行」という副題がついて、今回は北欧の旅!
ノルウェーのといえばグリーグ、フィンランドといえばシベリウス。
クラシックコンサートは、解説抜きでいきなり始まることが多いですよね。
今回のシリーズは珍しく檀ふみさんのナビゲーター付きで、
指揮者サッシャ・ゲッツェル氏とコンサートマスターライナー・キュヒル氏が、
北欧の魅力と旅についてお話してくださいました。
残念ながら私は西欧の中で唯一足を踏み入れていないのが北欧です。
ノルウェー、フィンランド、スウェーデン!とうとう行きそびれてしまいました。
グリーグやシベリウスの音楽を聴きながら、まだ見ぬ北欧の森と湖の光景を想像し、
N響の素晴らしい演奏に酔いしれ、心地よいひと時を過ごしました。
グリーグ: 「ペールギュント」組曲:朝[ナクソス・クラシック・キュレーション #ファンタジー]
会場がオーチャードホールでしたので、まさに渋谷のど真ん中を通らなければなりません。
渋谷が再開発されてからは、渋谷は電車の乗り換え地点。殆ど地上に出たことがありません。
想像以上の人混みと賑やかさに、ただただ驚き、怖いぐらいでした。
夫とはぐれないように彼のジャケットの裾を握りしめ必死で歩きました。すっかり田舎者です。
が、この雑踏に、長いコロナ禍がようやく平常に戻りつつあることを実感し嬉しくもなり、
また、きな臭い世界の中で、まだまだ日本は平和なんだと。
そう思うとふと安堵の気持ちになったりもする渋谷の夕刻でした。