昨日は東京新規感染者47名に驚き、恐怖を感じました。
しかし次第にその内訳が分かってきて夜の歓楽街関連者が32名、
他数名が小金井市武蔵野中央病院の関係者ということで、少しほっとしましたが、
だからと言って安心というわけには参りません。
彼らだって私たちと同じように街中で生活をしているのですから。
小池都知事は「積極的な検査の結果」と強調、西村経済再生大臣も19日からの全面解除への移行を、
変更する予定はないと余裕を見せていらっしゃいますが・・・・・。
この積極的検査!今までもこうした積極的検査をしていれば、相当数の陽性者がでてきたのでは?
今までは消極的検査であったということなのでしょうか。
早い段階でこの積極的検査をしていれば、もう少し早く終息を迎えることができたかもしれません。
今回も大半の方が無症状ということですから、実際の感染者は報告される3倍は居るのでしょう。
高齢者は外出を控えている方が多く、最近は圧倒的に若い方の感染者が多いです。
お若い方は感染しても無症状かかなりの軽症で済みます。入院は免れる方が多いでしょう。
自宅療養かホテル療養隔離で済むなら、医療崩壊も起こらないですし、医療従事者の負担にもなりません。
今からでも遅くはありません。若い方々の積極的検査をどんどん進めてほしいと思います。
そして感染者0の日が必ずやってくることを夢見ています。
またまた原田マハさんの著書を読みました。Kindle 版です。
「たゆたえども沈まず」
この意味お分かりでしょうか?
どんなに激しい嵐が来ようと、セーヌ川の真ん中で決して沈まないシテのように、
我らが船も、そしてパリも、いかなる困難もかわしてみせよう。
その思いと祈りを込めて、船乗りたちは、自分たちの船の軸先にパリを守る言葉を掲げた。
ーたゆたえども沈まずー
コロナ禍に翻弄される今の日本の状況に、「たゆたえども沈まず」の言葉を重ね読みふけりました。
さて内容はフィンセット・ファン・ゴッホの生涯をフィクション、ノンフィクション織混ぜたストーリー。
19世紀後半、フランスではジャポニズムが台頭し、浮世絵をはじめ日本美術が人気を博していました。
この物語の主人公ともいえる日本人画商「林忠正」その弟子「加納重吉」は、
同業のゴッホの弟テオドロス・ファン・ゴッホを通じて、早くからゴッホの絵に興味を示し、応援します。
特に加納重吉とテオとの友情には胸詰まるものがあります。
狂気ともいえる兄フィンセット・ゴッホを生涯にわたって支え続ける弟テオドロス。
時には詰り合い、時には寄り添う二人の兄弟の深い結びつきにも心打たれます。
アート作家原田マハさんらしい筆致に流石と思わざるを得ませんでした。
kindleを購入してから読書欲が止まりません。
<訂正>
現状がステップ3でした。19日からは全ての施設が緩和されます。