毎年のことながら連休中に山の事故が多い。
今回の新潟県阿賀野市の五頭連山へ登山に出掛けて行方がわからなくなった6歳息子と父親の遭難は、
とても他人事とは思えない。
私の孫息子がパパである私の長男と本格的に山へ行くようになったのが丁度このころだったと思う(現在小6)。
小学校に上がる前に高尾山、陣馬山などなど低山からはじめ、小学校へ上がると南アルプス、北アルプスの
標高の高い山へも登るようになった。私が孫息子をリードできたのは幼稚園時代まで。
小学生になったときにはすでに私は彼についていくのがやっとどころか、ついていけなくなった。
彼らは最初は確か親子で山へ登る親子塾のようなグループからスタートしたと思う。
そこできっと親子で山へ挑戦する楽しさ、ルール、そして何よりも親子登山の注意点、山の厳しさを学んだのだと思う。
<2016年北アルプス五竜岳?>
今ではすでに百名山の49座を制覇し、この連休中にも50座目の会津駒ケ岳に登ったようだ。
息子は必ずオンラインで登山計画届を提出し、その連絡が山の大先輩であり師でもある夫の元へ届くようになっている。
私はどうしても心配で、夫には息子とY君が山へ行ったことは言わないでほしいと言ってある。
無事下山の連絡が入ったら教えてと。でないと心配で心配で夜も眠れない。
お嫁ちゃんに心配でしょ?と尋ねたことがある。でも彼女はこう言い切った。
「私はK(私の息子)ちゃんのことを信じています。Y(孫)を強く逞しくしてくれて感謝しているんです」と。
来年には孫も中学生。これからはパパである息子がY君についていくのが大変になるだろう。
Yくんが親離れ、パパが子離れをするときがいずれやってくるはず。
それまで細心の注意を払いながら親子登山を楽しみ、父子の絆を強くしてほしい。
行方不明の親子は5月5日に入山、道に迷い、山で一晩過ごし、6日朝「今から下山する」と家族に電話があってから、
連絡が途絶えているようだ。日帰りのつもりであったのだろうから、食料もつきているのではないか。
昨夜は雨風が酷く、かなり冷え込んだと思う。低体温症が心配だ。
何とか生きいてほしい。ただただそれを祈って、無事発見されたとの臨時ニュースを待っている。
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