YUKI

言語、言語で表現できることすべて

あまのじゃく

2008-03-24 23:59:46 | Weblog
1980年代前半だから、日本には、まだスキーマ理論が輸入されてもいなかったころ
背景知識が大事だと思っていたから、授業の毎時間、
背景知識プリントをこさえてますた。

研究授業やらされた時も普段通り、作ったんだが
「研究授業のために特別なことをするなんて見損なった」と
勘違いされてしまいますた…その人も、もう死んじゃったけどね。

今と違ってマニュアルには、授業用背景知識プリントなんて
ついてなかったからね。

あまのじゃくな私は、印刷原稿がマニュアルについてくるようになったら
背景知識プリントは授業で使わなくなっちまいました。

背景知識なしで、文化的な誤解を含んだ「初見」の感想を抱いてから
「文化的誤解」をとくのに必要な最低限の情報を提供してやる。
そして、「初見」の感想がどのように変化するか、内省してもらうのですよ。
今は、こんな感じ♪

何も物知りになるためだけに読むんじゃぁないと思うぞ。
「文化的誤解」を体験し、知的・感情的な反応を内省することが
異文化理解として大事なのだと思う。

背景知識でガッチガチに固めて、初めから正確な解釈をしようとするのは
失敗してこそ味わえる、「実験」の楽しさを奪ってしまうことになる。

妄想じみてるけれど、私が実践してることは
10年くらいたたないと、周囲に理解されないんだよねぇ~
だから、じじぃ・ばばぁは相手にしない。
生徒が、分かってくれれば、ソレでよいと思うことにしてます…

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