氏神様にお参りしている綾里っ子たち「全試合に勝てますように!」
一昨日、トウモロコシと大豆の補植に来た5年生の一人が私に近づき、氏神様を指さし「あれはなあに?」と、
「みんなを見守ってくれている氏神様よ!願い事も叶えてくれるよ!」と答えると、
「おー 明日、野球部のみんなでこよう!」と言っていた。なんと5年生の野球部全員が、手を合わせお願い事をしているではありませんか。雨にもかかわらずバットとグローブを手にして・・・
その後、遊びにきた低学年の綾里っ子と合流し、記念撮影。
氏神様の下の空き地を見つけ、綾里っ子野球部は、雨にもかかわらず練習を始めた。
神様にお願いすれば叶えられるということだけではなく、自らの努力も怠らない綾里っ子。
雨が本降りになるまで、ボールを投げていました。
「6年生が卒業したら俺たちが頑張らなくては・・」と頼もしい意気込みにエネルギーをもらいました。
綾里小の5年生が、学校菜園にいんげんとトウモロコシの補植に来ました。
補植を終えて、学校に戻る途中、何やら探し物をしています。
たくさんのクルミを拾いました。実の入っていないクルミもありましたが短時間でなぜこんなに拾えるのか?不思議なくらい目が早いですね。
葉についていたケムシも見つけました。成虫は何になるのでしょう?
探究心の旺盛な子どもたちは、クルミをさっそく石で割っています。
中身を出して、口に含み「おいしい!」と
周りに子供が集まってきました。
次の時間は3年生が大豆を植えに来ました。秋には収穫した大豆で豆腐作りをするそうです。
この大豆は、先輩から後輩へと代々引き継がれて数十年、綾里小学校の伝統行事として、残っているとのことです。子孫を絶やさず次につないでいく大豆に願いを込めて、「大豆が元気に育ちますように!」と言葉かけしながら植えていました。
移植を終えた後のわずかな時間に、子供たちは自然探索をしました。
宝物を見つけたように、大声を張り上げながら子どもが下りてきました。
蜂の巣(昨年のもの)です。「エーいいなー、さわらして、さわらして」「私もほしい!」と大騒ぎです。
菜園に生えていた雑草の名前を子どもに聞かれ、「ギシギシって言って,酸っぱいけど食べられるよ」と言ったとたんに「食べてみたい!」「どこにあるの?どこにあるの?」と周りの子も興味津々、すぐに口に含んでいた。
「これなあに?」と今度はノミツバを指さし「これも食べられるよ」と言って差し出すとすぐにかじる。その後ヘビイチゴをとってきて、これは?と聞かれ「食べても毒はないけど、おいしくないよ」と言っているのに口に入れる。担任の若い先生まで私の目の前で食べてしまった。
野草に目がない私も顔負けでしたが、思いを同じくする仲間が増えたようで嬉しかった。
この日は母屋でお茶づくりをしていました。ちょっと見学 「ワーお茶の匂いがする」
助炭での仕上げの茶葉を味見 「にがい!」「しぶい!」・・・
茶葉を口に含んだ5年生のミユウちゃんの表情。
震災後3か月、被災した児童も、自然とのふれあいや自然の恵みを食することで、心が癒され自然に寄り添うことの喜びを感じてほしいと心より願う。