大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

手もみ茶

2011年06月10日 | 伝統行事

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第一弾の手もみ茶ができました。

味のほどは・・・ 祖母が作ったお茶の味には届きませんが、新茶の香りがします。

茶葉の蒸し時間、ほいろの温度、揉み方など、課題はいっぱいですが祖母の味を目指して再挑戦します。

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茶葉をせいろうに入れて蒸気で蒸す。

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ざるにあけ、うちわで扇ぎながら冷ます。

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加熱された乾燥台で水分を飛ばす。

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揉み板の上で茶葉を転がし、茶葉の組織を破壊して柔らかくする。

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ほいろ・・炭の上でもみ殻を焼いて火力を均一にしています。

30年ぶりに長屋から出した重さ約300Kのほいろです。

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助炭(じょたん)・・和紙を張り合わせ、柿渋を塗った乾燥台。和紙は張り替えました。

ほいろの上に助炭を乗せ、茶をもみながら、形を整えていきます。

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作業を始めて4時間近く、無農薬の手もみ茶が出来上がりました。

祖母が作り、祖母が入れてくれたお茶の香りを忘れることなく、北限の地と言われる環境で、「この味、この香り!」と太鼓判を押せる手もみ茶づくりを目指していきます。