わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

8月も終わり、花は元気です

2011-08-31 11:43:54 | 花・猫
 多くの学校では夏休み最後の日、8月31日を迎えました。まだまだ残暑が厳しいですが、朝晩は少し秋の気配を感じるようになりました。

 9月下旬に発行する通信の原稿作成に追われ、ようやく一段落したところです。原発問題、自然エネルギーなどの特集となります。限られたスペースでいかにわかりやすくということで、結構苦労しました。原稿を書くとなると、どうしても深夜にならないと集中してできません。

 ポーチュラカ、トレニア、ベゴニア、アメリカンブルーなどの玄関の花も元気に咲いています。さまざまな鮮やかな葉の色が楽しめるコリウス(右端)も随分大きくなりました。先端をつまむと分枝してこんもりとなります。つまんだものを挿したプランターでも大きく育ってきました。

 マリーゴールドの花もいつか草木染めに使えそうだと摘んでは冷凍しています。

 10月7日に、夕日寺公民館の地域サロンで草木染めをすることになりました。ハンカチ(150円)以外にコットンマフラーを300円という格安で手に入れることができました。もう在庫がなく、今後は値上げするというものです。マフラーなので、玉ねぎだけではなく、くりの葉のグレーやびわの葉のあずき色にも挑戦できたら楽しいと思っています。

福島から避難の浅田さん、生活スタイルを見直し脱原発を

2011-08-28 21:45:39 | 環境・エネルギー
 8月25日、金沢大学「角間の里」でいしかわ教育総研「環境教育」部会第9回公開研究講座があり、参加してきました。
 テーマは「福島原発事故を受け止め、食と農と地域を結ぶ環境教育にどう生かすか」です。パネラーは3人。「『能登まるかじり』地域の食材を活かして」と題する学校現場からの報告、「中山間地域と持続的な食と農」と題する専業農家の報告、そして、福島から避難している浅田正文さん(写真のマイクを持っている人)の報告があり、その後、フロアとのやりとりがあるパネルディスカッションでした。

 浅田さんは福島県から原発事故にあい、夫婦で金沢へ避難し、脱原発の運動をされています。東京でビジネスマンとして働き、54歳で退職し福島県に引っ越し、17年間自給自足の生活をしていました。「自然農」という農法で、耕さない、肥料を与えない、無農薬で、雑草も根を残し、地上部だけを刈りとることで、始めて数年後には十分収穫できたそうです。福島でも脱原発の運動を継続されていました。ところが、福島第一原発から25キロの避難指示区域にあり、事故の後、金沢の友人を頼り大慌てで避難することになりました。
 
<原発を受け入れられない理由>
・原発は人智を超えたもの
・使用済み核燃料の処理技術を人類はもっていない
・定常運転・定期点検時の作業員の被ばく

<本当に電力不足なのか?目に余る原子力村>
・2003.4~8 福島・新潟の東電管内全17基の原発を停止したが停電にならなかった。
・現在54基中15基のみ稼働。水力発電・火力発電の稼働率は半分以下。
・3.11以降の計画停電はゼスチャー?
・今年8.8、東電が東北電力に電力融通(全原発17基中稼働4基のみなのに)
・「国が安全の責任を持つ」って?やらせメール、電力不足の大げさな宣伝、情報隠し・・・

<生活スタイルを見直す>(コンビニ24時間営業・・・)

コーディネーターの三国千秋さん(北陸大学)のまとめより
 故高木仁三郎さんが91年「『死の灰』という表現は半分当たっているが、半分は当たっていない」と述べている。「火は完全に消えたわけではなく、『おき』の状態で、冷やし続けなければ放射能を出し続ける。人類は核エネルギーを取り出すことはできたが、消すことはできていない。」

竹の間伐作業のお知らせ

2011-08-20 23:25:07 | 環境・エネルギー
・目的 竹の間伐作業を行うことで竹林を元気な状態に戻す。
    竹林の現状に学び里山の保全について理解を深める。

・日時 8月28日(日) 8:00~12:00
・場所 金沢市立内川小中学校グラウンド
・対象 高校生以上(先着10名様)
・持ち物 飲み物 帽子 軍手 タオル
・主催 金沢エコネット
・申し込み 金沢市環境政策課(℡:220-2507 Fax:260-7193)

伐採した竹材の活用方法もいろいろ考えられます。
 竹チップ:バイオマス燃料、マルチング材、水質浄化材、たい肥化
 竹パウダー:土壌改良材、畜産飼料配合剤

ぜひ実用化につなげて、循環型社会をめざしたいものです。
        

金沢市営水力発電所現地視察ー小水力発電の可能性探る

2011-08-18 23:52:27 | 市議会
 8月16日、社民党議員団で金沢市営水力発電所の現地視察を行いました。
 金沢市は、5か所の水力発電所を設けて、全国で唯一水力発電事業を行い、4万戸分の家庭で使用する電力を発電しています。

 午前中は、市内での小水力発電可能地域についての案を検討し、午後1時半から5時半ころまで、企業局職員の案内で現地視察を行いました。
 今回は、犀川上流の内川水系のダムや発電所を視察しました。
 上流には、「オロロ」といわれるアブの一種が多発しているとのことで、長袖、長ズボンの作業服、長靴という完全武装で出かけました。

 三口新町にある発電管理センターで説明を受けてから、内川の上流から下流に向かい、新内川第二発電所(取水口も)、内川ダム、新内川発電所、新内川ダムの順に視察しました。

 内川の上流、菊水の取水口付近は、山を境に河内村や鶴来町と接するような位置にあります。噂の「オロロ」が大量発生していました。車の周りを包み込むように勢いです。車から出ると、オロロが車内に入る恐れがあることから、下車することは断念しました。この取水口から3,500mの導水路で100mの落差を利用した新内川第二発電所があります。(写真)最大出力3000kw、約4,000戸分の発電量です。

 その下流にあるのが、多目的ダムの内川ダムです。
 さらに下流に新内川発電所と新内川ダムがあります。新内川発電所は、内川ダムから取水し、1,850mの導水路、113mの落差を利用し、最大出力は7,400kwです。発電所内のタービンの軸が激しく回転している様子を視察しました。

 さらに下流の平沢(ひらそ)川砂防ダムは県の管轄です。満々と水をたたえている平沢川ダム貯水池の有効利用について検討されてもいいように考えますが、県の管轄ということで詳細は不明です。

 企業局としては、新たな小水力発電に取り組むには、費用対効果とスケールメリットが課題であるとのことでした。再生エネ法により全量固定価格買い取り(ランニングコスト)が実現しても、初期投資費用(イニシャルコスト)が高いハードルとなっています。

 岐阜県や富山県は包蔵水力も高いことから、小水力発電が大変進んでいます。富山県砺波市に庄川合口発電所が10日に発電開始し、現在、15か所で小水力発電が運転中、7か所で建設中ということです。庄川合口発電所は、土地改良組合が保有し、総工費3.6憶円の半分は経産省の補助金利用。水利権取得など事務手続きが煩雑なため、富山県は岐阜県とともに国に手続きの簡素化などを要望する考えで、富山市は水力発電の特区申請ができないか検討しているとの報道があります。

8月15日、社民党敗戦記念日・平和を求める街頭宣伝活動

2011-08-15 22:35:38 | 平和・人権
 本日、8月15日は終戦記念日です。社民党の毎年恒例の敗戦記念日・平和を求める街頭宣伝活動を武蔵が辻と香林坊で各1時間行いました。
 11時からの武蔵が辻ではちょうど雨が降り始めました。強烈な日差しはなかったものの、雨と蒸し暑さの中での街宣でした。武蔵が辻周辺の駐車場が満車が多かったにもかかわらず、メインストリート沿いの通行者は少なかったです。お盆ということで、大勢の観光客が近江町市場の中の海鮮丼のお店に行列を作っていました。

 お盆のさなかのこの街宣活動は、個人的にはちょっと痛いものがあります。昨日の日曜日に実家の七尾へ日帰りで墓参りをしてきました。入院中の叔母を見舞ったり、親戚へあいさつに行ったりとあわただしく過ごしました。田舎の実家はエアコンがないので、暑さがこたえます。

 先の大戦で300万人ともいわれる日本人が尊い命を落としました。また、広島、長崎の原爆により、これまた多くの人が痛ましい犠牲となり、そして、いまなお後遺症に苦しむ方々がいます。そして、忘れてはならないのが、アジアの国々へ侵略し、おびただしい数のアジアの人々を犠牲にした加害の歴史です。

 私の父は1929年生まれで16歳の時、終戦を迎えました。祖父は徴兵検査に合格しなかったため、幸いにも徴兵されませんでした。父の母と弟は、当時腸チフスで亡くなったそうです。中学校時代はほとんど勉強できずに勤労動員に駆り出され、「もっと学びたい」という思いが強かったといいます。昭和20年4月に浜松臨時教員養成所へ入学することになりましたが、浜松は空襲を受け、ほぼ全壊状態になりました。戦後の食糧難に悩まされたと言います。 

 母は1932年生まれで8人兄弟でしたが、そのうち4人を結核で亡くしています。食糧事情が悪く十分栄養がとれなかったためでしょう。祖父は徴兵されましたが、無事帰還しました。

 このように私の父や祖父は幸いにして戦争で命を落とすことはありませんでした。また、石川県は空襲にあわず、父母の実家はいずれも農家だったため、最低限の食糧は確保できたようです。そういう意味では、戦争の被害という点では、深刻な部類には入らないかもしれません。しかし、戦争による食糧事情から、伝染病や結核で子どもたちが命を落としました。平和な時代なら、その人生を開花させ、人生を全うできたでありましょうに。

 誰にも平和のうちに生存する権利があります。
 その権利を奪う戦争を二度と起こしてはなりません。
 声高に「国を守る」「日本人としての誇りを持て」というナショナリズムの台頭に警戒しなければなりません。

人権・同和教育研究大会ー中倉さんの講演に感動

2011-08-13 17:51:00 | その他
 8月10日、地場産業振興センターで金沢市同和教育研究協議会主催の第17回人権・同和教育研究大会がありました。
 記念講演は、徳島県人権啓発青少年団体連絡協議会「止揚の会」事務局 中倉 茂樹さんによる「ぬくもりを感じて」でした。

 講演の初めに、「ペンを持っている人、必要ありませんよ。」とおっしゃったのですが、本当にそうでした。年間150回も講演されているとのことでしたが、人をそらさない話術もさることながら、何よりもその内容にくぎづけとなりました。

 ご自身が被差別出身で小中学校で毎日いじめにあい、学校の行き帰りに石を投げられ続けたので、片道2㎞を走って登下校した。高校で全校生徒の前で15分間マイクを持ち、自分が出身であることを告白した。

 ご自身の恋愛、壮絶な結婚差別との闘い、そして、子どもが生まれ、親との和解に至る体験談でした。「親や周囲に祝福されて結婚したい」と親を説得しようと思っても、まず難しい。「子どもが幸せになることが親の幸せ」のはずだから、「幸せになるために結婚しよう」と勘当覚悟で駆け落ちする。
 親の反対により家に監禁される、自殺するなど、結婚差別に今なお苦しむ多くのカップルがある。その相談に乗ったり、仲間で応援する活動を続けているとのことでした。

 

サポートハウス代表・山本実千代さんに聞く

2011-08-13 15:03:31 | 子育て支援
 8月12日、日常生活支援サポートハウス代表・山本実千代さんにお会いし、お話を伺いました。山本さんとは、子育て農業応援団や男女共同参画のつどいでお会いしていましたが、多岐にわたるパワフルな活動にかねてから感心させられてきました。今回は、私の通信「withともに生きる」にぴったりな方と思い、インタビューを申し込みました。

 その肩書の多岐にわたることにもびっくりしてしまいました。
 子育て農業応援団代表、石川県男女共同参画ネットワーク委員、金沢市男女共同参画審議会委員、石川県DV見守りネットワーク推進委員、石川県オレンジリボンキャンペーン実行委員、石川県食育子育てアドバイザー・・・

<食と農の応援団のネット上での山本さんのメッセージより> 
 私自身が知的障害児を生み育てる中で、当事者性の立場での支援・日常生活に根付いた支援の必要性を実感し、子どもたちと生活を共にしながら活動する場「日常生活支援サポートハウス」を平成14年12月に自宅を開放して立ちあげました。

 サポートハウスでは、一時預かり、お泊まり、長期預かり、野外体験活動、社会参加活動、農作業体験活動などを行いながら、知的障害児(者)・精神障害・発達障害・虐待関係・ニートなどの子どもたちを受け入れ、行政の縦割り的な対応ではできない支援を実施しています。

 支えが必要な子どもたちにとって、大勢の人の中で育つということがいかに大事なことであるかということが実感できます。人と人とのつながりやコミュニケーションなど生きていくうえでもっとも大切なものが、ここには存在します。

 子どものみならず大人たち(親)にとっても居場所は必要です。悩み、苦しみ、もがきながら心の中で葛藤している人が少なくありません。サポートハウスはそんな大人(親)たちの心のよりどころ、家でもあります。幼児期から青年期、大人までみんなで集える場所、そんな居場所が現代にはなくてはなりません。


 サポートハウスでの利用料は1日1,000円、食事1食500円、お泊まり預かりは1泊2,500円ということで、こんなに安くて大丈夫?と心配になるほど。

 お話をお聞きしていて、「居場所」「つながり」「自分だったらという当事者性」などのキーワードが浮かび上がってきました。
 ご自身が障害のあるお子さんを抱えながら生きることに精いっぱいだった経験から、現在、同じような悩みを抱えている親子が集う場を自宅開放したそのエネルギーに圧倒される思いがしました。いつも現場があり、年中無休、プライバシーもないのでは、と心配になりますが、肝っ玉母さんのようなバイタリティで次々と新たな活動を広げていかれています。

 子育て農業応援団とし、て医王山のふもとのファームで月2回、親子での農業体験、農育、食育を実施しています。いしかわ子ども交流センター(元県中央児童会館)での畑活動の指導を8月末からされます。交流センターの場所の近くに県営・市営住宅があり、ここには、福島から避難している家族が何組か入居されています。山本さんは、その親子がこの活動に参加してくれたらとの願いを持ち、秋ジャガイモや○○かぶという東北の野菜も植え付ける予定だそうです。知り合いも少ない避難家族がこのような活動を通じてなかまづくりができたら、という発想に、山本さんが常にもっている「居場所」「つながり」「自分だったら」のキーワードがあることに気づきました。

 行政に対する注文もお聞きしました。「行政はやはり、敷居が高い」と感じる人に対して上から目線ではなく、民間との真の協働となるようにしてほしいとのこと。
 山本さんの活動は、本当に必要としている人に必要なサービスが届く民間ゆえのフットワークの軽さ、当事者だからわかるきめ細やかなサービスがあります。しかし、ボランティア精神だけでは運営の継続性に不安があります。行政としての役割や責任、安上がりに民間を利用するだけではなく、どのような協働のあり方がよいのか、考えていく必要があります。

岩淵弁護士による「脱原発」ミニ講演会

2011-08-13 13:41:28 | 環境・エネルギー
 8月11日、社民党議員団会議で岩淵 正明弁護士をお呼びし、「脱原発・自然エネルギー社会への動き」と題するミニ講演会を開催しました。
 30分という限られた時間でしたが、ポイントをついた大変わかりやすい講演でした。

1.原発関連の指針の見直しが必要
 ①安全設計審査指針(従来の指針:外部電源8時間まででOK*今回11日間喪失)
 ②耐性設計審査指針(M7.9想定*今回M9)
  1号機の揺れは想定内にもかかわらず配管ずれ、水漏れ
 ③防災指針(8~10㎞*飯舘村:47㎞)

2.ストレステスト
 現在、格納容器の中へ入れず、何が起こっているか分からない。
 チェルノブイリさえ格納容器の中の確認まで数年かかる。
 新潟県知事・福井県知事は簡単には受け入れられないと明言。

3.電気は足りている
 東電は今週に入り、需要予測を1000万kw落とす。→電力は足りている。東北電力へも融通している。
 本日8月11日までが電力消費のピーク。明日からはお盆休み。
 今、動いている原発は15基。来春、全部止まることになる。
 来年夏を乗りきれれば、原発はいらないことになる。

 7月29日政府の来年の夏の予想
  供給:1億6千万kw
  需要:1億8千万kw
  この需要予測は、これまでの最大消費電力を積算している。
  節電効果(15~20%)を入れていない。
  供給量に自家発電、揚水発電、大口需要契約(1000万kw)を入れていない。

4.脱原発へ(縮、減、卒等いろいろあるが、ゼロにすべき)
 ①コストが安いというが・・・
  4月29日の国家戦略室の将来見通し・・・原発は上がり太陽光等は下がる
 ②CO2削減というが・・・
  原発増やしてきたが、CO2は減っていない。
 ③電気料金が上がり経済成長にマイナスというが・・・
  電力会社の地域独占、総括原価方式をやめると電気料金は安くなる。

 何よりも、命と変えられるか!?
 10万人の原発難民を出している。生命・安全の確保こそが重要。

山王2丁目の夏祭りは「ゆかた祭り」

2011-08-06 23:07:57 | 地域
 8月6日、夕方から山王2丁目町会の夏祭りがありました。
 山王2丁目町会の夏祭りは、今では少なくなった盆踊りが中心です。
 今年は「ゆかた祭り」と称して、浴衣で来場するよう呼びかけがありました。
 私は、子どもの時以来、浴衣で盆踊りをしたことはありませんでした。知り合いの方で、浴衣一式を貸して着せてくださるということで、お言葉に甘えることにしました。

 夏祭りにふさわしい暑い日で、思わず冷たいビールを飲み、車を置いて帰ることにしました。踊りの上手な方をお手本にして、見よう見まねでたっぷり踊り、汗びっしょりになりましたが、とても楽しかったです。地域の方とも楽しくおしゃべりさせていただきました。
 子どものときは、母と一緒に村の盆踊りによく行ったものでした。

66年目の広島原爆記念日ー「父と暮らせば」芝居一人語りを聴く

2011-08-06 22:40:11 | 平和・人権
 今日、8月6日は広島に原爆投下された日です。
 テレビ中継における広島の平和祈念式典で、菅首相は「原子力の『安全神話』を深く反省する」と述べ、「原発に依存しない社会をめざす」と表明しました。首相が記念式典で原子力政策に言及するのは今までになかったことです。
 核兵器は「悪」で、核の平和利用は「善」という構図が唯一の被爆国・日本でも受け入れられてきました。核の平和利用は当初、被爆者の間でも受け入れられてきたといわれています。

 午後から教職員組合金沢支部主催の「教育の集い・市民集会」が文教会館であり、参加してきました。
 講演は、佐々木梅治さん(劇団民藝)による芝居一人語り「父と暮らせば」(井上ひさし原作)でした。原田芳雄さん、宮沢りえさん主演による映画が有名です。この映画は、7日BSプレミアムで放映されるそうです。原爆の被害にあった親子で、娘が父を救えなかった後悔から、「自分だけが幸せになれない」と自己規制している。そこへ、父が幽霊となって現れ、娘に自分ばかりを責めないように諭すストーリーです。
 生き残ってなお「助けられずに自分だけが生き残っていいのか。」と、自分を苛んでしまう戦争や原爆の重大な犯罪性。

 東日本大震災、福島原発震災のあった今年の原爆記念日は、焦土と化した広島や長崎の街と被災地が重なって見えてしまいます。
 「自分たちを最後の被爆者にしてほしい」との被爆者の願いもむなしく、広島、長崎、第五福竜丸、そして福島と四たびヒバクシャを出してしまいました。
 核と人類は共存できません。
 子どもたちに平和で持続可能な地球を手渡すことは、大人の責任です。