わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

夕日寺校下文化祭でもちつきの手返し

2010-10-25 02:14:20 | 地域
 10月24日、夕日寺校下の文化祭が夕日寺小学校でありました。
 私は少し覚えたてのもちつきの手返しを忘れないように、お手伝いを申し出ました。
 最近は手返しができる人が少なくなったとのことで、今回はシルバー人材センターヘお願いしたそうです。
 センターからいらした男性の方は、68歳だそうですが、とても元気よく杵でつき、若い人に一生懸命教えていらっしゃいました。女性の方は森本からいらしたそうです。
 私は、本格的に手返しをするのは、昨年末の「夢の里 すみよし」以来です。つき方とリズムよく手返しを合わせていくと、結構いい運動になり、汗ばむほどでした。夕方にはすでに太ももに心地よい筋肉痛を感じ始めていました。
 もちつきの技術はぜひ伝えていきたいと思います。多くの方が体験してくださることを願います。

 私の子どもの頃は、実家で家じゅう総出でもちつきをしました。
 年末の正月用のもち、1月末のかきもち作り、初夏の笹もちと。
 今は亡くなった祖父母がもちつきをできなくなってからは、80歳近い母がもちつき機で作っています。
 杵でついたつきたてのお餅は、やはり格別です。

 夕日寺に伝わる粘り気の強い「伝燈寺いも」、やちぐさ作業所で作っている「金時草クッキー」などを買い、山野草の会の方たちが猛暑にもめげず丹精込めて育てた盆栽や寄せ植え、可憐な山野草を眺め、「収穫の秋」を感じた1日でした。

映画「キャタピラー」に衝撃受ける

2010-10-21 01:55:11 | 平和・人権
 女優の寺島しのぶさんが、ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞したことでも話題になり、観たいと思っていた若松孝二監督の新作映画「キャラピラー」がシネモンドで再上映されていたので、10月20日、観て来ました。

 とにかくすごい映画でした。衝撃のあまり、観終わった後はすぐには立ち上がれないほどでした。

 この衝撃や感想をどう表現すればよいかまとまらないので、パンフレットの中の寄稿を転載します。
 
 若松孝二ならではの究極の反戦映画である。
 両手両足を失い、耳が聞こえず、口もきけなくなった男が名誉の軍神として帰ってきた。
 食欲、性欲だけが旺盛な軍神に妻が身も心も振り回される。実は軍神は外地で現地の女性をレイプし、殺害していた男で、妻との性交中にそのことに苛まれ、芋虫のようにころがりまわる。妻はあきれ果てている。国を挙げての"軍神ごっこ”を痛烈に描き切った作品である。(田原総一朗)

 ・・・中国戦線で重傷を負い人間としての機能をほとんど失った夫と、健康で常識的な妻。それが「軍神」と「軍神の妻」に祭り上げられるプロセス自体、戦争に駆り立てられた時代を象徴する。・・・
 この映画は、すぐれた反戦映画である。戦場も戦闘も出さずに、静かな農村の生活だけで戦争の愚かさをえぐりだしてみせたのだ。(寺脇研)

 当時の女性は、男の性欲のはけ口、飯炊き女、後継ぎを産む道具と、ひどく抑圧されていた存在。・・・シゲ子にとっての敗戦は、そうした抑圧からの、小さな解放だったのだと思う。・・・
 これが戦争なんだ、ということを、戦争を知らない若い人たちにも理解して欲しい。どうか、あの悲惨な戦争のことを忘れないで欲しい。そして、国家による殺し合いに、加担する側にはいかないで欲しい、そういう思いを込めたのが、この作品なのだ。(若松孝二監督)

金沢職人大学校ー「歴史に責任を持つ」ために設立

2010-10-21 01:01:03 | 市議会
 10月17日(日)、全州市代表団に同行して、大和町にある「金沢職人人大学校」を初めて視察しました。

 金沢の個性そのものといえる伝統的な職人文化についても、近年の生活様式の近代化、機械化の中で技法の衰退、後継者の不足等厳しい状況にあります。
 本大学は、金沢に残る伝統的で高度な職人の技の伝承と人材の育成を行うとともに、資料の収集、調査及び公開を図ることにより、文化財の修復等を通じ、匠の技への高い社会的評価と一般の理解と関心を深めることを目的としています。
 
 本科は定員50人で、石工科(5人)、瓦科(5人)、左官科(5人)、造園科(5人)、大工科(10人)、畳科(5人)、建具科(5人)、板金科(5人)、表具科(5人)からなっています。

 修学年限は3年間、研修時間は月4回、19:00~21:00(仕事を終えてからの夜間)、学費は無料。志望者が多く、途中でやめる人は一人もいないとのことでした。講師は職人さんが無償で引き受けているそうです。

 この日はたまたま「市民大学公開講座」ということで、一般市民の方がたくさん体験されていました。
 偶然にも、私の近所の瓦職人さんが講師をしていらっしゃるのに遭遇し、びっくりしてしまいました。
 事務長さんの説明には熱と力がこもり、「歴史に責任を持つ」まちとしての誇りと気概が伝わってきました。

韓国全州市議会代表団の金沢市訪問に同行

2010-10-21 00:21:54 | 市議会
 15日(金)~18日(月)、金沢市の姉妹都市である韓国全州市議会代表団(議員8人、随行4人、計12人)が金沢市を訪問しました。金沢市と全州市は、毎年交互に訪問団を派遣して交流しています。私は昨年の11月、全州市を訪問しました。韓国では6月に自治体選挙があり、全州市では改選議員34人中16人が新人議員であり、女性議員は8人だそうです。

15日(金)は金沢能楽美術館、21世紀美術館を視察。
16日(土)は兼六園、金沢城公園、成巽閣、金沢湯涌江戸村視察、温泉入浴体験。
17日(日)午前:ユン・ボンギル義士史跡、姉妹都市公園、金沢職人大学校、金沢市民芸術村視察。
     午後:安江金箔工芸館、作田金箔(金箔貼り体験)、ひがし茶屋街、駅東広場、金沢百番街視察。

 私は、日曜日の午前中の視察に同行しました。
抗 日運動家・韓国独立運動の英雄とされるユン・ボンギルは、1932年、中国上海で日本の首脳部に爆弾を投げつけた罪で、金沢で処刑され、野田山で暗葬されたのでした。暗葬跡地、慰霊碑を訪れ、墓参しました。

 姉妹都市公園では全州市コーナーの前で記念撮影しました。(写真)姉妹都市公園へは、私は、諸江町小学校に勤務している時によく遠足で訪れました。全州市コーナーは、4年前にできた最も新しいコーナーです。

 大和町の職人大学校、芸術村を視察し、「れんが亭」で食事しました。なんと、お皿に盛られたキムチがテーブルに置かれていました。議会事務局の配慮だそうです。韓国訪問団の人たちは、座るととたんにキムチを食べ始めました。準備した5㎏のキムチはあっという間になくなり、まだ足りないような感じでした。韓国では、「3食キムチ」だそうです。キムチを漬ける季節が近づいたものの、今年は猛暑の影響で白菜が高騰し、混乱しているとのニュースを観ました。

 夕方から、焼き肉屋さんで金沢・全州親善協会主催の夕食会があり、とても盛り上がりました。視察に同行し、親しく交流することができ、楽しかったです。金沢は見所が多いため、訪問団にとってはハードなスケジュールだったと思います。

夕日寺校下ソフトバレーリーグ終了

2010-10-13 01:06:56 | 地域
 10月12日、5月から始まった夕日寺公民館主催の町対抗ソフトバレーリーグが本日をもって終了しました。
 私は今年は残念ながら3回ほどしか参加できませんでした。決して上手ではなく、チームの足を引っ張っているのですが、楽しみながら適度な汗をかけるソフトバレーは大好きです。もっと早く試合前に行って練習に汗を流したいのですが、急いで夕食の用意をして駆けつけるのでなかなか・・・。もうシーズンが終わってしまうのは、とてもさみしいことです。御所町1丁目チームで記念撮影をしました。

 リーグ優勝は、高田町会。なんと、応援団がすごい!選手の数以上の応援団です。急きょ班長さんが招集されたとか。東長江と高田の対戦でした。両チームともとてもハイレベルで、団結力も抜群です。社会体育大会でも優勝した高田町会が応援団をバックに気合で勝ち取った勝利でした。

「はじめまして絵本」事業、本日スタート!ー心が柔らかく

2010-10-13 00:29:20 | 子育て支援
 10月12日、駅西健康福祉センターで、「はじめまして絵本」事業(ブックスタート事業)が始まりました。
 3ヶ月健診に訪れた親子に対して3冊の絵本をマンツーマンで読み聞かせをして、そのうちの好きな1冊をプレゼントするという事業です。
 私は、3年前の9月議会で、このブックスタートを金沢市でもぜひ実施すべきではないかと質問しました。このときの市長の答弁は、絵本を配布することは考えていないというものでした。
 マンツーマンでの読み聞かせ、そして、本のプレゼントは、私がぜひ実現したかったことです。その後、「子育て夢プラン」の改定、そして、赤ちゃん誕生プレゼント品の見直しなどの契機があり、3年目にして実現しました。その間、金沢市には「こども図書館」がオープンしたこともあり、読み聞かせボランティアの人もたくさん登録されるなど、事業のスタートに向けて着々と準備が進められてきました。念願の事業がスタートして、とてもうれしい限りです。

 今回読まれる絵本は、「しろくまちゃんのほっとけーき」(わかやまけん)「いないいないばあ」(松谷みよこ)「じゃあじゃあびりびり」(まついのりこ)の3冊です。一番人気は、「ほっとけーき」でした。やっぱり、おやつを作るお話で、ホットケーキが焼ける音が楽しいのでしょうね。

 健診を終えて、赤ちゃんと大きな荷物を持って2階の会場に上がってきたときのお母さんは、やや疲れ気味で緊張した面持ちでした。ところが、読み聞かせボランティアの方の優しく巧みな語りかけに対して、3か月の赤ちゃんも目で絵を追い、お母さんの表情がみるみるうちに柔らかく変化していくのです!その様子はずっと見ていても飽きることなく、見ている私たちまでもが心が柔らかくなっていくようでした。

 赤ちゃんが眠っている時は、ボランティアの方は親御さんに対して読み聞かせをし、その際のアドバイスなども話されていました。また、さりげなく育児アドバイスもされていました。
 お母さんとおばあちゃん、あるいは、パパとママで来ていらっしゃる方も、ともに読み聞かせの心地よさを楽しんでいらっしゃいました。
 
 <お母さんたちの感想から>
・本がプレゼントされるなんてうれしい!
・どんな本がいいかわからなかったけど、紹介されたのでよかった。
・読み聞かせの仕方について、勉強になった。
・疲れていたけど、ほっとした。よかったなあ。

「旭日 金時草祭り」で朝日小学校児童の作詞の歌を聴く

2010-10-10 12:55:23 | 地域
 10月10日、私が以前勤務していた朝日小学校運動場で「旭日 金時草祭り」があったので、出かけて来ました。
 今は山側環状道路が開通したので、私の家から約20分の早さで到着します。堅田のあたりから薄紫色に染め抜いた「旭日 金時草祭り」ののぼり旗が何本もはためいています。たくさんの旗を立てることも一苦労のはずです。

 11時少し前についたのですが、お目当ての野菜などはかなり売れてしまっていました。朝とれたばかりの新鮮な金時草やなす、ずいきなどの野菜や焼き芋、金時草ゼリーなどを買い、金時草のてんぷらやめった汁、金時草ちらしずしを頂きました。
 上平小学校や朝日小学校に勤務していたころの保護者の方もお祭りのお世話をしていらっしゃいました。

 11時過ぎから、朝日小学校児童による「朝日小学校の歌」の披露がありました。全校児童8人の子どもたちが作詞をしたそうです。8人の歌声はまるで「天使の声」のように美しかったです。歌っている間に、小さな観客が飛び入りし、曇り空が晴れて、太陽の光がスポットライトのように子どもたちを照らしていました。右端のエプロン姿の方は校長先生です。職員も総出で地域行事に参加していました。

 加賀野菜の金時草などの栽培に精を出すおじいちゃんにお会いでき、地域を元気にしようとする意気込みを感じました。

過ごしやすくなり、花も元気に

2010-10-10 12:36:44 | 花・猫
 10月10日、体育の日があり、三連休の方もいらっしゃることと思います。
 昨日から「ねんりんピック」が始まり、全国からたくさんの選手団が来沢しました。昨日はあいにく終日雨でしたが、今日は、少しは回復してほしいものです。
 私の住んでいる御所ニュータウンの近くの御所町も獅子舞が町内を巡行するとのことで、天気が回復することをお祈りいたします。 

 人間にとっても過ごしやすい季節は、花もまた元気になりました。夏の盛りは花を休んでいた「八重咲きインパチェンス」(カリフォルニアローズ フィエスタ)も花をつけ始めました。コリウスも色鮮やかな葉を大きく広げています。自分で写真を撮っていると、自分が入ることは少ないので、今日は初めて私を入れての撮影となりました。

この三連休は珍しくあまり予定が入らなかったので、家の中の片付けもしたい、書類の整理もしたい、花の植え替えもしたい、たまった報告物(9月議会、視察)も片づけたい・・・と思いながら、早、半分過ぎてしまいました。

夕日寺校下社会体育大会に参加

2010-10-04 00:52:28 | 地域
 10月3日(日)は、夕日寺校下社会体育大会でした。開会直前に雨が降り、開会がやや遅れたものの、その後は雨も降らず、曇りで涼しく過ごしやすい大会となりました。

 午前中は、本部テントで景品渡しのお手伝いをしながら、皆さんの活躍を観戦していました。

 午後は、アベック競走とじゃんけん競走に出ました。
 子どものころから、かけっこはびり争いをしている私です。
 日ごろの運動不足から、自分の写真を見るのがいやになる○○○ぶりですが、雄姿を撮ってくださる方がいらっしゃいました。
 足が遅いうえ、じゃんけんも負け続けて、案の定、びりでゴールでした。
 大して走ってもいないのに、もう筋肉痛です。情けない・・・

 私の町会の御所1丁目は、町対抗リレーはいつも優勝し、応援していてもとても盛り上がります。予選は気持ちよく1位でした。今年は最後までいられなかったので、決勝の結果はどうだったのでしょうか?

 大会のお世話をしてくださった方々、本当におつかれさまでした!
 おかげさまで、地域の方々と楽しい時間を過ごすことができました。

五郎島金時への熱い思いに触れるー(有)かわに代表の講演より 

2010-10-02 00:49:20 | 食の安全・農業
 10月に入り、まだ平年よりやや暑いものの、ようやく過ごしやすい陽気となりました。10月に入るのを待っていたかのように、キンモクセイが香り始めました。
 さわやかな晴天の下、都心部には、遠足、グループ活動、写生会、21世紀美術館見学などをする児童・生徒たちがたくさんいました。
 
 10月1日、市議会の「ものづくり特別委員会」視察として、五郎島金時(さつまいも)の栽培・加工を手掛けている「(有)かわに」の工場を視察し、代表の河二 敏雄さんの講演を聞きました。

 河二さんは、粟崎(五郎島)で三代続く農家の生まれですが、大学農学部卒業後就農しようとしたけれど、農業で生計を立てることの厳しさから両親から猛反対されたそうです。
 しかし、「農業が好き」との熱い思いと、どん欲なまでのチャレンジ精神とバイタリティでさまざまな先輩や大学の先生から教えを請い、今では10人余りのスタッフを雇い、五郎島金時をペースト化した加工品の販売を展開しています。

 五郎島金時の加工に踏み切ったきっかけのひとつは、30歳のとき経験した阪神淡路大震災だそうです。「被災地にイモを送ろうとしたけれど、生は困ると断られた。ボランティアで現地に入った際に、サツマイモをアルミホイルで包み、たき火で焼きイモにして食べたり、カイロがわりにしている姿を目にした。また、たくさんの人々が亡くなった様子を目の当たりにして、一度の人生だから、自分のやりたいことをやろうと思った。大好きな五郎島金時を使い、貢献したいと思った。」
 もうひとつのきっかけは、「もったいない」という思い。通常、欠けていたり形が悪いイモは、味は変わらないが年間10t廃棄されている。こうした企画外品を引き取り、独自の製法でペースト化し、菓子の材料として現在、48社と取引をしているそうです。
 「農業を素晴らしい職業にしたい。そのために、五郎島金時の栽培だけでなく、加工、流通までトータルな仕事をしたい。」そして、自らの仕事を「五郎島金時食文化創造業」と位置づけています。

 ブランド力があるはずの五郎島金時の売り上げでも15年前に比べて半減している、スイカは、種と台で27円かかっているのに、1玉たった10円にしかならない、こういった現状では、後継者が育つわけはない、といった厳しい現実も知らされました。大根の収穫時には、深夜1時から夕方7時まで働くとのことでした。5人のお子さんを育てながら、苦労は並大抵ではなかったそうです。
 
 行政に望むことは、との質問に「農業を甘やかせばもっとだめになる。経営の努力をしなければならない。自分で身銭を切らないと勉強にならない。この世界は弱肉強食だ。行政のすることは責任がない。」との厳しい意見が返ってきました。
 河二さんの熱い思いと実行力に感銘を受けながらも、河二さんのように卓越した経営能力、体力、強い意志のある人しか生き残れない農業では、後継者・新規参入者とも極めて難しいのでは、と思ってしまいました。