わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

「自然エネルギー」をテーマに視察ー松本市・小水力発電

2011-08-03 23:16:44 | 環境・エネルギー
 8月2日~3日、「自然エネルギー」をテーマに視察してきました。私の興味で視察を申し込み、教職員組合出身議員に声をかけて4人で行って来ました。
 2日は松本市の小水力発電事業を視察しました。長野県は、豊富な水量や落差を利用した小水力発電がとても盛んで、計画中、工事中、実証実験中、稼働中など合わせて県内18ヵ所で行われています。規模、実施事業者、管理者などについては、さまざまです。
 平成22年に松本市に合併した旧波田町は松本市の西10㎞、上高地に向かう途中にあります。旧波田町時代の平成20年、町として長野県地域発元気つくり支援金事業として実証実験として「波田水車」を設置し、平成22年に松本市に合併以降は松本市が管理しています。梓川から取水している豊富な水量の農業用水に水車が設置されています。最大出力は0.8kwとあまり大きくありませんが、平成21年より中部電力へ売電契約が成立しています。
 人口1万5千人の旧波田町でこのような小水力発電が実施できたのは、トップの町長の強い意欲があったからだそうです。水利権問題では土地改良区や農水省、発電事業では経産省、売電契約については中部電力と、さまざまな相手方との交渉に苦労されたとのことでした。発電事業については、自治体から民間(土地改良組合)へ移すべきとの考えだそうです。
 このような用水で発電できるのなら、金沢でも設置適地はありそうです。