わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

お寺さんと地域の連携を進めるためには?-第3回寺活

2014-01-27 01:35:37 | まちづくり・地域おこし
1月26日、高岸寺での第3回目の寺活に少し遅れて参加。
グループワークのテーマは<お寺さんと地域との連携はどうして必要か><お寺さんと地域の連携を進めるための具体策は>

まちなかのお寺は近くに門徒さんがいなくて、マンパワーが不足しているため、ボランティアやNPOの応援が必要。また、宗派を超えた寺同士のつながりが必要。
決まった日にイベントなどで寺を開放し、情報発信を積極的に行う。お寺に関する情報を一元的に管理し発信するHPが必要だが、その事務局をだれが担うか?紙媒体での情報発信も重要。お金をかけないことでは、新聞記者に積極的に取材してもらう方法も。
次回最終回は、2月11日(火・祝)13:30~西方寺で、今までの話し合いをもとに実現に向けた方向性を探ります。

「石川県の観光戦略の狙いと今後の課題」

2014-01-23 23:58:38 | まちづくり・地域おこし
 1月22日、石川中央都市圏議会連絡会 行政課題研究会において、石川県観光総合プロデューサー・早川 和良さんによる「石川県の観光戦略の狙いと今後の課題」と題する講演がありました。市議会新幹線魅力発信特別委員会のテーマとも一致し、いろいろ参考になりました。
 早川さんは愛知県生まれで金沢美大卒、CMディレクターとして活躍され、あの「ひゃくまんさん」や、ANA,エビスビール、ドコモなどおなじみのCM作成者です。

<2015年・成功する3つの理由>
①金沢への憧憬・・・行きたくてもなかなか行けない場所ということでイメージが膨らむ。
          山口智子、綾瀬はるか、萬田久子などの女優も金沢びいき。
②JR東日本の取り込み・・・JR東海=京都に対抗し、金沢を最後の開拓地と期待
③石川県の取り組み・・・アンテナショップのリニューアル、さまざまなイベント

<2016年の課題>
・リピーターをつくれるか?
・観光名物の創造・・・民間の力で
・ほかにないもの、そこでしか見れないものを作る・・・高くても面白ければ買う
・B級ではなくS級を
・宝は地元にある
・行政の役割と期待・・・点を線や面に、人を動かす。川越市、上海
・ヨソ者や外人の力を借りる
・観光資源調査団

美大受験のため金沢に来て、雪の金沢の街を歩いていると、ひがし茶屋街から三味線の音が聞こえてきた。「これが日本の姿だ」と思った。
30年ぶりに金沢を訪れると、かつてのまちなみがすっかり失われ、駐車場に変わっていてショックだった!
金沢の文化は武家文化と言われるが、実は、町人旦那衆がパトロンとして文化を磨いてきた。
個人的には、主計町にあった古いお茶屋さんを改修したが、個人では限界がある。行政の役割があるはずだ。
現在の都市計画では、武蔵が辻から橋場町の百万石通りで、いったん木造建築を解体したらコンクリート建築しか許可されない。
金沢は戦災にあわなかったが、住民の手でまちを壊しているようなものだ。

<2017年の課題>
・旅行者の定住化
・金沢を使い倒す

新幹線開業を地域活性化に結び付けるには?

2014-01-14 01:02:32 | まちづくり・地域おこし
私は今年市議会の新幹線魅力発信・都市像特別委員会委員長を務めていますが、今まで観光についてはほとんど関心がなかったので、にわか勉強しているところです。
今後、特別委員会をどう運営していけばよいのか頭を悩ませていたところ、1月5日(日)石川テレビで放映された番組を見て、「これはとてもいい材料になる!」と思いました。
コメンテーターは、「デフレの正体」がベストセラーになった地域エコノミストの藻谷浩介さんです。
新幹線が開業し便利になっても、必ずしも地域の活性化には結びつかない、終着駅効果というものはない、ここにしかない魅力を大切にして発信することが重要である、また、二次交通の重要性などについてデータや映像をもとに大変説得力をもって主張されていました。
新幹線開業によって成功しているのは、仙台、軽井沢、京都だけであるとも。

第2回目の寺活ーストーリー性のあるモデルルート開発を

2014-01-12 16:27:33 | まちづくり・地域おこし
1月11日(土)13:30~16:00、寺町の松月寺で第1回目の寺活があり、参加してきました。
前回より参加者はやや少なく、16人程度でしたが、より掘り下げた意見交換ができました。

最初に、金沢工大の山崎幹泰先生より建築学の視点から寺町寺院群の寺についてのゲストトークがありました。
小立野寺院群・・・前田家の菩提寺中心の大きな寺
寺町寺院群・・・武家の菩提寺中心の中クラスの寺
卯辰山寺院群・・・民間の信仰を集めた(占い、祈祷)小規模の寺、さしずめ「テーマパーク」
建築としては屋根に注目してほしい。(形、黒瓦・赤瓦)
お寺は閉鎖的な構えだが、お堂は開放的で色彩豊かな装飾がある。

最初のワークショップは、各部グループ3~4人で「寺町の楽しみ方」というテーマで行いました。(15分)
私たちのグループは次のような話題が出ました。
<寺は敷居が高くて入りにくい>これを克服するには・・・
・オープンでンプルデーを設ける
・わかりやすいイラストマップ作製(初心者用・マニア用) 「一寺一宝」
・境内開放(イベント) コマ、メンコ、遊具を置き、子どもを引き付けると親も来る
・ITC活用…お寺の内部をグーグルで可視化
・寺院群の広域連携・・・七尾、仲居、正院、飯山(長野)

それぞれのグループの発表を2分間で行い、そのあとはテーマごとに20分のワークショップ
私たちのグループのテーマは<周辺との連携や他都市との交流で今後の寺町台の可能性を探る>
観光をテーマに話し合い、旅行社勤務のプロもいらしたことから、
「ストーリー性のあるモデルルート」を開発することがポイントという結論に。
それぞれのグループ発表を2分間で行うという内容でした。

異業種メンバーがアイディアを出すことにより、いろいろな案が飛び出し、とても興味深いワークショップでした。

寺活ワークショップに参加ーまちづくりへの熱い思いに触れる

2013-12-23 22:15:10 | まちづくり・地域おこし
12月23日、野町広小路にある大蓮寺でNPO金沢観光創造会議主催の「寺活ワークショップ」があり、参加してきました。

金沢には卯辰山と寺町台の2か所に寺院群があります。たくさんの寺院も檀家の減少で存続が難しかったり、後継者不足だったり、その存在意義は?など、いろいろな課題を抱えています。

お寺は本堂や境内はじめ、広いスペースを持っています。まちなかでこのスペースは希少価値があります。
お寺は本来は人が集まり、人々の悩みや困りごとを解決する福祉の場、寺小屋としての教育の場であったはずです。
当然、歴史的価値の高い資源も有しています。
このお寺としての機能や価値を活かさないともったいないと思います。
そんな思いで、このワークショップに参加しました。

3.11東日本大震災、福島原発事故を契機に、僧侶が宗教者として献身的に行動する姿を拝見してきました。
岩手県盛岡の女性僧侶が車で片道4時間かかる大槌町で被災者の傾聴ボランティア、仮設住宅への支援物資配布、経済的自立支援に向けて工房立ち上げなどされていました。石川県内でも福島の子どもたちの保養受け入れを継続的に行ってきているお寺が何か所かあります。

ゲストトークは、ご自身もアーティストでNPOアートグミ理事である美大の高橋はるき先生より問題提起。
瀬戸内国際芸術祭で男木島で九谷焼を使ったインスタレーションなどの作家活動も。
本堂にフレスコ画がある本長寺はかつて寺小屋を運営していた。
寺は本来持っていた機能を確保する必要がある。
寺町に住めば困ったことが解決できる。住みたくなるまちにする必要がある。
自分を活かせる場、居場所づくり。

このNPO金沢観光創造会議では、金沢市の委託を受け「寺町寺院群活性化に向けた調査」をされたとのことです。
72寺のうち65寺から回答、改修予定は約2分の1。現状維持が43。
何か新しい動きを模索している寺院も数は多くはありませんが存在します。

その後、小グループに分かれて「こんな寺町台にしたい」というテーマでワークショップをし、発表。
寺と地域とのかかわり、観光とのバランスのとれた住みやすいまち、地域資源を住民自身が知り観光資源として発信する・・・
今後、これらのテーマについて掘り下げるワークショップを開催予定です。
第2回 1月11日(土) 13:30~16:00 松月寺(大桜)
第3回 1月26日(日) 13:30~16:00 高岸寺
第2回 2月11日(火・祝) 13:30~16:00 西方寺
連絡先 205-0272

野町Zenrin Cafeでの「福祉なんでも相談会」

2013-12-23 21:18:08 | まちづくり・地域おこし
12月21日、10時半から野町Zenrin Cafeでの「福祉なんでも相談会」に参加しました。
民生委員、社会福祉士、社労士、終活パートナー・・・といった多彩なメンバーが集まりました。
地域での困りごとをどう支援し解決するか、その動きをする中でまちを元気にしたいという思いで、さまざまなアイディアや情報が出てきてあっという間にお昼になってしまいました。
地域の方の、困っているけど、どこに相談に行けばよいのかわからない、市役所はちょっと敷居が高いし・・・という思いを地域で受け止めて専門家へつなぐしくみができるとよいのでしょう。

毎月第2、第4火曜日午前中は、終活パートナーの浜崎泰彦さんが野町Zenrin Cafeにいらしてご相談をお受けするそうです。
介護のこと、施設について、エンディングノート、遺産相続・・・なんでもお気軽にご相談に乗ってくださいます。
駐車スペースは、六斗広見の菅原神社境内にあります。

https://www.facebook.com/ZenrinCafe?fref=ts

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デンマーク視察団で「金沢学生のまち市民交流館」視察

2013-11-27 02:18:02 | まちづくり・地域おこし
11月23日から25日にかけて、昨年4月に社民党全国連合としてデンマークを視察した議員団が金沢に集まりました。
私は、視察のプランを立ててご案内しました。

24日は、兼六園、21世紀美術館、金沢学生のまち市民交流館、金沢海みらい図書館を視察。

全国から視察が相次いでいる「金沢学生のまち市民交流館」(H24.9)

学生たちがまちなかに集い、市民と憩い、談論風発するなど、日々の暮らしにおいて学生と市民とが相互に交流する姿が、にぎわいと活力を生むことを願って建設されました。

金沢市指定保存建造物である大正時代の金澤町家を改修した「学生の家」と旧料亭大広間の部材を用いて新設した「交流ホール」からなります。すぐに飲みに繰り出せるまちなかの「片町」にあります。
全国初の「学生のまち推進条例」制定(H22.4.1)
プレゼンは、なんと土蔵の中で。いろいろと面白い取り組みがされていることを初めて知りました。

七尾市議会議員候補・やまぞえ和良、熱く語る

2013-10-16 13:10:53 | まちづくり・地域おこし
10月13日告示、20日投開票の七尾市議選も中盤を迎えました。
私たち教職員組合出身のうあまぞえ和良候補の2期目の挑戦に出発式、遊説、個人演説会など連日七尾へ応援に駆け付けています。
10月15日、「やまぞえ和良を囲む会」が、私の母校である徳田小学校隣の徳田公民館で昨夜開催され、応援弁士をさせていただきました。

やまぞえ候補は、実に力強く、市政にかける熱い思いを参加者に訴えました。
・初任の定時制高校での女子生徒の「私、男に生まれたかった!」という声を忘れず、混合名簿をはじめ、男女共同参画へのとりくみを進める。
・日本国憲法前文をそらんじ、子どもたちとともに平和教育にとりくんだ成果を平和市長会議への参加へと実現させたことを報告。
・子どもたちの安心・安全が、高齢者の安心・安全につながる。教育と福祉に力を入れていきたい。

上原公子さんとZenrin Cafeで

2013-10-14 05:45:49 | まちづくり・地域おこし
10月6日、野町「六斗広見街道祭り」でZenrin Cafeへ。Zenrin Cafeは、野町第一善隣館が運営していますが、町家を再生した地域コミュニティの拠点、障害のある人の就労の場ともなっています。
元国立市長の上原公子さんを囲んで、たんとカレーやアイスコーヒー、アイスクリームなどをいただきました。
昨日「市民の政策研究会」主催の「まちづくりは市民自治でー国立の事例から」と題する講演会がありました。
 そのあとの交流会でご一緒しましたが、いつもながらパワフルでした。現在は「脱原発首長連合」事務局長として全国を飛び回り、幅広い人脈をお持ちです。
上原さんほど「しなやかに したたかに」という言葉がぴったりする方はいないのではないかと思います。著書のタイトル通り、今も「しなやかな闘い」を続けていらしゃいます。

旭川・金沢・武雄 三施設連携 地方から”開く”文化力 金沢フォーラム

2013-10-14 05:34:14 | まちづくり・地域おこし
10月5日、金沢21世紀美術館シアター21で「旭川・金沢・武雄 三施設連携 地方から”開く”文化力 金沢フォーラム」
ー地方発信の教育的文化施設について」が開催されました。私は、9月議会でこの問題について取り上げました。 

西川旭川市長と樋渡武雄市長の講演に引き続き、パネルディスカッション
旭山動物園代表・野谷秀樹氏、武雄市図書館代表・高橋聡氏、金沢21世紀美術館館長・秋元雄史氏、ANA金沢支店長・山本秀生氏

それぞれの施設のコンセプトには興味深いものがありました。しかし、連携によりどのような効果があるかは、まだ未知数のようです。職員の相互交流から始めるのでしょうか。
公共施設のあり方としては、市民にとって誇りとなる、市民が支えるものであるべきだと思います。