6月25日、男女共同参画のつどいが女性センターで開催されました。
今年度新しく各種女性団体連絡協議会代表になられた常光 利恵さんの力のこもったあいさつで開会しました。
記念講演は、東京大学大学院総合文化研究科教授(ジェンダー論)・瀬地山 角(48歳)さんによる「笑って考えよう!家庭のこと、仕事のこと、未来のことー少子高齢社会を乗り越えるために!」でした。
ユーモアを交えながらというより、連発しながら、二人のお子さんの子育て経験、社会学的に少子高齢社会をとらえどう乗り切るかについて、実に明快で示唆に富んだ講演でした。いつもこのような講演で残念に思うのは、最も参加してほしいこれからの子育て世代の人や男性がほとんどいなくて、中高年の女性が大半という実態です。とても良い講演だったので、本当に残念に思いました。
瀬地山さんは、現在、米国サンフランシスコで11歳の長子を育てながら研究生活、国内で妻が次子を育てているとのことです。米国では原則立会出産だった。本郷キャンパス内に保育所があるので、送迎は夫の役割であった。
<ともに少子高齢社会を乗り越える>
・高齢化社会:65歳以上7% 高齢社会:14% 日本は22%(超高齢社会)
○ポイントは高齢者と主婦
・高齢者の働く社会に(高齢者就業率が高いほど医療費が低い)
・政策的には主婦優遇はなくすべき(労働供給をゆがめる、配偶者控除、介護保険)
*離婚率35%(永久就職ではない!)
<少子化対策ー女の問題ではないのです>
・男性の家事は少なすぎる
植林(子育て)をしない林業者(男性労働者)
植林(子育て)をする林業者(女性労働者)
植林しなければはげ山(少子化)になってしまう。
企業は効率性のみ求め、子育てのコストが正当に評価されない。
男性にとって子育て・介護はあたかも存在しないかのような状態に。
日本は再生産できなくなっている。
「みんなが働く社会」は「みんなが家事育児を共有する社会」
○夫の育休を忌引きと同程度に認めよう。
夫の育休は「珍獣保護」のためではない。
忌引き:労基法にはないが、社会的に認められている。
<ワークライフバランス>
日本男性は長時間労働⇔低い労働生産性(OECD先進7カ国中最下位)
<男性だって大変だ>
・自殺は「男性問題」(離婚、失業) 男:女=7:3 *妻子を養う
・自殺者:3万人~ 交通事故死者:5千人弱
<男女共同参画って?>→女と男で新しい社会を構想しよう
今年度新しく各種女性団体連絡協議会代表になられた常光 利恵さんの力のこもったあいさつで開会しました。
記念講演は、東京大学大学院総合文化研究科教授(ジェンダー論)・瀬地山 角(48歳)さんによる「笑って考えよう!家庭のこと、仕事のこと、未来のことー少子高齢社会を乗り越えるために!」でした。
ユーモアを交えながらというより、連発しながら、二人のお子さんの子育て経験、社会学的に少子高齢社会をとらえどう乗り切るかについて、実に明快で示唆に富んだ講演でした。いつもこのような講演で残念に思うのは、最も参加してほしいこれからの子育て世代の人や男性がほとんどいなくて、中高年の女性が大半という実態です。とても良い講演だったので、本当に残念に思いました。
瀬地山さんは、現在、米国サンフランシスコで11歳の長子を育てながら研究生活、国内で妻が次子を育てているとのことです。米国では原則立会出産だった。本郷キャンパス内に保育所があるので、送迎は夫の役割であった。
<ともに少子高齢社会を乗り越える>
・高齢化社会:65歳以上7% 高齢社会:14% 日本は22%(超高齢社会)
○ポイントは高齢者と主婦
・高齢者の働く社会に(高齢者就業率が高いほど医療費が低い)
・政策的には主婦優遇はなくすべき(労働供給をゆがめる、配偶者控除、介護保険)
*離婚率35%(永久就職ではない!)
<少子化対策ー女の問題ではないのです>
・男性の家事は少なすぎる
植林(子育て)をしない林業者(男性労働者)
植林(子育て)をする林業者(女性労働者)
植林しなければはげ山(少子化)になってしまう。
企業は効率性のみ求め、子育てのコストが正当に評価されない。
男性にとって子育て・介護はあたかも存在しないかのような状態に。
日本は再生産できなくなっている。
「みんなが働く社会」は「みんなが家事育児を共有する社会」
○夫の育休を忌引きと同程度に認めよう。
夫の育休は「珍獣保護」のためではない。
忌引き:労基法にはないが、社会的に認められている。
<ワークライフバランス>
日本男性は長時間労働⇔低い労働生産性(OECD先進7カ国中最下位)
<男性だって大変だ>
・自殺は「男性問題」(離婚、失業) 男:女=7:3 *妻子を養う
・自殺者:3万人~ 交通事故死者:5千人弱
<男女共同参画って?>→女と男で新しい社会を構想しよう