わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

少子化対策、女の問題ではないー明快な瀬地山さんの講演

2011-07-31 10:46:24 | 視察・研修
 6月25日、男女共同参画のつどいが女性センターで開催されました。
 今年度新しく各種女性団体連絡協議会代表になられた常光 利恵さんの力のこもったあいさつで開会しました。

 記念講演は、東京大学大学院総合文化研究科教授(ジェンダー論)・瀬地山 角(48歳)さんによる「笑って考えよう!家庭のこと、仕事のこと、未来のことー少子高齢社会を乗り越えるために!」でした。

 ユーモアを交えながらというより、連発しながら、二人のお子さんの子育て経験、社会学的に少子高齢社会をとらえどう乗り切るかについて、実に明快で示唆に富んだ講演でした。いつもこのような講演で残念に思うのは、最も参加してほしいこれからの子育て世代の人や男性がほとんどいなくて、中高年の女性が大半という実態です。とても良い講演だったので、本当に残念に思いました。

 瀬地山さんは、現在、米国サンフランシスコで11歳の長子を育てながら研究生活、国内で妻が次子を育てているとのことです。米国では原則立会出産だった。本郷キャンパス内に保育所があるので、送迎は夫の役割であった。

<ともに少子高齢社会を乗り越える>
・高齢化社会:65歳以上7% 高齢社会:14% 日本は22%(超高齢社会)
○ポイントは高齢者と主婦
・高齢者の働く社会に(高齢者就業率が高いほど医療費が低い)
・政策的には主婦優遇はなくすべき(労働供給をゆがめる、配偶者控除、介護保険)
*離婚率35%(永久就職ではない!)

<少子化対策ー女の問題ではないのです>
・男性の家事は少なすぎる
植林(子育て)をしない林業者(男性労働者)
植林(子育て)をする林業者(女性労働者)
植林しなければはげ山(少子化)になってしまう。

企業は効率性のみ求め、子育てのコストが正当に評価されない。
男性にとって子育て・介護はあたかも存在しないかのような状態に。
日本は再生産できなくなっている。
「みんなが働く社会」は「みんなが家事育児を共有する社会」

○夫の育休を忌引きと同程度に認めよう。
夫の育休は「珍獣保護」のためではない。
忌引き:労基法にはないが、社会的に認められている。

<ワークライフバランス>
日本男性は長時間労働⇔低い労働生産性(OECD先進7カ国中最下位)

<男性だって大変だ>
・自殺は「男性問題」(離婚、失業) 男:女=7:3 *妻子を養う
・自殺者:3万人~ 交通事故死者:5千人弱

<男女共同参画って?>→女と男で新しい社会を構想しよう

「文京区男女平等センター」視察ー活発な文女連の活動

2011-07-31 10:04:14 | 視察・研修
 7月4日(月)、東京都文京区男女平等センターを視察しました。7月2日~3日、福島での被災地視察の帰り東京で泊まり、翌日個人で視察しました。ある新聞でこのセンターが紹介されていたことから、視察を申し込みました。
 男女共同参画社会構築の拠点としての活動状況を視察し、本市の施策や女性センターの運営の参考とすることを目的としています。

 文京区といえば、東京大学などがある文教区であり、育児休暇を取った成沢区長で有名です。施設は、集合住宅の1階部分に位置していて、一見、目立たない場所にありました。
 平成3年、110の婦人団体からなる文京区女性団体連絡会(文女連)が区から管理委託を受け自主運営を開始し、平成18年には指定管理者として運営・管理を任されています。「男女平等センター」という名称自体が最近では珍しく、運営主体である文女連のこだわりが感じられます。視察に対応してくださったのは、文女連の役員と区の担当課長です。
 役員会が定期的に開催され、男女共同参画のみならず、実に多彩なセミナーが数多く開催されていることに驚きました。様々なルートや人脈を使い、で多種多彩な講師に講演依頼を行い、事業費は低く抑えているとのことでした。区民の参加意識も高く、区報を見て参加する人が多いとのことでした。
 役員による区議会の傍聴を定期的に行うことにより、いい意味での緊張感から議会が活性化したとのことでした。区議をパネラーにした男女共同参画についてのディスカッションも企画することで、区議に対する啓発も行っているとのことです。
 とにかく、役員が非常に意欲的で役員会の活動が活発であることに圧倒されました。
 区の担当者からは、DV相談はそれほど多くないとのことで、地域性のゆえなのかと思いました。

 金沢の地でも男女共同参画を担う自主的なグループが必要ですが、女性センターの機能強化をはじめ、課題がたくさんあります。

さよなら!志賀原発集会

2011-07-27 10:56:34 | 環境・エネルギー
 7月24日(日)中央公園で「さよなら!志賀原発集会」がありました。
 10時からさまざまなブースが開き、パフォーマンスが繰り広げられました。
 写真は、盛本県議が手製の資料をもとに説明しているところです。福島第一原発から風向きによっては避難地域となった地域は、志賀原発から金沢までの距離に匹敵します。志賀原発にもし事故があれば、金沢も放射能汚染地域となる危険性は十分あります。
 私は社民党のブースで、社民党発行の「脱原発アクションプログラム」を売り込みました。このプログラムは「2020年までに原発ゼロ 2050年には自然エネルギー100%に」という具体的なロードマップを示しています。1部200円です。フルカラーでビジュアルな冊子です。ぜひお買い求めの上、ご一読ください。

 「脱原発は非現実的だ。電気代が上がれば企業は海外へ逃げる。」との声が経済界を中心に依然根強くあります。
 民主党の成長戦略・経済対策プロジェクトチームがまとめたエネルギー政策に関する政府への提言素案が26日判明したと報道にありました。安全対策実施を前提に定期点検を終えた原発の早期稼働を求めるものです。政府与党の中で菅首相は脱原発方針を掲げるも、大きな隔たりがあります。

 7月23,24日の世論調査では「脱原発方針に賛成:70%、再生エネ法案賛成:78%」との結果が出ました。
 この世論と政治との大きなギャップ。
 命や健康をむしばみ、生業やふるさとを奪ってまで進めなければならない原発政策とは一体何でしょうか?

猛暑の中休みに庭の手入れを

2011-07-27 10:47:41 | 花・猫
 先週は本当に猛暑続きでした。20日(水)は最高気温36度あったということで、日差しが痛いくらいでした。それ以降は比較的涼しい日があり、7月23日(土)は時間があったこともあり、今がチャンスと庭の手入れをしました。
 ぼうぼうの草刈りをし、アジサイを剪定し、プランターの花も切り戻しをしました。
 お昼ごろ、地域の民謡サークルの方が家の前を通りかかり、ポーチュラカを挿したいとのことで、もらってくださいました。アメリカンブルーや色とりどりの葉のコリウスもピンチし、それを挿すとすぐ根付くので、その作業もしました。
 その後も曇りがちな日が続いたので、挿し芽も枯れずに済んだようです。

塚崎・牧町線現地視察

2011-07-17 22:14:51 | 地域
 7月8日、夕日寺の牧町から釣部間の道路整備の現地視察がありました。市長も参加するということで、市の担当者、地元の開発促進期成同盟の方々とともに現地を徒歩で視察しました。
 写真は、牧バイパスあたりでの市担当者から事業概要説明を受けているところです。
 この後、炎天下の下、釣部トンネルまで約600mの道路の状態を確認しながら徒歩で視察しました。釣部トンネルの向こう「石川ライト工業」という砂の加工工場があり、大型トラックやコンテナトラックが頻繁に行き来しています。トラックの重みで道路もかなり傷んでいることが分かりました。

初の企画の夏のイベント、まずは成功かな?

2011-07-17 21:45:12 | 地域
 7月16日、初めての私の後援会行事として「自然と遊ぼうwithゆきこ」を開催しました。初めてのことなので、準備段階でも様々なハプニングがありましたが、うまくいくかとても心配しました。真夏の暑さで雨の心配はなく、130人くらいの人が参加くださり、にぎやかに開催できました。
 スタッフは50人くらいそろえることはできたのですが、一般参加者が7月当初10人くらいだったので、本当に困ってしまいました。いろいろな人にメールしたり、電話したり、訪問したりして参加してくださるようにお願いしました。新盆のあとの3連休ということで、公私ともいろいろな予定が入っている方が多く、なかなか参加者は増えませんでした。そういう中で、夕日寺校区の放課後児童クラブ「どんぐりクラブ」からたくさんの親子が参加してくださることになり、一安心しました。

 会場の夕日寺公民館は冷房が利くので、調理室などでは本当に助かりました。
 子どもたちは、まっさきに輪ゴム鉄砲へ殺到しました。ルームプレートや草木染めにもたくさん来てくださいました。
 館内で時間をとられたせいか、ザリガニ池のほうへは思ったより子どもの流れが少なく、残念でした。ザリガニ池は戸外ですが、木陰で比較的涼しかったそうです。釣竿の先にタコ糸にするめをつけて釣ります。大人も童心に帰り楽しんでいらしたようです。大会優勝者は6歳の男の子で、5匹釣りました。
 押し花のしおり作りやストレッチポールを体験したり、ポン菓子作りの大きな音に驚いたり、いろいろ楽しんでいただけたようです。
 お昼は公民館の周りで採取した笹を使った笹ずしとおにぎり、めった汁、漬物を食べていただきました。

 私は草木染めを担当しました。玉ねぎもマリーゴールドもとても鮮やかな色に染まりました。模様をはずして染めたハンカチを広げた瞬間、どなたも歓声が上がります。予想外の模様が出来上がっている楽しみがあります。(写真)
 
 たくさんのスタッフ、参加者に支えられてのイベントでした。

メナードCMの松坂慶子さん着用と同じ白のスーツですって?!

2011-07-17 21:29:10 | その他
 本当に暑い毎日ですね!

 先日、名鉄エムザの「銀座マギー」のお店から、私がこのお店で買い、写真の選挙開票日に着用した白のスーツが、メナードの美白シリーズ「フェアルーセント」に出演している松坂慶子さんのものと同じだとのお知らせがありました。
 今年の1月にこのスーツを見つけ、襟元が華やかなので、当選の暁に着たいと思っていたスーツです。このCMはまだ見ていませんが、びっくりしました。ちなみに、お値段は、CMで女優さんが着用するにしてはお手頃なのですよ。(当然ながら)You Tubeからも視聴できるそうです。

原発災害と低線量被ばくを考える・福島集会

2011-07-11 03:35:06 | 社民党
3 日は「原発災害と低線量被ばくを考える―社民党国会調査団報告・福島集会―」に参加しました。社民党国会議員10人中7人が出席するという、まさに「元祖脱原発」の社民党の意気込みが表れていました。
 
 福島第一原発のある双葉郡内の住民の「故郷の山や海、川をもう二度と見ることができない。もう二度と戻ることができない。牛は泣く泣く殺処分し、酪農は廃業せざるをえなかった。原発作業員のいとこは被爆し労災認定を受けた。人間の命より重いものはないはずだ。」との訴えが心を打ちました。

 このような取り返しのつかない被害をもたらしながら、いまだに原発にしがみつく経産省、電力業界、原発メーカー、政界。国民の安全、生存権、幸福追求権と引き換えに生みだされた原発は、いったい誰のものなのか?今こそ、市民の声をと力を結集し、脱原発へと舵を切らせなければなりません。

福島の被災地を訪れてー生々しい津波の爪痕

2011-07-11 03:32:42 | 社民党
 飯舘村視察の後、津波被害のあった海岸沿いの南相馬市、相馬市へ行きました。テレビや新聞でよく見たはずの光景でありながら、現地をこの目で見たときは、その惨状に言葉もありませんでした。
 震災後4カ月近く経過し、当初に比べればがれきも除去されつつあるとはいえ、津波の生々しい爪痕が歴然と残っていました。数百メートルもの内陸に20艘もの魚船が無残にも打ち上げられたままになっていました。また、コンクリートのテトラポットが金平糖を散らしたように散乱していました。そして、数百世帯もあった住宅街が基礎部分のみ残してことごとく津波にさらわれてしまっていました。墓石も無残に打ち砕かれて散逸していました。