わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

参院選公示前日、終日街宣活動

2010-06-24 03:24:29 | 社民党
 6月23日、参院選公示前日、社民党議員団として市内各地を遊説しました。県内に候補者を持たない社民党は、公示期間中は極めて活動が制限されます。街宣車は2日程度、数日間標旗のある場所でのみメガホン街宣が許されるというもので、アピールの機会が限定されてしまいます。本日は貴重な街宣活動の日ということで、朝10時から夕方8時まで市内5か所で辻立ちをしました。冷房が利かずバッテリーの調子が不安な社民党県連の街宣車は廃車にし、平和運動センターの街宣車を下取りしたものを使っています。
 訴えの主な内容は次の通りです。

★連立離脱
 沖縄にこれ以上基地負担を押し付けるわけにはいかない、辺野古に新基地を造ることは決して認められない、戦争に加担する米軍基地は縮小・返還すべきものであるとの立場から、連立を離脱した。
 菅新内閣は、沖縄県民の願いを真摯に受け止め、もう一度アメリカと真正面から交渉すべきである。普天間問題を封印してはならない。

★連立の中で全力投球
 昨年夏、国民の審判で自公政権が退場し、政権交代が実現した。社民党は連立政権の一翼を担い、三党合意の実現に向け、全力投球してきた。
 子ども手当や高校無償化、生活保護の母子加算復活、労働者派遣法改正案の提案など一歩ずつ「生活再建」を進めてきた。また、社民党ならではの積極的な政策提起を行い、障がい当事者の参加する改革推進会議の設置、待機児童対策、交通基本法の立法化の推進などの成果もあげてきた。

★消費税10%の前に不公平税制是正を
 菅新首相は「強い経済、強い財政、強い社会保障」をめざす新経済戦略を掲げ、社会保障の財源として消費税10%増税にも言及した。消費税は、所得の少ない人にとって負担が重くなる「税の累進性」に逆行する税である。20年前の消費税導入の際も社会保障財源のためと主張された。しかし、実際は、かつて70%以上あった所得税の最高税率を40%にまで下げた穴埋めに使われている。安易に消費税増税に頼るのではなく、まずは不公平税制是正が求められる。

★いのち、平和を大切にする政治
 沖縄を切り捨てない、働く人を切り捨てない、弱い立場の人を切り捨てない。
 社民党は、誰もが切り捨てられない社会、共に生きられる社会をつくるため、全国各地で奮闘します。
 多くの皆様が、社民党の訴えを聞いてくださり、ご支援してくださることを切にお願いいたします。

一般質問終了、再質問すればよかった・・・

2010-06-19 00:03:35 | 市議会
 6月17日、6月議会での私の一般質問が終わりました。
 意外なことに(?)宮崎 雅人議員も男性の育児休暇取得促進を取り上げていました。男性議員が関心を持つことは、啓発にとても効果的です。

<市の男性職員の育児休業取得状況>
09年度の育児参加休暇(5日間):41人(44%)
育児休業:08年度に1人(8か月)、10年度に1人(1.5か月)

「育休を取得した男性職員の体験談を発表する場を持ってはどうか」という提案に対しては、「報告の機会が持てないか検討してみたい」というあまり前向きとは感じられない市長答弁でした。

 「対象は市の職員であり、予算も時間もそれほどかからないと思われるのに、もっと積極的に取り組む考えはないのか」と再質問しようかと思いながら、ちょっと勇気が足りなったことを昨日からずっと悔やんでいます。

 取得状況を尋ねるだけでなく、それに対する認識や数値目標を立てる予定はないのか、男性が取得しにくい理由の調査をしたかなども聞けばよかったか、いや、それよりも、市長の男性の育休取得への思いなどを語ってもらえばよかったかと、あれこれ後悔しています。このような後悔を次回からぜひ活かさねば。

「ブックスタート」事業スタート!

2010-06-15 00:57:35 | 子育て支援
 3年前、議員になった当初から実現したいと思ってきた「ブックスタート」がいよいよ10月から始まります。市内3か所の保健所で開かれる三か月児の健康診断で、マンツーマンで絵本の読み聞かせを行うという内容です。

 6月6日(日)、韓国訪問団を玉川こども図書館へご案内した際、「ブックスタートルーム」とプレートがかかった部屋ができたのを知り、うれしくなりました。(写真)親子で紙芝居などを楽しんでいる様子がうかがえます。

 また、新聞報道によると、13日(日)、「金沢ブックスタートの会」の設立総会が玉川こども図書館であり、第1回研修会でNPO法人ブックスタート(東京都)の松居直会長の講演があったそうです。

 松居直さんは福音館書院の会長(確か)で、月刊絵本「こどものとも」の編集者であります。私は教員時代、「こどものとも」が大好きで定期購読し、教室に置き、子どもたちに読み聞かせをしていました。玉川こども図書館設立前に「小松空と子どもの図書館」主催の松居さんの講演をお聞きし、とても感銘を受けました。

男性の育児休暇取得促進に向けて

2010-06-14 23:30:34 | 市議会
 6月12日(土)、13日(日)と暑い日が続きました。どうやら梅雨入りしたようです。
 ここ10日ほどは韓国訪問団受け入れ、質問作成に忙殺されていました。我が家の裏庭をふと見ると、アジサイが花をつけ始め、アルストロメリアが咲き始めていたことにやっと気が付きました。
 今日の夕方、気になっていた花苗をやっと買いに行けました。ポーチュラカ、コリウス、アメリカンブルーなど。コリウスは10種類くらい買いましたが、お気に入りの種類のものがなくて残念!早く植えたいのだけれど・・・

 今回の質問で「男性の育休取得促進」を取り上げます。厳しい雇用情勢の中、雇用の確保もままならない中で、このテーマを取り上げることに躊躇がありました。でも、改正育児・介護休業法が6月30日から施行されることもあり、思い切って取り上げることにしました。
 今回の改正法では、配偶者が無職でも育休がとれる、パパ・ママ育休プラス(父母で取得する場合、2か月プラスされる)、1日6時間の短時間勤務制度が義務化(3歳まで)、残業免除が義務化(3歳まで)など、労働運動での要望が実現に結びついたものです。

 10年くらい前、連合石川女性委員長として県のエンゼルプラン策定委員を引き受けていました。少子化対策のフォーラムで、子育て世代と思われる比較的若い男性が「企業も余裕があれば女性の出産・子育てに配慮できるが・・・」と言われたことが忘れられません。
 女性は、妊娠・出産・子育てがあるため企業にとってはお荷物で、非正規で賃金が低くて解雇されてもしかたないとも受け取れる考え方に愕然としました。しかし、大半の人の本音かもしれません。女性の問題はとかく後回しにされてしまいます。優先度がいつも低くされています。女性はそんな中で我慢を続けあきらめてしまいがちです。

 男性が育休を取るということは、そんな風潮に対する明らかな対抗策です。
 2008年度で1.23%に過ぎない我が国の男性の育休取得率に対し、長妻厚労相は「イク(育)メンという言葉を流行らせたい」として厚労相男性職員の育児休暇取得率を10%アップさせる目標を打ち出しました。
 イギリスのブレア元首相が2週間の育児休暇を取得したことはよく知られていますが、今年4月、東京都文京区の成沢区長が2週間の育児休暇を取得しました。「第一に、自分自身が子育てを楽しみたい。そして、キャリアのロスにならないことを自ら示し、男性職員に育児休暇の取得を勧めたい。」とその理由を語りました。
 成沢区長の育児休暇取得について、ネット上では批判的な意見が大半でした。雇用情勢が厳しいことを反映しているのかもしれませんが、「職場の雰囲気」や「近所・世間の目」といった意識も大きなネックになっていると思います。

 写真の「『育休父さん』の成長日誌」(朝日新聞社、2000年)より
 <育休を取る1年前、母親に相談した会話記録>
母「何で?」
私「おれも子育てがしたいんだよ。育休は男でも取れる。」
母「あんたの出世に響くでしょう。」
私「別に出世するつもりはないよ。」
母「職場の周りの人に迷惑をかけるでしょう。」
私「それは<妻の立場>でも同じだよ。」
母「人事の評価も下がるんでしょう?下がらないの?」
私「そりゃ評価は下がるよ。昇給も止まるし。でも、もう課長に言っちゃったから。」
「課長に言った」が殺し文句になったが、今度は別の角度から攻めてきた。
母「<妻>だって子育てしたいでしょうに。」
私「だから半分やらせるよ。」
母「母親にはね、母性ってものがあるのよ。」
私「父性だってあるよ。」
母「離乳食なんか作りながらね、母親というのは愛情が湧いてくるもんなんだよ。あんたが作っちゃったら、<妻>が作れないじゃない。」
私「二人で作るよ。」

 母親の心配が凝縮されたような会話ですが、この方のご両親も、結局育休が始まるとその選択を理解してくれたそうです。

 何ともあっぱれな受け答えではありませんか?!

やっと6月議会の質問が仕上がりました。

2010-06-13 21:29:02 | 市議会
 梅雨入りを思わせる蒸し暑い日で、夕方からは雨が降り出しました。
裏庭の雑草がジャングルのように生い茂り、玄関の冬のプランターも後始末を待っているのですが・・・ 
 
 この6月議会で4回連続で質問に立つことになりました。1期議員という経験の浅さからまだまだ守備範囲が狭く、質問項目を見つけるまでが大変です。苦しい中で、議員の責務として調査・研究して質問しなくては、と自分を追い込むことにより、わずかですが糸口が見つかり、未知の分野について勉強する機会ともなります。いつもながらぎりぎりまで質問できるのだろうか、とスリリングな(?)日々でした。

 質問日は17日(木)13:00~です。どなたでも傍聴できますので、ぜひお越しください。質問事項は次の通りです。

(1)男性の子育て参加促進に向けて

  東京都文京区の成沢区長は4月に2週間の育児休暇を取得しました。会見で「第一に、自分自身が子育てを楽しみたい。そして、キャリアのロスにならないことを自ら示し、男性職員に育休の取得を勧めたい」と理由を語ったそうです。英国のブレア前首相も2000年、2週間の育児休暇を取りました。
 しかし、我が国の男性の育児休暇取得率は、わずか1.23%。(08年)
 一方、最近、県内の男性教員では、1年近く育児休暇を取る人が何人も出てきました。男性の育児休暇取得者の体験談を聞く学習会を組合で何度か企画したことも、その広まりに寄与していると思います。教員は代替者も確保され、育児休暇取得による不利益はないため比較的取りやすいこともありますが。

 金沢市の職員対象に次世代育成支援プランが策定されたこともあり、出産補助休暇(3日)、男性職員の育児参加のための休暇(5日)、育児休暇(最長3年)の取得促進を求めます。また、企業や広く市民向けに男性の育児休暇取得体験談を聞く機会を設けることを求めます。

2.介護保険制度について
 
 介護保険制度については、重要なテーマとしてこれから取り組んでいきたいと思っています。何箇所かグループホームを訪問し、介護現場で働く人からの声も聞かせていただきました。まだまだ勉強しなければならにことが山積みですが・・・
 介護現場における人材の確保が急務です。介護職を志した人が、働きがいを感じ、意欲を持って働き続けることができる労働環境を整備することなしに安心できる介護サービスを受けることができません。

・介護職員の賃金・処遇について実地把握を行い、事業者への啓発を強化すべきではないか?
・介護職員のニーズに合った研修の機会を保障すべきではないか?(スキルアップの研修のみでなく、情報交換したり悩みを話し合ったりする機会)
・介護家族の心のケアを行うために、相談機能を強化したり、家族会などで体験談を語り合う場を保障したりすることが必要ではないか?

3.紙おむつのリサイクルについて

 高齢化が急速に進行している我が国においては、紙おむつの消費量が伸び続けている。良質なパルプを大量に使用する紙おむつのリサイクルに産学官共同で取り組み、再生処理方法の特許を得たメーカーが福岡県大牟田市にあるので、2年前に会派で視察に出かけました。
 回収したパルプを再度紙おむつ原材料とすることを最終目標としながら、現在は、上司tpるぷは建築資材、低質パルプはコンポスト、プラスチックは固形燃料、汚泥は土壌改良材として再利用されています。また、この水溶化処理におけるCO2排出量は、焼却処理と比較して約6分の1ということで、大きな環境負荷軽減効果があります。
 法制面を含めた回収システムの確立など課題は多いと思うが、循環型社会の形成に向けて検討してはどうか?

「内向き化する若者」に思う

2010-06-10 00:45:11 | 教育
議員になってから毎年、4月下旬に禮山郡を訪問し、6月の百万石祭り前後に訪問団を受け入れる平和友好交流に参加している。今年の韓国からの訪問団は、30代から80代、農業関係者、公務員、高校長、ボランティアリーダーなど様々な職種の方で構成されていた。その訪問団一行を近江町いちば館、こども図書館などへご案内した(写真)が、とにかくエネルギッシュで好奇心旺盛、疑問に思ったことはどんどん質問する、予定以外でもあそこへ行きたい、ここを見たいと自己主張される積極性に圧倒された。

韓国では6月2日投開票の統一地方選は与党ハンナラ党が惨敗した。3月末に起きた韓国哨戒沈艦没事件で北朝鮮への強硬策をとる与党が有利との予測もあったが、第一野党の民主党は選挙戦で「ハンナラ党への投票は戦争につながる」と軍事衝突を心配する世論に訴えて支持を得た。かの国では「情報をうのみにせず、自分で考え自己主張する」健全性が存在している。「抑止力」の一言ですべて思考停止してしまうわが国とのなんという違いか。

 先日の報道番組で「若者の内向き化」が取り上げられていた。京大で1~2年の海外留学の枠があり、費用もほとんどかからないにもかかわらず希望者がいないとのことだった。対立を好まず優しいけれど、他人との距離を保ち、わずらわしさを避けようとする、いわゆる「草食系」若者気質。

 フランス、デンマークなど、ヨーロッパの国々では大学入学資格を得るための試験は論述や口頭試問である。ノーベル賞科学者の益川敏英さんは、我が国のマークシート方式を「覚えるが考えない学生を育てる“教育汚染”だ」と長年批判してきている。未経験の難問や困難に出合っても「飛ばす」どころかむしろ面白がり、ありがたがって挑む。教育は若い心にそうした精神をはぐくむものでありたい。「学力向上」の名のもとに今学校現場で行われていることは、どのような若者を育てることになるのだろうか?

「グループホームあさひ」訪問

2010-06-03 23:33:27 | 福祉・社会保障
 6月3日、薬師堂町にあるグループホーム「あさひ」を訪問し、高橋和子ホーム長さんのお話をお伺いしました。高橋さんは、30年余り看護師をされましたが、両親の在宅看護のため退職されました。その後、看護、介護の経験を生かし、グループホーム「あさひ」設立にかかわられ、現在3年目です。介護への徹底したプロ意識、人材育成の大切さなどを講演活動や著書に表していらっしゃいます。(「笑楽考(しょうがっこう)グループホームあさひの一年」)

★介護職員の役割:利用者に日常的な営みをできるようにすること。「してあげる支援」をやめる、受け身の人間にしない、一人ひとりの個別支援だけでなく、利用者全体の共同生活支援へとつなげる。

★介護保険の理念:自立支援・利用者本位・自己選択

★これらを実現するためには、何より人材育成が大切。
・休憩時間など、スタッフの労働環境を整える。
・スタッフの自信の発掘に知恵を絞る。

★建物にも介護理念を徹底
・開放的な空間(⇔徘徊を防ぐために戸締りを厳重にする)
・高齢の利用者になじみのあるスタイル(ガス、洗濯板)

★驚くべき回復例
・数年来の寝たきり状態から、手引き歩行によるトイレ誘導、排泄行為に成功。
・愛ある細やかな観察と排泄ケアの結果、紙おむつを脱し、布パンツでの快適生活hげ。
・失っていた言葉がよみがえり、相互に意思疎通が可能に。
・食事の用意、掃除、来客にお茶を出すなど
・帰宅願望が強く徘徊を繰り返していた人が、すっかり落ち着き、他人の面倒までみている。

 介護職員の都合でなく、徹底して介護される人の立場に立った介護の実施、そして、それを実現するための人材の育成の重要性についてエネルギッシュに熱く語ってくださいました。

介護施設「トオの家二俣」を訪問

2010-06-03 01:21:03 | 福祉・社会保障
 6月2日、介護保険について勉強するため、小規模多機能型居宅介護施設「トオの家二俣」(NPO法人)を訪問しました。元JAの建物を改装した家庭的でモダンですてきな施設でした。夜7時半から約1時間、10人くらいのスタッフの勉強会に参加させていただきました。
 小規模多機能型居宅介護施設は、お年寄り地域福祉支援センターごとに1か所あります。デイサービス、ショートステイ、訪問を行っています。

 研修では、講師はスタッフへに、「この施設の良さと足りないこと、足りないことに対して自分は何ができるか」書き出すことを求めました。「こんな施設にしていきたい」という思いを出し合いディスカッションすることにより、スタッフ一人ひとりが仕事に対するモチベーションを高めることができるのでしょう。
 ここでも、「スタッフは、利用者の見守りと家族の安心を預かっている」という、「夢の里すみよし」と同様の鉄則をお聞きしました。

 研修の後も、施設の代表の方といろいろお話させていただきました。現在、地域によく溶け込み、地域の方々から支えられているとのことでした。今後は、グループホームを開設したいと、ここでも熱い思いを聞かせていただきました。

 介護保険事業におけるさまざま施設の実態や課題が少しずつ見えて来ました。高齢社会の到来の中、安心して年を重ねることができるようなしくみをつくっていきたいものです。

グループホーム「夢の里 すみよし」再訪問

2010-06-03 00:28:47 | 福祉・社会保障
 6月になり、ようやくさわやかで暖かな(?)日が続くようになりました。
 久しぶりに、北安江にあるグループホーム「夢の里 すみよし」を訪問しました。
 代表の南さんは、まず、中庭を案内してくださいました。中庭は写真のように、ウッドデッキとししおどし、石庭に整備されていました。これがなんと、スタッフ全員で手作りで行ったというから驚きです!土台も手すりもステンレスを溶接して作ったそうです。
 ししおどしの水はためた雨水を利用し、竹筒に水がたまると竹筒が跳ね上がり、「カーン」と音がします。小さな池には金魚が泳いでいます。ウッドデッキでさわやかな風に吹かれながら、ししおどしの音を聞くのはなかなかいいものでした。入所者の人は、この庭を眺め、「そういえば、昔、家にも庭があったなあ」と懐かしんでいらっしゃるそうです。

 介護労働者の処遇がよくないため、せっかく意欲があっても仕事を継続できない人も多いと聞きます。代表の南さんは、経営を軌道に乗せるとともに、スタッフの労働条件向上にも非常に心を砕いていらっしゃいます。処遇改善手当の使い方にもっと柔軟性があるといいとのことでした。
 また、職員には、入所者のお世話だけでなく、家族の相談にものること、また、プロとして勉強することを求めているそうです。そして、そのために、施設へ医師などの講師を呼んで研修する機会を設けているそうです。
 南さんのいつもながらの熱い思いに触れ、この思いを支え実現できるための制度の充実が必要だと痛感しました。

社民党、政権離脱!

2010-06-02 02:22:37 | 社民党
 28日、米軍普天間飛行場移設問題で消費者担当相を罷免された社民党の福島党首は
「私を罷免することは、沖縄を切り捨てることだ。国民を裏切ることだ。私は言葉に責任を持つ政治をしていきたいと思う」と述べ、移設先を「最低でも県外」と明言していた鳩山首相を批判しました。
 そして、30日の全国幹事長会議で連立政権からの離脱を正式決定しました。

 25日、武蔵が辻で県平和運動センターと社民党議員団で普天間問題について街宣行動を行いました。(写真)
 鳩山首相は23日、沖縄県を訪れ普天間飛行場の移設問題について「辺野古にお願いしたい」と初めて表明しました。「抑止力」を持ち出し、現行案に限りなく近い案です。
 65年前、地獄の地上戦が展開され、今なお基地被害に苦しみ続ける沖縄に新基地を建設することは許されません。「平和憲法の下の本土に復帰したい」と復帰運動を展開し、やっと復帰しても基地の島であり続けた65年間。その基地が米国のアフガニスタンやイラクへの侵略戦争に加担しているのです。
 新基地の押し付けは「沖縄差別」です。
 鳩山首相は、沖縄に説得に来るのではなく、アメリカにこそ本気で説得に行くべきだったのではないでしょうか?
 日米安全保障条約改定から50年。日米同盟のあり方を見直すときです。少なくとも地位協定の改定、「思いやり予算」の廃止、普天間基地の閉鎖。