わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

社民党「ほその祐治」後援会事務所開きー「いのちを育む政治」の実現へ!

2012-11-25 22:49:46 | 社民党
 本日11月25日は、朝は放射冷却でぐんと冷えましたが、雲ひとつない快晴で、日向にはほっこりとした暖かさがありました。イチョウやモミジの紅葉も鮮やかに、雪を抱いた白山が青空に映えている見事なお天気でした。

 11時から小松園町において衆院選2区候補予定者・社民党公認「ほその祐治」の後援会事務所開きが行われました。
 ほその祐治さんは、「いのちを奪い続ける政治にもうがまんできない!」と、現加賀市議の議席をなげうっての立候補という大きな決断をされました。

 「調査なくして発言なし」をモットーに、地道な調査活動とち密な財政分析をもとにしたほその祐治さんの議員議会活動は、加賀市議会内外において高く評価されています。犬や猫にも優しいまなざしを送るほその祐治さんは、いのちを大切にし、いのちを育む政治の実現に向けて必ずや奮闘されることと確信しています。

 本日の決意表明では、脱原発、基地問題、教育問題について熱く語られました。いじめ・不登校、子どもの貧困について語る部分では、時々こみあげてくるものを抑えながらの熱弁でした。ほそのさんの議員活動の原点である子どものおかれている現状をなんとかしなければ、という思いがひしひしと伝わってきました。

 社民党は、弱肉強食の新自由主義から、共に生きる社会民主主義への選択の受け皿になるべく不退転の決意で
「二区ほその祐治・比例社民」の闘いに臨んでいきます。

ベゴニアやコリウスのプランターを片づけ、来春用のビオラやチューリップを植えかえたいのに、選挙で忙しくてまだできないでいます。苗だけは1週間前にやっと買って来たのですが・・・

総選挙に向けての街頭宣伝活動ーたくさんの声援を頂きました

2012-11-24 22:08:24 | 社民党
 衆議院が16日解散され、1ヶ月後の12月16日に投開票となりました。短期決戦であり、選挙期間と12月議会がそっくり重なるという厳しい選挙です。
 私たち社民党石川県連合は、2区にほその祐治候補を擁立し、闘う体制をつくってきました。社民党県連が小選挙区に候補者を擁立するのは、実に20年ぶりのことです。ほそのさんには、加賀市議という現職を投げ打っての出馬の決断をしていただきました。
 私は非力ながら、Ⅰ区の選対事務局長ということで、連日の会議、そして、街頭宣伝活動にてんてこ舞いしています。
 街頭宣伝活動は通常、平日の早朝街宣を週1回、休日の繁華街での街宣を週1回、盛本芳久県連代表・県会議員、森一敏県連副代表・金沢市議、そして私の3人で行っています。

 13日火曜日は、珍しく穏やかな日で、小立野下馬地蔵前(写真)と土清水交差点で行いました。
 17日土曜日は、雨の中、傘をさしながらエムザ前で、解散後の第一声を上げました。
 19日月曜日は、放射冷却で晴天ながら非常に冷え込んだ朝、兼六園前で行いました。
 そして、本日、24日は平和運動センターとともに、11時からエムザ前で、1時からアトリオ前で行いました。それぞれ1時間余り車上で訴え、結構寒かったです。
 本日は3連休の中日、そして、貴重な晴天とあって街中にはたくさんの人出があり、道も混雑していました。
 多くの方に手を振って声援していただき、元気が出て来ました。選挙が近付いているというので、有権者の皆さんの関心も高まっているようでした。

 今回の街宣は平和運動センターと合同で行うということで、テーマは脱原発が中心です。柚木光平和運動センター代表、[志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団長の北野進珠洲市議、社民党県連幹事長・清水文雄内灘町議とともに行いました。

 今回の総選挙では、実に政党の離合集散が激しくついていけないほどです。
 しかし、何より、安倍自民党総裁のタカ派的な発言には非常に危険なものを感じます。
 公約に盛り込んだ、政府の憲法解釈で違憲とされる「集団的自衛権の行使」の容認や、憲法改正による自衛隊の国防化、教科書検定基準の改革、近隣諸国条項の見直しなど、決して認めるわけにはいきません。
 社会保障政策では、「自助・自立を第一に」と生活保護をやり玉に挙げ、子ども手当の廃止を例に「子どもは社会が育てるとの民主党の誤った政策を撤回させ、第一義的に家庭が育てる」の理念が明記されています。
 ヨーロッパ諸国では大学まで学費無料の国が多い。日本は教育費のGDP比がOECD諸国中連続3年最下位です。子育てを社会全体で支えるしくみの中で出生率も上昇しています。自己責任、家庭責任と切り捨てることは、政治の責任放棄にほかなりません。
 また、「2030年代に原発ゼロというのは無責任」と主張されている。いったい、あの福島の事故から何を学んだのか、あくまでも業界寄りの姿勢を貫くというわけか。「国土強靭化基本法」を用意し、「人からコンクリートへ」と回帰させようとしています。
 
 第3極といわれる太陽の党と日本維新の会の合流の動きも不可解です。維新は、企業・団体からの政治献金の禁止を撤回、看板政策だった「脱原発」もおろしてしまうとは、野合としか言いようがありません。何か勇ましいことを言い、何かやってくれそうだと幻想を抱くことは禁物です。


GHあさひ・ホーム長 高橋和子さん主催の宿泊研修会での出会いに感謝

2012-11-15 03:49:31 | 福祉・社会保障
 11月10日(土)~11日(日)能登町柳田植物公園内にある施設で標記の研修があり、参加してきました。

 グループホームあさひは金沢市内薬師堂町にあります。ホーム長の高橋和子さんは国立金沢病院等30年余りの看護師生活の後、グループホームあさひのホーム長となり、さまざまな分野で介護についての講師を務めるなど、幅広い活動をなさっています。私は「あさひ」に3度ほどお邪魔したことがあります。「あさひ」では、「人中心」の介護実践をモットーとし、玄関は利用者がいつでも自由に出入りできるように施錠してありません。これは、認知症の方の利用施設としてはかなり驚きです。利用者の立場に立っての介護の方針が貫かれています。
 また、歯に衣着せぬ物言いと肝っ玉母さんのようなお人柄と強いリーダーシップで、介護スタッフを育てることに情熱を注いでいらっしゃいます。「人材を人財にすること」ーすなわち職員育成において内面の力を育てることを大切にし、介護者も共に楽しめる環境がよいサービスを生むという方針を実践されています。ホーム内だけでなく、毎月第4金曜日の6時半から女性センターで「和ちゃんちのつながっちょるーむ」を主宰し、介護職、看護職、医療職などケアにかかわる人たちが集い、いろいろな悩みや体験を話し合う機会を設定されています。著書「笑学考グループホームあさひの一年」北国新聞社

 私が通信やデンマーク視察報告集をお送りしたところ、デンマークの高齢者福祉について報告してくれないかとの依頼を受けました。介護などケアにかかわる方々と交流できる貴重な機会ということで、喜んでお引き受けしました。東海大学教養学部大が金人間環境学科教授・居ごこち学会会長・安原喜秀さんも講師として参加されていました。
 私と安原先生の報告・問題提起の後、夕食、そしてその後、輪になって話し合いました。職場も職種も違う人たちが20人余り参加し、自己紹介も兼ねたアイスブレイクから始まりました。「居ごこち」をキーワードに、それぞれの立場で介護などケアにかかわる体験や悩みを出し合いました。「いいケアをしたい」という参加者の思いと、高橋さんの絶妙なコーディネート(さばき方)で、仕事へのモティベーションを高めることができる非常に魅力的な時間でした。

 食堂で9時半過ぎまで話し合った後、天体望遠鏡付コテージに6人ずつ分かれて宿泊しました。あいにく小雨で天体望遠鏡で星空を見ることはできませんでしたが、とても素敵なコテージでした。そのリビングで、また話が弾み、なんと、深夜3時まで話し込んでしまいました。私としては、先の会でも、高橋さん以外は初対面にもかかわらず、以前からの知り合いのような気持ちになれたのが本当に不思議です。介護職、看護職、ケースワーカーといろいろな職種の方でしたが、仕事のこと、学校教育のこと、デンマークの社会と日本と比べて思うこと、社会全体で支え合う安心の社会保障の必要性についてなど、話題が尽きることがありませんでした。本当にいい出会いを頂き、感謝でいっぱいです。

介護職への情熱はあっても離職せざるをえないような待遇の悪さを何とかしないといけません。
人を使い捨てにするような働かせ方を改めさせなければなりません。
誰もが尊厳ある老後を送ることができることが保障されるようにしなければなりません。
壁は厚いですが、来る衆院選ではぜひ棄権しないで民意を示そうではありませんか!

デンマーク流「幸せの国」のつくりかたー銭本隆行さん出版

2012-11-15 03:37:49 | 福祉・社会保障
 4月にデンマーク視察した折に現地でコーディネート・通訳してくださった日欧文化交流学院院長の銭本隆行さんが、明石書店から標題の著書を出版されました。元新聞記者らしい大変明快で読みやすい書でおすすめです。サブタイトルは「世界でいちばん住みやすい国に学ぶ101のヒント」デンマーク視察で聞きそびれたことや、その後知りたくなったことなど、具体的に書かれており、大変重宝しています。I(アイ)女性会議発行の「女のしんぶん」に書評を依頼されたものを掲載します。

 「ゆりかごから墓場までの高福祉国家」「世界一幸福な国」といわれるデンマーク。教育・医療・介護にかかる費用は無料であり、週37時間労働、残業なし、有給休暇6週間。果たしてそんな理想郷は本当に存在するのか?高福祉の代償として税金が高いそうだが、国民は納得して受け入れているのか?そんなに手厚い社会保障で国の財政は破綻しないのか?・・・等々の疑問について、豊富な実例をもとに本書は明快に答えてくれる。
 筆者は、デンマークと日本を比べ、デンマーク人の特徴的な姿勢について次のように述べている。
たしかに制度は異なる。しかし、その制度を利用する国民の姿勢そのものに大きな違いを感じる。国民そのものが制度を支えている。ただの客体ではなく、主体なのである。自ら積極的に参加し、自分の住みやすい社会を作り上げている。世の中を変えるには、この主体性というものはとても大切だ。日本人が"主体的国民“となるためのヒントは、デンマーク人のだれもが持つ「自己決定」「連帯意識」「民主主義」という3つの姿勢である。
 デンマーク人は1時間に1回は「デモクラシー(民主主義)」という言葉を発するといわれている。デンマーク人の間に根づいた民主主義が政治を変え、人間を大切にした豊かな福祉国家を作り上げたのだろう。新自由主義に対抗する社会民主主義が具現化されている国が実在することを知り、明るい展望が開けるとともに、私たち日本人の課題を自覚させてくれる書でもある。 

富山国際大学・上坂博亨教授による講演「エネルギーの地産地消とスマートグリッド」

2012-11-01 00:29:23 | 環境・エネルギー
 10月30日、白峰での小水力可能性調査の後は、白山市白峰支所で標記の講演によるセミナーがありました。
 私は、今年度、市議会でエネルギー対策特別委員会委員長を務めています。特別委員会でのテーマを「再生可能エネルギー」として、10月2日には上坂先生による「エネルギー地産地消の時代へ~小水力発電の役割~」と題する講演を拝聴し、(写真)その後、富山市常願寺川にある小水力発電所を視察しました。
 エネルギーの地産地消の意味について、大変示唆に富んだ2回の講演をまとめてみます。

◆エネルギーの地産地消がなぜ必要か?
  ・石油は2050年に80%にダウン  ・人口は2050年に9000万人に

<日本の再生可能エネルギーの可能性>
  風力:62% 太陽光:14% 水力:6% 中小水力:8% 地熱:10%
  再生エネ・ポテンシャルの高い地方:北海道、東北

<北陸電力管内の再生エネ・ポテンシャル>
 風力:26% 太陽光:14% 水力:14% 中小水力:25% 地熱:21%
 北陸の中小水力導入ポテンシャル 1位:富山(石川は5分の1)

<小水力開発を阻む原因>
地域資源の活用・開発を地域主体が行うことができない集権的な技術・制度・社会的仕組みの存在が障壁
 ・法制度的障害:水利権、電事法、土改法
 ・地域技術的障害
 ・利害関係
 ・経済的障害

<日本の見通し:脱原発シナリオにおける資産>
 ・人口変動を考慮したエネルギー要求量の試算
 ・原発依存の発電をできる限り再生エネに移行
 ・省エネ効果を考慮
   節電(15%) 照明や動力の効率向上 再生可能エネルギー熱による電力代替
   ペレットストーブ、ペレットボイラー、太陽熱温水器、ソーラーシステムなどによって電力を代替

◆エネルギー地産地消の意味

 地産地消エネルギーは、天下国家を支えるものではなく、地域と住民の生活に必要なもの
・地域の資源を活用して地域に豊かさをもたらす
・本当の意味での「エネルギー供給の安全と安心」 
いざというときのデュアル・エネルギー・パスによる生活の保障
・自ら作ることによる数々の恩恵
  地域の資源活用に関する様々な知恵と技術の蓄積(継承)
  地域の資源と技術を維持するための新しい労働の創出
  自然エネルギーの利用により価値を地域内で循環