わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

質問を終えてー女性管理職登用についての再質問が心残り

2011-06-30 08:18:23 | 市議会
 昨日、29日、一般質問を終えました。
 市役所女性管理職の登用状況とそれについての見解を問うたことに対して、7%、10年前の1.5倍という状況は総務局長より答弁があったのですが、見解については言及がなかったので、市長に対して「たとえば、同規模程度の他都市と比較してどうなのか」再質問しました。正確に言うと、答弁もれです。
 市長は「他都市のデータは持ち合わせていないが、能力と意欲のある女性職員は積極的に登用したい。女性職員だけでなく若い職員の励みにもなると思う。」と答弁しました。
「数値はなくとも、現在の状況をどうとらえているのか。妥当だと思っているのか。ある程度の数値目標を立てるべきではないか。」ともう少し突っ込めばよかったと後悔しきり。

 再生エネルギーについては、
 マイクロ水力発電については、現地調査や市内適地調査も進めるとのことで、かなり進みそうです。
 市民発電所についても、先進都市の事例を参考にし、課題を整理し検討するとのことでした。

 8月上旬に、教員出身の県内議員で松本・飯田市などへ視察に行く計画を立てることにしました。立山町、富山市なども先進的な取り組みを行っているそうです。この夏は、いろいろ視察に行きたいと思っています。

 傍聴した人から、市内のDV相談の実態について知りたいという声もあり、そんな会も設定できたらと思っています。

6月議会の質問は自然エネルギー、男女共同参画

2011-06-28 08:22:06 | 市議会
 6月議会の質問項目は、再生可能エネルギーと男女共同参画です。
 3.11以来、原発問題とそれに代わる再生可能な自然エネルギーのことが私の関心の大半でした。原発問題については、同会派の森一敏議員が重点的に取り上げるために、私は、原発に代わるエネルギー対策について質問することにしました。原発・エネルギー問題については、日々情報が増え続け、その整理に追われている状態です。
 質問日は29日(水)13:40~です。

1.再生可能エネルギーについて
 ①「再生可能エネルギー導入の研究を本格化させたい」とした市長の思いは?
 ②「「自然エネルギー全量固定価格買い取り制度」、いわゆる「再生エネルギー特別措置法案」に対する市長の見解
 ③金沢の特色を生かしたマイクロ水力発電の設置を
 ④市民発電所の設置の検討を

2.男女共同参画について
 ①「男女共同参画全国都市会議」金沢開催に向けて、団体・グループの育成を
 ②市役所の女性管理職の積極的な登用を

教職員バレーボール大会、そして、I(アイ)女性会議に参加

2011-06-18 21:37:26 | その他
 6月18日、教職員のバレーボール大会が額小学校体育館であり、書記局局チームとして参加するために出かけました。久しぶりにバレーボールでストレス解消しようと思って、到着したところ、時間を間違えて試合が終了する瞬間でした。残念!
 ラインズマンをしながら次の試合を観戦していましたが、私が学校現場を離れて5年、若い知らない人たちが増え、つくづく世代交代を実感してしまいました。

 午後からはI(アイ)女性会議北信越ブロック会議がスカイホテルでありました。I(アイ)女性会議の目的は、「平和憲法・女性差別撤廃条約・女性に対する暴力撤廃宣言の理念を活かし、『平等・開発・平和・非暴力』のジェンダー平等社会をめざす」とあります。
 会議の初日のテーマは「男女共同参画」で、私が金沢市における取り組み報告をし、そのあと各県の報告と討論に入りました。
 新潟市、松本市、仙台市では、女性団体の運動が女性センターを拠点に活発に展開されていることを知り、金沢との違いを実感し、今後の取り組みへの刺激を頂きました。
 今年の統一地方選で初当選した松本市議の田口 輝子さんも参加されていてパワフルな活動をお聞きすることができました。田口さんは、女性が働き続けることを支援するため保育士さん、そして保育園長さんを務める傍ら、I(アイ)女性会議で女性運動を20年間続けていらして、今回、女性パワーで60歳近くで初当選を勝ち取られたのでした。
 参加者は、かつて労働組合女性運動リーダーであった60代、70代の方々でした。退職後も地域で精力的に活躍されていることに敬意を表するものです。若いころは、よく子ども連れで学習会に参加したものだとお話されていました。子育てしながら働き続けることが困難な時代を切り開いてきた先輩達です。さまざまな制度ができた今、女性たちは果たしてエンパワメントしているだろうか疑問です。

自然エネルギーで、町づくり

2011-06-17 03:10:41 | 環境・エネルギー
☆6月11日付け朝日新聞の土曜版「フロントランナー」に、タイトルの前高知県梼原(ゆすはら)町長・中越 武義さんの特集が掲載されていました。(写真)

  町長としての12年間、風力、太陽光、地熱、小水力、バイオマスと自然エネルギーを次々と採用したとのこと。
 山奥の過疎の町、人口4千人足らず、税収3億円の町で2億2千万円をかけて風車を設置し、300戸分の電力を得た。風車で売電した利益をほかの自然エネルギーに回した。多彩な環境政策の策定をトップダウンではなく、公募町民15人を欧州に派遣し街づくりの提案を得た。しかも県内トップの健全性と安定性を誇る。

★小さな自治体でもこんなことができるんだと感心してしまいました。スタートは「非現実的な夢想家」だったかもしれないけれど、見事に現実化したのです。

☆6月16日のテレビ朝日「報道ステーション」
「電力不足の救世主か?ガス火力発電の実力」
 ○深夜電力と地中熱システムで建物の電力4割カット(東京スカイツリー)
  地中熱システム:地下の温度は年間を通して15~17度であるため、地下の巨大なプールに水を貯め、それを冷暖房に利用する。

 ○ガス火力
  液化天然ガスは環境に優しく、現在、供給量も多く値段が下がっている。
  液化天然ガスを使ったハイブリッド発電(ガスコンバインドサイクル)を東京都が東京湾で行おうとしている。福島原発1基分の電力が60分の1の面積でまかなえるということで、「クリーン、高効率、コンパクト」である。日本は世界最高の技術を持っている。これからの電力は「地産地消」「分散型」であるべき。
  六本木ヒルズは地下のガスタービン発電ですべての電力をまかなっている。

★金沢市の企業局のガス事業も天然ガスです。天然ガスはクリーンで環境に優しいことで普及に力を入れてきていますが、最近はオール電化攻勢の影響でガス事業の収益は減少傾向です。企業局の公用車は天然ガス自動車で、市立学校の冷房は天然ガスによるものです。しかし、経産省の天然ガス自動車への補助金は本年度廃止されるということで、自治体は困惑しています。
 原発事故、電力不足、ということでやっとほかのエネルギーに目が向いたところでしょうか?どうしてもっと早く転換できなかったのかと思ってしまいます。「原発ルネサンス」の名の下の国策の故なのでしょう。

再生可能エネルギーは民主的なエネルギー

2011-06-15 12:19:19 | 環境・エネルギー
<6月15日付け北陸中日>
ー核心ー
 イタリア国民は圧倒的多数(94%)で原発再開にノーを突きつけた。これに先立ち、ドイツは「脱原発」へかじを切った。脱原発を政府に勧告した諮問機関・原発問題倫理委員会へのインタビューより。

「政策決定で何より重要なのは市民参加だ」
原発に限らず、新薬の認可など新技術を進めるか否かは専門家だけで決めるのではなく、倫理的な議論が最重要視されなければならないとの伝統がドイツにある。

 倫理員会では、意志決定までの2か月の間に2回、朝から晩まで市民との公開討論を行った。テレビ中継もあり、150万人が視聴した。

ー日本は脱原発をすべきか。
 東日本大震災では、被害が少なかった秋田や山形を含め東北地方全体で、送電網が寸断された。自治体レベルで発電・送電するシステムが適切だ。そうなれば大規模な原発は必要なく、太陽光や風力が生み出す再生可能エネルギーが事故回避の面からも望ましい。自治体レベルのエネルギー利用のあり方論議に市民が参加することで、おのずと進む道は見えてくるだろう。こうした意味から再生可能エネルギーは民主的なエネルギーだ。

ー社説ー
 ドイツに国民投票の制度がないことはよく知られる。地域性、専門性など多岐にわたる複雑なテーマを一度の投票に委ねる是非を歴史に学んだ知恵だとされる。今回の脱原発決定までには、30年の民意の集積があった。

★民主主義が市民レベルで根付いている欧米と日本との落差を改めて感じてしまいました。市民が徹底して情報公開と民意の反映を求め、それを受けた諮問機関が機能しているー当然のことですが、日本では、人選に関しても癒着が見られ、単なる追認機関と化していることが多いようです。

「原発はさよなら」と伊首相、開票待たずに敗北宣言

2011-06-14 02:14:01 | 環境・エネルギー
 6月13日、原発再会を問う国民投票で、イタリアの首相が開票を待たずに敗北宣言したというニュースが流れました。
 ドイツはすでに脱原発を決定。
 日本でも世論はすでに脱原発派が優勢。それにしても、日本の政治の舞台は中央も金沢も民意となんと大きくかけ離れていることか!

 <6月11日付け朝日、北陸中日>
 作家の村上春樹さんの「非現実的な夢想家として」と題するカタルーニャ国際賞受賞のスピーチより
 原爆の惨禍を経験した日本人は、核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。
 福島原発事故については、広島、長崎に原爆を投下された日本にとって「2度目の大きな核の被害」、今回は自らの手で過ちを犯した。
 過ちの原因は「効率」優先の考えだ。政府と電力会社が「効率のよい発電システム」である原発を国策として推進した結果、地震国の日本が世界第3の原発大国になった。

<6月11日付け朝日> 池澤 夏樹のエッセー(?)
 ■その気になれば・・・
 核エネルギーはどこか原理的なところで人間の手に負えないのだ。それを無理に使おうとするから嘘で固めなければならなくなる。・・・
 原発とは緩慢に爆発する原爆である。

 原子力優遇策が再生可能エネルギーの開発と実用化を阻んできた。フクシマを機に社会の雰囲気が変われば、日本という高度に工業化された国がその気になれば、エネルギーの風景はがらりと大きく変わりうる。
 ナウシカの住む風の谷は意外に近くにあるのではないか。

やっと庭の手入れもひと段落

2011-06-12 16:03:49 | 花・猫
 6月11日~12日の土、日は珍しく予定が入りませんでした。ずっと気になっていた庭の手入れを梅雨入り前にしなくては、と思い、11日の午後中かかってやっとほぼ終えることができました。
 パンジーなど冬物の鉢は整理し、メドーセージもすっきりさせました。観葉植物やシャコバサボテンを挿し芽で更新したり、5月に植えたコリウスやポーチュラカを挿し芽したりしました。
 5月に植えた苗が花をつけ始めました。(写真)
 マリーゴールドは草木染めのために、花が咲くたびに摘んで冷凍しています。マリーゴールドの花は2~3日で枯れてしまうので、花つみが日課になりました。

 6月議会の準備をしなくてはいけないと思いつつ、片づけ・掃除・洗濯で貴重な休日が終わりに近づきつつあります・・・

内灘中学校教え子による祝勝会で楽しいひと時を

2011-06-12 15:50:53 | その他
 6月10日、新卒当時の内灘中学校の教え子が選挙の祝勝会を開いてくれました。会場は懐かしい内灘中学校の近くです。会場が内灘ということもあり、15~6人も参加がありました。写真はお祝いに頂いた花束を我が家の玄関に飾ってあるものです。集合写真を撮りそびれたのが残念ですが・・・
 この学年はみんな仲良く、よく連絡し合って会う機会をつくってくれます。就職後も比較的地元に残っているので、友達の近況についてもよく知っているようです。彼らは、私とは10歳違いの46歳ですが、しっかりしたいい大人になっています。
 わずか1~2年の付き合いにもかかわらず、このように旧交を温め合うことができることはとてもうれしいことです。

退職後は豊かな人生のセカンドセージへー現職の働き方は?

2011-06-10 02:54:57 | 雇用・労働
 6月に入ると決まって「トッキョキョカキョク」と鳴くホトトギスの声が聞こえます。そして、ウノハナが白い花を咲かせます。
 ♪ 卯の花におう道に ほととぎす早も来鳴きて 夏は来ぬ ♪

 6月8日、金沢市教職員厚生協会主催の退職者懇親会がありました。
 毎回この会に出て、3月末に退職された方のその後の近況を聞くことがとても楽しみです。
 みなさん、一様に晴れ晴れとした表情をされています。30年以上教育に尽くされ、その肩の荷が下り、これから人生のセカンドステージへ歩み始めていらっしゃいます。

 「退職して初めて、四季の移ろいや自然にやっと目が行った」という感想が多かったです。
 朝は連ドラを見るのが日課になり、ゆっくり新聞に目を通す。
 ゆっくり時間が流れる幸せを感じている。
 ついこの間までのあのあわただしさは何だったんだろうか・・・

 同僚だった子育て中の教員から、仕事でお子さんの保育園へのお迎えや病気の時の預かりを依頼されたエピソードを話してくださる方がいました。妻が看護師さんで夜勤がある場合、夫である彼は中学校で部活動があるので保育園の送り迎えにもとても苦労し、お子さんと過ごす時間が十分に取れないでいるようです。保育園からお子さんを迎えに行き、ご高齢のおばあちゃんの下に預け、部活動に戻り、9時、10時に帰宅するそうです。お子さんは保育園では朝は誰よりも早く預けられ、帰りは誰よりも遅くに迎えに行かれるということで、親子のかかわりの時間が少なく、こんな子ども時代で果たしていいのかと思ってしまったそうです。
 少子化がとまらない原因はこのような働き方にも一因があります。せめて子育て中は親子が触れ合える環境をつくらないと、子育てが楽しいと思えず、親子とも幸せを感じることができません。

菅おろしに原発の影?

2011-06-08 00:58:37 | 環境・エネルギー
 6月2日の菅内閣不信任案騒動は、被災地や被災者の思いと全くかけ離れた党利党略のみが交錯していたとの感がします。菅内閣は、国民が政権交代に託した期待を裏切り、震災対応についても評価できないにしても、震災復興・原発事故終息に全力を挙げることが国会の役割であるはずです。被災者・国民不在の政争は、政治不信を増大させるだけです。

<6月3日付け北陸中日新聞の特集>
「与野党に『電力人脈』」「菅降ろしに原発の影」
「労組も推進派」     「発送電分離」「浜岡」に反発
「自公責任隠し 小沢氏便乗か」 「『政権不手際』にすり替え?」
 
それにしても「菅降ろし」の風は、なぜ今、急に、これほどの力を得たのか。
背後に見え隠れするのは、やはり「原発」の影だ。初の市民運動出身宰相は、この国の禁忌に触れたのではないか。

<6月7日付北陸中日新聞・鎌田 慧のコラム>
 菅首相は、原発を中止させ、電力会社の発送電独占に手をつけようとしたばかりに、虎の尾を踏んだように与野党から集中攻撃を受け、退陣させられることになった。