わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

「若者と雇用」ー雨宮処凛さんと福島みずほ社民党党首との対談

2013-04-21 22:24:26 | 雇用・労働
 4月21日(日)金沢都ホテル地下2Fセミナーホールで社民党若者アクションプログラム2013が開催されました。
 テーマは「若者と雇用」 格差社会を許すな!
 雨宮処凛さんは、若者の「生きづらさ」についての著作を発表したり、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、精力的に発信。「『生きさせろ』難民化する若者たち」は、日本ジャーナリスト会議賞受賞。反貧困ネットワーク副代表、週刊金曜日編集委員など。

 雨宮さんから、若者の生きづらさのリアルな事例が報告され、それらは、働きづらさー貧困問題ー生活保護問題へとリンクしていることを知らされました。
 若者の不安定雇用は「自己責任」にされがちであるが、これは、会社の切り捨て政策である。
 なぜ若者はこんな目にあってもっと怒らないのかと言われるが、競争社会の中で自己肯定感が奪われて自分はダメな人間だと思ってしまっている。
 人に助けを求められるためには、自己肯定感や社会・他人への信頼関係必要。

 フロアからは、若者、女性、そして、福島から避難された方から、バカンス法を制定しワークシェアし、ゆったり生きられる社会にしてはどうか、若者ももっと一次産業に従事してはどうかなどの提案がありました。
 雨宮さんからは、東京の杉並の「デモ割」の報告。脱原発などの5000人ものデモの参加者に商店街の割引券(デモ割)を支給する。その割引券でデモ終了後に参加者が居酒屋で楽しく一杯やる。商店街が活性化し、地域でデモが支援される相乗効果を生み、町おこしにつながっている。
 福島党首からは、状況は厳しいが、楽しいこともやらなくてはいけない。自然エネで地域に雇用を生み出すことが可能。(香川県、小田原市、飯田市、世田谷区)など、最後は元気の出る報告を聞き、あっという間に時間が来てしまいました。

 久しぶりに(?)有意義で楽しい会でした。私が25年くらい前に小1・2を担任した若者が今朝のフェイスブックを見て、友達2人誘って駆け付けてくれて最前列に陣取り、発言してくれたこともうれしかったです。
 私は、お二人を小松空港へ出迎え、会場へ向かう途中のタクシーの中で講演と対談の打ち合わせをし、司会に臨みました。福島党首は打ち合わせの内容以外にもずっとおしゃべり続け、まあなんとエネルギュッシュなことか!と驚きました。

春の表参道市でたんとカレー、海美味工房のお店へ

2013-04-21 00:02:46 | まちづくり・地域おこし
 4月20日(土)~21日(日)は、東別院境内と金澤表参道(旧横安江町商店街)でいろいろなお店が出店し、イベントも行われています。
 冬に逆戻りしたような寒さで、お店の方も大変だったと思います。
 私はご近所にある「たんとカレー」さんが出店するというので、出かけてきました。2時過ぎについたところ、お目当てのカレーパンは売り切れていて残念!野菜たっぷりの熱いミネストロスープをいただきました。

 そのときに、輪島漁協女性部代表の新木順子さんもお店を出しているそうでお会いしました。新木さんとは、男女共同参画の集まりなどでお会いしたことがあります。新木さんは、「輪島・海美味工房」代表をされていて、海産加工品を扱っていらっしゃいました。
 「輪島・海美味工房」は、調理・味付けの熟練者や、輪島朝市で長年出店してきたメンバーが、古来製法の手作りで、より良い海産物づくりを生きがいに、誇りを持っておいしさとともに安全・安心を届けることをモットーにしています。
私は、皮から手作りのギョウザとイカの燻製を買いました。
 新木さんは、輪島の海産加工品をはじめとした物産を首都圏へ売り出すことに、もっと県や輪島市は積極的に支援してほしい、輪島市で障害のある人の雇用がもっと広がらないか、男女共同参画がさらに進むようになど、いろいろ熱く語られました。輪島の朝市のたくましい女性の意気込みに触れた気分でした。

 境内にある真宗大谷派の喫茶コーナーでは、TEAM二本松へ寄付される旨のお知らせがありました。大谷派の全国ネットワークで福島の子どもたちを放射能から守る活動をされています。

桜の後は、百花繚乱の季節到来

2013-04-20 11:41:17 | 花・猫
玄関のプランターのビオラの間からチューリップが咲き始めました。
スノーフレークス、ハナニラ、ドウダンツツジ、シロバナヤマブキ、ハナミズキ、ツルニチニチソウなど、植えっ放しで手入れもしないのに季節の到来を敏感に感じて律儀に(?)花を咲かせてくれることは、ありがたいことです。

進む都市の“木造化”林業再生への挑戦

2013-04-20 02:29:24 | 環境・エネルギー
 進む都市の“木造化”林業再生への挑戦―NHKクローズアップ現代(2013,4,18)
日本の国土面積の3分の2は森林であるにもかかわらず、日本の木材需給率は27%に過ぎず、森林は手入れされず有効活用されていません。ところが、意外なことに、最近ビルのような大型建築にも木材が使われ始めているというのです。木造は燃えやすいという固定観念がありますが、それを克服する技術も開発されつつあり、さらに集成木材や接合工法技術の進展があり、加工しやすく、コスト削減がはかられ、人にやさしいといったメリットから評価され始めています。
さらに、木造化により、地域経済を活性化させ、持続可能な社会も展望できるといううれしい動きです。

◆大型木造建築 広がる木の可能性
 木材は最近、住宅だけでなく、大型構造物の素材として使われ始めている。
・木材は燃えやすい→燃えても消える工法の開発
・集成木材(エンジニアードウッド)の技術の進展
・接合金物工法→熟練でなくても新たな展開→工期短縮、コスト削減
<建築基準法> 1950年 大型構造物の木造を禁止
        2000年 耐火性能があれば建築可能
2010年 公共建築物の木材利用促進法(地球温暖化対策にも)

◆”木造化“がひらく地域の未来
 南陽市
 東松島市:太陽光パネルの架台を木造で
     「木化都市構想」・林業・・・製材加工、流通、建設、、メンテナンス
                   (公共施設、住宅、インフラ整備、家具・雑貨)
             ・エネルギー産業(木質バイオマス)
             ・観光・医療など

◆コメンテーター 安藤直人(東大大学院)
○大型木造建築はヨーロッパ中心に広がっている
・森林資源の有効活用
・CO2削減効果
・省エネ得やすい(断熱効果)
・コストが安い
*シロアリ対策、湿気対策の技術の進展
○今後の課題
・設計と施工を連携させるコーディネーター(人材)が必要
・戦後植林した木を切る時期に来ていることから、今がチャンスである

海みらい図書館の「波涛」(田浦隆透作)

2013-04-20 01:12:46 | その他
 金沢海みらい図書館は、米の大手ネットサービスサイトの「世界 で最も美しい公共図書館ベスト25」に選ばれています。建物全面に取り付けられた約6千個の 採光窓や、2階と3階の吹き抜けの構造など斬新なデザインが評価されたものです。
 その図書館に、田浦隆透作「波涛」が寄贈されています。田浦隆透先生は、私が森本小学校在任中の校長先生でした。この絵が、新設された海みらい図書館のイメージににぴったりではないかということで、寄贈に至ったそうです。真っ白な壁に海原をイメージする絵画がよくマッチしています。

八重桜の季節になりましたー御所さくら公園で

2013-04-20 01:03:34 | 花・猫
私の住んでいる御所ニュータウンのさくら公園の八重紅大島(ヤエベニオオシマ)が満開です。「御所協働まちづくりの会」の方の献身的な手入れで、文字通り「さくら公園」になっています。町内あげて公園の手入れをしたり、植樹をしたりしています。
私は、昨年町会の班長だったので、小雪の舞う中の苗木の植樹、小石拾い、落ち葉掃除など何回か参加しました。

大島八重紅桜の葉は確か、桜餅の葉に利用されると聞いています。
小学校1年生を担任したとき、校庭の桜の葉(ソメイヨシノ)を塩漬けにして桜餅を子どもたちと作り、季節を味わったものでした。

福祉から就労へ―困窮者支援の最前線

2013-04-16 23:15:17 | 福祉・社会保障
Eテレ ハートネットTV 
シリーズ貧困拡大社会 <困窮者支援の最前線>    2013.4.16(火)20:00~20:30

★沖縄での福祉から就労への丁寧な取り組みが印象的でした。このような事業を金沢市でもできないものか・・・
 就労移行支援事業所クロスジョブ金沢でお聞きしたこととつながりました。

◆パーソナル・サポート・サービス(伴走型支援)
第三者の目で寄り添いながら解決していくことが大切
その人の生活・暮らしの変化に合わせて一緒に考え、寄り添う

◆パーソナル・サポートのモデル事業が3月で終了。今年度、国の新たな支援策がスタート予定
全国29か所(継続:17 縮小:9 閉鎖:3)
横浜市:「生活・しごと∞わかもの相談室」閉鎖
→約150人中受け皿のない100人については、ボランティア団体が継続

◆新たな生活困窮者支援制度
 ①包括的な相談支援制度
 ②就労準備支援事業
 ③中間就労の場の育成
 ④ハローワークと自治体との連携
 ⑤家計相談支援の強化
 ⑥家賃補助の制度化
 ⑦子ども・若者の貧困防止

◆福祉から就労へ 支援の最前線・・・沖縄県
 就職・生活支援 パーソナル・サポート・センター
 生活相談員と就労相談員がペアで相談に乗る
 <例>働く意欲を引き出すプログラムにより、就労への意欲がわく。
    清掃会社への就職を希望するが、モップを絞る足の力が弱く、会社は雇用に難色を示す。
    →相談員がホームセンターへ行き、腕の力でモップを絞る器具を探し出す。
    →就職。大変勤勉に働き、雇用先での評価が高い。
    人の特性に合わせて器具を使うことによって会社に合った人材とマッチングできる可能性が広がる
    生活保護受給から納税者へ

◆湯浅 誠
 これからの人口減少社会では、人を切り捨てる余裕などない
 困窮者、障害のある人、高齢者、女性含めた全員参加型で社会を支えていく必要がある
 そうすることによって、社会全体がハッピーになる

金沢市内にDV被害者支援グループ発足

2013-04-16 21:46:19 | 男女共同参画
 DV被害者を支援するボランティア団体「かなざわDVサポート凪(なぎ)」が4月13日設立されたそうです。(4月14日付北陸中日新聞)
メンバーは、市が昨年開いたDV被害者支援員の養成講座で学んだ有志24人。犯罪被害者支援に携わる人や福祉関係者のほか、DV被害の経験者も少なくないとのこと。

また、同新聞4月16日付によると、金沢市は、「DVで傷ついた女性と子どもへの支援を強化」するとのこと。

 このような動きは、いずれも金沢市女性相談支援室の大変意欲的な取り組みの成果です。
 今年度、「女性相談支援室」は「人権女性政策推進課」へ移行し、女性室長は課長へと昇進しました。
 DV被害者支援が進み、女性の人権が尊重され、DVのない社会をめざしたいものです。

高齢化社会の中での「見守り」ーEテレ「団塊スタイル」

2013-04-14 23:37:33 | 福祉・社会保障
高齢化社会の中で「見守り」が重要になってきます。
Eテレ「団塊スタイル」(2013年4月12日(金)20:00~)が大変参考になりました。
金沢市も新年度事業で「地域安心生活支え合い事業」に取り組みますが、ぜひとも実効性のあるものにしたいものです。
私自身も、80歳を超えた両親が離れて暮らしているので、大変関心があります。

◆親と自分の見守り対策
◆ご近所の力で介護術
◆孤立ゼロ自治体の対策
◆親も安心!IT見守り

★知らなきゃ損 自治体の見守り
<東京足立区> 32万世帯 人口6万人 高齢化率23%
・乳酸菌飲料で見守り・・・対象者:70歳以上のひとり暮らし(緊急通報システム利用者を除く)
・お弁当で見守り・・・対象者:高齢者や食事の支度が困難な人など(利用者が全額負担)
昼に持って行ったお弁当箱が夜になっても同じ状態だったら要注意
・救急医療情報キットで見守り・・・対象者:健康上不安があり下記いずれかに該当する人
                 65歳以上のひとり暮らし、世帯全員が65歳以上、
身体障がいなど手帳を所持
・孤立ゼロプロジェクト・・・社会的に孤立しそうな人をなくそうと今年1月から条例化して施行
  条例化するまで個人情報保護の観点から住民登録の情報を懲戒や自治会などに提供できなかった
  調査対象:介護保険を利用していない70歳以上の単身世帯、75歳以上のみで構成されている世帯
<自治体の見守りサービス例>
・緊急通報システム
・配食サービス
・電話コール
・新聞販、電気会社、ガス会社などとの連携
・ゴミ収集

★離れていても安心 IT見守り
<富田林市>
・おはよう伝言板・・・携帯メールで高齢者の安否確認(NPO法人運営)
           対象:市内在住の65歳以上 登録・利用無料(通信費は実費)
           朝の安否確認、買い物代行、相談支援
見守り型:IT機器を備えたポットやガス器具などを親が使うと、離れて暮らす子どもなどに通信で知らせる・
緊急通報型:携帯型や屋内設置型などがあり、利用者が緊急事態になった時にスイッチを入れるとサポートしてくれる。
<離れて暮らす親の見守り4か条>
・「便りの無いのは良い便り」は通じない
・生活パターンを把握せよ
・親が暮らす自治体の情報収集は子どもの役目
・親の近くに暮らす親族、近所の人との連携

「空蝉情景」 田浦隆透 新作美術展

2013-04-13 01:45:28 | その他
 4月12日、国際交流サロン(県知事公舎裏手)で開催されている「田浦隆透」さんの個展を鑑賞しました。
 国際交流サロンは、大正末期に建築された趣のあるたたずまいです。日本庭園もよく手入れされ、静かな時間と空間を楽しむことができます。
 「空蝉情景」 田浦隆透 新作美術展. 期間: 平成25年4月9日(火)~ 4月21日(日);
内容: 私は幼少の頃、陰徳者だった祖父から仏道的に感化されて育った。一方、日本刀研師 の父からは、神道的に感化された。父は加賀藩の古武道を嗜む古美術愛好家でもあっ た。

 田浦さんは、私が森本小学校に在任していた時の校長先生です。昨年夏も同じ場所で個展を開催されました。私は美術には全くの素人ですが、人知を超えた存在、「静謐」を感じます。久しぶりにお会いし、いろいろお話しすることができました。