金沢市議会の6月議会の一般質問は、18日から20日です。私の質問は、最終日の20日(木)の10時からになりました。
質問項目はつぎのようです。ご都合がつきましたら、ぜひ傍聴にお越しください。
1.原子力災害対策について
金沢市の原子力災害対策計画が3月に策定されました。現在、国は半径30キロ圏内までの原子力災害対策指針を出していますが、福島の事故の教訓からも、金沢市のように30キロ圏外における対策を1日も早く策定する必要があります。
金沢市の避難住民受け入れ体制、ヨウ素剤の管理・服用体制、SPEEDIを活用した放射性物質の拡散予測やプルーム到達予測時刻等の情報を確実に市民に提供できるのか、放射能防護についての市民への周知・啓発の仕方について問います。
2.橋下徹大阪市長発言について
橋下発言と、「慰安婦問題」にかかわる国連拷問禁止委員会の日本政府に対する勧告についての山野市長の見解を求めます。
3.全国学力・学習状況調査について
昨年12月、全県的に県教委が提供した「評価問題」、いわゆる学力テストの過去問が実施されました。事前練習をしてテストの点を上げようとしている意図透けてが見えます。「学力向上」のスローガンのもとにこんなことをしていて果たしてどんな子どもが育つというのでしょうか?学校や自治体が熾烈なランキング競争に振り回され、子どもたちの学ぶ意欲は減退しつつあります。
学力世界1位といわれるフィンランドではテストというものをほとんどしていません。金沢市として、もっと骨太な教育理念を掲げて教育施策を展開すべきではないか、と主張し、野口教育長の見解を求めます。
4.若者の雇用問題について
近年増加している、長時間労働や達成困難なノルマを強いて、入社間もない社員を離職に追い込み若者を使い捨てにする「ブラック企業」について山野市長の認識を問います。ブラック企業を法的に規制・監視することが必要性であるとともに、労働者としての権利や困ったときの相談先を知らせる労働者教育も必要です。
補正予算に計上された「若年者就労支援事業」をはじめとする金沢市の施策を問います。
5.がん検診について
日本の乳がん、子宮頸がんの検診率は、欧米諸国が70%以上であるのに比べて20%程度と大変低い状況です。
がん検診率の向上をめざして「金沢健康プラン」で数値目標を掲げているが、本気で受診率を上げるための決意と施策を問います。
子宮頸がん予防接種が4月から法定接種となりました。最近は副作用の報道もあり、気になっていたところです。ワクチン接種で完全に予防できるとの誤解が生じやすいのですが、検診の重要性をしっかり啓発し、受診率を上げることが必要です。
昨夜のニュースによると、厚労省は、ワクチン接種を積極的に呼びかけるのを一時中止にするよう全国の自治体へ勧告するとのことです。