わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

百花繚乱の季節、あわただしく韓国へ

2012-04-27 01:55:40 | 花・猫
 今週に入り、急に初夏を思わせる陽気となりました。雨が上がった後気温が上がりたっぷりの日差しが降り注いでいます。今年は春の訪れがやや遅かったようですが、この陽気で一気に花が咲き始めました。プリムラ、スノーフレークス、ヤエザクラ、ユキヤナギ、アメリカハナミズキ、ドウダンツツジ・・・我が家の玄関のチューリップも咲き、ビオラも今が盛りです。
 スズランの芽も雨の後、雨後のタケノコのように伸びています。朝と比べると夕方はぐんと伸びています。山野の新芽も、赤ちゃんがこぶしをゆっくり開くように柔らかく葉を広げています。
 ものみな萌えいずる、生命の息吹を感じるさわやかな季節です。一方、雑草もものすごい勢いで伸び、草取りをしなくてはとせかされる気がします。

 デンマークから帰国して1週間、あわただしく時間が過ぎ、27日から30日まで恒例の韓国平和友好交流の旅へ出かけます。政務調査費資料の締め切りに追われ、出発前日の夕方にようやくお土産を買い、深夜準備をし、今から入浴、就寝です。韓国では日本の市販のカレールウが人気だそうで、それも買い込みました。

 帰国した後は、1日はメーデーの集会・パレード、3日の憲法記念日の街宣・集会・パレードが待っています。

デンマークの風力発電

2012-04-24 00:54:37 | 環境・エネルギー
 デンマークを旅していますと、至る所に風力発電用風車を見ることができました。風車のある場所をプロットすると、、デンマークの地図が出来上がるといわれるほど、風車が多いことでも知られています。デンマークでは、民衆の手によって風車が立てられるというデンマーク独特の国民運動によりこのように普及しているのです。
「風車大国」と言われるデンマークでは、国内の全電気消費量の20%は風力が占めていて、世界一の割合を誇っています。また、風力発電を世界の一大産業にまで発展させたデンマークは、風力発電機器の世界市場の50%を手中に収めています。 
 写真は、デンマークの首都、コペンハーゲン沿岸部の人魚姫の像近くにある堤防にある7基の風車です。
 この海上には、南北方向に緩やかな弧を描いて配置された20基の風力発電用の風車からなる「ミドルグリン海上風力発電所」があります。2001年から稼働しています。発電用風車の支柱の高さは64m、回転翼の直径は76m、全体の高さは102mに及び、1基当たりの発電能力は2MW(メガワット)で、発生した電力は長さ3.5kmの海底ケーブルを経由して陸上まで送られます。合計発電量は40MWで、コペンハーゲンで消費される電力の3%以上を供給し、欧州で最大の海上風力発電能力を有するデンマークの象徴的な施設となっています。北側の10基を所有するのはコペンハーゲン・エネルギー公社で、南側の10基を所有するのは、8500人の市民が参加するミドルグリン風力発電協同組合です。

早朝街宣、常任委員会、そして、賃金男女差別裁判支援

2012-04-24 00:04:09 | 平和・人権
 今朝は8時からアピタ前で早朝街宣。家を出るときは激しい雨でしたが、現場へ着くころには運よく小降りに。デンマーク視察報告を交えて、所得の再分配による格差是正、社会保障の充実、自然エネルギーへの転換を訴える。やや硬い表情だなあ。

 10時から新年度初めての総務常任委員会に出席。初めてのメンバーによる会であることから、やや緊張感が漂う。総務常任委員会の所管事項について大まかに知る。

 11時から金沢地裁で賃金の男女差別についての裁判の3回目の公判があり、遅れて参加。
富山市在住のAさん(女性)は「男性と同じ仕事をしているのに、女性だということで総合職にしないのは不当」と昨年暮れに会社を相手取り、22年間の賃金差額、不払いの時間外手当、慰謝料を求めて訴えを起こしました。
 この公判には、「東京・均等待遇アクション21」のメンバー6人が東京や名古屋から北陸旅行を兼ねて支援に駆けつけ、公判後はランチしながら交流しました。昭和シェル石油事件、兼松事件を闘った(闘っている)原告も含まれていて、実に骨のある女性たちでした。
 現在嘱託という身分で同一職場で働く中で、会社はAさんの提訴後、就業規則を不利な条件で変えてきています。労働組合もなく全く孤立無援の中での裁判は、精神的にも辛いものがあると思います。いまだに均等法も厚労省も賃金差別については無力です。多くの人がこのような実態を知り、支援を広げ、差別解消をかちとりたいと思います。

 3時半から、社民党県連常任幹事会。

 帰国後、たちまち現実の忙しさに引き戻されてしまいました。

デンマーク視察から帰国ー「民主主義」が根付いている国

2012-04-22 01:32:24 | 視察・研修
 4月15日から20日まで、社民党全国連合主催自治体議員デンマーク「教育、福祉問題」視察に参加してきました。研修の現地受け入れ(視察先のコーディネート)は、日欧文化交流学院(ボーゲンセ市にある国民高等学校。現地の人と日本人の両方が学ぶ)で、大変充実した研修プログラムでした。学院の理事長の千葉忠夫さんと学院長の銭元隆行さんが中心になり、研修・通訳をしてくださいました。

 デンマークと言えば、社会福祉が充実している国として知られています。「格差と貧困のない生活大国」という言い方もできます。データで比較すると、次のようです。

      幸福度 貧困率 出生率 投票率 労働組合組織率 食糧自給率 女性議員
                              (穀物)  (国政)

デンマーク 1位   4.3%  1.80  87%   87%      107%    38%

日本    90位  15.3%  1.26  59%   18%      27%     11%

 カルチャーショックを覚えるくらい手厚い高齢者福祉を目の当たりにしました。  
 住みよい幸せな国づくりのカギは「民主主義」にありそうです。
 そして「民主主義」の精神を培うには教育が大切であるとしています。
 デンマークには原発がなく、風力発電に力を入れています。エネルギー政策にも民主的な選択が行われています。
 報告したいことはたくさんありますが、まずは元気に帰国したことをご報告します。
 写真はコペンハーゲンの人魚姫の像の横で。アンデルセンはデンマークの童話作家です。

刺激的な飯田哲也特別学習会

2012-04-14 02:59:30 | 環境・エネルギー
 4月13日、18時30分~20時30分、近江町交流プラザで(NPO法人)ISEP環境エネルギー政策研究所所長でもある飯田哲也さんによる特別学習会があり、参加してきました。14日の講演会を前にした学習会の企画です。
 主催は、石川県省エネルギー推進協議会で約50人の参加でした。
 テーマは「市民参加の再生可能エネルギー」で実に刺激的で明快な内容でした。

<21世紀型エネルギー社会の方向性>
   
  20世紀型      21世紀型
  中央集権      地域分散
  供給プッシュ    需要プル
  ヒエラルキー    ネットワーク
  化石燃料+原子力  自然エネルギー、省エネルギー
  経済成長      充足・公正・幸福

<地域エネルギーの基本的な考え方について>
*NGワード  補助金、革新的技術、実証事業、蓄電池、バイオマスガス化、マイクロ水力、公営事業、第3セクター、(いきなり)ファンド

 ・地域が自ら生み出せる雇用
 ・持続的で環境保全的な雇用
 ・人とお金のつながりが見える雇用
 ・子どもたちに誇れる雇用 

デンマークでは、30年前に風力発電のために使ってよい土地を環境保護団体と地域と事業者で決めた(予防的な土地利用計画、地域のオーナーシップ、便益は地域へ還元)
→民主的、合理的、民主主義の熟度

 学習会後の懇親会でも論議の続きが行われ、また、多種多様な方との出会いがありました。夜もふけ、明日(本日)の午後にはデンマークへ立つため、今はその内容について十分お伝えすることができないもどかしさを感じています・・・

金沢美術工芸大学入学式ー久世学長の式辞に感銘

2012-04-14 02:36:58 | 教育
 4月13日、金沢美術工芸大学の入学式があり、私は、今年度は総務常任委員なので、来賓として参列しました。おりしも、桜も咲き誇り、入学を祝っているかのようでした。

 久世学長の式辞が大変素晴らしく、感銘を受けました。
 まず、今年度の入学者の中に、東日本大震災の被災者で昨年合格したにもかかわらず1年休学し、見事今年復学することができた学生が紹介されました。

 金沢市立金沢美術工芸大学は、戦後、「美の創造を通して世界平和に貢献する人材を育成しよう」という市民の熱い思いで創立され、現在も予算の3分の2は市税で賄われている。
 アートとは、人の心に奥にあるやむにやまれぬものを表現することであり、これほど愉快なことはない。
 見えないものを見えるようにすること、聞こえないものを聞こえるようにすることである。
 特に、創造性、独自性がもっとも重要である。
 諸君は「美の伝道者」たれ。
 「手で考え、頭で創る」ことを忘れるな。
 ルーティンワークも手を抜くな。
 幅広い教養を身につけよ。
 幸い、金沢には、伝統文化の蓄積がいたるところにある。
 学生時代を十分謳歌してほしい。

 大学、特に美大のもつ「精神の自由さ」を感じさせる内容でした。
 金沢市として、このような大学をもっていることに誇りを感じます。

やっと暖かくなり、クリスマスローズが咲きました

2012-04-12 23:03:56 | 花・猫
 昨日4月11日は雨でしたが、本日12日は気持ちよく晴れ、暖かい日差しが心地よい陽気となりました。
 地植えして2~3年のクリスマスローズがここ数日でぐんぐん伸び、花をつけました。今年はいつまでも雪があったので、雪の下になり、芽が出るのも遅かったです。年を追うごとに放っておいても株が大きくなり、花をつける茎の本数が多くなるのはうれしいことです。
 桜が待ちかねたようにほころびはじめました。私の家の近くはまだつぼみですが、鳴和、都心へと近付くにつれて花の咲き始めが早くなっています。
 土曜日の午後にはデンマーク視察のために出発します。帰国したころには桜は終わっていそうで、桜を十分楽しめないのが残念です。

大飯原発再稼働に反対するー社民党早朝街宣で

2012-04-12 01:44:30 | 環境・エネルギー
4月10日、やっと春らしい陽気になりました。
 社民党の第132回早朝街宣は高尾台2丁目交差点で行いました。久しぶりに寒からず暑からずの貴重な陽気です。暖かくなると日焼けが気になりますが・・・自転車通学の学生がたくさん通過して行きました。

 大飯原発再稼働へのなりふりかまわぬ政府の姿勢への批判ややがれき受け入れ問題について訴えました。
 橋下大阪市長が大飯原発再稼働の条件について、「安全協定締結を求める自治体を100キロ圏内の府県」と規定したことが大きく取り上げられています。橋下市長については、この脱原発政策についてだけは評価します。
 関西電力が電力不足を理由に再稼働を主張しています。本当の需給状況はどうなのか、精査する必要があります。供給力を必要以上に低く見積もっていたとの疑念があります。1年間にわずか10時間程度といわれるピーク時を平準化する努力が足りないのではないか、他の電力会社から電力を融通できるシステムや発送電分離へと本格的に踏み込むべきではないのか、などについて本気で検討すべきです。


デンマーク視察を前にしてードイツのエネルギー村

2012-04-12 00:48:42 | 環境・エネルギー
 今週末の15日から20日までの6日間、社民党全国連合主催の「自治体議員デンマーク『教育、福祉問題』研修」に出かけます。内容は、子育て支援・福祉・教育の講義、高齢者センター・幼稚園・小中学校視察、自治体ヒアリング、市議会議員との懇談などで、とても楽しみです。
 訪問施設へのお土産を各地で手分けして選ぶことになりました。私は、小中学校へのお土産として、まといの「加賀人形」を、議員さんに九谷焼のマグカップを選びました。

 デンマークは風力発電がさかんと聞いているので、それらも見ることができればと思っています。
 ドイツ視察中に、いたるところに風車が林立してる光景を目にしました。
 ベルリン郊外にある人口140人くらいの小さな村フェルトハイムは「エネルギー村」と呼ばれています。現在風力発電機が43基、時間当たり75メガワットの発電能力があり、年間400万kw発電しています。発電のベンチャー企業が村の土地を借りて発電しています。

 ドイツでは、2022年までに脱原発、2030年には代替エネルギー50%を目指すとしています。現在、代替エネルギーのシェアは11%、そのうちバイオマスが8%と最も高くなっています。発電と送電が分離され、電力の固定買い取り価格制度が定着することで、いろいろな企業が発電に参入しやすくなっています。また、国民は原発電力を購入しない選択も可能となっています。日本も1日も早くエネルギーの地産地消に取り組むべきです。