わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

「石川県の観光戦略の狙いと今後の課題」

2014-01-23 23:58:38 | まちづくり・地域おこし
 1月22日、石川中央都市圏議会連絡会 行政課題研究会において、石川県観光総合プロデューサー・早川 和良さんによる「石川県の観光戦略の狙いと今後の課題」と題する講演がありました。市議会新幹線魅力発信特別委員会のテーマとも一致し、いろいろ参考になりました。
 早川さんは愛知県生まれで金沢美大卒、CMディレクターとして活躍され、あの「ひゃくまんさん」や、ANA,エビスビール、ドコモなどおなじみのCM作成者です。

<2015年・成功する3つの理由>
①金沢への憧憬・・・行きたくてもなかなか行けない場所ということでイメージが膨らむ。
          山口智子、綾瀬はるか、萬田久子などの女優も金沢びいき。
②JR東日本の取り込み・・・JR東海=京都に対抗し、金沢を最後の開拓地と期待
③石川県の取り組み・・・アンテナショップのリニューアル、さまざまなイベント

<2016年の課題>
・リピーターをつくれるか?
・観光名物の創造・・・民間の力で
・ほかにないもの、そこでしか見れないものを作る・・・高くても面白ければ買う
・B級ではなくS級を
・宝は地元にある
・行政の役割と期待・・・点を線や面に、人を動かす。川越市、上海
・ヨソ者や外人の力を借りる
・観光資源調査団

美大受験のため金沢に来て、雪の金沢の街を歩いていると、ひがし茶屋街から三味線の音が聞こえてきた。「これが日本の姿だ」と思った。
30年ぶりに金沢を訪れると、かつてのまちなみがすっかり失われ、駐車場に変わっていてショックだった!
金沢の文化は武家文化と言われるが、実は、町人旦那衆がパトロンとして文化を磨いてきた。
個人的には、主計町にあった古いお茶屋さんを改修したが、個人では限界がある。行政の役割があるはずだ。
現在の都市計画では、武蔵が辻から橋場町の百万石通りで、いったん木造建築を解体したらコンクリート建築しか許可されない。
金沢は戦災にあわなかったが、住民の手でまちを壊しているようなものだ。

<2017年の課題>
・旅行者の定住化
・金沢を使い倒す

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