わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

学校図書館司書により、子どもの読書環境充実!浅野川中学校で

2011-11-29 23:09:34 | 教育
 11月29日、寒い季節の前の「もうけもの」のような穏やかで暖かな1日でした。
 ここのところ毎日夕方、市内の小中学校を2校ずつ訪問しています。
 今日は、浅野川中学校と諸江町小学校です。
 浅野川中学校を訪問した際、校長先生より「学校図書館教育推進モデル校」として指定されることを希望し、司書が週3日配置されることにより、図書館の環境が整備され、子どもたちの図書館利用が飛躍的に増え、絶大な効果があると力説されていました。
 図書館の入口には、いかにも入って本を手に取ってみたくなるようなディスプレイがあります。校長先生によると、本日、図書館のドアをぬくもりのある木製に取り換えたそうです。また、今後は、床を金沢産材に張り替えたい、畳などの上でくつろいで本に親しむスペースを作りたいなど、さまざまな要望を語っていらっしゃいました。
 今年7月より21人の司書が市内小中学校に配置されました。週1日配置:60校、週2日配置:15校、週3日配置:5校です。中学校では特に、司書配置以前は図書館はほとんど鍵がかかっている状況だったので、図書館に人がいることで、利用状況が激変しました。
 この校長先生が以前赴任した白山市の中学校では全校に司書が配置されていたので、その効果を感じていらっしゃったそうです。それで、金沢へ戻った際、希望して週3日配置されるモデル校を希望されたそうです。しかし、モデル校を外れると、司書の週3日配置はなくなるので、この配置をぜひ継続してほしいとの強い要望でした。
 しかし、全市的には、週1日配置校が80校中まだ60校という状況です。すべての学校に毎日司書がいてほしい、そして、5年を上限とする非常勤職員ではなく、経験と専門性を活かせる正規職員とするべきであるとの要望を今後とも続けていきます。

やっと花の植え替え作業終えるー議会質問が気になりながら

2011-11-29 01:50:14 | 花・猫
 11月24日(木)、25日(金)はずいぶん冷え込みましたが、週末の土、日は暖かな日となりました。貴重な日差しの中で布団干しや掃除洗濯、庭の片付けを行いました。
 26日(土)は、サタディ社民党の声として香林坊アトリオ前での街宣活動の後、ホームセンターへ秋植えの苗を買いに行きました。
 27日(日)は午後いっぱいかけて夏の花のプランターの整理をしました。プランターを裏庭まで運び、土を空け、鉢底石を取り出すことに時間と労力がかかります。どの花と組み合わせようかといろいろ考えながら植え付けることは、とても楽しいです。
 裏のベランダも、つぼみをつけ始めたシャコバサボテンは、市役所の控室や家の玄関に場所を移しました。観葉植物は冬越し用に剪定して居間に取り込みました。
 12月議会の質問を考えなければと思いつつ、今植え付け作業しなければ、12月中旬過ぎまでできない、その頃では天気が悪く作業できないかもしれないと思い、せかれる思いで作業をしました。
 玄関は日当たりが悪いので、プランターは少しだけ置き、大半は裏の日当たりのよい場所で冬越しすることにします。
 腰をはじめとする筋肉痛と、気になっていた作業を終えた満足感で、食事の後はホットカーペット上でぐっすり寝込んでしまいました。

デートDVとは?

2011-11-25 02:46:26 | 平和・人権
 11月21日、金沢市教育プラザ富樫で荒牧 仁さんの講演に続いて「デートDV」についてのパネルディスカッションがありました。

◆事例発表 「デートDV防止教育プログラム」
      川田 由記子さん(NPO法人ハッピーウーマンプロジェクト事務局長)
◆パネルディスカッション
 「デートDVとは?~若者の健全な交際を願って~」
 コーディネーター  永松 歩さん(ペイ・フォワード代表)
 パネラー      荒牧 仁さん(NPO法人パパジャングル事務局長)
           川田 由記子さん(NPO法人ハッピーウーマンプロジェクト)
           高木 眞理子さん(NPO子ども夢フォーラム代表)
           水野 浩史さん(石川県PTA連合会会長)

 市民団体による2008年度の調査では高校生26%大学生34%が「行動を制限される」などのDVを経験。背景として、男性優位を刷り込まれて育つ環境やコミュニケーション不足などが指摘されています。

高木:電話を通じてチャイルドラインの活動をしている。小学生は女子が多く、中学生は男女同じくらい、高校生は男子が多い。男子は話す機会に恵まれていない。友達どうしの関係も作れていない。自殺も男子が多い。
 私は、」電話相談をしていると思っていない。子ども主体で話を聞かせてほいしいと思ってやっている。子どもは答えを求めていない。「あなたはどうしたいの?あなたは大丈夫?どんな気持だった?」と聞き、子どもの気持ちを整理することに努めている。

荒牧:僕は90年代、虐待を受けていた。誰かに聞いてほしかった。誰にも言えずいい子を演じていた。助けを求められなかった。

高木:子どもたちは夢や希望を持つ環境の中にない。大人が夢や希望を持って笑顔で向き合ってくれれば、あんな大人になりたいと思う。大人が生き生きと毎日を生きること。わが子だけでなく社会の中にいる子どもを認めること、親の価値観だけでないまなざしを向けることが大切。

荒牧:「子どものため」ー嫌いな言葉。夫婦で関わるから楽しい。子どもが小さい時、いかにかかわっていたか。子どもに関わることで、家庭の中で自分の役割りを見つけていく。持っているだけで子どもとかかわりたくなる「父子手帳」を発行した。
  これからは、「イクメンからイキメン(地域のお父さん)へ」
  父が子どもと一緒に笑い合うことは素晴らしいことを「子どもジャングル」の中でやりたい。

河野太郎衆議院議員の脱原発講演会

2011-11-25 01:40:35 | 環境・エネルギー
 11月22日、金沢市文化ホールで「河野太郎さんと語る、日本のエネルギーと未来」講演会に参加して来ました。

「『原子力ムラ』を超えて ポスト福島のエネルギー政策」
       飯田哲也 佐藤栄佐久 河野太郎 NHKブックス
 この著書の中でも、河野さんは数字を駆使し説得力ある主張を展開しています。

 アメリカはスリーマイル島事故から原子炉を造っていない。原子力のコストの特異な特徴として、原子力発電所は数が増えてもコストが下がらない、いや、むしろ高くなってきた。原子炉は次々と安全規制が増え、コストが増え続けてきた。原子力企業は業績が悪化してきている。(48企業のうち格付け下がる:40 変化なし:6 上がる:2)
 昨年の自然エネルギーへの投資額は全世界で7年前の5倍になった。世界は自然エネルギーに向かっている。
 使用済み核燃料の処理に見通しが立たない。
 自民党や民主党が電力会社やその労働組合から支援を受けている。
 総括原価方式の問題性。固定資産の3%を利益と見込める。

 話術にもたけ、ストレートな主張は分かりやすかったのですが、運動論については私は異論があります。 
 河野さんは、署名やデモはあまり効果がない、地元の国会議員に直接思いを伝えることが大切だと主張されている。支持者である場合は効果があるだろう。しかし、原発推進派の国会議員が支持者でもない者の主張に果たして耳を傾けるだろうか?
 河野さんは「僕が総裁になれば原発を止められる」ともおっしゃった。冗談かもしれないが、やや危うさを感じる。それなら、自民党の中で仲間を増やしてほしい。
 署名やデモは一人一人の市民の意思を表出する手段である。そして、より多くの市民へ連帯を呼び掛け、その多数の有権者の意思を政治家へ知らしめす方法のはずである。民主主義とは市民が考え、決め、行動することではないか。

「イメージ.フクシマ」福島の現在・過去・未来を語り合う

2011-11-25 01:21:40 | 環境・エネルギー
福島の現在・過去・未来をイメージするための映画6本+トークセッション
金沢21世紀美術館シアター21 11月26日(土)-27日(日)

<上映作品>
原発切抜帖
生きているうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言
そして人生はつづく
第4の革命ーエネルギーデモクラシー
アンダー・コントロール
相馬看花ー奪われた土地の記憶ー

映画「チェルノブイリハート」金沢シネモンドで上映予定

2011-11-25 01:13:58 | 環境・エネルギー
 標記の映画が金沢シネモンドで11月26日(土)より12月9日(金)まで上映されます。
 アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞受賞。2003年 アメリカ

 チェルノブイリ・ハートとは、穴のあいた心臓。生まれつき重度の疾患を持って生まれる子ども。ベラルーシでは現在も、新生児の85%が何らかの障害を持っている。

デンマーク・ロラン島ー自然エネルギー地球イチバンの島

2011-11-25 00:30:29 | 環境・エネルギー
 11月10日(木)NHK20:00~「地球イチバン」という番組で、デンマークのロラン島が紹介されていました。
 デンマークといえば風力発電。ロラン島は人口6万5千人。島にある600基もの風車の半分は個人所有。島全体で需要の5倍以上の発電をしている。
 個人で借金して風車を建て、月48万円売電して10年で借金を返した人のエピソード。
 近所の数人で出資して風車を建てた人たち。
 
 1973年のオイルショックでこの島に原発計画が持ち上がる。
 市民にも原発の是非を考える時間を3年欲しいと主張し、政府も了承。
 原子力委員会は推進派、反対派両方の主張を掲載した情報紙を発行。
 「エネルギーを決めるのは、市民です。」
 しかし、この委員会は2年間で解散させられる。
 その後、反原発運動が盛り上がり、1985年、デンマークは原発計画を放棄。
 市民は、大事な問題を決めるとき、十分知ることが重要なことを学んだのだ。

 自然エネルギーの固定価格全量買い取り制度により、風力発電は飛躍的に伸びる。デンマークの電気料金は日本の1,5倍。しかし、電化製品には節電ランク表示が義務付けられ、価格と考え合わせて選ばれている。
 デンマークでは、エネルギーだけでなく、生き方をも選択している。
 そして、決定のプロセスには確かな民主主義が根付いていると感じました。

豊田市美術館ー金沢との都市間交流で訪問

2011-11-24 23:58:54 | 市議会
 11月16日から17日にかけて、都市間交流都市訪問で愛知県の豊田市と岡崎市を訪問しました。
 視察先として豊田市美術館を訪問しました。この美術館の設計を手掛けたのは、金沢の鈴木大拙館の設計者・谷口吉夫氏です。確かにこの建築には、水面の配置といい、静謐なイメージといい、鈴木大拙館の雰囲気に似たものがあります。谷口氏は、ニューヨーク近代美術館の増改築も手掛けられたそうです。
 館内には、国内外の近代・現代の流れを展望する作品が展示されています。
 なんと、クリムト、エゴン・シーレ、ココシュカ、マグリッド等の作品もありました。
 併設されている高橋節郎館では、漆芸家高橋節郎氏の作品を常設展示されています。漆芸といっても、金沢の松田権六氏とはまた違った大変モダンな作風でした。

 視察のテーマは「美術館の集客について」
 豊田市は税収の多い時期は、年間20億円もの予算で作品を購入していたそうですが、年々減少し、リーマンショック後では0になったそうです。美術館がやや交通の不便な位置にあるので、集客に苦労しているとのことでした。
 豊田市60周年記念イベントとして「フェルメール展」を開催したところ、12万5千人もの来場者があったそうです。しかし、年間100万人を超える来場者がある金沢21世紀美術館を大変評価されていました。
 このような機会でもないと美術館で鑑賞できないものです。自然豊かな地でゆっくり現代アートを楽しむことができました。

DVシンポジウム「子どもを暴力の影響から守る」ー荒牧 仁さんの講演に感動

2011-11-22 01:39:08 | 平和・人権
 11月21日(月)金沢市教育プラザ富樫で「DVシンポジウム 子どもを暴力の影響から守る~被害者にも加害者にもしないために~」があり、参加してきました。11月12日から25日は女性に対する暴力をなくす運動週間であり、それにちなんだイベントです。
 第1部 13:30~15:00 講演「DVに苦しんだ30年~子どもへの影響を考える~」
              講師:荒牧 仁さん(NPO法人パパジャングル理事長)
 <プロフィール>
  通称 あらじん 1070年生まれ、3児の父
  30年間父親の暴力に苦しんだ過去があり、その経験から「父子笑伝」「笑育」をスローガンに、父親が子育てにかかわることの大切さ、子どもの気持ちを理解することの大切さを伝えている。
 ・父親支援・・・22年度よみうり子育て応援団大賞奨励賞受賞
 ・子育ち支援・・・冒険遊び場を常設した児童クラブ開設。虐待、DV相談も行う。
          絵本ライブ(年間150回以上)
 ・被災地子ども支援・・・福島県南相馬市の子どもを招待

 荒牧 仁さんはご自身を「笑いの請負人」と称し、にこにことしたいかにも「子ども好きのパパ」という印象で登壇されました。
 しかし、その笑顔からは想像もつかない、30年間父親のすさまじい暴力の恐怖に耐えた体験を語られました。父親が刃物を持ち出し、母親に対して暴力をふるい続ける様子をじっと耐えながら見続けなければならなかった幼い日々。父親が母親を呼び出す電話の音や人の足音の恐怖に耐え続けた日々。幼い心はどれだけ傷つけられたことでしょうか。DVは子どもへの虐待でもあることが、実感として迫ってきました。
 その荒牧さんが生涯のパートナーと出会い、お子さんが誕生されたとき、妻や子どもに対して「心よりありがとう」のメッセージを手紙につづられていました。また、お子さんたちの成長の写真映像を紹介しながら、「パパは君がいてくれて幸せだよ」との思いがあふれている様子が伝わってきました。

 あれだけの暴力による恐怖体験をお持ちの故にか、「父親が笑顔でいて、家族が笑顔でいられることにまさる幸せはない」というお考えの下、精力的に活動されていらっしゃるのだと思います。とても感動的なご講演でした。