わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

衆議院議員・近藤和也さんを祝福

2009-09-21 00:44:06 | その他
 9月20日、和倉温泉「あえの風」で七尾高校創立110周年記念祝賀会がありました。前夜は、私たち25回生の同窓会でした。110周年ということで、例年より参加人数が多く、約500人とのことでした。

 8月の総選挙で3区より当選した近藤和也さんがお見えで、皆さんにご挨拶していらっしゃいました。お会いしたのは、久しぶりでした。改めてお祝いを申し上げました。これからのご活躍を期待したいものです。

 祝賀会には、たくさんの恩師やお世話になっている方に再会できました。

 中でも、今年90歳になられた高校時代の女性の体育の先生は、今でもとてもお元気でした。当時は、テニスの顧問をなさり、背筋をしゃんと伸ばしたはつらつとしたお姿がとても印象的でした。なんと、77歳になる私の母もお習いしたそうです。私が通信をお送りしたら、「女性の議員がもっと増えてほしい。女性がもっと活躍できるようになってほしい。」とのお返事をいただきました。

 また、いろいろな方から、「新聞やテレビで活躍(?)している様子を見ていますよ。」と言われました。関心を持っていただいていることは、本当にうれしい限りです。

 温かい応援にお力を頂いて、また、がんばらねば、と思ったところです。

「フィンランドの教育」についての福田 誠治さんの講演

2009-09-12 23:05:42 | 教育
 9月12日、10:00~12:00、石川県地場産業センターで、いしかわ教育総研第5回公開合同研究講座「共に考えよう 私たちがめざす『豊かな学び』とは~「フィンランドの教育」から学ぶことは~ 講師:福田 誠治さん(都留文科大学副学長)があり、参加してきました。

 2時間近くの講演でしたが、まだまだ時間が足りなく、もっと聞きたいという感じでした。ちょうど、福田 誠治さん著の「子どもたちに『未来の学力』を」を読んでいるところでしたが、じかにお話を聞くことで、とても感銘を受けました。

 
 まず、フィンランドと日本では、学力観、教育観が根本的に異なることに愕然としました。
 この国でフィンランド型の学力観、教育観へと転換することが果たして可能なのか?
 経済、政治が新自由主義路線をとる限りにおいては、教育もまた競争原理に支配されることは当然なのか・・・とやや悲観的にもなりましたが。
 政権が交代した中で、教育におけるマニフェストの実現はもちろん、学力観、教育観も大きく変えるチャンスでもあります。

以下、講演と著書からダイジェストを。

 OECD(経済協力開発機構)が考案した学習到達度調査「PISA調査」の結果、日本の子どもたちの学力低下が騒がれました。しかし、PISAが問うものは、日本でいう学力とは本質的に違う学力です。一方、「テスト」というものをしないフィンランドは、この調査においてトップクラスの成績を上げ、「学力世界一」と目されています。

 日本の学力観は「何を学んだか」を最重要視しますが、
 EUは学力観を「これから何ができるのか」(未来型学力)にシフトしたのです。
 EUは、多文化・多言語・多民族が共存。先進地域であり続けるためには、問題点を自ら見つけ出し、周囲と協力し合って解決する能力を持った人々が構成する社会でなくてはならない。労働者の質も同様です。そうした社会を構築するための学力、それがEUがめざす学力なのです。

<フィンランドの教育>
・テストなし、落ちこぼれなし、格差なし
・1クラスの児童生徒数:20人(平均16人)
・教育費は無料(授業料、教材費、給食費)
・習熟度別編成の廃止(1985年)
・教育とは詰め込むことではなく、学びを支援すること
・教員は授業づくりに専念できる(平均勤務時間は6時間)
・本好き(図書館利用率世界一、国民の77%が日に1時間の読書、家庭では5時ともなれば家族がそろうので、たっぷり「読み語り」)

 PISAショックに揺れる日本は、活用力が弱いとして、それに対応したドリルやテストを繰り返す、授業時間を増やすなどの対策をとっています。しかし、学ぶことが楽しいと思えない子どもが増えていることからも、フィンランドの教育に学び、学力観・教育観の大胆な転換こそが必要だと思います。

*老猫チャーミーは、パソコンに向かっている私の左手にずっとあごをのせて、くつろいでいます。

サムルノリ金沢公演のお知らせ

2009-09-10 02:38:11 | お知らせ
 9月20日(日)18:30~ 金沢市文化ホールで、韓国・民族音楽院による「サムルノリ公演」があります。チケットは指定席:5,000円、自由席:3,000円です。ご希望の方はご連絡ください。

「サムルノリ」とは、韓国伝統の民俗打楽で、金沢では、まだあまりなじみはないかもしれません。私は、ユン・ボンギル共の会として韓国禮山郡を訪れた際、現地での迫力あるステージを2度体験しました。

 千変万化するサムル(4楽器)の絢爛たるリズムを指揮し、かつ演奏する李光壽(イ・ガンス)氏は、今や世界の巨匠。日本では山下洋輔、岡林信康、林英哲らとの共演も行っています。

9月議会の質問のお知らせ

2009-09-10 01:46:09 | 市議会
9月議会は、7日に開会しました。
私の今回の質問日は、15日(火)13:40~です。
今回の質問は、8月が選挙一色だったこともあり、新たな分野についての準備ができなく、教育課題のみになりました。

1.金沢の教育について
(1)全国学力テストについて
  政権交代により、民主党は「抽出方式」へ大幅縮小するとの報道を歓迎する。質問紙調査によると、金沢市の子どもたちは全国に比べてやや自尊意識が低いこと、自ら学習に向かう姿勢が弱いことが気にかかるが、教育長の見解は?

(2)学校教育金沢モデルについて
 「第1次学校教育金沢モデル」のどのような総括のもと、「第2次学校教育金沢モデル」が策定されたのか。「第2次学校教育金沢モデル構築戦略会議」にどのような論議を期待するのか?
 私は、小中一貫英語教育、学習基準金沢スタンダード、学校2学期制を柱とする「第1次学校教育金沢モデル」の方向性について否定的な立場である。点数学力にのみ傾斜することなく、長い目で金沢の子どもを地域ではぐくむ教育を期待するものである。

(3)金沢「絆」教育について
 第1回「全市児童生徒ボランティアの日」の活動が行われた。真に自主的なボランティア精神が根付くためには、活動内容を学校が競い合ったり形式に流れたりしない配慮が必要である。

2.学校現場の多忙化について
・学校現場が多忙であるとの認識はあるか?
・金沢市独自の勤務実態調査の実施を求める。
・金沢市としても、教育委員会として「多忙化解消プロジェクトチーム」を立ち上げることを求める。
・「金沢市立学校安全衛生委員会」の実効性を高めることを求める。

3.図書館教育について
(1)中学校の図書館は施錠されていることが多く、生徒の図書館利用が制限されている。専任司書の配置がかなわない状況の中で、図書ボランティアだけに頼ることなく、学校図書館コーディネーターの巡回回数の増加を求める。
(2)玉川こども図書館について
・学校図書館支援として、学校図書ボランティアと司書教諭および学校図書館コーディネーターとの連携をどのように図っているのか?
・来館してない人への広報活動や、来館につながる取り組みは?
・近くに公立図書館がない市民のためにどのようなサービスを行っているのか?

 いつもながら質問原稿を書き上げるまでは、結構苦しみます。いつも、もっと早く取り組めばいいのに、直前にならないと取りかからない自分の習性に自分ながらいやになります。質問原稿を書いているときは、大げさかもしれませんが、「夕鶴」の「つう」が自分の羽を抜きながら織物を織っているような、身を削るような気分です。その割に、一向に痩せませんが(笑)

久しぶりにクラシックコンサートへ

2009-09-05 23:24:39 | その他
 9月5日、金沢市アートホールで開催された、愛知県立芸術大学音楽部同窓生による「コン・アモーレ 第7回定期演奏会」に行ってきました。

 ご近所でお世話になっている中島 玲子さんが演奏されるというので、お知らせをいただきました。
 選挙の疲れと7日開会の9月議会の質問の準備もあり、行けるかどうか不安だったのですが、行って見て、やっぱり生の演奏はよかったです!音楽が疲れた体と心に染み入るような気がしました。

 ホルン、サクソフォーン、テューバといった、オーケストラの中では聴いていた楽器のソロの演奏は初めて聴きましたが、なかなかいいものだと思いました。

 メンデルスゾーンのピアノトリオ、ショパンの舟歌、そして、圧巻はやはりラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でした。中島さんはじめ、演奏者の熱演にうっとりしてしまいました。

 私は素人ですが、BGMとしてクラッシックを聞いています。カーステレオには、夫がCDより選んで録音したi-podoに膨大な量の曲が入っていて、運転しているときは常にクラッシックが流れています。

 BSの「世界音楽紀行」という番組がお気に入りで、録画しておいて風呂上りに髪を乾かすときなどに見ています。

 クラッシック音楽の素晴らしさには、願わくば、もっと若く感性がやわらかな時期に出合えたら良かったのに・・・と思います。とはいっても、中学校の音楽の鑑賞の時間に、音楽の先生が「ベートーヴェンの『田園』はどんなにクラッシックが苦手の人も必ず感動します」と言われたにもかかわらず、聞きながら熟睡してしまっていた私がいました。

 七尾高校25回生として、能登演劇堂で上演される「マクベス」の初日公演(18日)を鑑賞することになり、これも楽しみです。そのあと、19日は和倉で同窓会、20日は本部同窓会です。懐かしい方々に会えるのがとても楽しみです。

「フィンランドの教育」から学ぶことは<講演のお知らせ>

2009-09-04 00:45:11 | 教育
 私もかかわっている「いしかわ教育総合研究所」主催の標記の講演会が開催されます。どなたでも参加でき、入場無料ですので、お気軽にご参加ください。

”共に考えよう 私たちがめざす『豊かな学び』とは~「フィンランドの教育」から学ぶことは~”
★講師 福田 誠治さん(都留文科大学副学長)
★とき  9月12日(土)10:00~12:00
★ところ 石川県地場産業センター(金沢市鞍月2-1) 3F 第3研修室


 フィンランドの教育改革は、「テストなし、落ちこぼれなし、格差なし」で、OECDが考案した国際的な学習到達度調査(PISA調査)において世界一の学力を実現したといわれています。

 PISA調査は、「今まで何を学んだか」ではなく「これから何ができるか」を測ろうとするテスト。これからの社会では、知識の量や技能の速さより、持っている知識や技能を使う「思考力」や「応用力」、また、世の中の進歩に応じて新しいものを学び続ける「学習力」こそが、義務教育で身につける「学力」としています。
 フィンランドの教育の研究の第一人者である福田先生を講師にしての講演会と意見交流会です。

一票一揆

2009-09-04 00:00:23 | その他
 今回の選挙は、選挙期間が長かったこともあり、有権者の皆様は各党のマニフェストを見比べ、さまざまな政策に期待もし、しかし、財源は?と考えられ、かつてない高い関心を寄せていらっしゃっることが、ひしひしと伝わってきました。

ご支援のお礼に上がったサークルでは、ちょうど輪になり、選挙の話題でもちきりでした。
 ・自営業の方からは、「とにかく仕事がほしい。何とかしてほしい!」
 ・天下りや渡りの高額な退職金なんて許せない!
 ・「下々の皆さん」「貧乏な人は結婚は考えたほうがいい」発言への怒り。
 ・年越し派遣村で炊き出しに列を作る人がいるなんて・・・
 ・少ない年金からいろいろ天引きされて苦しい。
 ・これで暮らしが良くなってほしい・・・ などなど

また、次のようなメールが届きました。
 ・大きなうねりが来ました。着実に何かが変わることを期待しています。
 ・今回の選挙は、国民参加型の選挙でした。
 ・病院で期日前投票した私の1票も生かされると思うと嬉しいです。新政権に強い不安はありますが、それ以上に大きな期待もあります。
 ・この政権交代に多くの期待があります。子どもたちが希望を持って生きていける日本になってほしいです!
 ・民主が奢ることなく、社民と政策をすり合わせてくれるといいですが・・・と思っています。
 ・これからの政治がどうなっていくのか楽しみですね!
 ・自民党からの政権交代が本当に実現しましたね!現実がまるでドラマのようです。

 有権者の皆様が自分の1票で政権を変えることができるんだと実感できた選挙でした。まさに「一票一揆」です。今後とも、新しい政権の動向を注視しながら、「主権者は国民」の立場から声を上げていきましょう。

歴史的な政権交代選挙

2009-09-01 00:14:32 | 社民党
 
 衆議院選挙が、事前予想通り自民党の大敗、民主党の大躍進の結果となりました。

 自公政権が推し進めてきた構造改革路線の中で国民に痛みを押し付け、格差が拡大し、暮らしが立ち行かない、セーフティネットであるべき年金・医療・介護といった社会保障がずたずたにされてきている、このようなことへの国民の不満や不安、怒りが爆発した結果であると思います。

 石川県においては、1区奥田 建の返り咲き、そして、あの保守王国3区における近藤 和也の劇的勝利、全国の注目区2区における田中美絵子の猛追、比例当選と、久々に興奮の一夜でした。

 私は固い保守地盤の3区の七尾市出身でありますので、今回の近藤さんの当選を何とか果たしたいと願っていました。さまざまな会で近藤さんのお話を聞き、接する機会がありました。場に応じた的確でわかりやすく説得力のある話しぶり、若さ、熱意、お人柄・・・、ぜひ国政の場で活躍してほしいとの思いを強くしていました。それがかない、こんなうれしいことはありません。

 写真は1月の「連合石川新春のつどい」で県会議員の盛本芳久さんとともに七尾高校同窓生ということで記念撮影したものです。

 民主党が最近出した全国学力テスト実施の見直し、教員免許制度の見直しなどは、学校現場からは歓迎の声が上がっています。また、社民党とも共通政策として発表している高校教育費の無償化、子ども手当の支給、労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止など、さっそく取り組むべきでしょう。

 社民党としては、その存亡をかけた取り組みを県内で展開しました。たくさんのご支持をいただきながら、北信越からの比例区での議席復活にあと一歩手が届かなかったことは、申し訳ありませんでした。社民党は、民主党の勢いにすっかりその存在がかすんでしまったようです。しかし、その中で、金沢地区においては2年前の参議院選より2,000票上積みし、国会議員現有議席7を確保したことは踏ん張った成果と言えるでしょう。

 社民党という少ないスタッフの中で奥田選挙もやりながら一人何役もこなさなければならず、統一地方選での自分の選挙並みの忙しさでした。でも、辻立ち、メガホン街宣などをする中でさまざまな街の人の声を聞くことができました。
 
 これからも、地域でのアピール活動、議会活動を地道に行っていかなくてはと思っているところです。