惜別
「分娩して1か月以上も乳を捨てられて、この牛も悔しかったろうね。私ら以上に。餌を抑えているのに、乳を出して、どんどん痩せちゃったのよ」と語る中島洋子さん。親の代から牛を飼って、60年以上になる。
「誰がこんなことをしたの?本当に申し訳ない。許してね。まだ働けるのにごめんね」と、トラックに乗せられた牛たち謝り続けた。
「『これはおまえたちの運命なんだよ』とは言いたくない。命は動物だってみな同じなんだ。まだまだ酪農をやりたかった。私は1日もやめたいと思ったことはない。何処にぶつければいいの?この気持ち。原発は人災。絶対に許さない。(5月9日、飯舘村比曽)
「分娩して1か月以上も乳を捨てられて、この牛も悔しかったろうね。私ら以上に。餌を抑えているのに、乳を出して、どんどん痩せちゃったのよ」と語る中島洋子さん。親の代から牛を飼って、60年以上になる。
「誰がこんなことをしたの?本当に申し訳ない。許してね。まだ働けるのにごめんね」と、トラックに乗せられた牛たち謝り続けた。
「『これはおまえたちの運命なんだよ』とは言いたくない。命は動物だってみな同じなんだ。まだまだ酪農をやりたかった。私は1日もやめたいと思ったことはない。何処にぶつければいいの?この気持ち。原発は人災。絶対に許さない。(5月9日、飯舘村比曽)
本当にやるせないですね。