わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

必見!鎌仲ひとみ監督緊急特集上映「ミツバチ・・・」

2011-04-29 00:55:55 | 環境・エネルギー
 昨年、鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」を観た後、監督のトークも聞きました。このたび、「ミツバチ・・・」「六ヶ所村ラプソディー」「ヒバクシャー世界の終わりに」の鎌仲ひとみ監督ドキュメンタリー3作品がシネモンドで緊急特集上映されます。ぜひぜひご覧になることをお勧めします。

5月7日(土)~13日(金)12:10~ 9日(月):六 10日(火):ヒ
5月14日(土)~20日(金)18:25~ 18日(水):ヒ 19日(木):六
六:六ヶ所村ラプソディー ヒ:ヒバクシャー世界の終わりに それ以外の日はミツバチ

 311以後を生きる  メッセージ 鎌仲ひとみ

 福島原発の事故によってすでに膨大な放射性物質が環境に放出されてしまった。放射性物質は自然循環に入り込み、私たちの元へとやってきた。「ヒバクシャー世界の終わりに」で私はヒロシマ・ナガサキ以降にうまれた新しい「ヒバクシャ」にイランで出会った。石油争奪戦争に打ちこまれた原子力産業のごみからつくられた劣化ウラン弾がイラクの子供たちから命を奪っていた。遠いイラクで起きていることと私たちが日本で毎日電気を使う生活がつながっていることをあまりにも多くの人々が知らなかった。原子力発電に頼ることの内実、意味を「六ヶ所村ラプソディー」で問いかけた。原発の正体、放射能汚染の危機を知ってもらいたかった。そして、「ミツバチの羽音と地球の回転」で原発から足を抜く希望を描いた。希望へと至る道程には絶望が埋め込まれている。そこを経ることなくして希望を手にすることはない。
三本の映画を観て311以降に生きる意味を見出していただきたい。
そして考えていただきたい。私たちはこれから何をするのかを。

「市民がつくる自然エネルギーと市民出資」セミナーでの出会い

2011-04-28 23:40:39 | 環境・エネルギー
 4月27日、環境エネルギー政策研究所、おひさまエネルギーファンド株式会社主催の標記のセミナーが富山県民会館であり、参加して来ました。2週間くらい前、偶然ご近所に住む環境カウンセラーの方と出会い、このセミナーを知りました。
 18:30~20:30、3人の講師から講演を受け、誘われるままにその後の懇親会に出席し、いろいろな方との出会いがあり(写真、中央が飯田氏)、帰宅は深夜1:30頃でした。

 講師のお一人、飯田 哲也さんについては、鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」で知り、自然エネルギーへのシフトについて実に明快な展望を持っていらっしゃる方とお見受けし、ぜひ講演をお聞きしたいと思っていました。選挙が終わって3日目、書類の整理をしていてこのチラシを見つけ、急きょ申し込んだ次第です。脱原発後の新エネルギーへのシフトについての明るい展望と新たなネットワークが持て、本当に行ってよかったと思いました。飯田さんは、29日(金)テレビ朝日の「朝まで生テレビ」に出演されるそうです。

★セミナーの趣旨

 今、自然エネルギーは、地球温暖化防止とエネルギー危機への決め手であると同時に新しい経済を興しつあり、世界中で「第4の革命」と呼ばれる大きな変化を巻き起こしています。その自然エネルギーを地域から市民の力でつくりあげていく取り組みが広がっています。
 本セミナーは、富山・北陸地域に豊富にある水力資源をはじめとする自然エネルギーを、志ある市民のお金「市民出資」によって地域事業として実現することで、「21世紀の新しい地域経済」の可能性を展望します。

★プログラム説明 「自然エネルギー市民出資事業実例紹介」
           涌井 彰(環境エネルギー政策研究所)
      ・市民出資:自分のお金が自然エネルギーの普及につながる
            『企業』にではなく『事業』そのものに投資
            地域の事業を育てる
      ・立山アルプス小水力発電事業(富山県)が市民出資でスタート!

★講演1 「加速化する低炭素経済の流れ~気候経済の始まり~」
       末吉 竹二郎(国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問)
      ・3.11→価値観が揺さぶられる
      ・気候経済:温暖化対策などが生み出す次の経済、21世紀経済の主役

★講演2 「幸福の再定義とエコ投資のすすめ」
       伊藤 宏一(千葉商科大学・会計ファイナンス研究科教授)
      <マズローの考えた6段目の欲求と幸福観の転換>
      生理的欲求ー安全の欲求ー所属の欲求ー評価の欲求ー自己実現の欲求ー
      コミュニティ発展の欲求
      <本当に幸福のための金融>
      ・エコ投資・ローカル投資(志ある市民出資)
      ・再生可能エネルギー(小水力・太陽光・風力・地熱)事業のための
       市民出資

★講演3 「~自然エネルギーで自立した地域社会をつくるために~
        3.11後のエネルギー戦略と市民出資」
         飯田 哲也(環境エネルギー政策研究所)
  <今後の原子力政策に必要な「最低限の論理」>
  ①新増設の凍結
  ②核燃料サイクルの凍結
  ③安全基準と賠償枠組みから既設炉の総点検(×浜岡、柏崎、島根)

  ・原発の平均寿命は22年
  ・倍々で伸びる分散型自然エネルギー
  ・太陽光発電:日本が市場を拓き、ドイツが一気に市場拡大した
  ・原子力と太陽光発電のコストが逆転(09年)
  ・エネルギーを減らしても、「暗く・寒く・がまん」する必要はない
   スウエーデン:高気密断熱住宅で外気ー40度でも室内暖房なしで20度
  ・デンマークで風力発電の反対がないのは?
   (予防的な土地利用計画、地域のオーナーシップ、便益は地域へ還元)

  <市民出資の意義>
  ①マネーのグリーン化 ②マネーの民主化・市民化 ③マネーのローカル化
   現代の「頼母子講」として

喜びの当選の瞬間(遅ればせながら)

2011-04-27 00:56:48 | 市議会
 4月24日、深夜、当選の祝福を受けました。

 本当にたくさんの方々に支えられての当選でした。私を支援してくださった方々の思いにこたえるためにも、1期目よりさらにパワーアップしてがんばらねばと、身の引き締まる思いです。

 今回は、特に、地域の方々には本当にお世話になりました。大きな大きなお力を頂きました。
 市内遊説の折には、あちらこちらで手を振り声援してくださる方々に元気を頂きました。
 辻立ちで演説した際に、たまたま聞いていてくださった見知らぬおばあちゃんが「いい演説やった」と言ってくださったときには、とてもうれしかったです。
 今回の選挙期間中は寒い日が多く、遊説車の窓は全開しているので、冷たい風をまともに受け続け、寒さがこたえました。特に最終日は雨の中の遊説、地元でのお練りでした。この寒さも雨も、温かなご声援で乗り切ることができました。

 4年前、教え子宅へ立候補のご挨拶にお伺いした際には、「どうして先生をやめて議員に立候補するの?」とのとまどいが感じられました。1期4年間の間のささやかな活動ではありますが、今回の訪問では一様に温かく迎えていただき、励ましをいただきました。本当にうれしかったです。

 30年前の教え子からメールがあり、懐かしい思い出にふけったこともありました。初任の内灘中時代の教え子から、ホームページでの写真を見て懐かしく思わずメールしたというケースが多いです。私にとっては経験もなく無我夢中の時代であり、当時の中学生にとっては思春期の多感な時期であったことが、30年経た今ではかけがえのない思い出になっているようです。
 若いころの私は経験もなく、授業や学級経営がうまくいかずに悩み、当時の子どもたちに迷惑をかけたと自責の念にかられていました。それにもかかわらず、大人になった彼ら彼女らからは当時を懐かしみ、再会を希望するうれしい声が届きます。
 教師ってなんと幸せな職業でしょう!
 今はすっかり大人になった彼らと友達のようなお付き合いができることは何よりうれしいことです。たくましく自立した彼らを見ると、学校教育はどんな役割を果たしたのか?と考えてしまいます。家庭の力、地域の力、職場の力の大きさを感じています。

 担任した子どもたちとの別れの3月には
「先生は、いつでもどこでも皆さんを応援しています。」
とのメッセージを送っていました。

議員となった今は、
「人が生きることを応援したい」
「子ども、女性、高齢者、障害のある人といった、小さな声を拾いたい」
と思っています。

当選御礼、新たな気持ちでがんばります

2011-04-26 00:02:54 | 市議会
 4月17日告示、24日投開票の金沢市議選において、2度目の議席を頂きました。ご支援くださった方々、本当にありがとうございました。

 選挙戦2回目ということもあり、前回に比べて自分でも意外なほど元気でした。ここ2~3週間、睡眠時間3~4時間でしたが、たくさんの方々のご声援に励まされながらなんとか選挙戦を乗り切ることができました。

 新たな気持ちで2期目の仕事をさせていただきます。

 25日の午後2時から、文教会館で「クラシック音楽家による東日本大震災チャリテティコンサート ”祈り そして 復活”があり、出かけて来ました。実行委員会代表は私が通っていた北山クリニック院長北山 吉明さんです。入場券2000円は義援金として全額被災地に送金されるそうです。会場は満席で、私を含めた数十人は立ち見でした。
 
 10数人の演奏家がそれぞれこの大震災と音楽とのかかわりを語った後、演奏に入りました。大震災のニュースに呆然とし、しばらくは演奏できなかったという方が多かったです。音楽なんかしている場合ではないのではないかと。しかし、自分たちができることは音楽のチカラで被災者を励ますことではないか思い至り、その視点で選曲した曲を演奏される方が多かったです。
 久しぶりにクラシック音楽にふれたひとときでした。

 司会者の言葉「命、生活、そして、人生ーすべて『ライフ』という言葉で表わされる…」

 被災地では、命が奪われ、生活が破壊され、人生が台無しにされています。
 原発事故による被害は単なる「天災」ではなく、「人災」の様相を呈しています。
 これ以上、命が奪われ、生活が破壊され、人生が台無しにされてはなりません。
 原発に頼らないエネルギー政策への転換を図らなくてはなりません。