わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

グループホーム「あさひ」のオープン喫茶に出かける

2010-07-26 00:29:10 | 福祉・社会保障
 7月25日、今まで2回訪問した薬師堂町にあるグループホーム「あさひ」で、第2土曜日と第4日曜日の午後2時から4時の間に営業しているオープン喫茶「茶房 ほっと一息」に、退職女性教職員協議会のメンバー二人と出かけてきました。

 今回は2ユニットの2階で喫茶を営業していました。お手伝いのボランティアの方もいらっしゃいましたが、入所者の方がとても丁寧に注文を聞き、そして、注文の品を運んでくださいました。今回のスイーツは、白玉団子、チーズケーキ、水ようかんで、全部手作りだそうです。私はおすすめのチーズケーキを頂きましたが、本当においしかったです。ボランティアの方によるお茶席コーナーもありました。

 私たち以外にもたくさんの方が訪れていました。地域に開かれたこのような場は、訪問する人にとっても施設の状況を知ることができ、また、入所者やスタッフにとってもいい意味で刺激になることでしょう。

 明日から3日間、市議会都市整備常任委員会の行政視察(京都、直島、倉敷)です。京都は予想最高気温35度ということでちょっと思いやられます。
 また、8月1日から8日まで、市議会姉妹都市友好訪問でロシア(イルクーツク、モスクワ)を訪問します。モスクワもシベリアも異常気象で最高気温35度もあり、平均気温が平年より10度も高く、観測史上最高で、水死者2,000人をこえたとのことで、出発までに好転するといいのですが・・・
 家を空けることが多くなるので、ブログはしばらく更新できないと思います。

朝日「いま、先生は」-学校現場の実態をかなり正確に伝える

2010-07-25 23:28:12 | 教育
 朝日新聞で7月19日から5回にわたって社会面で掲載された「いま、先生は」ー「教職に託す思い、悩む姿を通して、いまの学校を描く」という内容でしたが、現在の学校現場をかなり正確に伝える内容だったと思います。かつて学校現場にいた者として、そして、週に1回は学校を訪問し、教員からさまざまな実態を聞かされている立場からも、うなずける内容が多々ありました。

 教師の仕事が忙しさが増している。命がつきるまで仕事に没頭した教師もいる。また、自ら命を絶ったしまった教師もいる。そして、大半の教師が、仕事を続けられるだろうかという不安に常にさいなまれるている。

 7月25日付朝日新聞によると、中学校教員の生活時間は、約12時間学校にいる、持ち帰り業務1時間、睡眠約6時間と、10年前より学校にいる時間が1時間延び、その分睡眠時間が削られている。もちろん、時間外手当はない。

 子どもと向き合い、授業のための教材研究をする時間をこそ確保するために、現在の多忙化状況の解消をするべきだと、私は議会でも何度か取り上げて来ました。しかし、「教員が楽をしたいんじゃないか、公務員で首にもならないから当然じゃないか、いやならやめろ、代わりはいくらでもいる」といった声が、保守系の議員から本会議場でのやじや議場外でも出されています。

 今回、朝日新聞という大手メディアが取り上げたことの意義は大きいと思います。
 

 今日、久しぶりに、16年くらい前に3年勤務した上平小学校の教え子と保護者(おじいちゃん、おばあちゃんも含めて)を訪問しました。児童数が少なくなり、私が勤務した最後の年をもって閉校しました。今でも地域のおばあちゃんたちがお世話したプランターの花がきれいでした。牧歌的で時間がゆっくり流れる桃源郷のような上平小学校でした。(写真)

富山型デイサービス「このゆびとーまれ」訪問

2010-07-22 01:01:24 | 福祉・社会保障
 連日猛暑が続いています。
 7月21日、6月上旬に視察を申し込んでいた、NPO法人デイサービス「このゆびとーまれ」(富山市)を訪問してきました。

 「このゆびとーまれ」については、15年くらい前、現在県議の広岡立美さんが紹介されていたころから関心を持っていました。最近、介護事業者を訪問する中で高い評価受けているとのことで、視察を申し込みました。

 「このゆびとーまれ」は、必要な時に誰でも利用できる「民営デイハウス」として、平成5年にスタートしました。平成10年度には県独自の補助金が交付され、行政と連携した「富山型デイサービス」を全国に先駆けて実践してきました。
 子どもも、お年寄りも、障害者も、いろんな人がお互いに支え合いながら、地域の中で自分らしい暮らしを見つけられるように、小規模であたたかい、「ふつうの日常生活」を大切にしています。

 「富山型デイサービス」とは、介護保険制度と自立支援法の壁を取り払い、赤ちゃんからお年寄りまで、障害があってもなくても一緒にケアする活動方式と、行政の柔軟な補助金の出し方をさす大変画期的なものです。富山赤十字病院を退職した3人の看護師が介護保険制度のスタートする前に立ちあげられました。「ふつうの日常生活」を大切にする、住み慣れた「地域の暮らし」を大切にしたいという熱い思いで運営され、制度が後からついてきた、と語っていらっしゃいました。

 お昼過ぎに訪問すると、高齢者の方、障害のある方(子ども~大人)、幼児がそれぞれの場所で自然にくつろいでいらっしゃいました。テーブルに腰かけた初対面の私に親しげに話しかけて来る利用者さんもいました。認知症のある高齢者の方でも、小さいお子さんに対しては、「何かしたい」と能動的に行動されるということで、「子どもと一緒に笑ったり、怒ったり、歌ったりすることはどんなリハビリよりもよい」そうです。

 今では、デイサービス3か所、グループホーム1か所と事業が広がってきました。今後は、特別支援学校卒業生の共同生活の場をつくりたいとの思いがあるそうです。
 スタッフは51人(正規:31人、パート:20人)、有償ボランティア8人、特別支援学校卒業生5人、ボランティア40人(話し相手、花壇の手入れなど)

 石川県や金沢市でもこのような柔軟な運営ができないものかと思います。
 

諸江町ゆうあい公園開園式で教え子に再会!

2010-07-19 23:23:42 | 教育
 連日猛暑が続いています。昨日18日は実家の七尾へ帰り、米や母の手作りの栗おこわ、しそジュースなどをもらってきました。
 
 私は今年市議会の都市整備常任委員会に所属しているので、公園の開園式に参列する機会が多くなりました。17日(土)は永安町小公園、そして、18日(日)は諸江町上丁ゆうあい公園と連続して参列しました。

 私は5年前まで諸江町小学校に勤務していたので、懐かしい気持ちで出かけました。以前水田だった場所にどんどん住宅が建っています。「ゆうあい公園」は、「市民提案型公園」として、地域の方の意見を参考につくりあげられた公園です。2000㎡あまりの広さの公園には、遊具やベンチ、芝生広場などが整備されています。

 式の少し前に到着したところ、地域の太鼓グループ「夢太鼓」による演技が行われていました。(写真)小中学生に大人も交じったグループでしたが、子どもたちの力強くリズミカルなばちさばきに思わず引き込まれてしまいました。すると、その中に、私が諸江町小学校に勤務中に1年生を担任し、今は中学1年生になった生徒さんがいることが分かり、びっくりしました。松任の浅野太鼓より指導を受けているとのことで、高度な演技に納得しました。こんな場で成長した教え子に再会できるとは予想もせず、とてもうれしくなりました。

 19日(月)には、諸江町小学校のかつての保護者と会い、お話しする機会がありました。
 学校2学期制は、夏休みや冬休みを境にしても子どもにとって気持ちの切り替えができない、通知表をもとに担任と懇談したいのにそれができない、などの理由で反対、との声を聞きました。まさに学校関係者の大半が感じていることと一致しています。学校2学期制については、私は昨年12月議会で質問し、そのメリットが認められないことから3学期制に戻すべきだと求めましたが、受け入れられませんでした。

 また、学校ではいろいろなアンケートが多すぎるのではないか、担任の先生と懇談する機会が少ない、との声もありました。
 学校では、説明責任を果たすため、あるいは、客観的なデータを得るためと称して、さまざまなアンケートが行われます。そのアンケート結果を集計・分析し、今後の取り組みを立てて報告しなければなりません。5年以上前の私の経験からも、「客観的なデータの数値」に振り回されている感がありました。パソコンに向かい数値と格闘するより、子どもや保護者と向き合うことのほうが、はるかに重要でお互いにとって有意義であるはずです。子どもや保護者の悩みや声を聞き、相談に乗り、励まし、ほめる、このことにこそエネルギーと時間を使うべきです。数値より確かなプロとしての眼力、人間対人間のコミュニケーションがおろそかにされています。

 17日(土)に、学校現場で働くかつての同僚と会う機会がありました。誰もが「とにかく忙しい。この先仕事を続けられるかどうか不安である。」と口にします。50代のベテラン層でありながら、連日8時9時まで残業しても終わらず、家にも持ち帰り、なお、休日出勤している。データ処理や報告物作成に追われ、こんなに忙しいのに、以前に比べ教育がよくなったという実感がしないとも言われます。授業の準備や教材研究はまず勤務時間内ではできません。教員が一番やりたい、そして、やらねばならない教材研究ができず、提出書類作りに追われている現状を変えなければなりません。

 県教育委員会にようやく「多忙化解消プロジェクト」なるものが立ちあがりました。教育現場にも大胆な「事業仕分け」が必要です。

疲れに効くのは、「のはらうた」、おしゃべり、酢の物

2010-07-18 01:46:02 | 花・猫
 選挙期間中、気になりながら手入れできなかった庭仕事を14日、水曜日行いました。ジャングルのように生い茂った裏庭の雑草を刈り、アジサイもばっさり切り戻しました。その時、ハチに腕と太ももを刺されてしまいました。ずっと気になっていた花苗の植え付けも雨の中強行しました。そのうちハチに刺された部位が真っ赤にはれ上がり、熱を持ってきました。金曜日に皮膚科を受診し、土曜日夜にようやくおさまり始めました。

 選挙の疲れが抜けないうちにハチに刺され、まさに「泣きっ面にハチ」。
そんな時にふと思いついたのが、小学校に勤めている時、子どもたちと勉強した くどうなおこさんの「のはらうた」の中の「けっしん」という詩です。私は、くどうなおこさんの「のはらうた」が大好きで、写真にあるように版画版の詩を印刷し、子どもたちと楽しんだものです。やさしい言葉で短い詩ですが、くすりとさせられたり、しんみりさせられたり、あったかい気持ちにさせられたりします。そして、版画版の絵と文字が、詩を一層味わいのあるものにしています。

 金曜日は、知り合いの人を尋ねる用事があり、おしゃべりして少し元気が出て来ました。また、以前訪問した「グループホームあさひ」へお礼のご挨拶に出かけたところ、ここでまたホーム長から介護と人材育成にかける熱い思いを聞き、元気が出て来ました。土曜日は、25年くらい前に勤めていた材木町小学校の職員の毎年恒例の懇親会があり、楽しくおしゃべりできました。「人と語り合うこと」が元気回復の秘訣と納得。

 暑くなると食欲が衰えがちになりますが、野菜と酢を体が欲しがるような気がして、意識的にとるようにしています。ズイキをゆでて酢に浸したもの、きゅうりの酢の物を作り置きして食べています。きゅうりの酢の物は、少し砂糖を入れ、みょうがのみじん切りと生姜の絞り汁を入れます。これは私の叔母がよく作ってくれた私の好物です。田舎の実家では、夏、きゅうりとみょうががたくさんとれるので、ふんだんに使います。

 学校に勤めている時は、疲れても子どもたちから元気をもらうことができました。今はその子どもたちがいない寂しさはありますが、「のはらうた」、おしゃべり、酢の物と、元気回復する手段を自分で見つけなくてはいけません。

厳しい選挙結果

2010-07-18 01:12:38 | 社民党
 激しい雷雨から明けた土曜日は、梅雨明けを思わせる日差しと暑さになりました。 
 ブログも随分久しぶりになりました。
 選挙中はそれに関するブログは制限されていることもあり、いや、疲れてその余裕もなかったことから、ブログは更新できないままでした。

 今回の参院選は、社民党にとっても厳しい結果となりました。
 選挙区で候補者を持たないため、街宣車でマイクを通じて有権者に訴える機会が3日間しかありませんでした。その他の日は朝、昼、夕方と繁華街で肉声によるメガホン街宣とマニフェストとチラシ配布を行いました。街頭に立っている姿は見てもらえるかもしれませんが、訴えを広く伝えるという点では限界があります。それに、暑い中、肉声で1時間声を張り上げ続けるというのはかなり体力を消耗し、私は1日1回が限界でした。

 11年間の国会議員の任期中、450回にも及ぶ質問を行い、「国会の質問王」といわれた「保坂 のぶと」を国会に送り返そうとする市民グループの動きも新たに生まれたのですが、全国比例の壁は厚かったです。公共事業チエック議員の会事務局長も務め、ジャーナリストとしての豊富な情報収集力を持ち合わせている「保坂 のぶと」を国会で活躍させられないのは本当に残念なことです。

 メガホン街宣でマニフェストなどを配っていると、場所や年代によって反応が異なります。武蔵が辻と香林坊では、武蔵が辻の方が受け取ってもらえます。近江町市場などで買い物をする中高年の女性が多いからでしょう。若い人たちは本当に「無関心」な人が多いです。今後税負担や生活密着課題について政治の影響を最も受ける年代であるにもかかわらず、この無関心さには危機感すら感じます。

 今回の結果を重く受け止め、今後の取り組みを考えていかねばなりません。