わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

老猫チャーミー命をつないでいます

2009-12-29 22:52:18 | その他
 12月上旬にほとんど食べず、脱水状態だったチャーミーですが、クリニックへ通い、食べられそうな餌を模索することで、少量ではありますが食べ、細々と命をつないでいます。

 もともと食の細い猫で体重も2.5kgくらいの子猫のような猫でしたが、今では骨と皮ばかりになり、顔も小さくなり、体重は1.6kgまで落ちました。

 クリニックへ行くのも抵抗せず、注射も嫌がらず受けてくれるので、とても助かっています。私が居間の座イスに座ると、胸やひざに乗ってこようとし、パソコンに向かっていると、膝に乗ったり、私の手首に顎を乗せようとします。

 夫がサワラの刺身を食べるとおねだりしていました。最近は2きれほど細かく刻んで出すと食べます。以前食べていた缶づめのキャットフードも少し食べるようになりました。やはり食べなれたものが食べやすいのでしょうか。

 チャーミーは、約20年前、私が森本小学校に勤めていたとき、近くのスーパーにえさとともに兄弟2匹で捨てられていました。近寄ると2匹のうちチャーミーが私の肩にかけのぼったのが縁で飼うことにしました。その頃飼っていた「よもぎ」が高齢でもうなくなるかも知れないし、と思ったこともありました。あにはからんや、「よもぎ」はその後8年も生き続けたのですが。

 チャーミーは人間で言うと90歳ということで、寿命と覚悟はしているのですが・・・最期は思い残すことのないようにしてあげたい(したい)と思っています。

 写真は昨年4月23日のものです。日当たりのいい布団の上で気持ちよさそうです。

教え子の結婚式で幸せのおすそ分け受ける

2009-12-29 21:37:18 | その他
 12月29日、暮れも押し迫った日ですが、かつて担任したお子さん(新婦)から結婚式の招待を受け、出かけてきました。小学校での担任として結婚式に招待されるというのは、とてもうれしいことです。昨日の悪天候とはうってかわって今日は穏やかに晴れ、二人の門出を祝福しているかのようでした。

 人前結婚式という形式、二人がお付き合いを始めた日を記念して結婚式の日としたこと、新婦のご両親と同じ会場で結婚式を行うことにしたこと、弦楽四重奏の生演奏、新婦のお母様がドレスに合わせたブーケ作るために3か月がかりで習いに行かれたこと、出席者全員に新郎新婦より心のこもったお礼の言葉を写真とともにDVDに編集してプロジェクターで呈示したこと、新婦より両親に対する感謝の言葉、新郎より参列者に対するお礼の言葉など、派手な演出ではなく、手づくりの温かい心のこもったとてもいい披露宴でした。新郎新婦ともご家族やご親族に愛されて育まれたことが十分伝わってきました。
 新婦は、お世辞ではなく女優さんのようにうっとりするくらい美しく、素敵な結婚式参列で幸せのおすそ分けをいただいたような気分になりました。

 若いお二人の末長いお幸せをお祈りいたします。

もちつきで手返し体験

2009-12-29 21:01:04 | その他
 12月26日、グループホーム「夢の里すみよし」でもちつきがあり、私は手返しのお手伝いに出かけました。入居者の方はもちつきを楽しそうに眺めていらっしゃいました。

 朝方雨が降り、中庭でやるとのことで心配していましたが、雨もやみ、テントを張った下でにぎやかにもちつきが始まりました。
 もち米を提供し、臼と杵を準備し、もち米を洗い水をすわせ、窯でふかし、お湯を沸かし、のし板を準備しと、もちつきにはいろいろな準備が必要で人手が必要です。
 
私の子どものころは家じゅう総出でもちつきを行いました。かまどに薪をくべ火を起こし、せいろでもち米を蒸し、祖父と父がつき、祖母と母が手返しをしたり、ついた餅を丸めたりしました。私たち3人の子どももそのまわりで何がしか手伝っていました。その後は我が家でのもちつきは、もっぱら母がもちつき機で行うようになりました。

 森本小学校では、地域の方が子どもたちにもちつきを体験させたいと、体育館に臼4つ並べてもちつきをしました。上平小学校では、12月下旬に保護者や地域の方が学校の雪囲いをしてもちつきをする行事がありました。

 手返しは、子どもの頃やったかすかな記憶と、上平小学校での見よう見まねでしたわずかな経験があるのみですが、この機会に教えてもらいながら8うすほどやるうちに少しずつこつがわかってきました。
 たくさんの人の力が集まらないとできないけれど、「にぎやかなもちつきはやっぱりいいなあ。」と思いました。
 家へ帰ってさっそく一足早いお雑煮を作りました。杵つきもちののびのよさとなめらかさにびっくり!もちつき機とは違うなあ!と感心してしまいました。

 またもちつきの機会があれば、手返しをやってみたいと思います。

 写真で、杵を持っているのは森市議です。力もあり、もちつきはお手のものです。左端は盛本県議です。

野々市町学校給食センター視察

2009-12-25 20:49:54 | 視察・研修
 12月24日、石川教育総研として野々市町教育委員会を視察しました。
 野々市町役場は新築5年目ということで、ガラス張りのとてもモダンな庁舎でした。

 初めに、野々市町教育委員会より本町の教育行政について説明を受け、懇談しました。
 野々市町は、人口増に伴い、2年後には『町』から『市』への移行が予定されています。人口密度が3,500人/k㎡と大都会並みで、大学生が多いことからも町民の平均年齢が39歳ととても若く、高齢化率は15%と低く、「若いまち」といえます。核家族、ひとり親世帯の比率が高く、子育て施策や教育施策もそういった実情に対応しなくてはいけとのことでした。

 野々市町は財政が豊かなことから、教育への予算も潤沢であり、うらやましい限りでした。交付金の活用としての文科省基準による学校図書館蔵書の達成割合も86%と高いものでした。
 中学校2校と小学校5校で職員室のエアコンはほぼ完備(金沢は60%位)で、普通教室にも入りつつあるとのことでびっくりしました。
 野々市町では放課後児童クラブは、施設を町が建てて貸す公設であり、民設の金沢から見るとうらやましい限りです。

 野々市町は昭和59年に『平和都市宣言』を採択し、中学校2校では修学旅行は広島への『平和の旅』、平和書道展などの平和学習を続けているとのことでした。

 懇談の後、「HACCP(危害分析・重要管理点)概念を導入した北陸初電化厨房学校給食センター」を視察しました。
 ここでの給食は、「おいしくて温かい」と評判だそうです。保温食缶を使っているため、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく食べられるそうです。
 HACCPとは、NASAが開発した宇宙食の安全・衛生管理システムです。調理室は温度・湿度・洗浄度を厳しく管理されちます。入室の際はエアシャワー、床は菌の繁殖の条件である水分を排除したドライフロア。洗浄システム、消毒保管庫、殺菌庫と徹底した衛生管理システムです。
 あまりの徹底ぶりにちょっとした菌に対しても抵抗力がなくなるのでは?と思ったりしました。
 野々市町の中学校生徒の給食費は1食300円。(県の平均)米飯は週に3~4回。
 栄養士さんからは、地産地消に心がけていること、冷凍食品や加工品は成分表や産地を確かめて安全性確保に努めていること、米粉パンを試験導入すること、テストの日は残菜が多いので楽しくなるような献立を考えている、遺伝子組み換え食品ついてはサラダ油ではなく米油を使うようにしているなどの配慮をお聞きしました。

女性消防署員を取材

2009-12-24 01:18:16 | その他
 12月22日、23日と金沢中央消防署と駅西消防署を訪問し、女性消防員の方にインタビューしました。

 私の通信では毎回「withともに生きる」のコーナーで、さまざまな分野で活躍している方にお会いし、インタビューしたり、原稿を書いていただいたりしています。地域と生きる、人と人の間で生きる方を何人か紹介させていただきましたが、男女共同参画という分野でどなたかいないかと探していたところ、性別にとらわれない職業選択をし、活躍していらっしゃる女性消防員を紹介いただきました。

 金沢市の消防署員の中では女性は上記の消防署に一人ずつ、まだお二人しかいらっしゃいません。お一人は救急隊員、もう一人は消防隊員ですが、お二人とも「人を助ける仕事をしたい」と、この仕事を選ばれたそうです。24時間勤務という特殊性、まわりがほとんど男性という職場環境、いざという時に緊張した中で人の命にかかわる的確な判断をしなければならないという専門性など、いろいろお聞きすることができました。

 勤務8年目の方は同じ職種の方と結婚し、3歳のお子さんを育てながら、さらに救急救命士をめざして中央での6カ月に及ぶ研修を受ける予定だそうです。「人の命を救いたい」という思いで新たなことにチャレンジする若い素敵な女性に出会え、まぶしい思いがすると同時に元気をいただきました。

 通信6号は、2月発行予定です。

今年初の積雪と満開のシャコバサボテン

2009-12-24 01:04:24 | 花・猫
 12月19日(土)~20日(日)と、風も強く、かなり雪が降りました。金沢ではここ数年、12月の積雪は珍しいことです。私の住んでいる御所ニュータウンは少しのことで高台ですので、20センチは積もり、雪すかしをしました。ニュータウンのふもとへ下りると雪はぐんと少なくなり、鳴和へ出るとまた少なくなり、市街地ではまた一段と少なくなっています。御所ニュータウンでは、車は4駆でないと冬は危険です。

 21日朝、神谷内交差点で朝の街頭宣伝を行いました。雪はやんだとはいえ、風が冷たく、小1時間立っていると、足先が冷たくなりました。

 その後、市役所へ出かけると、オレンジのシャコバサボテンが満開だったので記念撮影しました。

意見書案採択で、初めて反対討論に立つ

2009-12-19 21:39:24 | 市議会
 12月18日、12月議会最終日で採決が行われました。
意見書案については、各会派から当初20本出されていました。事前に一本化、取り下げなどの調整が行われたものもあり、最終日に採決されました。中央では政権交代したものの、金沢市議会では数の上で自公勢力が過半数を超え、ねじれが生じています。

 この意見書案の採決について、私は初めて反対討論に立ちました。前日の午後に反対討論に立つことが決まったので、それから原稿作りでした。
「悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書(案)」に反対の立場です。自公の反対で可決することは予想されましたが、私たちの立場としては、反対の意思を表明しないわけにはいきません。

 ポイントは次の通りです。近々、ホームページにアップします。
1.連立政権は悉皆から4割抽出へ方針を変えた。それでも、事業仕分けで「統計上必要とされる6%のサンプル調査で済む」「調査より学力向上の施策に費やすほうが税金の有効な使い方」とさらなる予算の大幅削減が求められたことは、費用対効果の観点からも極めて合理性がある。

2.学力テストの結果があたかも学力を図る唯一の指標のように誤解され、学校や教育全体が『点数学力』に特化した競争主義に陥り、学区や自治体が熾烈なランキング競争に振り回され、教育の本質が大きくゆがめられている。

3.イギリスでは、全国学力テストの実施とその公開、学校選択制、「教育バウチャー制」を進めた結果、格差が拡大し、教育が疲弊した反省に立ち、教育政策を大きく転換した。

4.PISA調査が問うものは、日本で言う『何を学んだか」という知識注入型学力とは本質的に異なる『これから何ができるのか』という未来型学力である。『テスト』というものをせず『考え抜く学習、底上げによる学力向上」を貫くフィンランドはこの調査でトップクラスの成績を上げ、『学力世界一』と目されている。テストで学ぶことを動機づけられるのではなく、内発的な動機により学び続ける姿勢や、問題点を自ら見出し、周囲と協力し合って解決する能力を培い、豊かな市民意識を醸成するためには、今こそ、大きく学力観・教育観を転換することが求められている。

 案の定、2あたりでやじが飛びました。


12月議会での質問、前向きな答弁も

2009-12-17 00:29:33 | 市議会
 12月16日(水)、午後1時より私の質問を行いました。今回はいくつか前向きな答弁を引き出せてうれしかったです。足元が悪く寒い中、傍聴に来てくださった方々、本当にありがとうございました。今回は私としては珍しく、やじの全く飛ばない質問となりました。内容が市民共通の願いということもあったのでしょう。

 「ブックスタート事業」については市長より「実現に向けて検討していきたい」との前向きな答弁を引き出せて、本当にうれしかったです!2年前の9月議会の質問では、はかばかしい答弁ではありませんでした。その後、ほかの何人かの議員からも要望があり、今回の「かなざわ子育て夢プラン2010」策定、「ようこそ赤ちゃん子育て必需品支給事業」見直しなどのタイミングもあったのではないかと思います。
 「かなざわ子育て夢プラン2010」の基本的視点の1つに「限られた子育て期間に親子が豊かな時間を共有できる環境づくり」が設定されたとき、「この視点にぴったりな施策が『ブックスタート事業』だ!」と思った次第です。


 「子育てにやさしい企業」をもっと積極的に紹介することで、「子育てにやさしい企業」の社会的評価が上がり、「子育てにやさしい企業」が増えることを期待して質問しました。「るうぷ」という男女共同参画広報誌に積極的に掲載するとの答弁があり、一歩前進したようです。HPだけでなく、新聞記事等でも積極的に取り上げたらいいと思います。

 女性特有のがん検診推進については、私が提案した「乳がん視触診模型での自己検診コーナー」をさっそく1月から会場に設置していきたいとの前向きな答弁があり、これも小躍りしたくなるほどうれしかったです!「乳がん視触診模型での自己検診」は、私が教員時代、公立学校共済組合主催の検診で行われていて効果的だと思い、しかも、予算も大してかからないことから、導入を提案しました。成人式等の場でも広報するとの答弁もあり、受診率が向上することを願っています。
 欧米での乳がん、子宮頚がんの検診率は8割なのに対して、日本は2割という大きな開きがあります。私の身の回りにも、早期発見・早期治療で元気になられた方がたくさんいらっしゃいます。大切な健康・命を守るために、ぜひ検診を受けていただきたいものです。

 高齢者入浴補助事業(65歳以上の希望者への銭湯利用補助券交付 420円のところ320円の補助券22枚交付)は大変要望も強く意義のある事業ですが、対象年齢や補助額の見直しが行われそうです。なんとか拡充・現状維持してほしいものです。

 この日の夕方5時過ぎに毎週定例の学校訪問で不動寺小学校へでかけました。
 おりしも、希望の保育所へ待機となり困っていることや、子育て支援に関する質問が出ていました。本日の議会での質問の報告かねてお話したところ、緊急サポートネットワーク事業、ファミリーサポートセンター事業、放課後児童クラブの指導員の障害児加算などのサービスを知らなかった、これから結婚するのでとても参考になったとの声をいただきました。

 市としてさまざまな住民サービスを行っているけれど、必要な人に必要な情報やサービスが十分届いていないもどかしさを痛感しました。これからも市民の声を頂き、活動していきます。

オレンジのシャコバサボテン

2009-12-17 00:20:19 | 花・猫
 オレンジ色のシャコバサボテンが咲き始めました。今年は花が少なく、咲き始めも遅かったです。
 クリスマスが近いので、安売りしていたポインセチアとさして育てたヘデラをバスケットに入れてみました。さしたオリヅルランは本当に元気に育ちます。
 市役所の控室の窓際に置いて楽しんでいます。

 老猫チャーミーは奇跡的に少し持ち直して、キャットフードを少し食べるようになりました。体重は減り続け、骨と皮ばかりになってしまいましたが、なんとかほそぼそと命をつないでいます。

社民党金沢学習会~社会保障について考える~

2009-12-13 23:44:14 | 福祉・社会保障
 12月13日(日)、社民党金沢学習会が石川県青少年総合研修センターで開催されました。今年のテーマは、「社会保障について考える」でした。講演、地域からの報告とも実に充実した内容でした。

★基調講演「社会保障再構築の課題ー人権保障の視点から」
  井上 英夫さん(金沢大学教授)専門分野は社会保障法、福祉政策論。

「社会保障再構築」というと、既に構築されていたことになる。「再構築」というより、「構築」「建設」が適切ではないか。

格差社会とはー貧困、不平等、人権侵害社会

構造改革は市場化・民営化・営利化をもたらした。
福祉全体を営利化(障害者自立支援法、介護保険制度、医療)

人権としての社会保障の理念・原理・原則
人間の尊厳の理念→自己決定・選択の自由、平等の原理

「劣等処遇」の克服を・・・「働けない人の水準はこれでいい」を連帯で縮めていく。自分も働けなくなる可能性があるから。

 井上先生の講演は、15年前、県教組金沢支部の女性部で企画して以来です。久しぶりにお聞きして、徹底した理想とも思える人権保障の理念に、社会保障の原点を再認識させられた思いです。

★地域からの報告
①NPO法人地域支援センターポレポレより
 「障害児・者の地域共生を求めて」ポレポレ代表 沼澤 千加さん

 「ポレポレ」はスワヒリ語で、「のんびり、ゆっくり」という意味。
 「障害」をもつお子さんを地域の学校へ通わせる中で得た確信:「分けない」中で育つものがある。
 「障害」をもつ子どものお母さんたちと「共に育ちあう会ポレポレ」を立ち上げる。地域の中でありのままに生きいろいろな人と出会い、体験を広げて生きていこうと結成。
 いろいろな価値観を持つ人がともに生きてこそ、誰もが生きやすい社会になると信じる。

 学校の壁、社会の壁、人の心の壁と闘い続け、たくましい沼澤さんに圧倒される思いがしました。

②認知症グループホーム「夢の里すみよし」より
 「夢の里すみよしの実践 その後」 夢の里すみよし代表 南 喜與志さん

 私は、半年くらい前、「夢の里すみよし」を訪問し、南さんから、グループホーム立ち上げ、利用者さんとともに働く人を大切にする運営への熱い思いをお聞きしました。
 認知症とはいえ、誰にも長い人生の中で輝いていたときを探り出す「夢の里ウインドウズ作戦」:これこそが、非常に難しい人格や尊厳を大切にすることの実践だと思います。理想に向かって常にエネルギッシュな南さんの姿に元気づけられました。