わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

全国市議会議長会研究フォーラムin金沢

2009-10-26 00:26:54 | 市議会
 10月21日~22日、金沢歌劇座で「全国市議会議長会研究フォーラムin金沢」が開催されました。

 2000人定員の申し込みは、なんと、1日半で締め切るという盛況ぶりだったそうです。700人の方は申し込みがあったにもかかわらず、お断りしたそうです。初日も、サブの会場もいっぱいになり、私たち地元の市議は、ロビーに椅子を出してテレビモニターで見るという状況でした。フォーラムの内容もさることながら、「金沢」という「地の魅力」で申し込みが多かったのではないかと思っています。

 地方分権改革の進展に伴い、今後地方自治体に多くの権限が移譲されることとなりますが、これに伴い、議会の役割がこれまで以上に重要となってきます。そのためには議会改革に取り組む必要があります。

 具体的には、議会基本条例制定(一般質問における一問一答制、議会報告会)、議員立法などがあります。議員立法については、「金沢市男女共同参画推進条例の制定」(平成13年12月議決)が特筆すべきものです。金沢市議会の歴史上はじめての議員立法です。

 市民の負託と期待に応えるため、このような議会改革の流れがあることを改めて知りました。加賀市の細野議員などが行っている、財政について市民向けに議員が説明会を開いてるというのは、この流れなのだと理解しました。

<基調講演>
「日本再生の起爆剤ー地方分権改革ー」丹羽 宇一郎さん
 ((株)伊藤忠商事取締役会長、地方分権改革推進委員会委員長)

<パネルディスカッション>
「地方議会はどう変わるべきかー首長と議会の新たな関係」
・コーディネーター:佐々木 信夫さん(中央大学教授)
・パネラー 穂坂 邦夫さん(NPO法人地方自立政策研究所理事長、前志木市長)
      鎌田 司さん(共同通信社編集委員兼論説委員)
      廣瀬 克弥さん(法政大学教授)
      金井 利之さん(東京大学大学院教授)
      高村 佳伸さん(金沢市議会議長)

<課題討議>
・コーディネーター 神原 勝さん(北海学園大学教授)
課題1「議会基本条例を考える」
・報告者 桑畠 健也さん(所沢市議会議員)
     八木 哲也さん(豊田市議会議員)
課題2「議員立法の現状と課題」
・報告者 金子 修一さん(平塚市議会議員)
     盛  泰子さん(伊万里市議会議員)

旭日公民館文化祭で懐かしい再会

2009-10-25 23:51:11 | 地域
 10月25日、私が10年くらい前勤務していた朝日小学校(上平小学校と統合)で、旭日地区文化祭が開催されるというので、出かけてきました。地域のおじいちゃん、おばあちゃんがたくさん観客席に座っていらっしゃいました。

 朝日小学校の現在の全児童数は17人だそうです。その全員による朝日小学校伝統の「朝日豊年四季太鼓」でステージ発表が始まりました。(写真)

 森本民謡保存会による「はいやさんかさ」の踊りは、今から12年くらい前、上平小学校閉校記念行事として、地域の方から子どもたちが教えていただいたことを思い出しました。その指導してくださった方が、今もステージで踊りを披露してくださいました。

 当時まだ小学校に入学していなかった男のお子さんが今は中学校3年生で、りりしい剣舞を披露してくれたのには驚きました。

 世帯数が少ない地域でありながら、いや、少ないゆえにか、地域の方総出で行事を盛り上げていらっしゃいました。特に、婦人会の皆さんは、食事・喫茶コーナー、作品コーナー、演芸コーナー(舞踊、大正琴、「金色夜叉」のお芝居)と何役も引き受けていらっしゃることに感心してしまいました。特に、「金色夜叉」のお芝居は、何十年後かに設定をアレンジし、会場の爆笑を買っていました。

 「金色夜叉」といえば、高校1年生の文化祭で、クラスの出し物としてやったことを思い出しました。

 上平小学校閉校記念としてタイムカプセルを埋めました。当時の関係者が再会してタイムカプセルをあける日を楽しみにしています。地域のおじいちゃん、おばあちゃんも年を重ねていらっしゃいますが、またお元気でお会いしたいです。

「福祉の国は教育大国」ー日本の教育はこれでいいのか?

2009-10-25 00:11:09 | 教育
 沖縄便の飛行機の中で、小島ブンゴード孝子さん著「福祉の国は教育大国ーデンマークに学ぶ生涯教育」(丸善ブックス)を読みました。

 フィンランドの教育、デンマークの教育を知るにつれ、今まで持っていた教育観を大きく揺さぶられました。何となく、日本の教育は世界の中でもそれなりの位置にあると思っていたことは幻想であり、日本の教育も大きく転換しないと大変なことになる、との危機感さえ覚えました。そして、また、教育というのはいかに大きな力を持っているのかとの認識を新たにしました。

 ブンゴード孝子さんは、デンマーク人の夫と結婚し、在デンマーク日本大使館、日本企業のデンマーク支社勤務を経て独立。通訳・翻訳業、福祉・教育・女性問題など多岐の分野のデンマーク研修企画や日本での執筆・講演活動を行っています。私は、金沢でブンゴード孝子さんの講演を2回お聞きしたことがありますが、今回、この書籍を読むことで一層感銘を深めました。

 本書の内容を紹介すると、本書のカバーに次の文章に要約されます。

 学びたいと思う国民に、誰でも、いつでも教育の道が開かれているデンマーク。
 国の再建を常に人的資源の教育に求め、「ゆりかごから墓場まで」の生涯教育システムを構築。
 考える力、作り出す力、社会の一員として積極的に行動する力を養ったデンマーク国民の、ゆたかさを培ってきた個を尊ぶ教育理念を紹介する。

 紹介したい内容は多々あるのですが、とても紹介しきれないので、興味のある方はぜひご一読をお勧めします。

 日本:誰にも平等な教育ー知識重視教育
 デンマーク:生徒各自の成長に合わせた個人教育ー思考力・創造力・表現力重視教育 「子どもたちが勉強を面白いと思っている」「学校に通うことが楽しいと思っている」「学力に自信がある」について国際比較調査でトップ。

 デンマークは、なんといっても人口538万人の小国。一人ひとりの若者が持っている能力をできるだけ引き出して、それぞれの得意分野で将来実力をフルに発揮してもらわないと、この国の発展は望めない。「教育は国の投資」

 向学心さえあれば、だれでも、そして何歳になっても、お金をあまりかけずに学びの機会が得られる。デンマーク人は、社会人になっても、いつまでも学びに貪欲である。(生涯教育)

 なぜ、デンマークは小国でありながら、ゆたかな国となり、またゆたかな国であり続けることができたるのだろうか。
 そして国民は、なぜ世界一の重税制度をあえて受け入れているのだろうか。
 私が見つけた3つの鍵、それは、「人的資源」、「ソリダリディー(連携の精神)」、そして「教育」である。

★「若き友人たちへー筑紫 哲也ラスト・メッセージ」(集英社新書)
 第8章「教育こそが基本である」(フィンランドの教育について)

 540万人しかいないのだから、一人だって必要だという国の決意がある。資本主義的だといえば、まさにその通りです。
 フリーターとかニートなどが増えてしまうと、その国にとって労働力がその分落ちるでしょう。小さい国だから取りこぼしは絶対しないという決意がこの国の教育界にはあるんです。日本のように、落ちこぼれるのはそいつのせいだ、という考えは全くない。
 日本からも教育視察団なるものがどっと出かけて行き、帰ってきて言うのは、「人口540万人ならあれでやれるよね」です。でも、日本も500万人くらいずつ、規模を見定めて教育の自由を与えてやれば、同じことはできるわけです。これは地方分権と同じ議論です。

 このように、フィンランドとデンマークの教育はよく似ています。「教育は投資である」という基本理念も一致しています。「教育は投資」ということに抵抗感を覚えた私ですが、ブンゴードさんの著書を読み、詳しくデンマークの教育について知るとともに、その意味するところが少しずつ理解できました。

 テストで学ぶことを動機づけられるのではなく、内発的な動機により自ら学び続ける、高校時代から自治活動に参加し民主主義を体得する、18歳になると精神的にも経済的にも自立する、高校の卒業国家試験は4~5時間の論文・分析形式で回答する・・・日本の教育とは大きな隔たりがあることに愕然としてしまいます。

 授業時数を増やし、テスト漬けにしたところで、すぐ「はがれおちる学力」であり、「学びから逃避」する子どもばかりを量産しているのではないか?





那覇市との交流連携都市協定締結

2009-10-24 23:18:13 | 市議会
 10月23日~24日、那覇市との交流連携都市協定締結に、市長、市議会議長、産業企業常任委員長、金沢商工会議所副会頭、金沢市観光協会副会長とともに、委員会副委員長として同行しました。調印式にはたくさんのメディアが取材に訪れていました。

 那覇市には、かつての琉球王国の中心である「首里城跡」をはじめとして4か所の世界遺産登録史跡があります。首里城は、琉球石灰岩で石垣や階段が造られ、復元された正殿や門は鮮やかな朱色で、明るい茶色の屋根瓦ともあいまってエキゾチックな感じがしました。

 あいにく沖縄は台風が近づいていたため、時折スコールを思わせるどしゃぶりになったかと思うと、晴れ間は気温29度まで上がり蒸し暑かったりと、天候には恵まれませんでした。

 10月まで公式にもかりゆしウエアで過ごす常夏の沖縄、雪が憧れという沖縄。金沢、石川県とは、気候の上では対照的ですが、琉球王朝のもとでの伝統工芸など、いろいろな共通点があります。

      <沖縄県>      <石川県・金沢市>
染め   琉球びんがた      加賀友禅
焼き物  壺屋焼(シーサー)   九谷焼
漆器   琉球漆器        輪島塗、山中塗
ガラス  琉球ガラス       能登島ガラス、卯辰山ガラス工房

 24日には、昔の金沢の近江町市場のように活気のある、しかし、より規模の大きな「第一牧志公設市場」を視察し、2階食堂で昼食をいただきました。豚肉、豆腐を主とした沖縄の味を楽しみました。濃厚なチーズのような「豆腐よう」、海ぶどう、ミミガーのピーナツ和え、豚の腸の吸い物、島らっきょう、そして、やっぱり、チャンプルー。

 今後とも、交流が盛んになることを期待します。

 

秋はイベント目白押し

2009-10-22 02:14:29 | 市議会
 今年は市議会の「産業企業常任委員会」に属し、副委員長ということで、さまざまなイベントに参加する機会がとても多くなっています。委員会は5つあり、毎年異なる委員会に属していますが、それぞれの委員会の所管のイベントに参加することで、市が行っている事業についていくらかでも知ることができます。

10月
★10日(土)「ウッドパーク笠舞本町 秋の住宅展」・「都市ガス エコロジー展」オープニングセレモニー(企業局)全戸マイホーム発電の省エネタウン。環境にやさしい天然ガスで発電・給湯・暖房を行う。立地条件がいいことから、20戸全戸完売とのこと。

★12日(月)専光寺ふれあいの森「ふれあいゴルフ広場」完成式(森林再生課)
 8コース72ホールの全国一の広さを持つマレットゴルフ場が完成。マレットゴルフは、防風林である松林を利用してコースが作られています。当日、委員長が欠席だったので、私が始球式に出ました。マツクイムシの被害が深刻で、切り倒した木は粉砕しチップにし、それを松林に敷いて利用するとのこと。また、マツクイムシに強い抵抗性マツを植えているが、一人前に成長するのに20年かかるそうです。

★16日(水)「おしゃれメッセ2009かなざわごのみ」オープニングセレモニー・歓迎レセプション 金沢城公園 九谷、金箔などの伝統工芸が「かなざわごのみ」風におしゃれにアレンジされていました。

★18日(日)「金沢農業まつり」(農林部)松寺のJA金沢ほがらか村で(写真)
あいにくのどしゃぶりでしたが、新鮮な野菜はじめたくさんのコーナーがありました。食育コーナーのとてもお勧め上手な「ヘルスメイト」さんに誘われて、体験してきました。写真は、1日350gの野菜をとることが望ましいが、350gを選んでみるというコーナーです。野菜350gとはかなりあるもので、意識しないとなかなかとれないものだと思いました。

★23日(金)~24日(土)那覇市との観光交流協定締結(那覇市)

★27日(火)~29日(木)委員会視察(静岡市、豊橋市、福岡市)

 このほか、11月1日~3日は護憲大会参加のため長野市へ、8日~11日は姉妹都市の韓国・全州市訪問とあちこち行く予定なので、ブログは休み休みになることと思います。

お気に入りの犬猫カレンダー

2009-10-22 02:06:15 | その他
 毎年買っている「犬猫なかよし 憲法9条カレンダー」です。
 写真は、動物写真で有名な岩合光昭さんの撮影によるものです。
 日本に昔からいた、そのあたりにいくらでもいそうな犬と猫が被写体なのが気に入っています。(高価な犬猫でなく)

 毎月、憲法9所の条文が入っています。

 発行:労働教育センター 定価:1,000円

「雇用とくらし、何でも相談」

2009-10-22 01:54:15 | 雇用・労働
 10月25日(日)午後2時~5時、労済会館(金沢市西念1-12-22)2F第3研修室で
社民党主催の2回目の「雇用とくらし、何でも相談」を行います。

 弁護士、社会保険労務士、自治体議員が、労働・生活相談に対応するとともに、職場の労働条件の改善などにも取り組みます。

 10月19日、8時半から、金沢のハローワークの前でこのチラシを配布しました。
たくさんの方が開館前から列を作り、続々といらっしゃいました。

 元「派遣村村長」の湯浅 誠さんが、国家戦略室の雇用対策のメンバーとして起用されました。湯浅さんはテレビ番組の中で「雇用対策や貧困対策はいつも後回しになる。優先順位を上げなければならない。」とおっしゃっていました。一日も早く実効性ある施策が講じられることを求めていきたいものです。

鮮やかなコリウス

2009-10-22 01:45:10 | 花・猫
 キンモクセイの香りが終わりに近づいたかと思うと、ギンモクセイの香りが漂い、過ごしやすい日が続いていてうれしい限りです。

 オリオン座の流星群も見られるとのことですが、見たいと思いながらまだ見ていません。

 さして冬越ししたコリウスが大きくなり、鮮やかな姿を見せています。
 真夏は花を咲くのを休んでいた八重咲きインパチェンス(右下)やアメリカンブルーも、過ごしやすくなると再び花をつけ始めました。

 盛りが終わったコンテナを整理して、パンジーを植えたい、観葉植物も冬越しの準備をしなくてはと思いながら、なかなかできないでいます。

七尾と加賀の市議選で勝利!

2009-10-22 01:27:29 | その他
またまたブログのお休みが続きました。

 10月11日告示、18日投票の七尾と加賀の市議選があり、私と同じく教員出身者の応援にほとんど毎日出かけておりました。
 七尾市議選では5月いっぱいで現職を辞して初出馬した新人の 山添 和良さんが、なんとトップ当選しました!マラソンやトライアスロンが趣味という並外れた体力の持ち主であり、誠実に政策を訴え、熱い思いを持って選挙戦を闘いました。土曜日までの選挙戦の後、なんと、日曜日の投票日当日は、あのどしゃぶりの中、金沢へ来て百万石ロードレースに出たというからすごいです。
 当選お祝いには、月桂樹の冠とCDで作ったメダルをかけるという心にくい演出もありました。(写真)

 加賀市では4期目をめざした 細野 祐治さんも見事上位当選を果たしました。議会改革を実行し、4人の加賀市議で加賀市の財政を分析し、4号までの冊子を作り、市民に説明会を実施するという活動ぶりは、議員のあるべき姿を教えられます。財政分析については、講習費を払い、何度も研修会に出かけて勉強されています。数字に弱い私は見習わなくてはと思っています。

子どもの貧困ー教育は投資(?)

2009-10-10 00:35:04 | 教育
 鳩山政権が誕生して、3週間。各大臣がスピード感を持ってマニフェストの実現に向かって動いている様子が連日報道され、メディアの報道を興味深く受け止めています。期待しつつ、果たしてその通り行くのだろうかという疑問もありますが、「どうせ変わりっこない」というあきらめが先行していた今までの状況とは明らかに違ってきています。また、長きにわたった自民党政権の中で、いかに情報が明らかにされていなかったかということも判明しつつあります。

 中でも、「子ども手当」に代表されるように、3党連立合意で「『子どもの貧困』解消を図る」ことが盛り込まれたことは政権交代の成果の一つといえ、歓迎するものです。

 「日本の子どもの貧困率が高い」ことは、メディアでも取り上げられるようになり、ようや認知されるようになりました。写真は、朝日新聞の10月8日の記事です。
  「貧困率」とは、普通に暮らしていくのに必要なお金を得られていない人を「貧困」として、その割合を示す指標のこと。OECDは、所得の高い順に並べたときに真ん中の人を基準にして、その半分に満たない人が占める割合を「相対的貧困率」としています。

 OECDの08年報告書によると、日本は加盟30か国中4番目の高さ。特に、働いている一人親家庭の子供(18歳未満)は58%が「貧困」に該当する際立って高い結果。日本政府はこれまで正式に貧困率を出していないが、新政権は調査すると報道されました。

 以下、10月4日、NHKスペシャル「セーフティネット・クライシス~子どもの貧困~」から。

★子どもの貧困の実態
・小学生:家で十分な食事をとっていない。習字セットなどの教材を買う余裕がない。医療費の負担が重く、症状が重くなるまで受診を控える・・・
・高校生:一人親家庭で母も失業、5時から10時までアルバイトするが、学業を続け、看護学校へ進学することを断念しなければならないかもしれない・・・

子どもの夢や可能性が奪われている。
貧困の連鎖によって人材がつぶれることは、社会的損失。

★子ども手当(中学卒業まで子ども一人に付き月2万6千円支給)
日本は、子供への社会保障費が低い。
教育費の対GDP比:3.5%(OECD平均:5~6%)
家庭支援費の対GDP比:1.2%(OECD平均:2.2~3%)
子ども手当を含めても2.1%→子ども手当は第一歩にすぎない。

★フィンランド:子どもへの投資が未来を拓く
教育にまったくお金がかからない(教材費、給食費も無料)、医療費も無料
落ちこぼれなし、格差なし、テストなし
(1クラス20人前後、TT配置、学習塾なし)

91年の金融危機、ソ連崩壊により失業率18%、家庭内暴力、薬物依存といった問題続出
⇒教育大臣:経済を再生するためには、教育投資以外にない
 教育の目標:若者が脱落するのを防ぐ、生活保護に頼らず自立できる経済力をつける
 新産業創出のための経済界からの要請(経済成長することで税収増、活力ある社会へ)

 私は、フィンランドをはじめ北欧の国々の教育に対する手厚い施策をうらやましく思い、我が国においても教育や子育てに予算が増やされることは大歓迎です。
しかし、「教育は投資」という考え方に私は少し抵抗を感じます。
「投資」は見返りを期待します。
努力しても成果が上げられない場合はどうなのでしょうか?
教育はあくまでその子の幸せのためにあるのではないでしょうか?
自分の能力を伸ばす、自己実現を図る、共に生きる喜びを感じる、自分の能力を生かすことで他人や社会の役に立つことができる・・・
教育が国のため、国益のためとなることをあやうく感じることは、考えすぎでしょうか?