わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウムー自己肯定感を高めよう

2010-11-05 23:55:43 | 子育て支援
 10月28日~29日、白山市で「『地方自治と子ども施策』全国自治体シンポジウム2010」が開催され、参加してきました。全体会、7つの分科会ともに実に充実した内容の2日間でした。いろいろな関係者にもっと広報されていれば、参加者や団体がもっと多かっただろうにと、とてももったいない気がしました。

全体テーマ:「子どもにやさしいまちづくりと子ども支援のネットワーク」

★全体会Ⅰ(28日) 
 *開会あいさつ 荒牧 重人(山梨学院大学教員)(写真)
  「現代は、子どもも親も教師も自治体職員も自己肯定感が低いのではないか。この大会を通じて自己肯定感を高めよう。」
 
 *講演「ハッピー子育てー子どもと親の育ちを考える」
   講師:明橋 大二(精神科医、スクールカウンセラー、小杉町子どもの権利条例策定委員)

 *シンポジウム:「子ども支援とネットワークづくり」
  コーディネーター 森田 明美(東洋大学)
  ①「行政の中で目指す有機的ネットワーク構築とは~形のないものを形に、人ー人ネットワーク形成への試み」
     沼田 直子(石川県こころの健康センター次長 兼 健康福祉部少子化対策監室担当課長)

  ②「教育における子ども支援の取り組み」:喜田 紘雄(白山市教育長)

  ③「社会福祉法人 越前自立支援協会の挑戦」:橋本 達昌(事務局長、越前市進修学園長)
    市立児童養護施設の廃止問題浮上→市が「指定管理者制度(民間委託)で存続」との方針→市民有志と市職員が募金活動、社会福祉法人を創設→県内初のグループホーム(地域小規模児童養護施設)スタート、退所児童自立サポート事業スタート→新施設建設へ

   橋本さんは、市の職員から児童養護施設の園長になられたのでした。
   「明るく楽しくおもしろく」をモットーに民主的な経営を行う方針とのことで、とてもエネルギッシュな方でした。
   ①役員の報酬は0。職員の採用は現場の職員が行う。 
   ②開放性。市民活動の拠点として市民学習会などを行う。 
   ③市民感覚的運営(例:事務費を3割カット)

   職員の雇用安定化(職員の安心)が児童処遇の安定化(子どもの安心)に直結。
   職員の勤労意欲向上(直営夜勤者3名→現在6名)が児童処遇力の向上に直結。

   民主的な運営、職員の雇用の安定・勤労意欲の向上が子どもの安心に直結するというのは、学校現場と同じだと思いました。

 *懇親会  参加者のかなりの方と名刺交換を行い、貴重なネットワーク形成の場となりました。

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