わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

「『地方自治と子ども施策』全国シンポジウム」分科会ー子どもの居場所づくり

2010-11-06 00:50:17 | 子育て支援
29日、2日目は参加したい分科会がたくさんあり迷ったのですが、「子どもの居場所づくり」に参加しました。
コーディネーター:浅野 秀重(金沢大学)

★基調報告 浜田 進士(関西学院大学)
 子どものライフサイクル(乳幼児から若者までの)を踏まえた継続的で総合的な居場所づくりを基礎自治体がどのように行っていけるかを検証する。
 ①居場所づくりにおける子ども参加(親子の参加)
 ②困難な状況にある子どもにとっての居場所
★報告
 ①「子育て親子の居場所(妊娠期から人とつながる安心感)」
   加賀市・NPO法人かもママ理事長 河原 廣子
  ・ファミリーサポートセンター事業  ・産後家庭支援ヘルパー派遣事業
  ・地域子育て支援拠点事業(親子つどいの広場「まんま」)・・・

 ②「小学生世代の子どもの居場所支援」 
   東京都福生市・NPO法人ワーカーズコープ武蔵野台児童館館長 幡野 雄大
   *ワーカーズコープ:働く人々、市民が主体となってみんなで出資し、経営し、責任を分かち合って働く「共同労働の協同組合」地域に必要な仕事を市民自身が主体者として仕事を起こし、地域再生・まちづくりへの貢献を目標に、清掃・緑化・食関連・子育て・高齢者福祉・障害者福祉等の多様な事業活動を行っている。公共サービスを「市場化・営利化」ではなく「市民化・社会化」を。
   ・児童館は利用者が主人公:「子ども会議」
   ・地域懇談会:家庭で食事が十分与えられない子への食事提供 

 ③「子どもたちが安心して意欲を引き出せる居場所づくり」 
   白山市・NPO法人ワンネススクール代表 森 要作
  ・「季楽塾」いろいろな世代交流、生活体験塾
  ・「フリースクール」不登校生徒の活動、居場所
  ・「就労支援、若者居場所」社会に出る前に躊躇する若者たちの活動、居場所
  ・「高校サポート校」
  ・「親の会、居場所」
  <活動から見えてきたもの>
  ・日本社会の閉鎖性と排除社会「レッテル社会」
  ・つながりの喪失「孤立社会」
  ・価値観の単一化「差別社会」
  ・家庭の学校化
  ・第三の居場所の必要性

 ④「孤立した保護者にどう寄り添うか」
   白山市・NPO法人おやこの広場あさがお 理事・事務局長 川上 由枝

 
 ⑤「居場所づくりにおける行政と市民のパートナーシップ」
   千葉県八千代市・子ども部元気子ども課 須藤 泰子
   新川プレーパーク事業 実行委員会:市民、NPO法人、行政  管理・運営:NPO法人

 それぞれの報告がとても興味深く、NPO法人の活動がずいぶん活発に行われていることを知りました。八千代市のプレーパークの運営は2人の市職員が市民との協働を仕掛け、成功した例といえます。これなら金沢市でもできるのでは、と希望が持てました。十分報告しきれない面はありますが、さまざまな「人」と知り合うことができました。このネットワークは貴重です。

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