わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

金沢職人大学校ー「歴史に責任を持つ」ために設立

2010-10-21 01:01:03 | 市議会
 10月17日(日)、全州市代表団に同行して、大和町にある「金沢職人人大学校」を初めて視察しました。

 金沢の個性そのものといえる伝統的な職人文化についても、近年の生活様式の近代化、機械化の中で技法の衰退、後継者の不足等厳しい状況にあります。
 本大学は、金沢に残る伝統的で高度な職人の技の伝承と人材の育成を行うとともに、資料の収集、調査及び公開を図ることにより、文化財の修復等を通じ、匠の技への高い社会的評価と一般の理解と関心を深めることを目的としています。
 
 本科は定員50人で、石工科(5人)、瓦科(5人)、左官科(5人)、造園科(5人)、大工科(10人)、畳科(5人)、建具科(5人)、板金科(5人)、表具科(5人)からなっています。

 修学年限は3年間、研修時間は月4回、19:00~21:00(仕事を終えてからの夜間)、学費は無料。志望者が多く、途中でやめる人は一人もいないとのことでした。講師は職人さんが無償で引き受けているそうです。

 この日はたまたま「市民大学公開講座」ということで、一般市民の方がたくさん体験されていました。
 偶然にも、私の近所の瓦職人さんが講師をしていらっしゃるのに遭遇し、びっくりしてしまいました。
 事務長さんの説明には熱と力がこもり、「歴史に責任を持つ」まちとしての誇りと気概が伝わってきました。

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