畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

スコップ洗い(その1)

2019-03-19 05:12:56 | 暮らし

 

 古くは除雪組合と言う地元鉄道除雪に協力する組織があった時代から続いていた行事「スコップ洗い」。

もっとも、昔は「こしき洗い」と称していました。「こしき(又はこすき)」は木製の除雪道具の事。

 一シーズンの除雪作業を終えると、大規模な反省会、打ち上げが行われていました。

昨日は、そのスコップ洗いが盛大に行われ、出席してきました。各駅で今冬活躍したメンバーの集結です。

 

  会場は舞子高原スキー場の近くで古民家風の造りの飲食店。

宴会場の隅には甲冑が飾られています。本物か近代に作られた模造品かは聞きそびれました。

 

  宴会場の反対側の隅にも甲冑。

 

 四隅のうちの一つにはこんな飾りも見えます。

 

  大きなガラス箱に飾られていたのはなんと横綱。

確認しなかったけれど、誰か横綱の引退記念らしい。「雲竜型」って有りましたよ。

       (続く)

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連載189「さつま芋」(その5終わり)

2019-03-19 04:52:37 | 野菜

   働き者のマックスの芋掘り。

 

    さつま芋(その5終わり)

 こんな風に保存していると、つい昔のことを思い出してしまう。

(50数年前まで続いたか)は、山の中腹に芋穴と言う横穴を掘って保管していた。

何軒かで協力して掘り、共有していた。横穴は所々に横に広げられ、さながらアリの巣の様子を呈していた。


そ こに、秋掘って叺(かます)に詰めて、並べて保存。雪の上を歩いていくその芋穴の入口にたどり着くと、

木の粗末な戸板で締められ、隙間にはムシロなどが風よけに下げられていたものだった。


 しかし、その芋穴から雪の中を背負ってきても寒い隙間だらけの家での保管は難しい。

そこで生活の知恵とでも言おうか、囲炉裏の周りの土が深く掘り下げられ、そこに保管すると、

囲炉裏の熱の余熱が回り、腐らずに保存できたのだった。


 そこでの唯一の敵は寒さではなくてネズミだった。

そのネズミ対策に「パッチン」と呼ぶ、ネズミ捕りが仕掛けられ、静かな囲炉裏端で下から「バッチン」と音がすると、

「そら捕れたぞ」なんて大騒ぎになった事を懐かしく思い出す。


        (終わり)

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