畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大洪水のプレゼントで焼き芋を焼く

2011-10-31 05:49:21 | 山菜

 一昨日、昨日と農天市場は賑わいを見せた。
一時期は数えるほどの客足で、本気で農天市場の閉鎖も考えた。

 東北大震災、福島新潟豪雨と、大規模な天災にたたられ、
社会全体の空気が沈滞し、人の往来も減り、購買意欲も無くなっていると思った。

 しかし、嬉しい事に秋の深まりと共に不思議なほどに客足は復活し、
農天市場は例年以上の賑わいを見せ始めたのです。


 今月十六日の長岡への出張焼き芋屋で、かなり燃料の薪を使ったことも有り、
足らなくなってきた燃料の確保のために、洪水で流れ着いた流木をチェーンソーで切る。


 これは農天市場の裏の畑を片づけた業者に依頼し、薪になるものを残してもらったもの。
いわば、洪水、天災のプレゼントなのです。
濁流に根こそぎ引きぬかれた生木や、製材跡の見える木材などが有る。


 厄介なのは、製材された木材に潜む古釘等の金属。
これにチェーンソーの歯が当たるとたちまち刃こぼれして切れ味が極端に落ちる。
細い、棒状のチェーンソーやすりで、目立てをしなければならない。

 昔は家で使う薪作り用の大のこぎりも父が目立てヤスリで目立てをしていたものだ。
昔の人は、みんな自分で、自分の使う道具は手入れをして使ったものです。
今ではプロの大工さんも替え刃式ののこぎりを使うような時代になってしまっている。


 さて、切った薪を一輪車で釜のそばに運び火に入れる。
少々湿った薪でさえ、火力が全体に強くなると平気で燃えて力強い炎を上げる。


 ごうごうと燃える炎は、釜の中の小砂利を温めさつま芋を焼く。
鉄板を通した直火ではなく、小砂利を通した遠赤外線でじっくり、こんがりと焼くって寸法。

 昨日も色々なお客さんが見えられましたねー。
初めてのお客さんもいらっしゃれば、「先日の野菜が美味しいからまた寄りました」と嬉しいお客さんも。

 妻が苦労して作った七、八種類の野菜入りの「サラダセット」を見て、
「わー、おしゃれー」と歓声を上げて下さる女性のお客さんも。
「わっ、これってリーキじゃないですかー、やっぱり洒落てるー」
そして、こんなお店長岡だったらたちまち売り切れですよと嬉しいお言葉。

 一度立ち寄った自動車がしばらくしてから再度駐車場に入ってきます。
すわ、クレームかと緊張しましたが、にこにことしながら降り立ったお客さんは、
「考えたら、お友達にも上げたくなった」と、お出で下さったのでした。

 二日間の農天市場は朝の収穫から晩の閉店まで忙しい時間が続きます。
でも、ただの疲労ではなく、どこかに心の充足感を残す疲れです。
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さつま芋のあくび

2011-10-30 05:02:22 | 野菜

 「黄金千貫」
芋焼酎の原料として知られる。天ぷらで最高!


 「ムラサキマサリ」
今は作る人が少ない。濃い紫はケーキ作りに最適!


 「安納芋」
知る人ぞ知るの、甘いさつま芋。糖度は普通のさつま芋の1.5倍と言われる!


 「パープルスイートロード」
甘さの低い紫系のさつま芋の中では、もっとも甘い!


 「寿」
もっとも晩生のさつま芋で、「紅あずま」に遅れること二カ月近くで収穫。
作り手が少なく、市場に出ることも少ないので「幻のさつま芋」とも!


 昨日、一昨日と秋の穏やかな晴れの日で、収穫後のさつま芋たちにたっぷりと日光浴をさせました。
こうして、太陽の光に当てる事で糖度がまた一段とアップするのです。

 一昨日は、こうしたさつま芋を綺麗に洗って乾かし、袋に一キロずつ詰めました。
小出に有るJAの直売所「百菜花ん」にパートへの往復を利用して出荷してきました。

 他の出品者を見ると、安値で価格を設定していましたねー。
私は他の人よりも高めの価格設定で陳列しましたよ。味と品質には自信が有りますから。

「完全無農薬有機栽培」と、表示できないのは出来ない雰囲気で残念です。
JAの直売所であるここは、そんな表示ははばかれる雰囲気です。
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リーキ(ポロ葱)を食べたことが有りますか?

2011-10-29 04:55:37 | 食べ物

 普通のネギ(左)との太さの違いをご覧ください。
このネギだって、下仁田ネギとの交配品種で太い方なのですよ。


 どんな形で出荷、展示されるのでしょうか。
これじゃ、ちょっと間抜けかなー(笑)。


 さて、忙しい一日が終わり、暗くなってから家に入り、食事の支度。
「リーキ」を試食しようと言うことで、私は急遽ネットで調べ始める。

 どのレシピを見てもどう、もう一つ煮え切らない感じ。
「豪快に丸焼き」って言うのが有ったから、先ずはこれにしてみようかしら。
と、オーブンで丸焼きにしたのがこの一品。塩で頂いて見ましたよ。 


 さすがに青い葉の部分はかたくて食べられません(スープストックに使える)が、
これはこれでなかなかの美味しさ。丸かじりって訳にもいかないから、切って食べましたよ。


 妻は、私の生齧りの話を聞き、自分なりにスープ仕立ても作っていました。
美味しい!でかしたカーちゃん!!で、ここまでは一昨日の夕食。


 昨日の夕食は、我が家の野菜がメーンのポトフ。
この中にももちろん「リーキ」が入ります。緑色の野菜は「ツルムラサキ」です。
少し寒くなってきた日の夕食には最適。もちろん味も上々でしたよ。

 こんな風に食べてみたい野菜が有ったら、自分で種から育てて食べるのが私流。
中々の味ですから、後は皆さんにお勧めして知ってもらうだけですね。
大体の栽培方法は分かったから、来年はもっと沢山作りますよ。
いやいや、また来年の楽しみ、いや仕事が増えちゃったなー(大笑)。

 さて、もう少ししたら夜が明けます。
「すずきち」さんの仕入れ、農天市場のオープンと、超多忙な一日が始まります。
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リーキ(ポロ葱)が出来ました!

2011-10-28 21:24:30 | 野菜

 以前の編集で写真サイズが大きくてごめんなさい。
春先に雪消えを待って播いた種から苗を作り、植えつけた「リーキ」です。
そう、鉛筆くらいの太さは有りましたね。


 畝を作り、植えつける畝間にはたっぷりと堆肥を入れました。
ふかふかの柔らかなベッドですよ。


 こんな風に、葉を畝と直角になるように植えました。
これは葉が横に広がると言う説明を園芸指導書で見たからです。


 土はマックスが太い尻尾で掛けましたよ。
って大ウソです。見学中のマックスの後ろ姿です。 


 短い畝でしたが、それでも二畝植え付けしています。


 さて、時は変わって昨日の十月二十八日の姿。
写真サイズは小さくなりましたが「リーキ」は巨大な姿に成長。


 根に葉を直角に植えたのが正解でしたね。
なんだか観葉植物のような姿の大きな葉になっていました。


 片目のマックスもびっくりの大きさ。
そう、マックスは昨日も三回目の獣医さんの受診日でしたが、もう一つ経過は思わしくありません。
朝はぱっちりと開いていた目も、朝の光が強くなると涙目になってしまいます。


 太いものは、私の可愛い?掌には収まりきれない太さ。
さて、このリーキまたの名を「ポロ葱」と呼ぶ野菜はどうして料理しましょうか。
実は昨日、今日と二日続けて夕食のテーブルに載っています。

 調理例と、味の報告は次にアップします。
さてどんなけっなったことでしょう。皆さんお楽しみにー。

予約投稿をしてみようと思いましたが、失敗。明日の分を投稿しちゃいましたよ、
明日は農天市場の営業日で、長岡からもすずきちさんが仕入れにいらっしゃるので、
朝から夕方までフル回転の一日になります)
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芋比べ

2011-10-28 05:26:22 | 野菜

 少し前のことですが、有る会社の「食品事業部」から、我が家にジャガイモが持ち込まれました。
その会社とのお付き合いは、私の若い、蕎麦作りに挑戦している若者を通じて始まっています。
今年の春先には、ジャガイモ作りの話を聞きたいと、数人で私を訪ねて下さっています。

 そんなことから、親交が始まり今年の七月三十日の大水害の際は、ボランティアとして、
我が家を春先に訪れたメンバーが後片付けに駆けつけて下さり、感謝感激したのでした。


 数種類のジャガイモを携えて来宅したのは女性三名、男性が一名。
早速取り出して、テーブルの上に並べましたが、どうも形状が芳しくないですね。


 包丁を持ち出し、切断して切り口の色を比べます。
手前が私のジャガイモ、奥は彼らのものですがなんだか少し色合いが違います。

 このジャガイモの品種名は「シャドウクイーン」って言いますが、
中まで紫色の結構珍しい品種ですよ。


 これは「ノーザンルビー」と言う名前で、中までピンク色の品種。
左のやや色の薄いものが私の「ノーザンルビー」ですが、やはり微妙に色合いが違います。 


 黄色の鮮やかな「インカの目覚め」です。
これも不思議なことに色合いが微妙に違っていました。
一度、実際の圃場、畑を見させて頂かなければならないと思いました。

 しばらくの芋比べの結果に彼らは少なからず驚きを感じられたようです。
来年のジャガイモ作りに、私も彼らも勉強を重ねる必要も有りますね。

今年の大きな違いは、あちらは最初から大規模な作付で、
「ジャガイモ植え付け機」まで動員した、初めてにしては大がかりな作戦でした。
対する私は昔ながらの手作り農業でのジャガイモ作りでしたから差が出ても当然なのかな。

 先週の日曜朝のNHKの番組をご覧いただいた方もおいでかと思います。
北海道の専業農家がなんと27種類のジャガイモを作っておられましたね。
現地でも、スタジオでも注目を集めていたのは私も作った「シャドウクイーン」、
「ノーザンルビー」そして、「インカの目覚め」でしたね。

 参考になった番組でしたね、七年かけて勉強を重ね、
例えば株間など、「インカの目覚め」と、「ノーザンルビー」では、
21センチと47センチと倍以上も違っていましたから。

 巨大な倉庫にトンパックと呼ばれる巨大な袋に詰められたジャガイモが、
熟成させると称して保存されていました。
数え切れないほどのトンパックの数々に北海道の農家の経営規模を見た思いです。

 でも、味では絶対に私も負けませんからね。
その農家のジャガイモではもちろん無いでしょうけれども、
昨日山の畑にさつま芋掘りの手伝いに来た姪が、
「この畑のジャガイモは、味が絶対に違う、北海道産よりも味が濃い」
なんて、言ってくれましたよ。

 もうすぐ、来年用の種イモもJAから届けられることでしょう。
たぶん死ぬまで終わることが無いと思われる、畑の勉強です。
まだ早いけれども、来年のジャガイモ作りもまた楽しみが増えました。
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