畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大きな鯛が二匹(その5終わり)

2024-04-27 04:36:50 | 食べ物
 刺身は厚めにし贅沢に頂きましょうか。
スーパーでさくで売っていても高価で、つい薄く切っちゃいます。

 大鯛二匹分(一匹分は隣のおじさんにお持ち帰りいただきました)のアラは多い。
一匹分でも十分すぎるほどで、我が家の手持ち中の最大の大皿に山盛りでしたよ。

 アラの一部は、塩味の潮汁で頂きます。
これも、つまみ、お酒の友としても最高の味わいです。

 前回の桜鯛の調理を依頼した際に教えていただいた皮の湯引き。
熱湯をサーっと掛けまわして、氷が無かったので冷水のみで締めました。絶品!

 ここは一番、買い置きしていた「越乃寒梅」を頂きましょうか。
若いときに、初めて出会ったこの「越乃寒梅」は衝撃的でしたね。
 こうして、初めて食べる大鯛と、このお酒の相性もぴったりでした。
うーん、長生きしてよかったなー。元気でよかったなー、なんて実感に浸ります。
           (対の話終わり)
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大きな鯛が二匹(その4)

2024-04-26 04:01:22 | 食べ物
 軽く塩を振って、表面を撫でてなじませます。

 昆布は清酒で湿らせます。
「おいおい、越乃寒梅なんて使わないでよ」と言ったけれど、料理酒ではねー。

 小さなステンレストレーに載せて、しっかりとラッピング。
こうして、冷蔵庫に入れたら一週間は持つそうですから、楽しみは続きます。

 面白いことをも教えてもらえました。
この尾に近い部分の骨にあるはっきりとしたコブ。これが荒海育ちの証拠だそうです。

 どうなっているのかなー。骨が膨らんだのではなさそう。
こんなコロンとした、硬い塊が転げだしました。ふーん、天然物の証拠ねー。
              (続く)
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大きな鯛が二匹(その3)

2024-04-25 05:13:10 | 食べ物
 さすがにプロは、骨が刺さった場合の処置も詳しい。
痛い目に遭って、スベルベは見学主体に。大出刃が小さく見えるほど大きい鯛です。

 取り出した内臓には、卵巣がありました。
隣のご主人曰く、産卵期に入った鯛は身が少し軟らかいのだそうです。

 そして、教えてもらったのが尾部に近い部分の骨にあるコブのこと。
荒海育ちの天然の鯛は、こんな風に骨にコブがあるのも特徴なのだとか。

 二匹ですから、さくが8本も取れました。
半身分のさく2本は、手数料として進呈。(焼酎のいいちこ一本付きで)

 我が家の業物の刺身包丁で鮮やかに皮を引きます。
感心して見ているうちに、全部引いたけれど「松皮作り」用に一本残したらよかったかな。

 当然ながら、大鯛は頭も大きい。兜煮などに使うけれど余すところは無い。
アラは一匹分を、これも手数料、お礼として持ち帰っていただきました。
           (続く)
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桜の花を漬けましょうか

2024-04-24 12:46:07 | 食べ物
 我が家の窓から、売却した土地の一部、我が家名義の土地に桜が見える。
購入した会社の社長が、安価な土地価格が嬉しかったのか、移植してくれていたのです。

 スベルベママと脚立を軽トラに積み込んで採りに向かいました。
全体で言うと八分咲きかな。満開の花とつぼみが混在していましたよ。

 この桜は、「桜湯が美味しい、自分で作って飲みたい」と苗木から育てました。
「桜湯を飲みたくなると、木を植えるところから始める」なんて、ジョーク半分自慢半分。

 こちらはスベルベママ採った袋。なんだ、花柄が付いているぞ。
スベルベはもう少し丁寧で、花柄なんて一本も付けて採っては居ませんよ。

 塩が良く交じっていないから写さないで。なんてスベルベママ。
花びらが薄く、塩が均等には回らないのです。大丈夫です。間もなく均一化です。
 スベルベママはこれを何に使うのでしょうか。「桜湯」に使う事はほとんどない。
桜赤飯として、赤飯のトッピングに使ったり、ケーキ作りの際にも使い便利です。
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大きな鯛が二匹(その2)

2024-04-24 05:08:36 | 食べ物
 実は、姪の勘違いで鯛は一日遅れでの到着となったのでした。
でも、前日も到着当日も、お隣さんは連休・休日で本当に助かりました。 
 到着して開梱し、やはりスベルベ夫婦の手には負えないと早速依頼します。
包丁、シャープナー持参で早速お出で下さった。表の蛇口下で鱗取り。

 そのまま、表で選ぶ分と内臓を取り出します。
鱗を見てもその大きさが分かろうというものです。この鱗も処理の仕方で食べられるとか。

 蛇口の水道水で下洗いしたのちは、キッチンに搬入。
周りが汚れてはならないと、まな板の下に新聞紙を敷き詰めるなんてさすがプロ。

 現役のプロとはいえ、さすがに大きくそして固い頭に苦労する。
物入れからスベルベママがトンカチを持ち出して来て、包丁の峰を叩く。

 さて、いよいよ本番。五枚卸の技が間近で見られる幸運です。
キッチンのシンクで、何か手伝いと思って水洗いを始めた途端に、掌に背びれがプッスン。
          (続く)
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