畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

行こか戻ろかあの崖に(その1)

2024-04-30 04:06:43 | 山菜
 今年の春の山は変調。やはり、雪国は雪が降らないとだめですね。
それでも、我慢できずに独活採りに出撃。スパイク地下足袋とクマベルで万全の構え。

 昔山の畑に行くのには、この道がメーンでほぼ毎日誰かが歩いていました。
今は昔日の面影は無く、土が光るほどに踏みしめられていた道も、今は杉の葉に覆われています。

 途中に「おふどさま」と呼ばれる狭い平坦な土地がある。
昔、不動尊が祭られていたらしい。木々は大きく育ち道を覆い、コシアブラの姿も。

 魚沼では食べる習慣の無かった山菜「コシアブラ」です。
さすがというか、情報化時代。美味しいという話は魚沼に伝わり結構ポピュラーな山菜に。

 さて、この日の目的は独活の畑への直行でしたが、ちょいと浮気。
ゼンマイが目に付いて仕方ありません。少し採ってから独活にしましょうか。
 「夜の上野のプラットホーム可愛いあの子が泣いて止める
止めて止まらぬおいらの心、山の男は度胸だめし」と思わず口をつく『谷川小歌』の一節。
             (続く)
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「サンドコンサート」へガールフレンドと

2024-04-29 04:03:31 | お出かけ
 先月三月は、同行を誘った皆さん全員に断られて諦めた「サンドコンサート」。
今月は、スベルベママの友人一人だけが聞きたいという事で、二人でお出かけでした。

 スベルベママは、午前中に弟と遠出していて疲れたから行かないと。
でも、他の女性二人とのお出かけも躊躇なく勧めるスベルベママ。二人とも大人になったのかなー。
 それはさておき、この日の演目は弦楽四重奏とクラリネットとの共演。
意外な組み合わせも、軽妙な演目で洒落ていました。「佐渡おけさ幻想~・・・」なんて良かったですよ。

 弦楽四重奏のグループ名は「アンサンブルオビリー」です。
6月30日には、結成20周年記念で長岡で記念コンサートを開催するとか。
 息が合っているというか、合い過ぎているというかリーダーはメンバーをいじる。
笑えたのは、演奏・アンコールを終えたのちの抽選でバイオリン奏者の女性のご主人が引き当てたこと。
 思わず「あら、パパー」なんて微笑ましい。会場のアットホームの雰囲気です。
司会者役のリーダーは「次からはメンバーの家族は引き当てないように」ですって。

 これは、以前撮った会場の全景です。瓶詰工場と事務室の間です。
吹き抜けの天井は高くて、冬は底冷えして大変ですが、音響効果は抜群です。

 折角行くのだから前席で、という事で早めに会場入り口に並びました。
そのために、会場の演者の真ん前の二席をゲットして着席します。
 演奏者とひざを交えてと言っても過言ではない距離感で楽しめました。
今回は「天気の良い日は、入りが悪いジンクスがある」なんて言葉通り100人と少しでした。
 何事もなく、無事にご自宅前までお送りして楽しい、サンドコンサートは終わり。
こんな風に、スベルベママの友人たちとも、二人だけで出かけられるって、良いのか悪いのか。
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大きな鯛が二匹(その5終わり)

2024-04-27 04:36:50 | 食べ物
 刺身は厚めにし贅沢に頂きましょうか。
スーパーでさくで売っていても高価で、つい薄く切っちゃいます。

 大鯛二匹分(一匹分は隣のおじさんにお持ち帰りいただきました)のアラは多い。
一匹分でも十分すぎるほどで、我が家の手持ち中の最大の大皿に山盛りでしたよ。

 アラの一部は、塩味の潮汁で頂きます。
これも、つまみ、お酒の友としても最高の味わいです。

 前回の桜鯛の調理を依頼した際に教えていただいた皮の湯引き。
熱湯をサーっと掛けまわして、氷が無かったので冷水のみで締めました。絶品!

 ここは一番、買い置きしていた「越乃寒梅」を頂きましょうか。
若いときに、初めて出会ったこの「越乃寒梅」は衝撃的でしたね。
 こうして、初めて食べる大鯛と、このお酒の相性もぴったりでした。
うーん、長生きしてよかったなー。元気でよかったなー、なんて実感に浸ります。
           (対の話終わり)
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大きな鯛が二匹(その4)

2024-04-26 04:01:22 | 食べ物
 軽く塩を振って、表面を撫でてなじませます。

 昆布は清酒で湿らせます。
「おいおい、越乃寒梅なんて使わないでよ」と言ったけれど、料理酒ではねー。

 小さなステンレストレーに載せて、しっかりとラッピング。
こうして、冷蔵庫に入れたら一週間は持つそうですから、楽しみは続きます。

 面白いことをも教えてもらえました。
この尾に近い部分の骨にあるはっきりとしたコブ。これが荒海育ちの証拠だそうです。

 どうなっているのかなー。骨が膨らんだのではなさそう。
こんなコロンとした、硬い塊が転げだしました。ふーん、天然物の証拠ねー。
              (続く)
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大きな鯛が二匹(その3)

2024-04-25 05:13:10 | 食べ物
 さすがにプロは、骨が刺さった場合の処置も詳しい。
痛い目に遭って、スベルベは見学主体に。大出刃が小さく見えるほど大きい鯛です。

 取り出した内臓には、卵巣がありました。
隣のご主人曰く、産卵期に入った鯛は身が少し軟らかいのだそうです。

 そして、教えてもらったのが尾部に近い部分の骨にあるコブのこと。
荒海育ちの天然の鯛は、こんな風に骨にコブがあるのも特徴なのだとか。

 二匹ですから、さくが8本も取れました。
半身分のさく2本は、手数料として進呈。(焼酎のいいちこ一本付きで)

 我が家の業物の刺身包丁で鮮やかに皮を引きます。
感心して見ているうちに、全部引いたけれど「松皮作り」用に一本残したらよかったかな。

 当然ながら、大鯛は頭も大きい。兜煮などに使うけれど余すところは無い。
アラは一匹分を、これも手数料、お礼として持ち帰っていただきました。
           (続く)
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