畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

水害記念日

2013-07-31 05:32:34 | 暮らし

 昨日は一昨年の7月30日の大水害から丸二年の水害記念日。
マックスと朝の散歩で堤防の延伸工事現場を歩いた。
驚くことに、工事現場の仮堤防の外側の魚野川は濁流が渦巻いていた。


 目覚めて携帯の着信を見ると、エリアメールの災害情報が四通も入っていて長岡地域の豪雨を知った。
散歩から帰ってテレビを見て、魚沼市でも穴沢地域で降り始めからの雨量が200ミリを超えている事を知る。


 でも、堤防延伸工事の現場は仮堤防にガードされ全くの無傷。
本当に現代の重機械による工事の実力、施工能力は目覚ましいものが有りますね。


 前日頃、大雨洪水の情報を得て急遽補強したらしい形跡が見えます。
本来ならば、堤防延伸の盛り土資料となるべき土で仮堤防が補強されていました。 


 仮堤防の始点も濁流にやや浸食されていました。
でも、どうやら今回の増水で仮堤防が破壊されることは無かったようです。


 濁流を見ると、大きな木が流れて来ています。
穴沢地域、魚野川の支流「破間川(あぶるまがわ)」の氾濫の大きさが想像できる光景です。 


 一昨年の水害時の写真です。
これは濁流の流入もピークを過ぎて、引き潮のごとく濁流が引いている時間帯ですね。

 水に浸かった農天市場も見えますが、もう二度と経験はしたくない天災でした。
長岡地域も一時間に100ミリを超える豪雨が降ったらしいけれども被害は最小限に留まったようで安心しました。
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畑と雨と

2013-07-30 04:57:09 | 

 日照り続きでも困るけれども、何時もは有難い雨もこれだけ続くと困ってしまう。
山の畑の作物にはそれほど大きな障害も無く、ニンジンなどはご覧とおりの繁茂状態。

 でも、下の農天市場の周りの畑では深刻な野菜の病気が発生。
ズッキーニ、コリンキーのカボチャの仲間は全滅。フルーツパプリカも収穫前に全滅。


 山の畑と下の畑との大きな違いは排水能力です。
「黒ボク土」と呼ばれる土は、保水と排水と両方の能力の高い不思議な土。

 つまり、雨の後はすぐに乾くけれども、それで乾ききることも無く、適度の湿り気を保つのです。
ニンジンの隣の牛蒡たちも元気に葉を広げています。


 雨の有難さを感じさせる「ポロ葱」の成長です。
種の袋には「ジャイアント種」と有りましたから、どんな太さになるのか楽しみです。
あ、畝間にマックスが点検に歩いた足跡が見えますよ(笑)。


 「なべちゃん葱」と言う陽気な名前の一本太ネギも元気です。
これも太い、太いネギになってくれそうです。


 さつま芋も順調な成長を見せ、畝がすべて蔓に覆われ土が見えない状態。
これだったら、梅雨明けしても昨年のような水不足になることは無いでしょう。


 山から降りて、最後は下の畑の農天市場の建物に行きます。
先日、連結ポットで育ったキャベツの苗を丸いポリポットに移しました。


 これがポリポットに移植したキャベツの苗です。
順調に育ったならば、梅雨明けの畑に本植え出来るでしょう。

 今朝は起きると携帯にメール着信を知らせるライトが点滅しています。
開けて見るとエリアメールと言う、災害情報で、長岡付近で一時間に100ミリを超える猛烈な雨で、
幾つもの河川が氾濫する恐れが有るとのことでした。
幸い朝方には治まったようですが、梅雨明け前の豪雨は一昨年の水害を思い出させてぞっとします。
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豪雨と堤防延伸工事

2013-07-29 04:41:03 | 暮らし

 毎年豪雨による災害が後を絶たず、昨日も山陰地方で被害が出ていて痛ましい。
山陰地方の豪雨被害は記憶にも残っていて、発生の確率が高いように思える。

 地球温暖化が進むと、極端な気象変動が起きやすくなると聞いたけれどもその通りなのかもしれない。
さて、一昨年記録的な水害に見舞われた我が家の下の堤防延伸工事も順調に進んでいる様子です。


 先日もアップしたけれど、右のダンプカーのタイヤ跡が旧堤防です。
延伸する新規の堤防は、基礎部分だけですでに旧堤防の高さを越えている。


 人力だけに頼っていた時代と異なり、さすがに現代の重機械による工事は凄い。
魚野川からの雑炊による浸水防止のために、延伸中の堤防の外側に仮堤防が簡単に作られていた。


 その仮堤防を見て驚くことは、昔の木工沈床の材料である木材が多く顔を出している事です。
木工沈床は、子供の頃、意味も知らずに「モッコチンショ」なんて呼んでいたっけ。

 50年以上も前、その木工沈床は魚類の豊かな繁殖、休憩場所でも有った。
その前後や、石組みの穴などに「伏せ針」と呼んだ仕掛けを施して、ウナギを狙ったものだった。

 夕方仕掛けて、早朝引き上げると、小学生の私の仕掛けにもウナギが掛かっていたものでした。
絶滅危惧種として、捕獲禁止まで囁かれているウナギもこの大きな魚野川は勿論の事、
支流の小さな大沢川にも豊かに生息しいいたのですから、現状から考えると夢のような話です。


 振り返って工事現場全体を見ます。
記憶に有る昔の風景は、この左側一帯は草に覆われた沼地のようなところだった。

 低いとは言え、人力による施工で出来た堤防は、その一帯を豊かな水田に甦らせたのでした。
もっとも、もっと古い百数十年前にはこの一帯に集落が存在したと言うから驚きです。

 魚野川に拠る浸食が進み、家の軒下まで削られる状況になり、集団移転で対岸に移住したと言います。
耕地の関係で、私の村を移住地に選んだ家が二軒有り、苗字に名残りを見ることが出来ます。

 文明の発達で治水工事も優れた土木技術で、豪雨に拠る水害から住民の暮らしを守る事になったのです。
国の河川管理事務所による自画自賛的なパンフレットも見たけれど、確かに上流の南魚沼市西泉田、東泉田地区。
そして、我が魚沼市の小出町柳原地区など、大規模な水害に度々襲われていた地域も、
大規模な河川改修に拠りその後は水害は発生を見ていません。

 国が胸を張って治水工事の成果を誇るのも良いけれど、
私には河床そのものにも手を加えるとか、何かもっと根本的な対策も有りそうに思えるのですが。
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看板ワンコ「マックス」

2013-07-28 04:32:48 | マックス

 梅雨の不安定な気候そのものの昨日でした。
でも、農天市場週に二回の開催日の初日ですから朝は五時から作業開始。


 散歩を兼ねて山の畑に同行し走ったマックス畑お疲れの様子。
でも、昨日は連れてってー、とせがむ様子に朝食後に農天市場に同行。


 寝てばっかりで、視線は有らぬ彼方に。
何を思い、何を思い出しているのかは定かでは無い。


 トーちゃんが座って、眺める「大人の逸品」の下でも寝ている。
どうやら、この椅子の下が落ち着くらしく、昨日は定位置になっていました。


 今年の農天市場は何時に無く、客数が多くなっています。
自分なりに理由は分析しているけれど、農天市場オープンから七年目の今年は、
苦節?6年の労苦に報いがあり、花開いたって感も有りますよ。

 喧騒の場所を嫌ってか今度は初めてテーブルの下へと移動。
この後、近所のオジサンが午後の散歩に連れ出して下さり、そのまま帰宅しました。


 昨日は久しぶりの東京からのお客さんがお見えになった。
「やーやー、お久しぶりー」なんて、手を差し出されて二人は固い握手です。

 一昨年の水害直後に初来店され、水害の写真を見、そして私の話を聞いて涙を流して下さった。
「そんな酷い目に遭ってどうしてこんなに元気でいられるの?もう酷過ぎて笑っちゃうしか無いよ」と泣き笑いでした。

 「僕さー、鬱になっちゃって入院して、先日退院したばっかり」なんて凄い事も平気で口にされる。
「大丈夫だよー、俺も何回もやってるからさー」なんて変な慰めを言うスベルべです。
その「オサム」さんは海釣りの帰りで土産にこんな鯛を二匹とバイ貝を下さいました。


 そして、疲れ果て閉店作業をして帰宅すると玄関に一品のおかず。
忙しさを見かねたオジサンからの差し入れでした。

 残り物の野菜、「ツルムラサキ」を茹でで、遅い夕食になったのでした。
さて、明るくなってきました。マックスと散歩を兼ねて山の畑に行きましょう。
「九条太ネギ」が収穫期を迎えていますから、それの収穫を兼ねて。
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マックス雨の前にジャガイモ掘ろう

2013-07-26 21:03:43 | マックス

 今朝は朝から一人で大忙し。スベルべママは午前中パートに出かけたからです。
長岡の「越後の台所 すずきち」さんの野菜の仕入れに付き合い、終わってAコープに納品。

 午後になってスベルべママは帰宅したけれども、小出の若い八百屋さんが来宅し応対。
応対中にスベルべママが「携帯に着信」と教えてくれる。

 家に入ると同時に固定電話が鳴り「百菜花ん」からジャガイモの納品の催促。
大急ぎで1キロ袋を10個作り「百菜花ん」にお急ぎで納品。
越後三山方面から湧き起こる雷雲に、なんとか雨の前にジャガイモ掘りと、焦ってスベルべママとマックスとで山へ。 


 空模様を気にしながら大急ぎで掘ったのは「十勝コガネ」です。
半分に切った種イモが腐らずに残っているけれど、こりゃ種イモの20倍にはなっていますよ。


 雨が降りだす前兆として蒸し暑い時間が続く。
耳が遠くなり、雷鳴は聞こえないマックスも稲光で落ち着かず、水を勧めると懸命に飲む。
トーちゃんの可愛い?手を器代わりにごくごくと飲み続ける。


 戦場で犬に水筒の水を分け与える写真が有ったけれども、あれはロバートキャパだったか。
そうだなー、沢田教一のベトナムでの写真では無かったよな。
ま、マックスとスベルべも一種の戦場のような畑で苦楽を共にした戦友みたいなものだ。


 「トーちゃん、ピカピカも怖いけれど、なんだか雨が落ちて来ていないか?」
マックス畑いち早く軽トラの中に避難です。


 「クワバラ、クワバラ」なんて荒い息を突くマックスの鼻は働いた証拠に土だらけ。
いよいよ頭上に迫った雷雲と、ぱらつき始めた雨にジャガイモ掘りを諦めて帰宅の途に。

 なんだかんだと、朝から夕方までジャガイモに振り回されていたような一日だった。
考えて見ると一日で60キロ以上のジャガイモを商っていました。
さて、明日から二日間は「農天市場」の営業日。また忙しい二日間があっという間にきて
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