畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載188「さつま芋を3,000本植えて母は・・・」(その3終わり)

2019-03-13 06:01:43 | 

 掘ったさつま芋はこうして、日に当てて乾燥します。

これは細いから、もっとも晩生の「寿」かな。

 

 おや、何時の一枚かな。どなたかがマックスを撫でていますよ


    さつま芋を3,000本植えて母は・・・・(その3終わり)

 2~3、000本ものさつま芋を植えると、畝数も多く最後の畝まで取り終えて、

ホッとするともう初めの畝は草ぼうぼうの始末。八月まで草取りに追い回されていた。


 ようやく、草取り仕事から解放されても9月に入るともう収穫を始めなければならない。

平日はもちろん水上に行き仕事だが、休みになると帰宅して朝から晩までさつま芋掘りに没頭した。

掘っても掘っても終わりはなかなか見えなかった。


 それほどの量だから、これも今は記憶に無いけれど、きっと姉妹や親せきにも頼っていたに違いない。

3,000本のさつま芋を掘った量はどんなものだったろうか。

今、自分で2,800本ほどのさつま芋を作りその多さに苦労しているのだから、大変な量だったことは間違いない。


そんな風にさつま芋には苦労したと言うのに、因果と言おうか今はまた、

その時の数3,000本に近いさつま芋を山の畑で作り続けている私がいるのだが。


          (終わり)

コメント (2)
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