畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

令和五年の初山芋(その2)

2023-10-31 04:14:47 | 山菜
 上方は斜度が完全に45度を超える急斜面。こんなところは掘りやすい。
足場を固めて蔓元から探ると、なんと薄い砂の層があっけなく崩れ山芋が顔を出す。
     
 でも、蔓は沢山見えるのだが足場が悪く掴まるものもない。
左て一本で雑木を握り、右手一本で唐鍬を掘ったりの難しい仕事です。

 表土に近い面は土で汚れていましたが、裏返すと真っ白な面が。
薄い表土の下は、砂岩や泥岩で、そこに張り付いた部分は土に汚れないのです。

 自分ではやった経験は無いけれど、化石か土器を掘るようです。
山芋を突いて傷つけないように、慎重に道具を変えながら掘り進める。

 2時間ほどで収穫してきた山芋の量です。
近所のオジサンにも声を掛けたけれども体調不良と断られたので、帰りには一部を進呈してきました。
             (続く)
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令和五年の初山芋(その1)

2023-10-30 05:01:19 | 山菜

 山が色づき始めました。
こうなってくると、心がときめく。山芋のシーズンに入るのです。

 雨が一日続く天気予報でした。大雨でも無いけれど小雨が降り続く。
いつも行く山裾に到着。昨年も入った場所だが、ほら良い蔓がすぐに見つかりますよ。

 しかし、急く気持ちから掘り始めた場所はあまり良くなかった。
同じ山でも、砂利層が有ったり砂の層が有ったりと色々な地層が混在している。

 砂利にかなりの大きさの石さえ交じり、下まで掘れない。
仕方なく、下の部分をスコップで突いて折り取ることにしてしまった。

 穴の底には折れ口が見える。本当はここから下が最上品なのですが。
そして、上方を眺めると良い蔓が沢山見える。そちらに向かってみましょうか。
           (続く)
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ツルウメモドキのリース作り

2023-10-29 04:21:54 | 自然
 毎年この時期にはアップしていると思います。
今年もツルウメモドキの季節になり、先日玄関吹き抜けの飾りは更新しました。
 でも、冷え込む日が少ないために、山のツルウメモドキはまだ弾けていない。
スベルベママを伴い、再び採りに行きたくさんの蔓を採り家に持ち帰りました。

 余計な葉は山でも取り去っていますが、帰宅して残りを取る。
そして、蔓が生で柔らかいうちにこうして丸めてリースに仕立てる。


 この山の畑の近くにあるツルウメモドキは一粒一粒が大きい。
どうせ作るのだったら、粒の大きいほうが見栄えがしますからね。

 蔓も太い部分は無理に力を加えると折れてしまう。
慎重に形を決めて曲げる。とは言ってもそれはスベルベママの仕事ですが。

 一晩おいた翌日には、不思議なことに外皮は弾けて赤い実が顔を覗かせる。
実と蔓の色が長持ちするように、透明ラッカーを吹き付けて乾燥し完成です。
 まだ山にはたくさんのツルウメモドキが残っていますが、これで終わりにしましょう。
大切にして全て切らないように管理すると、また来年も見事な実を着けてくれるはずです。
この日作ったリースは11個。前にも作っているから合計10数個は出来たかな。ご希望の方に進呈しましょうか。
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八箇峠(その3終わり)

2023-10-28 04:53:27 | 自然
 中央に見える沢は旧清水街道で、最終地点の清水集落は巻機山への登山口。
沢から流れ出る川は「登川」と言う名前で、渓流魚の宝庫としても知られている。
 江戸時代には清水街道と、三国街道の2ルートで江戸と繋がっていたという。
しかし、二カ所のルートでは国防が難しいと、こちら清水街道は封鎖されたらしい。

 坂戸山の後方の峰が茜色に染まって来た。
太陽が顔を覗かせるのが迫って来たようです。雲も刻々と変化します。

 八海山の右、丸い山容を見せる中の岳に日が当たり始める。
手前の尾根の向こうは、三国川(さぐりがわ)の沢になり、奥はシャクナゲ湖と呼ばれるダムがある。

 中の岳から八海山まで朝日が当たり始めました。

 太陽が山の尾根越しに登り顔を覗かせます。
こうなると太陽の動きは早くて、見る間に明るさを増していくのです。
 霧は最後までその量を増やすことは無かった。
五日町スキー場辺りは深い霧に包まれている。そちらに回って帰りましょうか。
        (八箇峠の風景終わり)
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八箇峠(その2)

2023-10-27 19:25:12 | 自然
 悔やまれるのは、夜明けを待ち出発が遅くなったこと。
この風景だったら、夜景専門に写しに行ったほうが良かったかなー。

 正面が上杉景勝の居城としても有名な坂戸山。
山全体が、城・山城だったのです。一度家族と登ったことも有ります。

 微妙な霧の出具合です。
それが、不思議なことに先日行った五日町スキー場辺りには深い霧なのです。

 日の出前ながら明るさを増す風景。

 初めてじっくりと眺める風景で分からない事のみ。
霧の海にぽっかりと浮かぶ、小高い山はどこなのだろうか、分からない。
 そして、左手奥に見える険しい山がどうしても分からないのでした。
今度、地図かグーグルのソフトを利用して調べてみましょうか。山の仲間だったら分かるのでしょうが。
           (続く)
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