すばる姉のところに伊勢参りの旅の土産を届けたくて雨の日に電話を入れた。
折り返し連絡があり、出雲崎の鮮魚店に電話をしたら、浜焼きが間に合うと言い、これから取りに行くという。
それならば、帰ってくる時刻までには少し余裕があるから山菜でも採ろうかという話に。
雨の中を軽トラで出かけたら、他人の車も止まっていたけれど、初物の「木の芽」は盛りを迎えつつあった。
雨に濡れそぼちながらも元気な「木の芽」は実は「アケビの新芽」です。
普通は木の芽と言ったら山椒の芽のことでしょうが、ここ魚沼ではこれを「木の芽」と呼んで珍重します。
あ、濃紫の小さな花がアケビの花で、順調に実を結んだならば秋には美味しい「アケビの実」になる。
ブログ友達の「ミケさん」言うところの実の殻に肉味噌を詰めて焼く「アケビ釜」も待ち遠しい。
ここは広域農道のすぐ脇なのですから嬉しいですね。
しかも、元畑地であり、雑木も低い物にアケビ蔓が絡みつき採りり易いのがありがたい。
同じアケビ蔓、木の芽も雪国の妙高では苦すぎて食用にする習慣が無いと言うから不思議です。
勝手に「山菜の女王」なんて呼んでいるけれど、幽玄・玄妙な味は女王の名にふさわしいと思うのですが。
夫婦二人であっという間にこんな量を採りました。
自分たちはまだ食べていないけれども、先ずは「すばる姉」夫婦に食べて頂きましょうか。
姉宅の訪問、午後からの会議が二つと相変わらず忙しい一日。
でも、自分たちも初物を食べたくて、夕方近く降り続く雨の中を山の畑へ。
どなたかが我が家の畑周りに来て収穫した形跡があったけれどもすぐに大きな束が一つ採れた。
さて、これで買い置きしチャンスを待っていた「越乃寒梅」と思ったけれども婿殿不在で我慢。明日にしようか。