畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

里芋を植え付け

2020-05-31 05:27:32 | 
 毎日、昨年と同日の記事が配信されてきますが毎年同じことの繰り返し。
昨年も同時期にしていた作業、里芋植え付けが内容でしたが今年もほぼ同じです。

 仮植えし、ワラで覆って保温していた里芋の芽が伸びています。
これ以上大きくなっても今回考えている機械植えには適さなくなってしまう。

 大枚をたたいて購入した植え付け器の出番です。
どんな苗の植え付けもできるけれど、主たる用途はこの里芋植えかなー。

 閉じた植え付け器の奥に里芋をセット。
えいやっとばかりに畝の土に差し込み、ハンドルを閉じて里芋を据え付ける。

 こんな状態です。
今年は昨年のネズミの食害に懲り、この上にもみ殻燻炭を混ぜた土で埋め戻し。

 半日もかからずに里芋と、唐の芋を植え終えることができました。
5畝×28株でしたから140株にもなってしまいましたね。
 九州地方南部は梅雨入りしたと報じられているけれどこちらは晴天続き。
注文したサツマイモ「寿」を植えなくてはならないが天気予報とにらめっこです。
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新聞掲載「風」(その2終わり)

2020-05-30 05:00:34 | 暮らし
    風(その2終わり)

 冬の風も厳しい。吹雪となればなおさらの事、眼も開けていられないようになる。
列車の音を聞き落とさないよう、耳を覆う事は禁止事項。
耳は凍えて痛くなり、いくら防寒着を着ても寒さを防ぐのは無理である。しかも厚着で作業をしたなら反対に汗をかいてたまらない。

 昔話ではない。夏の猛烈な暑さ。冬の厳しい寒さの中で働き、
線路を地味に守っているのが保線であり、その中で培われるのが今も変わらない保線魂なのだと思う。

 先年、不幸にしてJR羽越線で強風のために特急列車が転覆し、
死傷者が出るという不幸な事故があった。
JR東日本に在職中、新潟支社の総合指令室にも勤務した。
そこでは管内の主要橋梁に設置された風速計の計測データが送られるシステムになっていた。

 決められた数値以上の計測値になると、赤い警告灯の点灯とともに、大きな警報音が鳴り響く。
 列車の司令員たちは直ちに、列車の停止や徐行運転の手続きに入り強風による事故を未然に防ぐシステムになっているのです。
 あの不幸な脱線事故を起こした風は局地的な予測不可能な強風だったとも聞く。その後はきっと橋梁以外にも風速計は設置されたものだと思う。
         (終わり)
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ジャガイモの土寄せを機械で

2020-05-30 04:57:37 | 
 機械、畝立て機でジャガイモの土寄せを始めました。
この畝立て機で土寄せするのにはタイミングが肝心。
小さすぎると全部に土をかけて埋めてしまうし、大きいと葉まで巻き込んでしまう。

 この畝立て機をまっすぐに動かすことに一苦労。
地盤、通路が平らに仕上がっていないと、真っすぐに走られない。

 そして、機械では微妙な土寄せは不可能。
そこで、機械作業の跡を全部手で手直し。根元に土を寄せ、埋まったものは掘る。

 土寄せの対門具の目安はこんな風に花が開き始めたころかな。
これは、「インカのめざめ」ですが、これから次々とジャガイモの花は満開に。

 トマト畑の向こうに日が沈み始めた。
少し前までは軽トラのライトを点けて帰ったりしたものだが、最近は早い。
 体力の低下もあるけれど、気力も低下気味ですね。
ここのところ、畑の終活も頭に浮かぶ日々になってきてしまいました。
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新聞掲載「風」(その1)

2020-05-29 06:17:41 | 暮らし
     風(その1)

 皆さんは風を知っていますか、などと言うと叱られるかも知れない。
でも線路上の熱風は知っている人は、そう多くは無いのではと思います。

 私も砂漠の熱風を知っている訳ではない。
しかしそれに近いのではないかと思われる経験は持っている。
真夏の線路上である。

 ご存知のように夏場のレール温度は55度を超える事も珍しくはない。
その中での気温は図ったことも無いが、陽炎が燃え立ちレールからの輻射熱と、
砕石からの熱気は喉が痛くなるほどの事もある。

 その熱気を吹き飛ばしてくれるのが風である。そよ風でさえ全く温度は違ったものになる。一時期働いていた保線管理室と言えば、足で歩いて検査データを集めるのが専門だった。

 灼熱の線路上さえ、当然のように歩いた。風のありがたさを思うのはこの時だ。
微風でさえ、向かい風なら汗の蒸発を助け涼しくしてくれる。
しかし反対に追い風、しかも歩く速度と同じ程度となると最悪である。

 サウナ風呂に入ったような状態となる。
シャツのみでなく、作業ズボンさえ汗まみれになってしまうのだ。
         (続く)
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ナスを100本植える

2020-05-28 04:41:37 | 
 今年は草取りの省力化を考えて畝間まで全面マルチ。
土には堆肥と鶏糞、そしてボカシ肥えがたっぷりと入り化学肥料はゼロ。

 マルチに穴あけの道具を使って等間隔に穴をあける。
そして、出来上がった苗をその穴の上に配ります。

 間隔は55センチとやや広めに取りました。
向こうの端は木陰になり日当たりが悪くなるので植えません。

 トマトの定植で紹介した苗植器の登場。
畝が大きいので、畝の真ん中に植えるには腰を曲げなければならず辛い。

 こうして植えた苗の数は100本。
肝心のナスの種類ですが、大阪の友人からタネを頂いた通称「山本ナス」です。
 飲食店の従業員も絶賛の味ですが、今年のコロナ騒動でどうなるでしょう。
消費の動向は先行き不明の真っ暗闇ですが、とにかく作るしかありません。
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