畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ハゲン10日前?

2017-06-30 04:37:51 | 野菜

 今年、96歳になったスベルべママママとブログ上で呼ぶ義母に昔教わった。

「ニンジンの蒔き時はハゲン10日前」と教えられたが、その「ハゲン」が分からなかった。

 まさか、不吉なスベルべの薄くなってきた頭部の事でも無かろうし(笑)。

しかし、改めて聞いたらハゲンって「半夏生」の方言と言うか簡略化された言葉だった。

 

 その格言通りの時期に蒔いたニンジンが無事に発芽。

近年、魚沼は梅雨入りしても少雨傾向が続き今年も例外では無かった。散水をし続けた効果です。

 

 雨が降らず、畑が乾いてしまうとニンジン用の平畝さえ築けなくなる。

先日、わずかに降った雨を頼りにこの時とばかりにせっせと平畝を作ったのです。

 

 さて、我が家のニンジン蒔きに欠かせないのはこの小道具。

等間隔に4本の釘を埋め込んだこの定規で、ピンと張った水糸を頼りに筋を引くのです。

 

 その等間隔で引いた線に沿い、この小さな小さなニンジンの種を蒔くのです。

小さな種に石灰などをまぶして丸薬状にして蒔きやすくした種子も出ているけれどこれは高価。

 そこで、スベルべ夫婦は例によって、手作業の連続。右手の親指と人差し指でジリジリと蒔き続ける。

中々ニンジンが上手く発芽しないという話も聞くけれど、スベルべには発芽率を上げる方法がある。

             (続く)

 

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ネギとポロネギを植える(その2終わり)

2017-06-29 04:43:29 | 野菜

 曇ったり、時折薄日が差したりする暑い一日でした。

お昼にかけて孫娘を連れて来た、長女としばしの憩いの後に午後は「ポロネギ」植えです。

 ポロネギは別名「リーキ」とか「ポワロ」とも呼ばれる西洋ネギ。

フレンチには欠かせない食材ですが、我が家ではボルシチなどにも煮込み用として使います。

 

  「こんなに苦労して一本ずつ植えるんだから写真を撮らなくちゃ」と、スベルべママが撮影。

深く掘った溝に植えるのは、腰にも膝にも負担がかかる。特に米山登山の疲れが残る膝には悪かったですね。

 外国産かも知れないけれど、市場では時には1本1000円で取引されることもあるとか。

珍しい外国産食材としてなのかもしれませんが、「アーティチョーク」と同じにいくらでも作れますよ。

 

  植え付けた後は、根元に乾燥防止に敷き藁を施し、そしてその上に堆肥をたっぷりと。

堆肥は薄く土を掛けて隠して、作業終了。後は成長を待ちながら追肥と土寄せを繰り返します。

 

  午前中に普通のネギを1畝100本と少しで7畝植えて700本余り。

午後は植える間隔を広めにとったのでポロネギを90本4畝で合計1000本余りを植え付けました。

 

  スベルべママは「しゃがみこむ姿勢が腰に負担でもっとも辛い仕事」だと言います。

同じ姿勢は辛いので、朝のうちに切っていたさつま芋苗を交代でしながら作業しました。

 

 登山疲れのスベルべひざ痛も最悪で、もう土にひざまずいて土まみれで植えていました。

この後、山の上の畑は植えたさつま芋の苗に散水して作業終了。

 6時を知らせるお寺の鐘の音が聞こえてきました。

帰宅して、スベルべママは夕食準備。スベルべは下の畑で散水などで締めくくり、家に入ると7時前の天気予報でした。

           (終わり)

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ネギとポロネギを植える(その1)

2017-06-28 04:01:12 | 野菜

 ネギ苗はそこそこ大きくなったけれども雨が少なくて畝が出来ない。

先日の雨で、人も畑もようやく息を吹き返しました。さて、ネギを植えることにしましょうか。

 

  ネギ苗の根元はまだ乾き気味。しかし、雑草だけはたくましく、ネギに散水を続けたから伸び放題。

雨ばかりで湿り過ぎでも困るのですが、乾きすぎはもっと困るのです。

 

  理想的な太さの鉛筆大に成長したネギ苗です。

ここ何年かは、この下仁田ネギと普通ネギの良い所取りって品種を作っています。

つまり、太くてそして長いと言うのだけれど、「二兎を追う者は一兎をも得ず」かもね。

 

  例によって建設現場用の水糸をピンと張って溝を掘ります。

ネギの場合は、細くて深い溝の底に植え付け、徐々に土寄せをして軟白部分を長く育てるのです。

 

 後ほど、次回に紹介しますがネギとポロネギでは微妙に深さを変えています。

いつも通りとでも言いましょうか、水糸に沿ってひたすら平鍬で溝を掘ります。

           (続く)

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「米山」に還暦祝い登山(その3終わり)

2017-06-27 04:48:48 | 登山

 霞んで良く見えないけれど、下方に建物が見えます。

あそこが、大平登山口かなー。10年以上も前で若かったとは言え、良くぞ残雪の中を登ったものです。

 

  その年は、米山登山の一週間後には雪の「鬼が面」登山もしていました。

残雪期は条件さえ良かったら雪の表面が凍り歩きやすい。米山の時は溶けてグザグザとなり最悪でしたが。

 

  道標がありますが、この他に私たちが登った「水野林道」「大平」と計4つのコースがあります。

ま、標高が1000メートルに満たないとは言え、なかなかきつい苦しい山ですよ「米山」は。

 

  今回の参加者全員で山頂の神社前に整列して記念写真。

会員の高齢化が進み、平均年齢は還暦以上になりますね。でも、全員健脚で意気軒高です。

 

  さて、お昼ごはんも終わったし、下山することにしましょう。

苦しかったとは言え、下りはさほど苦労ることも無いと思うと気も軽い。

 

 昔は無かったストックも今は登山の必需品に近い存在に。

特に春先の「ゼンマイ採り」以降右ひざが痛いスベルべは両ストックでひざを守ることが出来ました。

 この後「今日の行動は主賓の還暦会員の好きなように」なんて冗談を交わし、先ずは海辺の魚屋さんへ。

そこで、買い物を済ませた後は柏崎の日帰り温泉施設で汗を流して帰途に就いたのでした。

 連載シリーズで紹介したことがありますが、春、残雪期に登った年に従姉のご主人が遭難。

奇跡的に生還した山でもあります。簡単だと思っても積雪期残雪期には山には思わぬ危険も存在します。

          (終わり)

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「米山」に還暦祝い登山(その2)

2017-06-26 12:10:03 | 登山

 

 喘ぎつつ登って下を見ると、日本海が見えます。

汗がしたたり落ち、たまらず誰かから「水を飲ませてー」と大きな声。

 

  年取ったとは言え、さすがに山の会のメンバーたち、休憩もそこそこにまた登りだす。

健脚揃いですが、さすがにひざなどの衰えは隠せず、ストックはほぼ全員の携行品でした。

 

  「あと100メートルで山頂」と言う看板を見て「距離かなー、標高かなー」なんて言いあっているうちに山頂へ。

標高差ではなく距離の表示でしたね。何はともあれ14名全員の登頂はめでたしめでたし。

 

  こんな大きな看板は少し興醒めですけれども、視界が悪く景色は良く見えないので一枚。

利用上の注意。なんてこんな風な事書かなくてはならないことは悲しいことですねー。最低限のマナーですから。

 

  10年以上も前の残雪期、3月に登った際はこの尾根を登ってきました。

若かったとは言え、残雪が解けて足場が悪く苦労したことを思い出します。

 

 「おーい、お昼にしようか」なんて声が上がったけれども時刻はまだ9時半ですよ。

ま、一回食べたら終わりになり、荷物も軽くなるとばかりに食事を始めた我がメンバーたちです。

 毎年恒例の会員の還暦祝い登山ですが、大多数のメンバーがそのお祝いを済ませ、還暦以下の人は少なくなってきた。

なんだか高齢者の団体になっちゃったけれども意気軒高。「次は喜寿のお祝い登山でもするか」なんて軽口も。

           (続く)

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